そんな当たり前のことを改めて思ったのは、イギリスの新聞、The Independentの2016年5月23日(月)づけのこんな記事を見たから。
イギリスのスパークリングワイン・ベスト3
Wines of the week: Three English sparkling wines
http://www.independent.co.uk/life-style/food-and-drink/wines-of-the-week-three-english-sparkling-wines-a7043711.html
選ばれた3本は以下の通りです。
01. Eastcott Classive Cuvee 2013
参考価格:£25
※注目の新しいワイナリーが手がける深みと複雑味のあるスパークリング。
02. Hambledon Classic Cuvee
参考価格:£28〜
※軽く爽快な1本。エルダーフラワーや青リンゴのさわやか香りをもつ。
03. Exton Park Pinot Meunier Rose
参考価格:£34.95
※ロゼならこれ。スパイシーでベリー系の香りを有する、洗練された辛口。
このオリジナル記事のワインの説明、簡潔にして的確。
たとえばパレットとかいったワイン用語やあまり一般的でないブドウ品種の名称とか、要はワインをかじってないと知らない言葉を極力避けていて、とても読みやすく、かつ味わいが想像しやすい。
これってすごいことよ!
こむづかしい言葉、ってわけではないけど、書く側からすると専門用語を使うのって、すごくラクなのよね〜、余計な説明しなくて済むから。
でも、読者が新聞購読者ってことは、必ずしもワイン好きやフーディばかりを対象にしていないでしょう。
だから、こういう平易な表現をしているんだろうけど、こういうのをいい文章っていうんだと思うな。
プロ向けの専門ジャンルだと、きっちり情報(技とかデータとか)を伝えることが第一義。そこにはわかっている前提で専門用語も出てくる。
でも、一般向けだと、読んでいる人がひっかかずにすいすいと読めることが大事。
求められていることがちがうんだよね〜。
誰にでも分かってもらえるように書くのって、実はその書き手の力量(知識とかはまた別問題)がもっとも問われるんだよなぁと改めて思ったのでした。
~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○夏に最適なイギリスのスパークリングワイン5選 → http://ricorice.exblog.jp/24552891/
○夏に飲みたいイングリッシュワイン7選 → http://ricorice.exblog.jp/24487255/
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○イギリスのロゼ・スパークリングワイン5選 → http://ricorice.exblog.jp/24534534/
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