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イギリスの食研究家、食のダイレクター/編集者/ライターの羽根則子がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。http://hanenoriko.daa.jp/


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5日目<2010年11月02日(火)>


夜がしらじらと明け始める。ポーツマスの港が見える。
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あ〜、イングランドに戻って来たんだな〜。
ナイトフェリー、私は初めての経験。ひとりだし、大部屋ともいうべきリクライニングシートでいいものかどうか考えました。アドバイスを求めたら、アイルランドに行くときに使ったけれど、みんなぐったりでそんな危険な感じはしなかったな。でも、何があるかわからないから、そりゃ気になるよね、とか、ジャージー島はポッシュな島だから大丈夫だよ、とか。
結論としては、大丈夫ということで、まあ、さして不安を抱くっていう雰囲気はなかったのですが、それよりも困ったのが寝づらいこと。リクライニングシートのヘッドレストの位置が全く合わないし(そう、私はミニマム)、とにかく寝づらい。といいながら眠りはしたのですが、快適ではなくって。
これはいつでもどこでも眠れる私にしては珍しいこと。スリーピングバッグ持参で床に寝ている強者もいました。
でも、気分は久しぶりに青春18きっぷ。23:30ごろ東京を出て翌朝6時過ぎに大垣に着く電車が昔あって、普通の座席で一晩寝たりしたことを思い出しました。
そうしていざ7時前にポーツマス港に到着。ポーツマスはフェリーターミナルの町。しかもフランス行きのフェリーが多いのです。
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港に着き、ターミナルまで移動して、そこからタクシーで鉄道の駅まで。フェリーターミナルと鉄道の駅はちょっと離れているのです。バスもあるのでしょうが、これから向かうブライトンで待ち合わせをしているので、基本的に公共交通機関をあまり信用していないので、とにかく早く目的地に向かうことを優先。
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列車の中で、朝食代わりにチョコバーを食べる。
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1時間ほどでブライトンに到着。
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ここも私にしては珍しく宿をとっていて、早く着くので荷物を預かってもらうようお願いしていたので、宿に向かう。大通りをくだるように歩く。あ〜、海が見える!
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海沿いの大きなホテル群の裏手に、B&Bが集まったところがあり、そのひとつ。
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到着すると、とっても親切そうなお兄さんがお出迎え。
チェックインできるよ〜、部屋ももう使えるからね、と。そうそう、夕方になったら朝食のオーダーリストをドアにおいておくから、記入を忘れないでね〜と。
インテリアや小物とか、love&peaceでオーガニックな感じでやたらラブリー。う〜ん、このセンス、そして細かいところに気が届く親切な感じはオーナーがゲイなのでは? さすがブライトン(ブライトンはゲイタウンとして有名)、と妙なところで納得。
そして、朝食メニューにはbreakfasts may contain traces of loveと綴ってあり、確信に変わるのでした。

部屋が使えるのは非常にありがたく、ひとまず顔を洗って歯を磨いてさっぱり。
待ち合わせまでにはまだ少し時間があるので、合流するYと向かうワイナリー、リッジビューに念のために電話。セラードアはいつでも開いているとあったものの、いざ行ってみて開いてないのは嫌なので確認。
電話をするとあたりのやわらかい若い男性が応対。今日来るの? 問題ないよ。どこから、えっ、ブライトンからタクシーで来るつもりなの? あ〜、だめだめ、もったいない。2、3駅向かったところにBurgess Hillという駅があるから、そこで降りてタクシーでいらっしゃい、と。
セントラルブライトンから直線距離で10kmぐらいなので、じゃあタクシーでと思ったけれど、お兄さんのアドバイスに従って電車で行こう。

