7月11日(木)&12日(金)、長崎県平戸に行きました。主な目的は2つ。
今年、平戸英国商館設置400周年にあたる2013年は、
イギリス関連のイベントが行われていること、
そして平戸ならではのお菓子を巡ること。
これらの詳細については、以下からご覧ください。
http://ricorice.exblog.jp/i26/
平戸は小さな町ながら、個性的なお菓子スポットがいくつもあり、
前回の閑雲亭に引き続き、何回かにわたってご紹介します。
今回は牛蒡餅本舗 熊屋(以下、熊屋)さん。創業から約250年、現在の店主の方で7代目という老舗です。
そう聞くと、さぞ敷居が高いのではと懸念されますが、
そういったところはなく、町にずっとあるお菓子屋さんといった風情です。
これは熊屋さんに限ったことではなく、
平戸のお店はどこも両手を広げて迎えてくれるところがあります。
もしかしたら、異国のもの、つまり異質なものを受け入れてきた土地が
そうさせるのかもしれません。
熊屋さんは入ってすぐが和菓子、奥が洋菓子となっており、
江戸時代から作られている「牛蒡餅」のイメージが先行していたので、
いささか戸惑ってしまいました。

購入したのは「牛蒡餅」、平戸英国商館設置400周年記念イベントのひとつ
“イギリスを味わう”で提供されているフルーツケーキ、
そして「オランダボーロ」と「カスポール」。
「牛蒡餅」とフルーツケーキについてはすでにご紹介しており、
それぞれのリンクをはっているので、そこから以前の記事を見てくださいね。

さて、「オランダボーロ」と「カスポール」について。「オランダボーロ」は、2011年の平戸オランダ商館のオープンに伴って作られたお菓子が、
好評につき、定番となったもの。
オランダの代表的なチーズ、エダムなど3種類を使った
やわらかいビスケットのような食感。
味わいもチーズの塩気と甘味がミックスし、こっくりとしたコクがあります。
お菓子として食べるのもいいけれど、
ワイン、MLF(マロラクティック発酵)させたシャルドネあたりが合いそうです。
一方、「カスポール」は、名称は違うものの、「カスドース」ととらえてよいでしょう。
ただ、「カスドース」でご紹介した2軒との違いは、
生地が比較的しっとりしていたこと。
マデイラワインとかポートワインといった酒精強化ワインが思い出されました。
「カスポール」ひいては「カスドース」のルーツとなる国のお酒が想起されるとは、
なんとも不思議であり、当たり前のようであり。おもしろいですね。
次回も、平戸のお菓子スポットをご紹介します。
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【シュガーロード(長崎街道)】江戸時代に整備された脇街道のひとつで、小倉・常磐橋を始点に長崎まで続く道。江戸時代、鎖国体制の中、海外との唯一の窓口であった出島に届いた砂糖は、この長崎街道を経て、京・大坂、そして江戸へと運ばれて行きました。長い年月の中で、菓子文化も大きく開花しました。
thu&fri 11&12/07/13
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