甘いものをよく見る一方でそうでないものもあり、
朝食に食べたりするおなじみの食べ物で、これはアメリカのマフィン。
イギリスにもマフィンはあってそれは何かというと、
“イングリッシュマフィン”(現在は“超熟イングリッシュマフィン”)で知られるアレ。
そういうとたいがい、ああ、アレね、ということになり、
つくづく日本のパンメーカー、パスコの功績は大きいなぁと思います。
ほかのものはイングリッシュと頭につけると嫌な顔をするイギリス人ですが、
マフィンに限ってはその限りではないようで、
今ではマフィンといえば、
イギリスでもアメリカンスタイルのマフィンをぱっと思い浮かべるため、
イギリス人もイングリッシュ・マフィンと呼んだりします。
イングリッシュ・マフィンは発酵生地を使い、コーンミールをまぶすのが特徴。
生地が通常の発酵生地に比べるとやわらかいので、
こねるときに不安になるかもしれませんが、
さほど心配する必要はありません。
どうにも生地がベタベタして扱いづらければ、強力粉を少し加えてまとめます。
水分含有量が多い、ということはかびやすいということでもあるので、
食べきれない分は、冷蔵庫や冷凍庫保存して早めに食べ切るようにしましょう。
横半分に割り、トーストして、
卵料理やベーコンなどをのせて朝食やブランチに食べるのが主流。
アメリカ・ニューヨークなどでは、
イングリッシュ・マフィンにエッグベネディクトをのせることで有名ですね。
なお、横半分に割るときは、ナイフを使わずに手でさくのがおすすめ。
そうすることで断面が均一にならず、独特のカリカリした食感が楽しめます。
うまくさけない場合は、フォークで外周に穴をあけてから割るといいでしょう。
本来なら、セルクルという型に生地を入れて焼きます。
イングリッシュ・マフィンを頻繁に作ったり、
ほかのお菓子などで使う機会が多かったりしたら別ですが、
そうでなければ作る数の分だけセルクルを買うのは現実的でないように思えます。
牛乳パックを使って簡易セルクルが作れますので、
その作り方も併せてご紹介します。
<材料(8個分)>
強力粉……225g
インスタント・ドライイースト……小さじ1
塩……小さじ1/2
グラニュー糖……小さじ1/2
バター……10g
牛乳……100ml
水……75ml
コーンミール……適量
<作り方(調理:30分 発酵:1時間15分 オーブン:12〜15分)>
下準備
*ボウルにバターを塗っておく。
1. インスタント・ドライイーストとグラニュー糖を混ぜる。鍋に牛乳と水を入れ、人肌程度に温める。
※牛乳と水は沸騰させない。
2. 強力粉と塩を合わせてふるう。
3. 1の牛乳と水を火からおろし、バターを入れる。ときどき、ゆすって、バターをとかす。
4. 2に1のインスタント・ドライイーストとグラニュー糖を合わせたものを加えて混ぜ、真ん中にくぼみを作る。
5. 4のくぼみに、3を注ぐ。
6. 生地をこねる。最初はべたべたするが、だんだんまとまってくる。
※このとき、生地がベタベタするようであれば、強力粉を少し(大さじ1)加える。
7. 弾力が出てきて、なめらかになるまで、5〜8分こねる。
8. 指で押してしっかり戻るようになったら、バターを塗っておいたボウルに移し、軽くラップをして、暖かい場所で約45分、生地が約2倍になるまで発酵させる。
9. 天板にクッキングシートを敷き、型の内側にバターを塗って並べ、型の中にコーンミールをひとつまみずつ入れる。
10. 8の生地を作業台の上でひとこね(ガス抜き)し、生地を8等分にする。
※半分、半分、半分とカットする。きっちりやりたい場合は、この時点で生地の重さを量り、8等分した重さに分割する。
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