それまで私の中であったその言葉の認識は、
“溶解する/させる” “分解する/させる”といった化学的な意味合い。
dissolve(ディゾルヴと読みます。ディスソルヴではありません、念のため)
レシピでは“とかす/とける”といった意味になります。
英語のレシピを読み始めた頃、この言葉が出てくるのにちょっと違和感を覚えました。
いえ、意味としては“溶解する/させる” “分解する/させる”と同線上にあり、
何を意味するかは調べるまでもなかったのですが、
それまで化学用語として認識していたのが、レシピに登場したのが、ね。
日本語の場合、専門用語になると、同じ意味でも、熟語になって見た目むずかしくなるのが、
英語の場合、よく使う言葉が専門用語として別の意味(根本は同じですが、一見かけ離れて見える)を持つことがあり、たとえば、
“首都”を意味する“capital”が経済用語になると“資本”、言語(学)になると “大文字”になる、といったような。
これはその逆パターンかもしれません。
化学用語(と私は認識していた)言葉が料理になるとこうなるといった具合に、ね。
では、例を見てみましょう。
砂糖をとかす(dissolve the sugar)
砂糖がとける(sugar has dissolved)
スープストックがとけるまで混ぜる(stir until the stock cubes are dissolved)
(stirについてはこちらを → “英語でレシピを読む! ~工程 29:かき混ぜる~”)
とけるまで混ぜる(stir until dissolved)
というわけで、
dissolve → とかす/とける
と覚えてくださいね。
ではでは〜!
〜〜過去の関連記事も併せてどうぞ
○英語でレシピを読む! ~工程 29:かき混ぜる~ → http://ricorice.exblog.jp/24699618/
○英語でレシピを読む! ~工程 59:すすぐ~ → http://ricorice.exblog.jp/26216946/
○英語でレシピを読む! ~工程 58:浸す~ → http://ricorice.exblog.jp/26183479/
○英語でレシピを読む! ~工程 56:注ぐ/かける~ → http://ricorice.exblog.jp/26109011/
○英語でレシピを読む! ~工程 15:水を切る~ → http://ricorice.exblog.jp/24302469/
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・『イギリスの食、イギリスの料理&菓子』は“イギリスの食研究家”“食の編集者/ダイレクター/ライター”羽根則子のブログです。
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