イギリスでは、お祭りや季節の市で登場し、
そのままズバリ、フェアリング/fairing(fairとは祭りの意)、
お祭り菓子として食べられていました。
イメージとしては、リンゴ飴のようなものかもしれません。
味は、というと、キャラメルが近く、バリバリと軽い食感を持っています。
名前から連想し、ブランデーのお菓子と思いきや、
確かにブランデーを風味づけに使うレシピもあるものの、
実はもともとは、ブランデーは入っていなかったとも。
というのも、“brandy”ではなく“branded“と表記されていたとされ、
“branded“とは“burned”、つまり、“焼けた”となり、
“ブランデー・スナップはカリッと焼けたもの”という意味になるからです。
特徴的な葉巻のような形は、冷めないうちに棒に巻き付けて形成するため。
この棒、イギリスでは、調理でかき混ぜるときに使う木べらの柄の部分を使います。
日本ではあまり見ないものですので、
直径1〜1.5cmの何らかの棒状のものを使ってみてください。
アイスクリームを使ってもおいしい。
葉巻のように巻く以外に、カゴのように仕上げるタイプもあり、
こちらはブランデースナップ・バスケットと呼ばれます。
(下の写真の奥が、ブランデースナップ・バスケットです)
<材料(12個分)>
薄力粉……50g
バター……50g
三温糖……50g
ハチミツ……50g
ドライジンジャー……小さじ1/2
レモン汁……小さじ1/2
<作り方(調理:30分 オーブン: 8分×4回)>
下準備
*天板にクッキングシートを敷いておく。
*オーブンを180℃に温めておく。
1. 薄力粉を2〜3度ふるう。
2. 鍋にバター、三温糖、ハチミツ、ドライジンジャーを入れ、弱火にかける。
※ときどきかき混ぜる。
3. バターがとけたら火からおろし、1のふるった薄力粉を加え、かき混ぜる。
4. レモン汁を3に加え、かき混ぜる。
5. 天板に4を小さじ山盛りほどおき、スプーンの背で直径7cm程度に広げる。
※オーブンで熱を通すとさらに広がるので、しっかりと間隔をあけること。目安は天板1枚で3個作る程度。
6. 180℃のオーブンで8分焼く。
7. 少し冷めたら、直径1〜1.5cmの棒に巻き付け、形作る。
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