先日お届けした、
“イギリスの新聞「The Guardian」が選ぶ2017年のベスト・フードブック11選”
“イギリスの新聞「The Guardian」が選ぶ2017年のベスト・ドリンクブック10選”
と、イギリスの新聞、「The Guardian」の2017年12月1日(金)づけの記事を紹介したものですが、
その半月後、なぜかまた同じような題目の記事が。。。
それは、こんなもの。
2017年のベスト・フードブック20選
The 20 best food books of 2017
https://www.theguardian.com/books/2017/dec/17/best-food-books-of-2017-recipes-sportsman-giorgio-locatelli-nuno-mendes-ofm
選ばれた20冊は以下のとおりです。
01. 『The Sportsman』Stephen Harris(Phaidon) £29.95
02. 『At My Table』Nigella Lawson(Chatto & Windus) £26
03. 『Letters to a Beekeeper』Steve Benbow and Alys Fowler(Unbound) £20
04. 『River Cafe 30』Ruth Rogers, Sian Wyn Owen, Joseph Trivelli(Ebury) £28
05. 『The Christmas Chronicles』Nigel Slater(4th Estate) £26
06. 『Made at Home』Giorgio Locatelli(4th Estate) £26
07. 『Downtime』Nadine Levy Redzepi(Ebury) £27
08. 『The Folio Book of Food & Drink』Jojo Tulloh(Folio) £34.95
09. 『The Plagiarist in the Kitchen』Jonathan Meades(Unbound) £20
10. 『The Angry Chef』Anthony Warner(One World) £12.99
11. 『Salt, Fat, Acid, Heat』Samin Nosrat(Canongate) £30
12. 『The Modern Cook's Year』Anna Jones(4th Estate) £26
13. 『Trullo: the cookbook』Tim Siadatan(Square Peg) £25
14. 『Sabor』Nieves Barragan Mohacho(Fig Tree) £25
15. 『Food in Vogue』Taylor Antrim(Abrams) £55
16. 『Sweet』Yotam Ottolenghi, Helen Goh(Ebury) £27
17. 『Lisboeta』Nuno Mendes(Bloomsbury) £26
18. 『Zoe's Ghana Kitchen』Zoe Adjonyoh(Mitchell Beazley) £25
19. 『The Palestinian Table』Reem Kassis(Phaidon) £24.95
20. 『Fasting and Feasting: The Life of Visionary Food Writer Patience Gray』Adam Federman(Chelsea Green) £20
同じ新聞社「The Guardian」によるベスト・フードブックとはいえ、
“イギリスの新聞「The Guardian」が選ぶ2017年のベスト・フードブック11選”と
今回の“イギリスの新聞「The Guardian」による2017年のベスト・フードブック20選”とでは、
選ぶ目線に違いが見られるなぁ、と感じます。
“イギリスの新聞「The Guardian」が選ぶ2017年のベスト・フードブック11選”よりも、
“イギリスの新聞「The Guardian」による2017年のベスト・フードブック20選”の方が、より一般の読者を対象にしている印象。
料理家だったり、シェフだったり、よりその人物を押し出し、
そこに加えて、世界のさまざまな国やエリアの料理やレシピを案内する本が選ばれています。
逆に言えば、“イギリスの新聞「The Guardian」が選ぶ2017年のベスト・フードブック11選”の方が、批評性も伴う、より論評的なプロ向けの書籍が選出されています。
“イギリスの新聞「The Guardian」が選ぶ2017年のベスト・フードブック11選”は読んで納得、“イギリスの新聞「The Guardian」による2017年のベスト・フードブック20選”は眺めて楽しい、本が多い、といえるかもしれません。
そんな中、以下の4冊がかぶっていまして、それらは、02の『At My Table』Nigella Lawson(Chatto & Windus)、
05の『The Christmas Chronicles』Nigel Slater(4th Estate)、
12の『The Modern Cook's Year』Anna Jones(4th Estate)、
そして、16の『Sweet』Yotam Ottolenghi, Helen Goh(Ebury)。
いずれも、イギリスでは“超”がつく著名な料理家だったりシェフだったりジャーナリストだったりするわけで、
この4冊は、内容の豊かさと大衆性の両方を兼ね備えた良書、といえるのではないでしょうか。
~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○イギリスの新聞「The Guardian」が選ぶ2017年のベスト・フードブック11選 → http://ricorice.exblog.jp/26233052/
○イギリスの新聞「The Guardian」が選ぶ2017年のベスト・ドリンクブック10選 → http://ricorice.exblog.jp/26233053/
○2017年イギリスでよく売れた料理本・トップ10 → http://ricorice.exblog.jp/26218882/
○注文しとく? 2017年注目の料理本15選 → http://ricorice.exblog.jp/25215183/
○イギリスの新聞「The Guardian」が選ぶ2016年のベスト・フードブック20選 → http://ricorice.exblog.jp/25106290/
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