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イギリスの食研究家、食のダイレクター/編集者/ライターの羽根則子がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。http://hanenoriko.daa.jp/


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『ピーターラビットの世界™ イングリッシュガーデン&ハウス』3号で、レシピを提供しました!_e0038047_09530918.jpg

ぼーっとしてたら年末になっていました。。。
今秋、2022年10月12日から発売が始まった『ピーターラビットの世界™ イングリッシュガーデン&ハウス』(アシェット・コレクションズ・ジャパン)。
これ、ピーターラビットの世界をミニチュア・ドールハウスで作る、毎号少しずつ作って完成させていく、というもの。
当然、メインはドールハウスの組み立て方なのですが、マガジンもついていて、こちらでは肝心のピーターラビットの話や、イギリスの文化を伝えるコラムが入ったりします。

3号ではピーターラビットの世界にちなんだレシピが入り、登場するのは
「干しブドウ入りのパン」。
こちらでレシピ提供・撮影用パン制作をしています。
『ピーターラビットの世界™ イングリッシュガーデン&ハウス』3号で、レシピを提供しました!_e0038047_09530800.jpg


・・・

実はこれ、依頼があり、撮影は1年以上前。
というのも、まずはパイロット版を作り、テスト販売を含めて全国販売するか検討し、を経てから、だから
ピーターラビットの世界™ イングリッシュガーデン&ハウス』は見事、全国販売にこぎつけ、順調に売れているようで何よりです。
いいものを作りたい、のと同時に、やっぱり売れてナンボ、とも思っちゃうんですよね〜。

・・・

ピーターラビットの世界™ イングリッシュガーデン&ハウス』についての詳細はこちら(↓)。



年末年始のお休みの期間に、ミニチュア・ドールハウスに挑戦するもよし、
「干しブドウ入りのパン」を作るもよし。
ぜひお試しください!


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# by ricoricex | 2022-12-29 00:00 | お知らせ

「マリー・クワント展」 @ Bunkamura ザ・ミュージアム(渋谷、東京)_e0038047_11025126.jpg

やっぱりV&A(Victoria & Albert Museum South Kensington/ヴィクトリア&アルバート博物館(サウス・ケンジントン、ロンドン))で観たかった。。。

えっ、これだけ、ってのが正直な感想。
本家は、衣装もだけど、資料関係がもっと展示されたんじゃないのかな〜、なんせV&Aだし。
その割に物販にはえらく力が入ってて、モノを売るための展示、って感じ。

違うんじゃない?展示そのものを充実させてよ〜。
V&Aサイトの方が全然見応えあるよ〜。

モッズ(mods)について脚注が、
“先入観のない、国際的で先進的な考えをもつ若者たち”とあり、違うと思うよ。
ハイエンドファッションは知っているれど、ユースカルチャーには疎い人を訳者に選んだのかなぁ。

マリー・クワント展」@ Bunkamura ザ・ミュージアム(渋谷、東京)
まだ、開催中なので、感想はこのくらいにしておいて、いずれまた綴るとしましょう。

・・・

にしても、全部が全部じゃないんだけど、日本の、東京はその傾向が強くって、
アート展って、囚人になった気分になる。
メモとったり、座ったり、壁にもたれたり、(うっかりで)スマホが鳴ったりしたら、すっ飛んできて、叱責される。

もっとやわらかい態度でいいんじゃないの、アートってひれ伏すようなもんじゃないでしょ、自由な気持ちで観させてよ〜。


thu 15/12/22

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# by ricoricex | 2022-12-28 00:00 | 建築&デザイン

“シュトレン18種類食べ比べ”に参加しました_e0038047_23311591.jpg

2022年12月10日(土)、「代々木Tanne」(東京)で開催された、“シュトレン18種類食べ比べ”に参加しました。

今年、2022年9月に出版された『クリスマスの発酵菓子』(私は編集統括、制作指揮、映画でいうと監督ですねとして仕事)、
この本では、このイベントの主催であり、ドイツの食のエキスパートである森本智子さんにシュトレンについて寄稿いただきました。
この「シュトレンの食べ比べ」では、『クリスマスの発酵菓子』でご紹介したお店含め、森本さんセレクトによるシュトレン18種類が登場しました。
“シュトレン18種類食べ比べ”に参加しました_e0038047_23311643.jpg


<登場したシュトレン>
01. グランボワ(群馬・前橋)
02. フェルダーシェフ(広島)
03. ブロートラント(福岡)
04. ブロートルーフ(石川・能美)
05. KNETEN(東京)*
06. LWAN Bakes(神奈川・逗子)
07. Von der Heide(ドイツ)
08・09. トラスパレンテ 2種(東京)*
10〜12. トレカルム 3種(東京)*
13. アルカション(東京)*
14. アディクトオシュクル(東京)*
15. パティスリークグラパン(神奈川・鎌倉)*
16. Bäckerei Benjamin(東京)
17. 菓子工房ichi(愛知・稲沢)*
18. Emil Reimann(ドイツ)
 *=『クリスマスの発酵菓子』掲載店

