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イギリスの食研究家、食のダイレクター/編集者/ライターの羽根則子がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。chattex アットマーク yahoo.co.jp


by ricoricex

新しい年の幕開けにふさわしいワイン34本


イギリス発、世界で読まれているワイン雑誌の権威、Decanterのウェブサイトで、
年明けに以下の記事がありました。

新しい年の幕開けにふさわしいワイン34本
34 great wines to start the New Year
http://www.decanter.com/wine/labels/34411/slideshow/0/34-wines-to-start-the-new-year#slideshow


選ばれた34本は以下の通りです(かっこ内は20点満点中のポイント)。

01. Kozlovic, Teran, Istria, Croatia 2012(17.25)
02. Cramele Reca˛s, Castel Huniade Feteasc˘a Regala, Romania 2012(17)
03. Planeta, Eruzione 1614, Carricante, Sicily, Italy 2012(17.5)
04. Chacra, Pinot Noir Barda, Patagonia, Argentina 2011(18.5)
05. Beyra, Beira Interior, Portugal 2011(18)
06. Rustenberg, Straw Wine, Coastal Region, South Africa 2011(17.5)
07. Domaine de la Taille aux Loups, Triple Zéro, Montlouis Pétillant, France NV(17.5)
08. Josef Chromy, Tasmania, Australia NV(17.5)
09. Loxarel, Xarel-lo Amfora, Penedes, Spain 2012(18)
10. Fabrice Durou, Durou Exception Malbec, Vin de France 2011(17)

11. Stonier, Pinot Noir, Mornington Peninsula, Victoria, Australia 2010(17)
12. Gonzalez Byass, Una Palma Fino, Sherry, Spain(18)
13. Sugrue Pierre, South Downs, England 2010(19)
14. The Society’s Exhibition, Albariño, Rías Baixas, Spain 2012(18)
15. Dominio do Bibei, Lalama, Ribeira Sacra, Spain 2010(19)
16. Lopez Martin, Carte d’Or Brut Premier Cru, Champagne, France NV(17.5)
17. Yalumba, Viognier, Eden Valley, South Australia 2012(18)
18. Recaredo, Brut Nature Gran Reserva, Cava, Spain 2007(18)
19. Domaine de la Meynarde, Plan de Dieu, Côtes du Rhône Villages, France 2012(17.5)
20. Clos Floridène, Graves, Bordeaux, France 2011(18)

21. Torello, Brut Special Edition, Cava, Spain NV(17)
22. Domaine des Aubuisières, Cuvée de Perruches, Vouvray, France 2012(18)
23. Cennatoio, Vin Santo del Chianti Classico, Tuscany, Italy, 2000(17.5)
24. Weingut Thörle, Riesling Feinherb, Rheinhessen, Germany 2012(17.5)
25. Mas Coutelou, Le Vin des Amis, Vin de France 2012(17)
26. Gusbourne Estate, Brut Reserve, England 2008(17.5)
27. Les Vins de Vienne, St-Péray, Rhône, France 2012(17.5)
28. Viña Mayu, Syrah Reserva, Elqui Valley, Chile 2010(18)
29. Ken Forrester, Workhorse Chenin Blanc, Stellenbosch South Africa 2012(17.5)
30. Domaine Lagneau, Beaujolais-Villages, Burgundy, France 2011(17)

31. Te Whare Ra, TWR Sauvignon Blanc, Marlborough, New Zealand 2012(17.5)
32. Penfolds, Koonunga Hill Shiraz-Cabernet, South Australia 2011(16.5)
33. Gramona, Brut Nature Gran Reserva, Cava, Spain 2008(18.5)
34. Waitrose, Blanc de Blancs, Champagne, France NV(18)

新しい年の幕開けにふさわしいワイン34本_e0038047_063768.jpgイングリッシュワイン(イングランドのワイン)
2本エントリー。
13のSugrue Pierreと26のGusbourne Estate
こういいった特集でのワインの選び方は(これに限らず、ですが)、いろんな要素が絡んでますし、
結局のところ個人の嗜好に拠るので、
あくまでひとつの見解として留めるのがいいと
思うのですが、それを差し引いても、
イングリッシュワイン(イングランドのワイン)、特にスパークリングの質の高さを感じます。

あくまでも個人的見解ですが、こういうのを見たり、
WSET(ロンドンに本部のあるワインやアルコールの教育機関)で
試験を受けたときも感じたのですが、
イギリスで紹介されているワインを俯瞰で眺めると
イタリアやアメリカ合衆国のワインがあまり入ってこないこと、
そして、フランス偏重でないことが見られます。

実は私、こういう仕事(食全般の編集や執筆)をしていながら、
長いことワインは遠ざけていたんです。
理由はやり始めると奥が深くて大変そうだなぁと思ったのと、
まずは蘊蓄や知識ありきに映り、フランス偏重というか過大評価というか、
いえ、実際にワインにしろ料理にしろ、
フランスは避けて通れないし、基礎でもあり、興味をそそられるものも多いのは事実で、
そういったことは享受できるのですが、
そこを取り巻く有無をいわさずフランスにひれ伏す空気が苦手だったんです。
(今は随分変わった、かなぁ)

そんなワインへの苦手意識が一変したのはオーストラリアに行ったとき。
まずは陽気に飲みましょうといったところがあって、
ああ、ワインって楽しい!を初めて体験しました。
自由でのびのびしたところや、ブドウ品種や産地の基本さえ覚えておけば、
どんな味わいかある程度想像がつくところも気に入り、
そこからワインの世界に入ったので、
実はここであがっているオーストラリアワインはすべて試飲済み。
ショウ&スミスや
(ちょっとコマーシャルな気はしますが)ルーウィンが入っていないのが、
残念と言えば残念ですが、
17のYalumbaのヴィオニエが入っているあたり、
わかってるなぁ(おいおい、ですね(笑))とうれしくなったりするのです。

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ヴァージン アトランティック航空で「イングリッシュワインで乾杯!」コラム連載中
http://www.virginatlantic.co.jp/letsgouk/english-wine/



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by ricoricex | 2014-01-12 00:00 | イングリッシュワイン