今回のテーマは「美食の街から スペイン・バスク料理フェア」。
ロイヤルホストさんの夏の恒例、カレーフェアの終了と入れ替わるように始まるフェアで、
9月17日(水)からスタート(一部店舗ではすでに実施)。
バスクはスペインとフランスにまたがるエリアで、
スペイン・バスクを特化して取り上げるとは、なかなか珍しいし興味深い。
フェアのメニューやリーフレットも旅情を誘うもので、
飲食店のそれらとしては、これまたなかなか見ない
いただいたのは、「4種のピンチョス」と「ガスパチョ」、「ハブーゴ村のハモン・イベリコ・デ・ベジョータ」、「メルルーサのグリル〜オリオ風〜」、「アンガスビーフのグリル〜美食倶楽部風〜」、「あさりと帆立のバスク風おじや」、そして「ガトーバスク」。
ワインは「チャコリ」。高い位置から注がれ、そのパフォーマンスも楽し。
全体的に、マイルドな味つけになっている印象です。
ファミリーレストランという性格上、
このあたりのさじ加減はむずかしいだろうなぁと
察するに余りあります。
そんな中、ギンディージャ(青唐辛子の酢漬け)、
アンチョビとオリーブを串に刺した
ピンチョスのひとつ「ヒルダ」はパンチの効いた一品。
これは間違いなくワインがすすみます。
あと、これは今回のフェアの本筋とは外れ、まったく個人的な嗜好ですが、
「メルルーサのグリル〜オリオ風〜」と「アンガスビーフのグリル〜美食倶楽部風〜」の
付け合わせのジャガイモがよかった。
外はクリスピーは中はさっくり(粘りもない)。これだけでも食べたいかも。
こういう試食会で刺激を受けるのは、
料理もそうですが、メニュー開発や現地視察のお話。
特に、今回の「美食の街から スペイン・バスク料理フェア」は
スペイン・バスクのサン・セバスチャンあたりがお手本。
サン・セバスチャンは行きたいなぁと思っているところのひとつなのですが、
未だに行けていないのは、アクセスが大変なこと。
ロンドンとかパリとかフランクフルトにまず入って、
そこから最寄りの空港に行って、
サン・セバスチャンに行くのがいいんだろうなぁとぼんやり思っていたものの、
はて、最寄りの空港はどこなんだ?
するとビルバオがいいですよ、と教えてもらいました。
ビルバオ!
グッゲンハイム美術館に行きたい!行きたい!と長年願っていて、
そうか! スペイン・バスクとビルバオを回るという手があったか!
とまあ、やけに高揚感のある時間でした(笑)。
食べる、飲む、一緒に行く人と(ひとりでも)食事を楽しむ、というのに加え、
旅感を感じるというのはいいアプローチかもしれません。
tue 09/09/14
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