どこかノスタルジックな趣のあるお菓子で、これ、イギリスでも同様。
というのも、ブレッド・アンド・バター・プディングなどと同じく、
給食で供されることも多いデザートだから。
ところで、日本で紹介されているブラマンジェは、
イギリス式はコーンスターチを使う、フランス式はゼラチンを使う、
というのがお決まりになっていますが、
実のところ、イギリスのレシピで
コーンスターチ(イギリスではコーンフラワー)を使うと決まっているわけではないようで、
むしろゼラチンを使うものの方をよく見るように思えます。
ごく稀にゼラチンとコーンスターチを併用するものもあります。
ちなみに、時代を大きく遡ると、14〜15世紀のイギリスのブラマンジェは、
裂いた鶏ムネ肉や砂糖、米、アーモンドパウダーかアーモンドミルクを使っていて、
今でいうゼリー寄せのようなものだったようです。
また、イギリスでブラマンジェは一から作るよりも、ゼリーなどと同様、
あらかじめ配合されたパウダーを売っていてそれを使うことの方が多いかな、という印象です。
ここで紹介するブラマンジェのレシピは、
コーンスターチを使うタイプ。
シンプルな材料ですぐにできます。
日本のブラマンジェはバニラで香りづけすることが多いのですが、
アーモンドを使う方が、よりらしい。
ですので、当レシピではアーモンドエッセンスを使っていますが、
もちろんバニラエッセンスでも構いません。
器は、あらかじめ水を入れておき、
ブラマンジェ液を注ぐ前に、水を捨てると、くっつきにくくなります。
<材料(2人分)>
牛乳……250ml
グラニュー糖……大さじ1
コーンスターチ……大さじ2
アーモンドエッセンス……2〜3滴
<作り方(調理:12分 冷蔵:2時間以上)>
1. 鍋に牛乳、グラニュー糖、コーンスターチを入れ、弱火にかける。
※ときどきかき混ぜる。
2. 沸騰してとろみがつき始めたら、とろ火にして、さらに3分絶えずかき混ぜる。
3. 火を止め、アーモンドエッセンスを加えて混ぜる。
4. 熱いうちに器に注ぎ、十分に冷めたら、冷蔵庫で冷やす。
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