なので、もともとは余ったマッシュポテトなどを使いますが、
日本の食生活ではマッシュポテトなどが残るということは一般的とは思えないので、
ここではマッシュポテト含め、一から作るレシピです。
バブル・アンド・スクィークは、19世紀初期には記録に残っている料理で、
余り物をまとめて、ということもあり、
ロースト(・ビーフ)の余りなども使われていました。
現在は肉類が入ることは稀で、キャベツもしくは芽キャベツと相場が決まっています。
日本のキャベツはやわらかくやさしいので、
外葉の緑の濃いところ、お店で捨ててしまうようなものが味も濃く、ベター。
このレシピではベーシックなものをご紹介しますが、
ジャガイモが全体の3分の2程度であれば、
材料は、キャベツや芽キャベツに限らず、
ブロッコリーでもニンジンでもほかの野菜でも、豆類、肉類やナッツを加えてもよし。
目玉焼きを添えるのもおすすめです。
バブル・アンド・スクィークのスクィークは、
焼いているときに、フライパンがチリチリという音を立てることを指したもの。
感覚としては、家庭のフライパンで作るお好み焼きに近いので、
日本人になじみやすい料理といえるのではないでしょうか。
<材料(2〜3人分)>
ジャガイモ……250g(2個)
キャベツの葉(外葉の緑の強いもの)……2枚(100g)
タマネギ……1/2個
塩・コショウ……適量
バター……20g
<作り方(調理:40分)>
1. 鍋に水と塩を少量入れて、沸騰させる。
2. ジャガイモは皮をむき、一口大(2〜3cm程度)の角切りにする。
3. 1のお湯が沸いたら、2のジャガイモを入れ、8〜10分ゆでる。
4. キャベツは白い芯の部分を取り、一口大に切る。
5. キャベツを耐熱容器に入れ、皿などでカバーをし電子レンジに約2分かける。途中、1度取り出し、キャベツをかき回す。
※電子レンジから取り出したら、冷めないように、皿などのカバーはしたままにしておく。
6. タマネギはみじん切りにする。
7. ジャガイモがゆで上がったら、お湯を切り、鍋に戻す。
8. 7にバター10gを加え、熱いうちにつぶす。
9. 8に5のキャベツ、塩・コショウを加え、かき混ぜる。
※キャベツは、電子レンジにかけたときの容器の底に水気がたまっていれば、入れないようにする(水っぽくなるので)。
10. フライパンにバター5gを入れ弱火にかけ、6のタマネギを入れ、やわらかくなるまで3〜5分汗をかかせる。
11. 9を10のフライパンに入れ、全体に広げ、中火で約5分、底にきれいな焦げ目がつくまで焼く。
12. いったん皿に移し、フライパンに残りのバター5gを入れる。
13. バターがとけたら、フライパンに11を、皿をひっくり返して焼けた面を上にして戻し、形を整え、約5分中火にかけ、きれいな焦げ目がつくまで焼く。
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