人気ブログランキング | 話題のタグを見る

イギリスの食、イギリスの料理&菓子 ricorice.exblog.jp

好きなリンク先を入れてください

イギリスの食文化研究家、食のダイレクター/編集者/ライターの羽根則子がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。chattex アットマーク yahoo.co.jp


by ricoricex
カレンダー

ロンドンのモダン住居建築ツアー 01


ロンドンのモダン住居建築ツアー 01_e0038047_023220.jpgきっかけは、ロンドンで6月に開催された、
現代建築イベント“London Festival of Architecture 2014”。
ここで、ゴールドフィンガーのバルフロン・タワーを題材に
住居としてのモダン建築を考証する
「The International Architecture Showcase」
というプログラムがあり、これは気になる、非常に気になる、
と歯ぎしりしたのです。

でも、9月には、建物を開放してくれる、
建築イベント“Open House London”があるじゃない! 
だから今回の渡英は9月にしたんじゃない! 
(今年、2014年の“Open House London”は9月20日(土)&21日(日)に行われました)

希望を抱いたのもつかの間、すぐに不安がもたげてきて、
これだけの有名建築(大半は酷評だけれど)だと、
“Open House London”に参加していたら、混み合うこと必至。
あ〜、混んでるの嫌い! 並ぶの嫌い! 悩むなぁ。うううう〜ん。
とはいえ、目先のことに追われ、
渡英前は“Open House London”のチェックをできないまま、現地入りしました。

9月12日にイギリスに入ってからも、忙しくはないけれど、
あれよあれよと時間が経ち、
うむむ、これはバルフロン・タワーどころではないな、
混んでなくって並ばなくてもよさそうな、近場で手を打とうと思うにいたりました。
まっ、焦ってもロクなことはないしね。
そのうち機会はあるかもしれないし、なかったらそれまでのこと、と。
そんなわけで、20日(土)の“Open House London”では違う建物を訪問しました。
こちらについては、また追って。
(ちなみに、日にちを1週間早く勘違いしていた私は、
 21日(日)からはロンドンを離れて、別の場所に行くことになってしまっていたのです)

翌日、“Open House London”期間中の日曜日のこと。
既にロンドンを離れていて、
滞在先の宿でチェックインを済ませ、部屋でひと休みしていたときのこと。
「ハロー、ノリコ! バルフロン・タワーに行きたい? 27日(土)はあいてる?」
と友人から電話。
「27日(土)? OKよ。でも、今日で“Open House London”は終わったんじゃないの? どういうこと?」
「あっ、まあね。それは当日のお楽しみということで、とにかくバルフロン・タワーに行けるから。それと、その日は丸々あけといて」。

なんだか狐につままれたような。。。
でも、担がれているわけではなさそうだし、本当にバルフロン・タワーに行けそうだし。
なんだかわけがわからないけれど、
ミステリーツアーに参加すると思うことにしましょう、と当日を待つことにしました。

ロンドンのモダン住居建築ツアー 01_e0038047_0222281.jpg果たして、これ、ナショナル・トラストが開催した
“ロンドンのモダン住居建築ツアー”だったのです。
訪問場所のひとつとして、
バルフロン・タワーが組み込まれていたというわけ。
ちなみにツアーの正式名は、
Road Trips by Routemaster: Visions of Utopian Living with Tom Cordell”。
UTOPIA LONDON”という建築映画を監督したTom Cordellと
一緒に、ユートピアを目指して作られた
ロンドンのモダン住居建築を巡るツアーです。
連れて行ってくれるのは、かつてロンドン郊外を走っていた緑色の2階建てバス、ルートマスター
(よく知られる赤いルートマスターはロンドン市内を走っていたものです)。

前置きが長くなりました。
ツアーの詳細については、おいおいお伝えしていきますね。
とにかく、定期運行でない、1回こっきりの千載一遇ともいえる貴重なツアー、
こんなことってあるかしら!!!と思えるほど、濃く充実した内容のツアーでした。

sat 27/09/14



・当ブログ内の文章、写真、その他の無断転用、転載を固く禁じます。
by ricoricex | 2014-10-15 00:00 | 建築&デザイン