ダンク、英語で綴るとDunk。
バスケットボールのダンクシュートのダンクがこれです。
この、ダンク、ほかにも意味がありまして、
たとえば、そうそうアッパーな場でなければ、食事中、
スープやソースでパンをぬぐって食べますよね、このぬぐうって行為がダンク。
また、ビスケットを
紅茶(ここで言う紅茶は、ソーサー付きカップを使ってストレートで飲むポッシュなものでなく、
日常的にマグでがぶがぶ飲むミルクティーを指します)やコーヒーに浸して食べるのを
見たことはないですか?
この、浸す、もダンク。
じ〜っと見るまでもなく、
イタリア人もフランス人も、そしてイギリス人も
概してヨーロッパ人はよくやるなぁって印象です。
湿度が低いこともあって、
クロッカントというかクランチーというかクリスピーというか、
がりがり、ざくざくといった、日本のものに比べて、
ハードな食感のビスケットが多いせいもあるからだと思います。
ビスケットをダンクして食べるのは、個人的にはあまり好きでなくって、それはへたれにみたいになったふにゃふにゃのテキスチャーが苦手だからではなく
(むしろ、これはこれでたまに食べたくなる)、
残骸問題。
マグの底にたまるんですよ、ビスケットの破片、もといカスが!
食べないのは勿体ないし、でも食べるにはあまりにへたれ過ぎるし
(このぶくぶくしたテキスチャーは、なかなかおぞましい)。。。
ダンクしてすぐに口に運べばいいじゃないか。
ダンクしたあと、沈殿しないうちにすぐに飲み物を飲めばいいじゃないか。
ごもっとも。
でも、お茶を飲んでるときって、頭を使いたくないんですよね〜。
ダンクして食べたいなぁと思ったときに、あとの処理をどうするかが頭をよぎるので、
つい及び腰になってしまうのであります。
ダンク問題、というのは、やはりビスケットを食べるときの大きな要素のようで、
イギリスの新聞、the guardianの10月24日づけのコラム、
ビスケットの食べ方(!)
How to eat: biscuits
http://www.theguardian.com/lifeandstyle/wordofmouth/2013/oct/24/how-to-eat-biscuits
でも言及されています。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
・『イギリスの食、イギリスの料理&菓子』は“イギリスの食研究家”“食の編集者/ライター/アドバイザー”羽根則子のブログです。
・プロフィール ・活動内容 ・著書
(↑お手数ですが、それぞれクリックしてくださいね)
・お仕事・講演などのご依頼は、
chattexあっとまーくyahoo.co.jp までメールでご連絡を!

