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イギリスの食文化研究家、食のダイレクター/編集者/ライターの羽根則子がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。chattex アットマーク yahoo.co.jp


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イギリスの地方料理 コーンウォール 04


イギリスの地方料理 コーンウォール 04_e0038047_15483177.jpgコーンウォールには、このエリアならではのケーキ類もたくさんある。
その中にはハニー・ケーキも含まれる。
それには理由があり、コーンウォールはハチミツの生産が盛んで、
修道院で作られ、そして売られていた。
さまざまな花が咲くコーンウォールでは、
ハチミツの種類も実にさまざまである。

イギリスの地方料理 コーンウォール 04_e0038047_1549099.jpgケーキ類に、ショウガやスパイス類が使われるのもコーンウォールの特徴だ。
それは、かつてコーンウォールの港は外国からの船がやって来ていたから。
そこからスパイス類は持ち込まれ、レシピに加えられるようになった。
コーンウォールを代表するスパイスを使ったお菓子と言えば、
コーニッシュ・サフラン・バンだろう。
その名の通り、高価だったサフランが使われ、イースターの際に食された。
ビスケットのひとつ、コーニッシュ・フェアリングも同様である。

コーニッシュ・スプリットもこの地を代表するお菓子のひとつ。
お菓子というよりも軽い食感のパンで、
半分に割って、クリームとジャムを挟んで食べるのが定番だ。

ヘルストン・プディングもこの地の名物だ。
5月に、菓子名ともなっているヘルストンで開催される
フローラル・ダンス/ファリー・ダンスのために作られるお菓子で、
たっぷりのドライフルーツを蒸して作る、
クリスマス・プディングのライト版といった趣である。

コーンウォールの温暖な気候は、作物の育成に大きく影響する。
北の地方よりも、成長が早く、実をつけるのも早い。
たとえばジャガイモ。コーンウォールでは2月に定植が始まるが、
これはほかの地方よりも1カ月早い。
そして、早いものは5月には収穫されるのだ。
エンドウ豆やソラマメなど、ほかの野菜も同様。
これらの野菜には共通して、やさしい味わいがあり、
ニューポテト・サラダはこういった素材の持ち味を活かしたこの上ない料理である。

近年、成長を続けているのがワイン生産がある。
ブドウ栽培には、もう少し乾いた土壌の方が向いているものの、
それでもコーンウォールの温暖な気候がワイン生産に一役買っているのは間違いない。
造られるのは白ワイン、そしてスパークリングワインが多く、
コーンウォールのワイナリーの中には、国際的に高い評価を受けているところもある。
(終わり)

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前回までの“イギリスの地方料理 コーンウォール 01〜03”はこちら(↓)
イギリスの地方料理 コーンウォール 01 http://ricorice.exblog.jp/22454176/
イギリスの地方料理 コーンウォール 02 http://ricorice.exblog.jp/22485399/
イギリスの地方料理 コーンウォール 03 http://ricorice.exblog.jp/22520078/

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by ricoricex | 2014-11-07 00:00 | イギリスの地方料理