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イギリスの食研究家、食のダイレクター/編集者/ライターの羽根則子がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。chattex アットマーク yahoo.co.jp


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ハリー(ヘンリー)王子&メーガン・マークルのウェディングケーキを手がけるクレア・プタクはこんな人!


ハリー(ヘンリー)王子&メーガン・マークルのウェディングケーキを手がけるクレア・プタクはこんな人!_e0038047_15030826.jpg

いよいよ明日、2018年5月19日(土)に迫った、ハリー(ヘンリー)王子とメーガン・マークルの結婚式。
そのウェディングケーキについて発表があったのは、2カ月前の3月20日(火)。


当ブログでもお伝えしたように、ロイヤルウェディングを彩る“レモン・エルダーフラワー・ケーキ/Lemon elderflower cake”を手がけるのは、
ロンドン・ハックニーにある小さなケーキショップ、“ヴァイオレット/Violet”。
オーナーシェフはクレア・プタク/Claire Ptakです。

アメリカ合衆国・カリフォルニア出身のクレア・プタクが自身の店舗、ヴァイオレットをオープンしたのは2010年。
近くにある、週末フードマーケット、ブロードウェイ・マーケット/Broadway Marketのストール出店で、
そのオーガニックなアプローチと季節感を感じさせるケーキが評判を呼んで、実店舗を構えるにいたりました。
この小さな店は、現在、ロンドン有数の人気店。
カップケーキやジンジャーケーキなどを目指して、多くの人が訪れます。

では、クレア・プタクがどんな人物なのか、
イギリスの女性誌「Elle」UK版で、2018年3月20日(火)づけで以下のように掲載(↓)。
Everything You Need To Know About Meghan Markle And Prince Harry's Pastry Chef Claire Ptak
https://www.elle.com/uk/life-and-culture/culture/news/a42435/meghan-markle-and-prince-harrys-pastry-chef-claire-ptak/


どんな紹介がされているか、みてみましょう。

〜〜〜〜〜〜〜〜
01. キャリアのスタートはケータリングアシスタントから
12歳のときにケータリングアシスタントをしたのが初仕事。ティーンエイジャー(13歳以上)と年齢を偽って、のこと。熱心に仕事に励んだ。

02. 手づくりケーキを食べて育った
学校から帰った彼女を待っていたのは、母親手づくりのブラウニーチョコレート・ケーキ、レモンバーやチョコチップクッキーの数々。

03. 洗濯洗剤でカップケーキを作ったことも!
プロとはいえ、こんな失敗も!
500個のカップケーキのアイシングに洗濯洗剤を使ってしまったことも! 厨房と洗濯機が同じ動線上にあって、うっかり間違えてしまったよう。以後、間違い防止のために、早い段階で試食をするようにしているとか。

04. パティシエになるつもりじゃなかった
学校で学んだのは映画論とビデオアート。
ハリウッドでパーソナルアシスタントを務めたものの、1年で辞め、アパレルショップへ。そこでイベント向けにお菓子を作った。
アメリカ合衆国・バークレーにあるアリス・ウォータース/Alice Watersシェ・パニース/Chez Panisseで週2回のインターンシップを得、あとの日はフリーランス・ベイカーとして働く。
2003年、シェ・パニースで正式なデザート&菓子担当に。
その後、ロンドンに渡り、フリーランスのフードスタイリストとして仕事を開始。 ジェイミー・オリヴァー/Jamie OliverのテレビCMなどを担当する。

05. ヒラリー・クリントンのためにケーキが作れたら
優秀でめいっぱい働けるのに、まっとうな職を得ていない女性がいる状況を憂いている。

06. 料理本も出版している
2015年『The Violet Bakery Cookbook』を筆頭に何冊かの本を出版。


07. オーガニックな菓子作りを実践
小麦粉、砂糖、牛乳、卵をはじめ、菓子の材料にはオーガニックをはじめ、厳選したものを使用。
旬の果物を使ったケーキが登場するのも、彼女のケーキ店、ヴァイオレットの特徴。

08. ナイジェル・スレイター/Nigel Slaterのファン
レストランというバックグラウンドがありながら、プロの技を問わず、気軽に楽しめる家庭料理を提唱しているところをリスペクト。

09. 母の顔も持つ
2016年に女児を出産。母親でもある。

10. ケーキ界に新しいインスピレーションを与える
ハリー(ヘンリー)王子とメーガン・マークルのウェディングケーキをはじめ、シーンを牽引するアイディアに、これからも注目が集まるだろう。


〜〜〜〜〜〜〜〜

パティシエになるつもりじゃなかった、ってのが意外だったなぁ。
クレア・プタク、そしてヴァイオレットに感じるのは、
お菓子の味や素材の選び方もあるのだけれど、圧倒的なセンスのよさ、なのよね、私。
スタイリストをやっていた、ってのも納得!の
シンプル過ぎず、ほどよい色のトーンがあり、一見身近なところでできそうな(でもできないんだよね、これが)気負いのないセンスってのは、いかにも今の時代だし、いいなぁ、と思うのです。


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○ハリー(ヘンリー)王子&メーガン・マークルのウェディングケーキを手がけるのはここ! → https://ricorice.exblog.jp/27095229/
○ケーキ@ヴァイオレット/Violet(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/25579516/
○ブロードウェイ・マーケット/Broadway Market(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/25919385/
○イギリスのロイヤル・ウェディングケーキを簡単におさらい → https://ricorice.exblog.jp/27105499/
○イギリスのウェディングケーキの歴史(ざっくりと) → https://ricorice.exblog.jp/27200803/
○イギリスのウェディングケーキが三段重ねである理由 → https://ricorice.exblog.jp/25859205/



(↑104の英国お菓子ストーリーを詳しく紹介しています!



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・『イギリスの食、イギリスの料理&菓子は“イギリスの食研究家”“食の編集者/ダイレクター/ライター”羽根則子のブログです。

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by ricoricex | 2018-05-18 00:00 | 食の人