工業都市であるバーミングムの北に位置する。
スタッフォードシャーの州庁所在地はスタッフォードで
何度訪問しても飽きることのない美しい街だ。
スタッフォードシャーで世界的に知られること。それは陶器産業の里、ストーク=オン=トレントを擁することだろう。
州の北部に位置するこの町は、
ウェッジウッド、ロイヤル・ドルトン、スポードなど日本でもおなじみの
そうそうたる顔ぶれの陶磁器メーカーはここで生まれここを基盤に発達した。
州東部のバートン=アポン=トレントは、ビール醸造で知られる。
また、中世の大聖堂があることで有名なリッチフィールドも、
これらの町と同じく、スタッフォードシャーにある。
スタッフォードは歴史と文化に育まれた街で、そのことに市民も強いプライドを持っている。
たとえばヴィクトリア・パーク。散策するにこれ以上はないほど素晴らしい公園だ。
街の中心部にある、聖チャド教会や聖メアリー教会は、必見の素晴らしいスポットである。
シャー・ホール・ギャラリーは、企画展示が充実したアートギャラリーで、
バルコニー・カフェでひと心地つくのもおすすめだ。
そう、スタッフォードには歴史的建造物が数多くある。
中でも有名なのは、エンシャント・ハイ・ハウスだろう。
イングランド随一のチューダー様式の建物で、
現存する木組みのタウンハウスとしてはイングランド最古ものである。
1591年建立。17世紀に勃発したイングランド内戦では、
チャールズ1世の避難所としても使われたこのエンシャント・ハイ・ハウスは、
歴史的価値の高い調度品や建具などを数多く保有。
また、この建物は、現在ではツーリストインフォメーションとしても利用されている。
では、食についてはどうだろう。
スタッフォードシャーの名物料理のひとつは、スタッフォードシャー・オートケーキである。
オートミールとイーストを使って作るもので、
オートケーキで有名なスコットランドのものとは異なり、こちらはビスケットに近い。
(筆者注:スコットランドのオートケーキは甘味がほとんどなく、
チーズなどをのせて食べるクラッカーのような役割の食べ物である)
スタッフォードシャー・オートケーキの特徴は
オールマイティに食べられるところにあるだろう。
冷たくても温かくてもおいしく、朝食に卵やベーコンと一緒に食べてもよし、
バターを塗ってティータイムに食すもよし、
具を巻いてオーブンで焼いて食べるのもいいものである。
(・・続 く・・)
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