日本で一般的なケチャップ味の酢豚は得意じゃない。
なぜなら、それは小学校2年生のときのこと。
体調がすぐれない状態で登校し、その日の給食が酢豚で、
食べたら一気に気持ち悪くなったから。
そのとき、口の中にあったのはタケノコ。
以降、そのときの口の中のニオイが蘇るので、タケノコも苦手になってしまいました。
そんなわけで積極的に酢豚を食べない生活なのですが。
ケチャップでなく黒酢の酢豚、しかもゲンコツのような豚肉の塊ごろんで、
野菜などを加えない酢豚を食べたときは、
おいしい!と感動してしまったのです。
イギリスで中国料理はおなじみで、
天津飯にかけるような甘辛いソースもそうだし、東南アジア系の料理でよく使うスウィートチリ・ソースもそうだし、
シャープな味が得意でない私にもOKのマイルドなこの系統のソースは、
幾度となくイギリス人好みと教えられ、
へえ〜、そうなの、だったのでした。
酢豚もやっぱり、ケチャップを使ったやさしい味わいのものを見るのだけれど、
なかにはそうではない味つけをするものもあります。
オリジナルは黒酢だけれど、その方がぐっと入手しやすいからでしょう、
バルサミコ酢を使ったレシピを見たときは、
そうか! この手があったんだ!と納得。
そんなわけで私のレシピもバルサミコ酢で味つけ。
日本にいながらこっちがアウェイに感じるほどオーセンティック、もしくはそれなりの値段のところで食べる以外は、
自分のレシピがいちばん好き!という、
まったくもって自画自賛状態です。
<材料(2人分)>
豚ヒレ肉……160g
ニンジン……約75g
タマネギ……1/4個(約50g)
ピーマン……1個(約35g)
ショウガ……5g
日本酒……大さじ1/2
醤油……大さじ1 1/2
バルサミコ酢……大さじ1 1/2
グラニュー糖……大さじ1/2
コーンスターチ……小さじ1
サラダ油……大さじ2
塩・コショウ……適量
<作り方(調理:25分)>
1. ショウガをおろし、日本種、醤油と混ぜ合わせる。
2. 豚ヒレ肉を一口大に切り、1に10分漬ける。
3. ニンジンは皮をむきは皮をむき、一口大に切る。
4. 3のニンジンを耐熱容器に入れ、皿などでカバーをし電子レンジに約3分かける。
5. タマネギとピーマンを一口大に切る。
6.フライパンにサラダ油大さじ1を入れ、熱する。
7. 2の豚ヒレ肉を、6のフライパンの強めの中火で3分焼く。
8. 7の豚ヒレ肉をいったん取り出し、フライパンの余分な油をふく。
9. 8のフライパンにサラダ油大さじ1を入れ、熱する。
10.4のニンジン、5のタマネギとピーマンを入れて、中火で約3分炒める。
11. バルサミコ酢、グラニュー糖、コーンスターチを混ぜ合わせる。
12. 8の豚ヒレ肉をフライパンに戻し、2の残った豚ヒレ肉の漬け汁、11を加え、塩・コショウで味を調える。
13. 水気がなくなったら、火からおろす。
** 絶賛、発売中です **
Amazon
楽天ブックス