私の印象だと、日本だと、包丁一本でなんでもやりましょう、
つまり人間の技術や手先の器用さを問うことが多いのですが、
イギリスだと、便利な道具はどんどん使いましょう、ということ。
なので、これまで見たことのない、見たことはあっても使ったことのない道具に出合い、
実際に使って、ラクだなぁ、簡単だなぁ、を実感したわけです。
その分、洗いものは増えるので、どちらをとるか、どっちがやりやすいか、ですが
(子どもの頃からの私の夢は、ビルトインのガスオーブンとディッシュウォッシャー)。
大きなディッシュウォッシャーのある生活はとても快適だったので、これも欲しいところ。
そんなわけで、レモンやオレンジの皮をハンディにおろせるゼスターは
もはやわが家の台所に欠かせないものになりましたし、
がっしりと厚いオーブングローブも然り。
2012年初夏のイギリス滞在でも、便利なグッズを購入しました。
それはケーキを横にスライスするための道具、
ケーキカッティングワイヤーです。
squires kitchenにて。
ワイヤーとあるように針金をあてて、スライスさせる道具です。
針金をひっかけるところにくぼみがあり、そこで高さを調整。
ケーキの両脇に、高さのあるものをおき、波形ナイフでスライスするのが
一般的なやり方ですが、
それだと、高さを揃えるためのものが2つ必要。
しかもそれに沿ってナイフをあてるので、
ある程度(ケーキの直径より長い)の長さも求められます。
それが、これひとつあればOK、とう代物。
使っていて、便利さを実感しています。
私が買ったケーキカッティングワイヤー、
例としてパッケージにあるのは、ヴィクトリア・サンドイッチ。
ヴィクトリア・サンドイッチは、サンドイッチ・ティンと呼ばれる、
高さの低い丸型を2枚使って焼くのですが、
通常の丸型でもいいですよ、ということなのかもしれません。
それにしても、イギリスの国民的ケーキは、
ヴィクトリア・サンドイッチなんだなぁとつくづく思った次第です。
fri 29/06/12
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