いずれもホームカウンティ(地方行政体)であり、ロンドンへの通勤圏である。
ここでは、これら3つの地方について話をする。
まずはバッキンガムシャー。
バッキンガムシャー(Buckinghamshire)とは、
“ブッカ(Bucca)の人々の農場”という意味で、
現存する最も古い記録は1016年のもので、Buccinghamscirと綴られている。
バッキンガムシャーは、地理的には、ロンドン周辺部、
イングランドの中部に向かって位置する。
南にチルターン丘陵、北にアイルズベリ谷、
そしてテムズ川が蛇行するように流れる。
(アイルズベリ谷は50マイル(約80km)もの長さが続く谷地で、
一番狭いところで、その幅は10マイル(約16km)である)
バッキンガムシャーにはイギリス人が好む娯楽のひとつ、
ウォーキングスポットがいくつかおり、
息を飲むほど美しい村の景色が楽しめる。
ウォーキングの憩いの場には、アットホームな雰囲気のパブがおすすめ。
また、かのロスチャイルド家(銀行家。ドイツ語読みでロートシルト。
ボルドーの5大シャトーのうち2つを有することで知られる)の、
ワデスドン・マナー(邸宅)や、クライヴトンといった
歴史的建造物でゆったりと時間を過ごすのもよいだろう。
また、バッキンガムシャーは、マーロー、アマシャム、バッキンガムといった
小さなマーケット・タウンが点在するエリアでもある。
文学が好きな人にとっては、
ジョン・ミルトン(『失楽園』で知られる17世紀の詩人)、
T・S・エリオット(詩人、劇作家。マーローに住んでいた)、
メアリー・シェリー(『フランケンシュタイン』で知られる小説家。
シェリー夫人と紹介されることも。マーローに住んでいた)
ゆかりの地であり、多くのスポットが残っている。
こういった場所を巡ったあとで読み返すと、感じ方もよりいっそう深いものとなる。
(・・続 く・・)
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これまでの、“イギリスの地方料理 ロンドン”
“イギリスの地方料理 バークシャー”はこちら(↓)
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