英語のレシピ本は持っていて、読んで試してみたいけれど、英語ばっかりで(当たり前ですね)、くじけた、そういう方たくさんいらっしゃるんだな、と改めて感じているところです。
さて、2015年3月に私は『イギリス菓子図鑑』という本を上梓しました。
これはイギリスのそれぞれのお菓子にまつわるストーリーをまとめた書籍。
レシピは入れているものの、あくまでそれがどういうお菓子なのかをイメージする手助けのためではあるものの、それでもお菓子作りが好きだからという理由で、購入なさった方も多いかと思います。
そんなわけで、前回、~食材 01~として取り上げたSelf-raising flour(セルフレイジング・フラワー)に続き、今回もお菓子のレシピを読むときに覚えておきたい材料をご紹介します。
※Self-raising flour(セルフレイジング・フラワー)についてはこちら → http://ricorice.exblog.jp/23273881/
・Caster sugar(カスターシュガー)
sugar(シュガー)ということは、そう、砂糖です。
では、Caster sugarとはなんぞや?
Caster sugarとは、一言でいうと、粒の細かいグラニュー糖のこと。
下の写真を見てください(わかりますか? じっと目を凝らして見てみてください)。
左がCaster sugar(カスターシュガー)、右がグラニュー糖です。これで、粒の違いがわかるかと思います。
イギリスでお菓子作りに使われるのは、圧倒的にこのCaster sugarです。
なので、粒子の細かさの違いこそあるものの、Caster sugarとあればグラニュー糖を使えばOK。
日本で一般的な上白糖でも構いませんが、しっとりとして甘味が強くなるので、このことを念頭において調整して使えばいいかな、と思います。
(だからこそ、上白糖は和菓子に使うにはいいんですよね)
ここらあたりの事情は、イギリスをはじめ、フランスでもアメリカでも同様なので、洋菓子に使う一般的な砂糖はグラニュー糖と認識を!
ところで、Caster sugarは、テーブルシュガーと言えばいのか、一般家庭ではガラスの器に入れてテーブルの上においてあることもしばしば。
それに埃よけのためにレース編みがかぶせてあったりします。
そして、紅茶に入れたり、シリアルにふったりして使います(なので、このCaster sugarに添えてあるスプーンはあくまで取り分け用で共用。くれぐれも紅茶をかき混ぜたり、さらにはそのスプーンを元に戻したりしないように!)
シリアルにふりかけたりするように、Caster sugarはさらさらしているんですよね。
日本だと、湿気が多いから、ぴっちり蓋をする容器に入れないとさらさらをキープするのはむずかしいんですけど。
・ Caster sugar(カスターシュガー) → グラニュー糖で代用
と覚えてください。
ではでは〜!
〜〜過去の関連記事も併せてどうぞ
○英語でレシピを読む! ~序章 01~ → http://ricorice.exblog.jp/23122508/
○英語でレシピを読む! ~単位 01:大さじ小さじ~ → http://ricorice.exblog.jp/23158480/
○英語でレシピを読む! ~単位 02:順番~ → http://ricorice.exblog.jp/23214349/
○英語でレシピを読む! ~食材 01:セルフレイジング・フラワー~ → http://ricorice.exblog.jp/23273881/
(↑104の英国お菓子ストーリーを詳しく紹介しています!)
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