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イギリスの食研究家、食のダイレクター/編集者/ライター、フードアドバイザー、情報発信サポーター“羽根則子”がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。


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英語でレシピを読む! ~工程 62:湯がく~


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私がイギリスのクッカリースクールに在籍していたときに、
「この言葉は大事! ちゃんと覚えておくように」と、くどいほど繰り返され、
また、白くするって何だ?って疑問が頭のなかをぐるぐるしたのが第一印象だったので、
今もしっかり頭に刻まれています。

blanch/ブランチ

フランス語に多少の覚えがあったので、
はは〜ん、白を意味する“blanc/blanche”から来ているのは明白なんだけれど、
果たして、白くするって、どーゆーこと?

てなわけで、レシピの初見では意味がわからなくって、この言葉が登場するレシピ工程の前後からも確信をもって推察できず、
「blanchってフランス語のblanc/blancheから来てるんですよね?」
「もとはね。でも“白”って捉えると、料理の用語としてはわかりにくくなりますよ」
といった会話が展開され、このとき私は飲み込みが鈍く、何度もていねいな説明を求めました。
そのおかげで、今でははっきりと覚えているのですが。


blanchはparboilと言ってもいいかもしれません。
意味は“湯がく” “湯通しする”。そしてその結果として、白くなったり、皮がとれたり。

例をみてみましょう。

(気持ちやわらかくなる程度に)3〜4分湯がく(blanch (slightly soften) for 3 to 4 minutes)
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湯がいて/湯につけて皮をとったアーモンド100g(100g blanched almonds)
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※blanchedはblanchの受け身(受動態)で“湯がかれ(て皮をとられ)た”の意味。


冒頭で、blanchはフランス語のblanc/blancheから来ていると綴りました。
料理学校で口を酸っぱくして言われたのは、この“湯がく” “湯通しする”とが、料理という専門分野での意味合いだからでもあります。
というのも、おそらく一般的には、まさしく“白くする”の使われ方で知られていると思うから。

どういうことか。
たとえばセロリ。たとえばアスパラガス。たとえば長ネギ。
土を覆ったり、日光を遮るカバーをかけたりして、白い部分を多く育てたりますよね。
この“軟白栽培する”ことが、まさしくblanchなのです。


というわけで、料理の世界では、
blanch → 湯がく
と覚えてくださいね。

ではでは〜!


〜〜過去の関連記事も併せてどうぞ
○英語でレシピを読む! ~工程 11:ゆでる・沸騰させる~ → http://ricorice.exblog.jp/24176879/
○英語でレシピを読む! ~工程 12:とろ火にかける~ → http://ricorice.exblog.jp/24195359/
○英語でレシピを読む! ~工程 60:とかす/とける~ → http://ricorice.exblog.jp/26225038/
○英語でレシピを読む! ~工程 61:解凍する~ → http://ricorice.exblog.jp/26237095/
○英語でレシピを読む! ~工程 58:浸す~ → http://ricorice.exblog.jp/26183479/




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・『イギリスの食、イギリスの料理&菓子は“イギリスの食研究家”“食の編集者/ダイレクター/ライター”羽根則子のブログです。

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by ricoricex | 2018-02-06 00:00 | 英語でレシピを読む! | Trackback