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イギリスの食研究家、食のダイレクター/編集者/ライターの羽根則子がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。chattex アットマーク yahoo.co.jp


by ricoricex

リチャード・ロジャースの好きな建築


普段、私は、メインは紙媒体、つまり平面の仕事が多いせいか、
三次元のものに対しては憧憬のような気持ちを抱いています。
そう、建築が好き。
絵画などもそうなのですが、20世紀に入ってからのモダンなものが好き。
ル・コルジュビエ、オスカー・ニーマイヤー、ルイス・バラガン、
初期の安藤忠雄や60年代の丹下健三もいいなぁ。
ロンシャンの教会を訪ねたときの衝撃は、
今も忘れられない。

近年のイギリスを代表する建築家のひとりといえば、
リチャード・ロジャース。
彼の名前を出すことに異論はないでしょう。
情報誌Time Outのウェブサイトに
リチャード・ロジャースの好きな建築
Richard Rogers' favourite buildings
という記事を見つけました。

この記事は、Royal Academy of Arts Burlington Gardens
本日、8月11日(日)〜10月13日(日)に開催されるアート展
Richard Rogers: Inside Out
を受けてのもののようです。

リチャード・ロジャースが選んだ建築は以下の通り、オリジナル記事はこちらです。
http://www.timeout.com/london/art/richard-rogers-favourite-buildings

Dr Rogers House(1968-1969, Richard and Su Rogers)
Lloyd’s of London(1978-1986, Richard Rogers Partnership)
Royal Courts of Justice(1873-1882, George Edmund Street)
Robin Hood Gardens(1969-1972, Alison and Peter Smithson)
South Bank masterplan(1994, Richard Rogers Partnership)

前述の発言を覆すようですが、
この中で一番興味深いのは、19世紀の建物のRoyal Courts of Justice。
なぜ彼はこの建物を選んだのか、
どこが特筆すべきことなのか。
建築に限らず、ですが、
行ってそこに身をおいて初めて気づくこともあるわけで、
機会があれば訪ねてみたいと思っています。

リチャード・ロジャースの好きな建築_e0038047_21232572.jpg私自身は、イギリス、もっと範囲を限定して、
ロンドンの建築でおもしろいなぁと思うのは、
The BarbicanTrellick Tower
Trellick Towerは高層集合住宅で、できあがったときの評価は散々。
設計したのは、アーノ・ゴールドフィンガー。
ーーゴールドフィンガー。
友人であった、作家のイアン・フレミングが『007』の中で悪役の名前に
彼の名前を拝借したんです。嗚呼。

今見ると、時代に追い越されちゃったなぁという気はするのですが、
でも、やはり魅力的なことに変わらず、1室を買いたいなぁ、とも思うのです。



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by ricoricex | 2013-08-12 00:00 | 建築&デザイン