よく考えれば当たり前ですが、葛は自然の材料を使ったもの。
日本酒などと同様、製作工程には季節が大きく関わってきます。
冬の時期に掘り出した原材料の葛を、製造に入るのがこの春先。
それを祝しての、今年で3回目のイベントに参加しました。
場所は、福岡県秋月。
筑前の小京都として風情のある町の、江戸時代から続く廣久葛本舗さんです。
葛や廣久葛本舗さんについては、下記のウェブサイトをご覧ください。
http://www.kyusuke.co.jp/
本日のイベントでは、葛を使ったフランス料理を食べたり、
工程をご説明いただいたり、葛そのもののお話を伺ったりしました。
掘ってから仕上がるまで約1年半、特に最後は1年寝かせるという、
そんな長い期間をかけて作るものとは知りませんでした。
いろいろ買いたかったのですが、本日は葛湯を購入しました。
もっというと、秋月が葛の名産地ということも、
福岡に引っ越して来るまで知りませんでした。
大学入学までは、隣県の山口で生まれ育ちましたので、
身近なもの、たとえば日常食や食材、調味料とか味つけなどは
体にしっかり刻まれています。その私自身驚く程。
しかし、なんせ子どもですから、
平たく言うと“いいもの”には触れていませんし、
触れていたとしても理解が及んでいないので、記憶に残っていません。
なので、新しい発見にまだまだ満ちています。
sun 17/03/13
・当ブログ内の文章、写真、その他の無断転用、転載を固く禁じます。