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イギリスの食研究家、食のダイレクター/編集者/ライター、フードアドバイザー、情報発信サポーター“羽根則子”がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。


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ジェイミー・オリヴァーの外食ビジネスはどこへ向かうのか


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ここのところ、少なくとも2017年頭から、
ジェイミー・オリヴァー/Jamie Oliverのレストランビジネスが思わしくなく、
報道されるのは相次ぐ閉鎖のニュース(↓)。
ジェイミー・オリヴァー、6つのレストランを閉鎖へ”(2017年1月)
ジェイミー・オリヴァー、さらに12つのレストランを閉鎖へ”(2018年1月)
ジェイミー・オリヴァー、イタリア料理店に続きステーキハウスも閉鎖へ”(2018年2月)

さらに、事態はイギリス国内にとどまらず、近頃、2018年4月中旬には、
フランチャイズで展開しているオーストラリアのイタリアンレストラン“Jamie's Italian”も1軒は閉店し、あと5軒も運営先がどーなることやら、な状況になっておりまして(↓)。。。

Jamie Oliver sells off Australian restaurants
https://www.bighospitality.co.uk/Article/2018/04/16/Jamie-Oliver-sells-off-Australian-restaurants


Jamie Oliver's restaurants go under Down Under
http://www.cityam.com/284152/jamie-olivers-restaurants-go-under-down-under


(あくまでレストラン事業、に限った話です。
 書籍の売上げはいいし、出演するテレビは世界各国で放映されているので、これらの事業、およびビジネス全体については、また別かと)


そんななか、先のオーストラリアの店舗のニュースの数日前に、
ジェイミー・オリヴァーがアメリカ合衆国を基盤とし世界で展開する食企業、アラマーク/Aramarkと向こう10年のパートナーシップを締結することが報道されました。

Big Hospitality(イギリスの飲食メディア)
“We didn’t go through what we have to stand still” – Jamie Oliver Group announces 10-year partnership with Aramark
https://www.bighospitality.co.uk/Article/2018/04/13/Jamie-Oliver-announces-10-year-partnership-with-Aramark


London Eater(イギリスの飲食メディア)
What’s Next For Jamie Oliver’s Restaurant Business?
https://london.eater.com/2018/4/16/17243212/jamie-oliver-restaurant-business-whats-next-aramark



アラマークは、企業や学校、病院などに食、付随する備品や設備、施設管理などのサーヴィスを提供する会社で、
いわゆる外食産業とは違ったアプローチをしている世界企業です。

2000年以降のジェイミー・オリヴァーは社会活動家としての印象も強く、
学校給食改革や食の改革などを掲げて(結果は、有り体にいえば失敗だったわけですが)、
イギリスだけでなくアメリカ合衆国でも活動を行っていました。
子どもの肥満防止の観点から、今年2018年4月にイギリスでスタートとなったシュガー・タックス(砂糖税)の法案可決のためにも活動してましたし、ね。

そういう意味ではまたとない、非常にいいタイミングで、
企業だけでなく学校や病院にも強いコネクションがあるアラマークジェイミー・オリヴァーがタグを組むといのは、
お互いに大きなメリットがある、と想像するにかたくないわけです。

ジェイミー・オリヴァーはなんせ、
“ヘルシーな食事を!”のモットーを掲げて、食の改革を行おうとしていたわけで、
そのパブリックイメージはまだ人々の中に記憶として強く刻まれているでしょうから、
学校や病院で事業展開しているアラマークにとってはこれ以上ない“広告塔”でしょうし、
レストラン事業が傾いている(そして同時に手を引こう、としている?)ジェイミー・オリヴァー側にとっては、それまでのフィールドとは違った外食産業へ着手する、しかもそれが世界で幅広く手がけている企業となると、“試し甲斐のある”パートナーシップだろうなぁ、と推察するわけです。

具体的な事業プランは明らかになってませんが、
まずはイギリスを中心に、北部ヨーロッパで事業を展開する模様です。

さて、どうなることでしょうか?(嫌味じゃないですよ)
大きく吉と動く可能性もおおいにあるし、逆にうまくいかないかもしれない。
いずれもしろ、どう舵をとり、どう要所要所で方向を見定めるか、ってことでしょうが
(何でも一緒ですけど、ね)。


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○ジェイミー・オリヴァー、6つのレストランを閉鎖へ → http://ricorice.exblog.jp/25138762/
○ジェイミー・オリヴァーのビジネスが転換期? → http://ricorice.exblog.jp/26092220/
○ジェイミー・オリヴァー、さらに12つのレストランを閉鎖へ → http://ricorice.exblog.jp/26320388/
○ジェイミー・オリヴァー、イタリア料理店に続きステーキハウスも閉鎖へ → https://ricorice.exblog.jp/26819474/
○2017年イギリスでよく売れた料理本・トップ10 → https://ricorice.exblog.jp/26218882/
○イギリスでシュガー・タックス(砂糖税)がスタート → https://ricorice.exblog.jp/27132064/
○シュガー・タックス(砂糖税)導入は問題解決の糸口となるか? → https://ricorice.exblog.jp/24308455/




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・『イギリスの食、イギリスの料理&菓子は“イギリスの食研究家”“食の編集者/ダイレクター/ライター”羽根則子のブログです。

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by ricoricex | 2018-04-21 00:00 | イギリスの食ニュース | Trackback