お持たせなどで、竹籠に入った鈴の形をした最中の和菓子屋さんといえば
頷かれる方も多いのではないでしょうか。
本店にはイートインコーナーがあり、
お菓子を食べたり、お茶を飲んだり、食事もできます。
オーダーしたのは「すずのパフェ」950円。
一番下に水ようかん、生ムリーム、アイスクリーム3種、お豆、季節の果物、といった構成。
そして鈴の形の最中の皮が半分トッピングしてあり、
この最中の皮がキュート。最中で使うのと同じものだとは思いますが、見事なアイデアです。
こういうのがのっかているだけで、印象がぐんと違うもの。
また、おそらく、この店のアイテムでもある「朝実(黒ゴマを使った和風ビスケット)」
がさしてあります。
水ようかんがぷるんとしたものではなく、ややざらっとした舌触りで甘さ控えめ、
量もたっぷりです。これはおもしろいし、いいですね。
全体にボリュームもあり、さらっと煮た豆も心地もよい。
アイスクリームは、バニラ、キャラメル、抹茶、黒ゴマの4つから3つ選びます。
私が選んだのは、バニラ、抹茶、黒ゴマ。
先の水ようかん、バニラ、黒ゴマのアイスクリームに比べて、
抹茶のアイスクリームのみ突出して主張が強い。
あともうひとつ、「朝実(黒ゴマを使った和風ビスケット)」のみ歯応えがぱっきりしている。
この2点が気になりました。
どちらも単体でいただくにはいいかもしれませんが
(抹茶のアイスクリームは苦味が強いので、黒蜜をかけるといいかと)、
パフェという構成要素の多いものの中では、異質な感じがしました。
全体としては、気に入ったので、次は別のものにチャレンジしようと思います。
ランチはこの日は焼きカレー。
カレーの匂いも強いので、果たしていいのか悪いのか。
個人的には甘味だけで勝負して欲しいところではありますが。
店は中洲川端駅を出てすぐ、ふくぎんビルの中にあり、
大通りに面しているものの、店内ではゆったりとした時間が流れています。
イートインスペースとショッピングコーナーをしっかり分けているので、
買い物客の姿は見えず、せわしない感じがしません。
和モダンともいえるしつらいがシックで、
お菓子だけでなくインテリアにも相当気を遣っています。
wed 22/08/12
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