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イギリスの食文化研究家、食のダイレクター/編集者/ライターの羽根則子がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。chattex アットマーク yahoo.co.jp


by ricoricex
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モンブラン@メゾン・バトー/Maison Bertaux(ロンドン)


近年は、ロンドンに行っても、ピカデリーやオックスフォード・サーカスあたりに
必要がなければ積極的に出向くことはなく、ソーホーも然り。
ミュージカルに興味がなく、日本食恋しい病にかかったこともなく
(ソーホーはチャイナタウンでもあるので
 ごはんやお醤油味が恋しくなったら駆け込む場所ではあるのですが)、
それでもなんだかんだで行くことはあります。
モンブラン@メゾン・バトー/Maison Bertaux(ロンドン)_e0038047_7294274.jpg
今どきのカフェもパブもありますが、
ちょっと甘いものを食べてぼーっとしたいときに行くのがメゾン・バトー/Maison Bertaux
名前が示す通り、フランス系ベイクショップで、
サロン・ド・テと言いたいところですが、敷居はいたって低い。
オープンは1871年。

並んでいるのは、とんがったタイプのケーキではなくって、オーソドックスなもの。
お店のちょっとくたびれた感じといいレイドバックした気分になれます。
通り、1階、2階と席があり、天気のいい日は通りのテラス席が心地よい
(日差しが強いと、アレですが。。。)。
モンブラン@メゾン・バトー/Maison Bertaux(ロンドン)_e0038047_0124786.jpg
今秋のイギリス訪問でも、メゾン・バトーに行きました。
食べたのはモンブラン。
モンブランの名の通り、白い山です。
上のクリームは黄色くなく、食感もとても軽い。
中のメレンゲの割合が高く、さっくさくです。
日本のモンブランは、上の栗のペーストがこっくりとして栗感を前面に出したものが多いけれど、
メゾン・バトーのモンブランは栗感は薄い。
食感も味わいも軽いので、
このくらいだと、甘いが苦手、イギリスの甘さはヘビーって人でも大丈夫じゃないかしらん。
モンブラン@メゾン・バトー/Maison Bertaux(ロンドン)_e0038047_0142653.jpg

ところで、いつも不思議なのですが、
メゾン・バトーの綴りはMaison Bertaux。
ってことは、日本語にするとメゾン・ベルトーでは?
バトーだと、Bateau(x)じゃなかろうか。。。
でもトラベルガイドの類は、おしなべてメゾン・バトーなのよね(な気がする)。
いや、ミルフィーユじゃなくてミルフイユでしょ!と言うつもりはないのと同じで、
別段どうこうはなくって、
言葉は、持ち込まれた国やエリアで言いやすいように変わるもんだと思ってはいるのですが、
ベルトーって言いづらい?
それとも、例外的に、日本語表記にするとやっぱりバトーになるのかなぁ。

thu 25/09/14



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・『イギリスの食、イギリスの料理&菓子は“イギリスの食研究家”“食の編集者/ライター/アドバイザー”羽根則子のブログです。

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by ricoricex | 2014-10-27 00:00 | イギリスの店レポート