実家のある山口県には3カ月に一度ぐらいのペースで帰っています。
7月に帰省した際に、母の推薦を受けてランチで行ったお店が
むらのレストラン 和桜。
ランチのみ、メニューはひとつ、限定30食。1050円。
なんでも人気があるそうなので、まずは電話をして、席を確保することからスタート。
あ〜、こういうやり方もあるんだなぁ、と思いました。
料理は目新しいものはないのですが、
いかにも料理好きなおかあさんが一生懸命作った感じで好感が持てます。
かといって、いかにも素人さんが作ったところに寄り添ってるわけではなく、甘えていない。
きちんと仕事をしているなぁという印象です。
野菜などは近所で収穫したもののよう。
品数が多く、ちょこちょこいろいろ食べられるのも楽しい。
ミニピザもあり、これがイタリア風でなく、日本風なのもいい。
デザートにコーヒーもつきます。
ごはんはかまどで炊いているとのこと。
炊きたてではなく、ややぼろぼろした感じ。
もちろんその日に炊いているのでしょうが、炊きたてではない。
ちょっと残念ではありますが、許容範囲。
汁碗はお味噌汁ではなくにゅうめん。
私は法事などの食事で出て来る菓子椀が大好物なのですが、
このにゅうめんもだしがしっかりきいていて、非常に好み。
盛り付けも気を遣っています。
食器もこうやって使ってあげるといいんだなぁと感じました。
昔は、冠婚葬祭を自宅で行っていたので、田舎の家には何十人分の食器一式が眠っています
(山口だけ?じゃないですよね)。
それらの食器を使っているのです。
ガーゼのハンカチをひとつひとつ巻いてお手拭きに使っているのもいい。
センスがすごくある、わけではないけれど、
好感が持てる、というのは大事なポイントかもしれません。
田舎で欲しいのはこんな店かも。
身の丈をわかっている店、というのかな。
当たり前のものを当たり前に出してくれて食べさせてくれるのがいい。
sat 28/07/12