さまざまな具材が入り、見た目、味ともカラフルなサラダです。
サラダは16世紀にイギリスでファッショナブルな料理としてもてはやされ、
このサルマガンディは17世紀頭に生まれたとされる1品。
当時の内容は、カットした肉類、シーフード、野菜、卵などを合わせた冷たいサラダ。
現在のレシピは必ずしもシーフードを伴わないのですが、
料理した鶏肉を加え、具だくさんであるのがお決まりになっています。
ところで、このサルマガンディ/salmagundiって言葉、英語らしからぬ綴りと響きがあります。
英語はヨーロッパのいろんな言語から入ってきたものの集合とはいえ、
基本的にiで終わる言葉はないんですよね。
語源はフランスのsalmigondisにあるとされ、
頭にあるsalとは、塩もしくは味つけされた、という意味で、
シーフードをメイン食材としたメニューを指したようです。
また、17世紀後半にはSolmon Gundyとも綴られ、こっちだとなんとなく納得できます。
現在もジャマイカでは、塩漬けしたニシンとスパイスを使う料理をSalmon Gundyと呼ぶようです。
どういう経緯を経て、salmagundiが定着したのか、
こちらの方がよっぽどしっくりくるsalmagundyとも綴られるものの、
圧倒的にsalmagundiが優勢で、その言葉の背景が不思議です。
<材料(4人分)>
鶏ムネ肉……200g
白ワイン……小さじ2
ジャガイモ……200g
ニンジン……80g
サヤインゲン……50g
キュウリ……1/2本(50g)
チェリートマト……6個
オリーブ……4粒
卵……2個
〜ドレッシング〜
オリーブオイル……大さじ2
レモン汁……大さじ1 1/2
塩・コショウ……適量
<作り方(調理:55分)>
1. ゆで卵を作る。鍋に水と卵を入れて沸騰させ、沸騰したら中火で10分ゆでる。
※ときどき静かにかき混ぜると、卵黄が中央にくる。
※ゆであがった卵はすぐに冷水につけると、卵黄と卵白の境目の部分が変色しにくくなる。
2. 鶏ムネ肉は皮を外し、耐熱皿におき、フォークで数カ所穴をあける。
3. 白ワインをふり、軽くラップをして、電子レンジに約3分かける。
※鶏ムネ肉はなるべく平らにしておく。
4. 鶏ムネ肉を取り出し、ひっくり返してラップをし、さらに約3分電子レンジにかける。
5. ドレッシングの材料をすべて混ぜ合わせる。
※ジャムなどの瓶に入れ、かける前にシャカシャカする。
6. 鍋に水と塩を少し入れて、沸騰させる。
7. サヤインゲンはヘタを取り長さ4〜5cmに、ジャガイモは皮をむき、一口大(2〜3cm程度)に切る。
8. 6の湯が沸いたら、7のジャガイモを入れ、6〜7分ゆでる。
9. ニンジンは皮をむき、長さ5cm、幅2〜3mmの細切りにし、ボウルに入れる。
10. 8のジャガイモがゆで上がる2分前に、7のサヤインゲンを入れる。
11. キュウリは長さ5cm、幅2〜3mmの細切りにし、ボウルに入れる。
12. 11のジャガイモとサヤインゲンをザルにあける。
13. チェリートマトはヘタをとり、半分に切り、ボウルに入れる。
14. オリーブは半分に切り、ボウルに入れる。
15. 5の鶏ムネ肉を手でさきながら14のボウルに入れる。
16. 1のゆで卵を1/4に切る。
17. 水気を切った12のジャガイモとサヤインゲンを15のボウルに入れる。
18. 5のドレッシングを17にかけ、混ぜ合わせる。
19. 16のゆで卵を18にのせる。
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