サセックスのビールの代表格といえば、
ホーシャムにあるキング・アンド・バーンズ社
(現在はバジャー醸造所がブランドネームの権利を所有)や
ルイスのハーヴェイ社だろう。
キング・アンド・バーンズ社は1800年、
ジェームズ・キングがビール醸造人としてホーシャムにやってきたときに
その歴史が始まった。
彼はさまざまな醸造所と契約して関係を築き、その地位を強固なものにした。
1906年にはサッチェル社と合併しキング社に、
その後、G. H. バーンズと合併し、キング・アンド・バーンズ社となった。
一方、ハーヴェイ社は、
サセックスでビール、ワイン、スピリッツの供給を長年行っていることでも知られる。
1794年の記録によると、
ハーヴェイ社はルイスの中心エリアにおいて、
オールド・レッド・ポート、シェリー、
ボルドーの赤ワインを配送した、とある。
ハーヴェイ社のジョン・ハーヴェイは
ブリッジ・ワーフ醸造所を創設した人物であり、
現在もこの醸造所はウーズ川沿い、クリフ橋の近くにある。
これまでサセックスの食についてあれこれとみてきた。
そこで分かったこと、サセックスに数ある名所、
たとえばフィッシュボーンローマ宮殿を訪れようとも
マイケラム小修道院でもルイス城でも、
そこではご当地ならではの食の楽しみもついてくるということだ。
(終わり)
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前回までの“イギリスの地方料理 サセックス 01&02”はこちら(↓)
イギリスの地方料理 サセックス 01 http://ricorice.exblog.jp/21667563/
イギリスの地方料理 サセックス 02 http://ricorice.exblog.jp/21708305/
これまでの、“イギリスの地方料理 ロンドン”
“イギリスの地方料理 バークシャー”
“イギリスの地方料理 バッキンガムシャー、ベッドフォードシャー、ハートフォードシャー”
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