クラパム・ジャンクションからてくてく歩いて、バターシー・リーチへ。
テムズ沿いに、豪華マンションが建つエリアです。
このマンションのひとつの地階にあるのが
eric lanlardのケーキショップ、その名もケーキボーイ/cake boyです。
といっても、eric lanlardについては、日本ではなじみのない名前ではないでしょうか?
イギリスでの知名度はそこそこなのでは。
ブリティッシュ・ベーキング・アウォーズで受賞したり、
テレビ番組をもっていたり、本も4冊出していたり。
私も、本は1冊持っていて、
これが実用的、というより、ビジュアルがよく、眺めていて楽しい。
cake boyは入ってすぐがカウンター、
カップケーキやマフィン、アントルメなどが並んでいます。
レジは向かって左手にあり、その奥がクッカリー教室。
ちょうどエリックが教えている真っ最中でした。
そして、向かって右がイートイン・スペース。
びっくりしてしまったのが、店の佇まい。
本で展開されているセンスの延長のようなものを想像していたら、違った。
よく考えてみれば、cake boyというネーミングのセンスも、
分かりやすいといえば分かりやすいけれど、もうひとひねり欲しいところ。
特にイートイン・スペースのインテリアは、ぺらっぺらなベタな感じ。う〜む。
なんだか上海とかにあるケーキ屋みたい。。。
(東洋にある分には、それはそれで逆にダサかわいい感じでしっくりくるのですが)
店で食べたのは、ラズベリーのカップケーキ。
e/iイートインで3.00ポンド(t/a持ち帰りだと2.50ポンド)
カップケーキだけで何種類かあり、ひとつのボードに並び、一律この値段。
デコレーションで比較的遊んでいます(やり方はラフです)。
カップケーキは直径5.5~6cmとさほど大きくないのですが、
高さがあるので、それなりにボリュームはあります。
たっぷりのアイシングは甘いけれど、ケーキそのものはそうでもない。
むしろ甘さ控えめな印象さえ受けました。
そして、レッド・ヴェルヴェットの一種ともいうべきか、生地が真っ赤。
トッピングのラズベリーに気をとられていたので、まさかこんな生地とは!
やっぱり、真っ赤な生地ってインパクトが大きいなぁ。
マフィンもカップケーキ同様、数種類を一律の値段で。
こちらはe/iイートインで2.70ポンド。t/a持ち帰りだと2.10ポンド。
シナモンシュガー程度だっから分かるんですが、
マフィンの表面にもジャムやクリームを塗るのね。
表面にシナモンシュガー、中にリンゴが入った、
アップルシナモンを買って帰りました。
このマフィンが、小麦粉の比率が低く、卵が多い。
シフォンケーキとカステラの間のような趣でした。
油脂はバター(だけ)じゃなさそう。マーガリンかサラダ油か。
個人的には好んで食べるタイプの味や食感ではありませんでしたが、
これもマフィンの範疇なんだなぁというのが新鮮でした。
結構な大きさでしたが、粉の量と油脂のせいか、ヘビーではなかったです。
奥のカップルが何かのお祝いで、
カップケーキに花火を刺して盛り上がっていました。
(写真撮っていいよっていわれたのに花火のクライマックスに間に合わず。。。)
帰ろうとしたとき、
やってきた3人組のアフタヌーンティーがちょうどサーヴされたところ。
クロワッサンやチャバッタを使った
サンドイッチの3人前のセイヴォリー・プレートがやたらボリュームが多い!
フレッシュなローズマリーがドンとおかれたりもしてるし。
一方スイーツにはスコーンがなく、タルトやマカロンは種類違いでサーヴ。
器はいわゆる三段プレートではなく、
従来のアフタヌーンティーのセオリーをかなり無視していておもしろい!
興味津々で、一緒になって店員さんの説明をきき、写真を撮らせてもらいました!
スイーツよりもセイヴォリーが相当気になります!
fri 29/06/12
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