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イギリスの食研究家、食のダイレクター/編集者/ライターの羽根則子がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。chattex アットマーク yahoo.co.jp


by ricoricex

ロンドンでパン作りを習う@ブレッド・アヘッド/Bread Ahead


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初見は、その年が明けて間もない「ファイナンシャル・タイムズ/Financial Times」の週末の冊子で。
へええ〜、ブレッド・アヘッド/Bread Aheadがパン作りのクラスを開講するんだ〜、しかも場所はアクセスしやすいバラ(ボロー)・マーケット/Borough Marketじゃん!
これは行きたい!

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ブレッド・アヘッドは、卸しから始まったアルチザン・ベーカリー。
バラ(ボロー)・マーケットにはストールとして出店していて、ここで買い求めることができ、私がその存在を認識し、試したのもここが最初。
現在は、キングス・クロス、コヴェント・ガーデン、チェルシーにも店舗を構えています(2018年8月現在、キングス・クロス店、コヴェント・ガーデン店は閉業。ソーホーに店舗あり)。
噛みごたえのあるがっしりしたハード系をはじめ、ドーナッツでも定評のあるベーカリーです。
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そんなわけで、2014年秋の渡英の目的のひとつは、このブレッド・アヘッドのパンコースに参加する!

いざ訪ねたのは、2014年9月18日(木)。
“Bread Bakery Workshop”と題された1日コースでがっちり学ぶのは、

・白パン/white country loaf
・チャバタ/ciabatta
・フォカッチャ/focaccia
ソーダブレッド/soda bread
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いずれもパンときいて、パッと思い出される代表的な4タイプ。
10時から16時30分まで、みっちりパンと格闘です。

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ブレッド・アヘッドのパンスクールに到着したら、まずは受付けで手続きを。
時間までの間くつろげるよう、コーヒー、紅茶とブラウニーが用意されています
(イギリスのクッカリースクールでは、授業開始までの時間に、飲み物とちょっとつまめるものが準備されています)。
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この日集まったのは12人。
大きなテーブルに参加者が向かい合うように並び、お誕生日席にチューターが位置。
要となるデモンストレーションでは、チューターのところに集まって、ポイントをチェックしながら、自分のところで実践。
チャバタとフォカッチャは生地をまとめて作ります。
自宅だと一度に大量を作ることがないので、うわっ、と大迫力!
パン生地のボリュームあると、ふかふかでさわっていて気持ちよさも倍増!
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パン作りの合間を見ながら、昼食の準備を同時進行で進めます。
パン講座、ということで、ピザ。
生野菜のサラダも提供されます
(イギリスの生野菜のサラダは、チコリなどパリパリ食感が素材で使われていて、うれしい!
 私はクランチーでクリスピーな食感が好きなのです)。
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こうやって学ぶと、プロならではのtipを知ることができ、
そして自分のクセを修正するきっかけになります。
お菓子や料理の場合もそうですが、素材から見られることも大きく、
パンの場合は、小麦粉の風味と香りの豊かさを痛感させられることに。
大地の恵みを感じるってこういうこと。
概して、日本のパンが弱いのは、
技術だけではカバーできない、素材の力なんだよねぇ。
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イギリスの料理コースは、手ぶらで参加でき、このブレッド・アヘッドのパンコースも然り。
エプロンも材料も食事もすべて含まれています。
授業料は£150(2017年9月現在は£160)

私が参加したときは、2014年2月22日(土)に開講して半年も経っていない時期だったので、
1日コースと半日コース、その内容も数えるほど(5種類程度)だったのですが、
現在は“グルテンフリー” “北欧ベイキング”をはじめ、“クリスマス・ベイキング”“ドーナッツ”“パティスリー”3日かけて学べる“サワードウ・ブレッド”など、多種多用。
一口にベイキングといってもさまざまなものがあり、それらを学びたい!に応えたプログラムが揃っています。

それと、このブレッド・アヘッドのパンスクール、
バラ(ボロー)・マーケットの中にガラス張りの建物としてあるので、
通りすがりの人が興味深そうにのぞくこと、のぞくこと!
これっていい宣伝よね〜。
ブレッド・アヘッドもわかっていて、こういう造りにしたのも戦略でしょう、
入り口に案内がされているのでした。
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ところで、イギリスには1日、半日、夕方と気軽に参加できる製菓や料理コースがいろいろあり、
渡英のタイミングで参加するようにしています。
なかにはフードジャーナリズムの講座もあり、これが非常にタメになる!
個人が家庭の延長でやっているところもいいのですが、私は学校として体系だったところを選びます。
そういうところは、チューターは確実にプロだし、生徒の中にプロもいる。
プログラム内容もさることながら、こういう人たちとの会話の中で得られる情報が非常に価値のあるもので、現地や現場の声が拾えるのが、なによりありがたい!
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thu 18/09/14


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○ドーナッツ@ブレッド・アヘッド/Bread Ahead(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/25828940/
○祝・再開業! バラ・マーケットで食べるならここ! → http://ricorice.exblog.jp/25845394/
○イギリスで行きたいベイクショップ・ベスト7 → http://ricorice.exblog.jp/25307911/
○ソーダブレッド【Soda Bread】 → http://ricorice.exblog.jp/19334772/




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by ricoricex | 2017-09-18 00:00 | イギリスのグルメ店レポート