その人の名は、アラン・ヤウ/Alan Yau。
香港生まれ、イギリスを中心に世界で活躍するレストラン経営者にしてアントレプレナー。
彼を見たことのない方はぐぐってもらえればと思うのですが、
もうね、眼光鋭く、肝が座った顔をしているんですよ!
その眼差しを一瞥くれるだけでちびっちゃいなそうなほど。
だからこそこっちも、比喩ではなく、挑戦者としてリングに上がる気持ちで取材という戦いに臨みたい、んですよね。
アラン・ヤウが最初にその名を轟かせたのは、
イギリスをはじめ世界でチェーン展開している、
日本風ヌードルのファストフード店、ワガママ/Wagamama。
その後、ミシュラン星付きのHakkasanやYauatchaといったモダン高級中国料理店を展開。
近年は北京ダックの店やタイ料理店のダイレクターとしても活躍しています。
その彼が手がける新しい店が、
2017年7月7日(金)、ロンドンはソーホーにオープン。
店の名は、
イチバンズ/Ichi Buns
http://ichibuns.co.uk/
“一番”とハンバーガーに使われるパン、“バンズ”をかけた店名から推察できるように、
日本風ハンバーガーがウリの店。
パティに和牛を使用しています(厳密には、和牛とイギリスのグラスフェド・プライムビーフを半々。脂が苦手な私は和牛が得意じゃないので、ちょっと安心!)。
代表的なメニューは「ザ・ホッカイドー/The Hokkaido」。
パティ2枚とシイタケのソテー、紫タマネギ、ブルーチーズ・フォンデュをはさんだリッチなものです。
ほかにも「パン粉ミートボール」や、
和牛やタラバガニをトッピングしたラーメン、
バターポン酢で食べる、シイタケ、シソ、ユズ胡椒を使った春巻き(これは食べてみたい!)、
抹茶のプロフィットロール、チェリーをきかせたシェイク「サクラ・ブロッサム」
などをメニューに用意。
店名にしろメニュー名にしろ、いつもながら、言葉選びのセンスがいいなぁ。
これ、短くてインパクトのある言葉を持ってくる、っていうね。
なお、イチバンズには、Nobu、Busaba Eathaiで活躍したロビン・リー/Robin Leighが携わっています。
というわけで、以上のニュースのオリジナル記事は、イギリスの飲食メディア“Hot Dinners”の2017年6月26日(月)づけのこちら(↓)。
Wagamama(ワガママ)創始者がロンドンで次に仕掛けるは和牛バーガー
Ichi Buns are bringing wagyu burgers and ramen to Soho
http://www.hot-dinners.com/Gastroblog/Latest-news/alan-yau-is-bringing-his-ichi-buns-to-soho
それにしても、レストラン経営者って言葉、restaurateurも、アントレプレナー、entrepreneurもフランス語語源なんですよね〜(どっちも英語で発声するときに、いっつもうまく言えない。。。)。
テック系スタートアップも近年フランスは花盛りだし、そういうお国柄なのかな〜。
〜〜過去の関連記事も併せてどうぞ
○イギリスの飲食業界で影響力のある人物 ~レストラン経営者編~ → http://ricorice.exblog.jp/24337100/
○ノブ・ホテル/Nobu Hotelがロンドンにオープン! → http://ricorice.exblog.jp/25809619/
○イギリスでの、次なる日本食の目玉はカツカレー? → http://ricorice.exblog.jp/24226785/
○ロンドンはジャパンセンターの旗艦店、今秋オープン! → http://ricorice.exblog.jp/25719545/
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