ちょうどいいタイミング!と、全部ではありませんが、『クリスマスの発酵菓子』に登場くださったお店には、お礼を兼ねて連絡をして、買いに行きました。
聞けば、わずかではありますが、材料など変化があり、こうやって少しずつブラッシュアップされていくんだなぁ、と感じました。
逆に、長年作っているお店などは、変えない、という選択で作ってらっしゃるところもあり、これはお店側が、もあるでしょうが、リピーターの方が多いゆえ、変えられない、というのが実際のところでしょう。


このイベント、これまでは持ち寄りでやってらっしゃったのですが、今回は森本さんが気になったものをシェアする、というスタイルで。
告知して、すぐに満席になり、キャンセル待ちを設けたほど。
ご参加くださった、18名のみなさま、ありがとうございました!
“シュトレン18種類食べ比べ”に参加しました_e0038047_23311809.jpg

https://www.facebook.com/events/1372387010168628
https://18stollen2022.peatix.com

・・・

会場となった「代々木Tanne」はドイツビールのお店。
イベント終了後、お客として、サクッと1杯。
その際、森本さんの言葉で、
「基軸はドイツの中でもシュトレンの街である、ドレスデンタイプ。
日本のはおいしいし見栄えもいいけど、和製シュトレンで別枠という位置付け」
が印象的でしたた。

ドイツ菓子ドイツパンは、それこそ森本さんを著者に、私は編集統括として本を作ったし、やっぱり現場にも、とドイツにも行ったけれど、私はエキスパートではなくって、
つい、自分の舌のおいしい、を求めて、コンテストではないので、それでいいかもしれないけれど、ここでも評価と嗜好は別、なわけで、
そういう意味では、森本さんのようにわかっている方がいるのがいいと思うし、
ドイツのシュトレンが食べられ、それこそ食べ比べできたのは、本当によかった。

同じことは、私の専門のイギリス菓子や料理にもいえて、
特にイギリス菓子はシンプルな材料と工程で、粉も乳製品も卵も水も果物も、そもそもの素材の味が違うし、求められているものも違う。それゆえ、日本ではオーセンティックなものが無理だと思っています。
おいしい、のと、本国の味、を混同したくないし、してほしくないんですよね〜。

これは、先日審査員として参加した「パネットーネ・コンテスト in 2022」(↓)もだし、

他の国のものについてもそう。
そして、技法だけでなく文化や背景もわかった上でローカライズしたり個性を出したりするのはアリだと思うけれど、表面だけをなぞった“こんなもん”は、やっぱり首を傾げてしまうな〜。

そんなことを改めて。


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# by ricoricex | 2022-12-25 00:00 | お知らせ

2022 Christmas Song Advent Calendar_e0038047_07551331.jpg

12月1日、その日、終日、表参道で予定があり、終わって街を歩いていたら、
「Fairytale Of New York」が頭の中で鳴りっぱなし。
そうだ!とクリスマスソングのアドヴェント・カレンダーを作ってみました。

ちなみに、、、トップの写真は、
2018年秋、「Double Fantasy」@リヴァプール博物館(イングランド)の展示であった、「Happy Xmas」の手書きの歌詞です(展覧会の模様はこちら(↓))。

・・・

12/01 The Pogues - Fairytale Of New York
https://www.youtube.com/watch?v=j9jbdgZidu8

12/02 Low - Just Like Christmas
https://www.youtube.com/watch?v=eIbha-783eQ

12/03 Aztec Camera - Hot Club of Christ
https://www.youtube.com/watch?v=LBvmMTVhcjU&list=PLsq37WHm6P3fyOdZGpSwrdcAGfnv2b5BE&index=2

12/04 Greg Lake - I Believe In Father Christmas
https://www.youtube.com/watch?v=yfY4b1NszpY

12/05 Jackson 5 - I Saw Mommy Kissing Santa Claus
https://www.youtube.com/watch?v=O89sPooBhyE


12/06 The Waitresses - Christmas Wrapping
https://www.youtube.com/watch?v=nud2TQNahaU

12/07 Ramones - Merry Christmas (I Don't Want to Fight Tonight)
https://www.youtube.com/watch?v=KIhIBFPtnoc

12/08 Paul McCartney - Wonderful Christmastime
https://www.youtube.com/watch?v=94Ye-3C1FC8

12/09 Beach Boys - We Three Kings Of Orient Are
https://www.youtube.com/watch?v=SHBODza3GnU

