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イギリスの食文化研究家、食のダイレクター/編集者/ライターの羽根則子がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。chattex アットマーク yahoo.co.jp


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イギリスの地方料理 ノース・ミッドランズ 02


ほかのミッドランズのエリアの例に漏れず、
ダービーシャーでもジンジャーブレッドがよく作られる。
ジンジャーブレッドは、小麦粉、牛乳、バター、砂糖、卵を材料に、
これらを混ぜ合わせてオーブンで焼いて作るケーキだ。
なかでもアッシュボーンはジンジャーブレッドでその名が知られるところで、
また、ブクストンではジンジャーブレッドのプディングが作られている。

イギリスの地方料理 ノース・ミッドランズ 02_e0038047_052044.jpgこのエリアでもっとも有名な菓子といえば、ベイクウェル・プディングだろう。
今ではイギリス全土で見られるようになったこの菓子だが、
地元のオールド・ベイクウェル・プディング・ショップでは、
今も1860年のレシピによるベイクウェル・プディングが作られている。
ベイクウェル・プディングが誕生したのは、ラトランド・アームズ・ホテルで、
失敗から生まれた菓子が好評を博したことで今に続いている。
このうわさをききつけ、
オールド・ベイクウェル・プディング・ショップでも作り始めたのである。
このベイクウェル・プディングに似た材料を使って作る菓子に、
デューク・オブ・ケンブリッジ・プディングがある。

工業地区は決して裕福なエリアではない。
ノース・ミッドランズにもそういう場所があり、人々は食事に工夫を凝らす。
たとえば肉。切りくずや臓物系もムダにせず食べられてきた。
今日でもその名残りはあり、肉屋では
牛のかかと、豚の足、腸類などが売られている。

パイについて見てみると、ノッティンガムシャーには
隣接するランカシャーの名物、
メルトン・モウブレイ・パイのバリエーションともいえるパイがある。
このパイはポークパイではなく甘いタイプで、
パイ生地はホットウォーター・クラスト・ペイストリーを使い、
グーズベリーと透明なアップルゼリーをフィリングとする。
かつては市で大きな人気を博した。
(・・続 く・・)

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前回の“イギリスの地方料理 ノース・ミッドランズ 01”はこちら(↓)
イギリスの地方料理 ノース・ミッドランズ 01 http://ricorice.exblog.jp/22787224/

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by ricoricex | 2015-02-22 00:00 | イギリスの地方料理