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イギリスの食研究家、食のダイレクター/編集者/ライター、フードアドバイザー、情報発信サポーター“羽根則子”がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。


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<イギリス菓子・レシピ> ガリバルディ・ビスケット【Garibaldi Biscuits】


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“薄いビスケット生地に、カランツをはさんだお菓子”
というのが、ガリバルディ・ビスケット(単にガリバルディとも)の定義、
ではありますが、日本で生まれ育った人であれば、
むしろこう称した方が、ぐっとわかりやすいでしょう。

e0038047_13234842.jpg東ハト「オールレーズン」のオリジナル。

オールレーズン」は1972年に発売開始。現在も販売されているベストセラーです。
私は1969年生まれで、子どもの頃はテレビっ子でした。
テレビCMの影響で、このタイプのビスケットは「オールレーズン」というすり込みができ上がり、
その元ネタがイギリスのお菓子とは、長い間知らなかったのです。

現在では、イギリスではノスタルジックでオールドファッションなビスケットとなってしまったガリバルディ・ビスケット。
とはいえ、今でもスーパーマーケットでは見ることができるし(自分で作る、というよりは買う)、
一定の根強いファンはまだまだ健在!と思われます。

イギリスでガリバルディ・ビスケットが誕生したのは1861年。
というのも、その名前からピンと来る方もいらっしゃるかもしれませんが、
ガリバルディとは、イタリアの初代国王にして国民的英雄の、ガリバルディのこと。
イギリスを訪問したことのあるガリバルディがイタリア統一したのを記念して、
イギリスで発売されたのは、このガリバルディ・ビスケット、というわけです。
ちなみにオーストラリアやニュージーランドでもこの手のビスケットは見られます(名称が違いますが)。

ガリバルディ・ビスケットは、薄いビスケット生地に、カランツをはさんで作るのですが
(私のレシピは、入手しやすいレーズンで代用しています)、
このぎっしりカランツが入った見た目から、“squashed-fly biscuits”
な〜んて呼ばれたりしていまして、これ、
日本語に訳すと“たたき潰した蠅のビスケット”。
まあ、確かにそう見えなくもないのですが。。。

このガリバルディ・ビスケット、そしてこの通俗的な表現の“たたき潰した蠅のビスケット”、
私が愛してやまない、児童文学の金字塔である、
アーサー・ランサムの一連の冒険物語のひとつ『ひみつの海(原題:Secret Water)』(1939年)にも登場します。


そのくだりは、今、振り返っても違和感なく確認でき、
それだけ長く広く愛されているお菓子の証拠でもあるわけです。

<材料(24個分)>
薄力粉……110g+適量
ベーキングパウダー……小さじ1
バター……20g
グラニュー糖……25g
牛乳……大さじ2
レーズン……50g
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<作り方(調理:30分 オーブン:12〜15分×2回)>
*天板にクッキングシートを敷いておく。
*オーブンを180℃に温めておく。
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1. 薄力粉、ベーキングパウダーと塩を合わせて、2〜3度ふるう。バターを適当な大きさ(3cm角より小さいとよい)にカットする。レーズンは粗みじん切りにする。
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2. フードプロセッサーに1の粉類とバターを入れ、そぼろ状になるまで回す。
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3. 2をボウルにあけ、グラニュー糖を加えて混ぜ、真ん中にくぼみを作る。
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4. 3のくぼみに、牛乳を注ぐ。
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5. ナイフでざっくり混ぜたら、手で生地をひとつにまとめる。
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6. 作業台とのべ棒に薄力粉をふるい、5の生地を約20×30cmの長方形にのばす。
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7. 6の生地の半分に1の粗みじん切りにしたレーズンを広げる。
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8. 7のレーズンをおいていない半分の生地を、レーズンをおいた生地に重ね、90度回し、のべ棒で約20×30cmの長方形にのばす。
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9. 24等分(6×4/3×7cm)に切り分ける。
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10. 準備しておいた天板に9を並べ、180℃のオーブンで12〜15分焼く。
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11. 焼き上がったら網の上で冷ます。
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by ricoricex | 2018-03-18 00:00 | イギリス菓子・レシピ | Trackback