ただし、このウェルシュ・ケーキの場合は、
ほかのグリドルを使うケーキやスコーンと違って
少しばかりやわらかいのが特徴です。
疲労困憊、お腹をすかせてやって来た旅人のために
イン(宿屋)の人が、食事までの間の小腹を満たすために
サーヴしたのが始まりと言われています。
もうひとつのウェルシュ・ケーキの特徴はグラニュー糖を仕上げにふること。
お好みでバターを塗ってから、グラニュー糖をふってもよいでしょう。
ウェルシュ・ケーキはウェールズ語でPice ar y maen。
cakes on the stone(石の上のケーキ)という意味で、
ベイクストーンという鉄のフライパンで焼いたことが由来だとか。
ほろほろとした食感で、口の中でとけるようなおいしさがあります。
熱いうちに召し上がれ。
冷めたらアルミホイルで包んで、オーブントースターで温めるとよいでしょう。
<材料(12枚分)>
薄力粉……225g(8oz)
ベーキングパウダー……小さじ2
バター……110g(4oz)
グラニュー糖……60g(2oz)+適量
レーズン……60g(2oz)
卵……1個
サラダ油……適量
<作り方(調理:45分 フライパン:約20分)>
1. 薄力粉とベーキングパウダーを合わせて、2〜3度ふるう。卵をときほぐす。バターを適当な大きさ(3cm角より小さいとよい)にカットする。
2. 大きなボウルにふるった粉類、次いでバターを入れる。
3. 両手を使い、指先でこすりながら混ぜ合わせる(決して指に力を入れない)。このとき、手は胸の高さまで持ち上げるつもりで、ボウルから15〜20cm上だとよい。
4. しばらくして、3が生パン粉状になったら、グラニュー糖とレーズンを入れ、小さなパレットナイフ/ナイフなどをつかって軽くかき混ぜる。
5. 4に1のときほぐした卵を加えて混ぜる。
※まとまりが悪ければ牛乳を少量加える。
6. 作業台とのべ棒に薄力粉をふるい、5mmほどの厚さにのばし7cm程度の円形の型で抜く。
7. 余った生地はまとめて、6と同様にのばして型で抜く。
8. フライパンにサラダ油を入れて熱し、弱火で片面5分ずつ、こんがり焼き色がつくまで焼く。
9. グラニュー糖をふって食べる。
** 絶賛、発売中です **
Amazon
楽天ブックス