実際のところはそんなに濃い味ではありません。
紅茶のいぶしたような香りが、こういった肉の料理によく合います。
紅茶は、いわゆる普通のティーバッグで十分。
もしそのティーバッグが茶葉のストレートな種類で作られているなら、
ダージリンなど繊細なものは合わないかなぁと思います。
アール・グレイも適さないと感じられ、
同様に、マリアージュ・フレールに代表される
フラワリーなフレイヴァード・ティーも難しいでしょう。
茶葉でいうと、アッサムなどはよさそう。
エレガントというより、色味や渋みが強い骨太なタイプは大丈夫そうです。
キームンなど、いぶしたような香りもインパクトのあるものは
おもしろく仕上がるように思えます。
味にちょっとアクセントを加えるために、
赤トウガラシを入れました。
ほのかにピリッとしていて、これが食欲を増進させます。
八角などを使って、中国風にしてもおもしろいかなと思います。
端的にいえば、焼き色をつけて煮るだけなので、
煮る時間さえ確保できればしごく簡単にできる料理。
たくさん作るのにも向いています。
実のところ、一度に2倍、3倍の分量を作りたい一品。
なので、ホームパーティなど人数がいるときに便利だと思います。
そうでない場合も、たくさん作っておけば、
ラーメンにのせたり、サラダの具材にしたり、
焼豚/ハム感覚でいろいろに使えます。
<材料(2〜3人分)>
豚ロース肉……300g
水……300ml
ティーバッグ……3個
酢……大さじ1
醤油……大さじ1
白ワイン(または酒)……大さじ2
ハチミツ……小さじ1
赤トウガラシ……1本
塩・コショウ……適量
<作り方(調理:15分 煮込み:30分)>
1. 鍋に水を入れて沸かす。
2. 豚肉に塩・コショウをすりこむ。
3. 1の水が沸騰したら火を止め、ティーバッグを入れ、ふたをする。
※ふたをするのは茶葉を開いて紅茶を抽出させるため。
4. フライパンを火にかける。
5. フライパンを温めている間に、バットなどにキッチンタオルを敷いておく。
※焼いた豚ロース肉の余分な脂をとるため。
6. フライパンが熱したら、2の豚ロース肉を全体がきつね色に焼き色がつくまで焼き、5の上におく。
※肉から油が出るので、油をひかなくてもよい。くっつきやすいフライパンの場合は、少しだけ油をひく。
※この時点ではあくまで表面に焼き色をつける。中までしっかり火を通す必要はない。
7. 3に醤油、酢、白ワイン(または酒)、ハチミツ、赤トウガラシ、6の豚ロース肉を脂をキッチンタオルを拭き取って入れ、ふたをする。
8. とろ火で約30分火にかける。
※途中、2、3回ひっくり返す。
9. スライスして皿に盛る。
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