アメリカだけでなく世界中で愛されていて、それぞれの国にそれぞれの特徴があります。
イギリスでは14世紀からある古い菓子で、
そもそもアメリカのアップル・パイは、
イギリスからやってきた清教徒によってもたらされたとされています。
イギリスのアップル・パイはアメリカのものと同様、底と表面に生地を使うところまでは一緒ですが、
アメリカのものに比べると薄く、リンゴにシナモンをあまりきかせないとこが違うようです。
ここでは、ごくシンプルなレシピを紹介しましたが、
フィリングにレーズンを入れるもよし、ふちにひだを作って美しく見せてもよし、
表面に牛乳を塗ったあとにグラニュー糖をふって焼くと一段と美しく仕上がります。
焼き上がって熱い状態で食べるもよし、冷めてからでもよし、
カスタードやアイスクリームを添えれば、立派なデザートの一品となります。
また、パイ生地をのばすときは、通常は作業台に薄力粉とのべ棒に粉をふって行いますが、
私は台所、だけでなく、自分が身に着けているものが汚れるのが嫌なのと、
なるべく洗いものを減らしたいこともあって、
ラップではさんでのばすやり方をとっています。ご了解のほどを。
<材料(直径18cmのパイ皿1枚分)>
ショートクラスト・ペイストリー……350g
薄力粉……255g(9オンス)
バター……127.5g(4.5オンス)
水……大さじ3〜4 1/2
塩……小さじ1/2弱
リンゴ(紅玉)……3個半〜4個(約600g)
グラニュー糖……60g
シナモン……小さじ1/4
牛乳……適量
<作り方(調理:50分 オーブン:40分)>
下準備
*ショートクラスト・ペイストリーを作って、冷蔵庫で休ませておく。(ショートクラスト・ペイストリーの作り方はこちら → https://ricorice.exblog.jp/21363785/)
1. リンゴは皮をむき、芯を取り、8つ割にして、5mmの厚さに切る。
2. 鍋に1のリンゴ、グラニュー糖、シナモンを入れ、弱火にかけ、約5分煮る。
※ときどき鍋の底からかき混ぜる。
※できるだけ水分をとばす。
3. 2のリンゴの鍋にふたをせず、そのまま冷ます。
4. パイ皿にバターを塗る。オーブンを190℃に温めておく。
5. ショートクラスト・ペイストリーを2mmほどの厚さにのばし、4のパイ皿に敷き、はみ出した部分を切り取る。
※パイ皿との間にすき間ができないように、ショートクラスト・ペイストリーをしっかり敷く。
※はみ出した部分は、パイ皿のふちよりもやや外側に、若干余裕をもたせて切り取る。
6. 5を使うまで冷蔵庫で休ませる。
7. 残ったショートクラスト・ペイストリーをまとめ、2mmほどの厚さの円形にのばす。
8. 6に3のリンゴを入れ、表面をならす。
9. 8のリンゴを入れたショートクラスト・ペイストリーのふちに牛乳を塗る。
10. 7のショートクラスト・ペイストリーを9におく。
11. 表面を軽く押さえながら、しっかりと覆う。
12. はみ出した部分を切り取る。
13. 底と表面のショートクラスト・ペイストリーが重なるふちの部分をしっかりはり合わせる。
14. 中央に空気穴を小さくあけ、表面に牛乳を塗る。
15. 190℃のオーブンで40分焼く。
※途中、表面が焦げそうになったら、アルミホイルで覆う。
16. 粗熱がとれたらパイ皿から外し、網の上で冷ます。
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