10時30分。ブライトン駅で、ロンドンからやって来たYと会う。3年ぶりの再会。
リッジビューのお兄さんのアドバイスを説明し、電車で向かうことに。うだうだしゃべりながら、あっと言う間にバージェス・ヒル駅に到着。
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思っていたよりも全然小さいワイナリー。このリッジビュー、イングランドの優秀ワイナリーのひとつで、実際に受賞も多く、もっと立派な建物で大きいと思っていたのです。
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セラードアは2階。階段にはたくさんの賞状が。
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にこやかなお兄さんがお出迎え。やあ、君だね? さっき電話くれたのは?と。そうして、まずは窓の外に広がるブドウ畑を見ながら、ブドウの種類や畑、今年は冷夏で大変だったことetcいろいろと説明をしてくれる。
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試飲は締めということで、オッケー、じゃあ今から案内するよ、と。ルミアージュを機械でやっている様子や、澱がボトルにたまったところ、セラーなどを案内してくれる。
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リッジビューではワインのライン名にロンドンの有名な場所の名前をつけているのですが、その理由が、響きがよくって高級そうに思えるでしょ、とのこと。え〜、本当にそんな理由なの〜?
そのあとは3種類を試飲。スパークリングばかり3つというのはとても贅沢。う〜ん、おいしいなぁ。やっぱりイングランドはスパークリングワインの銘醸地かも! 来てよかった〜!
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個人的に、シャンパーニュのイースト香が得意ではなく、そういう強い香りはなく、でも製法はシャンパーニュ方式(イングランドでできたという説もある)なので、見た目や細やかな泡の感じは似ているんだけど。
味は私自身はイングリッシュ・ワインが断然好みだな。より繊細で清らかな感じです。
すっかり気に入ったので、試飲した3本を購入、Yも購入し、でも持ち歩くのは嫌なので、ロンドンのJのフラットに送ることにする。
わ〜い、滞在中にまた飲める! 楽しみ〜。

その後、ブライトンに戻る。
さあ、昼食! 気分はガストロパブって感じで、YがiPhoneですぐさま調べてくれて行ったはいいが、ランチのオーダーはすでに終了。
じゃあ、ということで、本当は夕飯に行こうと計画していたシーフード・レストラン、The Regencyへ。
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彼女の元同僚がブライトンに住んでいたことがあるらしく、彼のおすすめのレストランがここだったのです。絶対にプラターを注文して、とのこと。生と調理するタイプとがあり、私は生ものがそう得意ではなく、Yも賛成してくれて、調理しているものを。
帆立にムールにロブスターにエビに、で〜んと来ましたよ!
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おおらかではあるけれど、火の入れ方や塩加減は絶妙。 うん、おいし〜。
殻もみるみる間に重ねられていく。満腹!満足!
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このレストランは海沿い。で、海に目をやると、あ〜、ウエスト・ピア! 2003年に焼け落ちて、形骸化したその姿だけが残っている!
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その後は街をぶらぶら。
ブライトン、2000年の夏に、当時通っていたボーンマスの学校のエクスカーションで来ました。
私にとってブライトンは『クアドロフェニア』(さらば青春の光)で植え付けられて、確かに風景はそのままだけれど、なんだかひと昔前に栄えたちょっとあか抜けない街、しかもそのとき大きなショッピングモールができたばかりで、そのあたりをぶらついたこともあり、あまりおもしろみのない街だったのです。
(余談ですが、『クアドロフェニア』のスティングは、ジャックナイフならぬ、まさにスティングって感じで光ってましたね。あのジギジギ・ダンスもダサかっこよかった!)
ところが、今回、大通りを隔てて、そのショッピングモールのある方と逆側を初めて歩いて、ヨークとまではいかないけれど、古くからある小ぢんまりとした感じのいい店がたくさんあって、ぶらぶらするにはいいじゃないの!
Yがアンティークショップが集まった一角があったはずなんだけどなぁ〜、と。そういえばJもそんなことを言っていたな、ブライトンのアンティークショップを見るのは楽しいよ、と。
結局、このとき、そこは見当たらず。あとで宿に戻ったときにブロッシャーを発見。次回は行ってみよう。

次の日、彼女は仕事だし、私もナイトフェリーでちょっと疲れ気味で、18時30分ごろバイバイ。
宿に戻りがてら海まで行ったら、すっかり日も暮れてしまった。
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シーフードをたらふく食べたので、夜はスーパーで買ったメロンを部屋で食べて済ます。
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by ricoricex | 2011-01-11 22:43 | 旅の記憶