12/10 The Ronettes - Sleigh Ride
https://www.youtube.com/watch?v=XZTzai1H9DM


12/11 The Kinks - Father Christmas
https://www.youtube.com/watch?v=fPPCPqDINEk

12/12 Margo Guryan - I Don't Intend to Spend Christmas Without You
https://www.youtube.com/watch?v=GBbYqUOTLLk

12/13 Joy Zipper - Christmas Song
https://www.youtube.com/watch?v=odM_suELxyw

12/14 Band Aid - Do they know it's Christmas? (Extended Version)
https://www.youtube.com/watch?v=Zc8TYsYb5i0

12/15 Brenda Lee - Rockin' Around The Christmas Tree
https://www.youtube.com/watch?v=DSHGd4lmLd4


12/16 Status Quo - It's Christmas Time
https://www.youtube.com/watch?v=91vWCMznR58&list=OLAK5uy_kkLohyh7KfslCy7F_e3rQD5gsicSeBVbo

12/17 Joni Mitchell - River
https://www.youtube.com/watch?v=OLHxxBTl71I

12/18 Wizzard - I Wish It Could Be Christmas Everyday
https://www.youtube.com/watch?v=IJPc7esgvsA

12/19 Saint Etienne (ft. Tim Burgess) - I Was Born On Christmas Day
https://www.youtube.com/watch?v=Jdzo_vPnhio

12/20 Slade - Merry Xmas Everybody
https://www.youtube.com/watch?v=PTslBTBl1X8


12/21 Andy Williams - It's the Most Wonderful Time of the Year
https://www.youtube.com/watch?v=cbZTfrhcamA

12/22 Darlene Love - Christmas (Baby Please Come Home
https://www.youtube.com/watch?v=vf4ZXBzbAio

12/23 Chris Rea - Driving Home For Christmas
https://www.youtube.com/watch?v=uSjq7x67kzM

12/24  John & Yoko/Plastic Ono Band feat. the Harlem Community Choir - Happy Xmas (War Is Over)
https://www.youtube.com/watch?v=flA5ndOyZbI


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# by ricoricex | 2022-12-24 00:00 | 音楽


「パネットーネ・コンテストin Japan 2022」に審査員として参加しました_e0038047_23114611.jpg

202211月下旬、日本初の「パネットーネ・コンテストin Japan 2022」(パネットーネ・ソサエティ

主催)が行われました、



「パネットーネ・コンテストin Japan 2022」に審査員として参加しました_e0038047_23114760.jpg

1121日(月) 一次審査

1124日(木) 最終審査と結果発表、(一般向け)試食販売

というスケジュールで、一次では20の、最終では7つのパネットーネを、

審査員という立場で参加しました。

一口にパネットーネといってもさまざまです。

今回のコンテストは、発祥の地、ミラノの伝統的なパネットーネ(クラッシコ・パネットーネ)を基軸としたもの。

よって、リエヴィト・マードレ(自家培養発酵種)を用いるなどの条件に満たしたものとなります。

審査結果や審査の模様は以下でどうぞ。


また、パネットーネ・コンテストの主催のパネットーネ・ソサイエティではファンおよびクリエーター会員を随時募集しています。

ご興味のある方はこちら(↓)からそどうぞ。


・・・

去年2021年夏にスタートし、今年20229月に発売となった

書籍『クリスマスの発酵菓子』にて、私は、企画・構成・編集・取材・執筆を行いました(撮影、デザイン以外、ですね)


そこで、「パネットーネ・コンテストin Japan」のマエストロ・アドバイザリーでもある鈴木弥平さん(「ピアットスズキ」オーナーシェフ)を取材した際に、

「パネットーネは別においしいものではないです」とおっしゃっていたのが印象的でした。

今回の審査でも同じことをおっしゃっていて、

私のライフワークはイギリスの食で、特に伝統菓子や料理の場合に当てはまる、んですね。

材料や道具は進化していますし、私たちの生活環境や嗜好も変化する、

すると長年培われてきたものが、必ずしも現代の味覚に合うとか、というとそこは乖離が起こることは少なくない。

審査は、伝統的なパネットーネということで、その基準を満たしているかが優先されます。味が二の次というわけではありませんが、おいしさ一義ではない、ということです。

伝統菓子に限らず、ですが、評価と嗜好は違うんですよね。

私は、伝統的なイギリス菓子は日本で再現は無理だと思っていて、

それはシンプルな材料ゆえ、材料がすべて違うし、求められる味わいも違うからです。

なので、本格的、本場、と言われるものに正直首をかしげるものが多い。

ローカライズは否定しません。むしろ、そういうものだと思っています。

ただし、その場合、表面だけをなぞったり切り取ったりするわけではなく、現地を知りつつ(単にお菓子や料理だけでなく、その背景やストーリーなども)、その上でアレンジを加えるのはありだと思っています。

なので、パネットーネにおいても、そのお店ならではの哲学や思考が見えるものがあるとおもしろいと考えます。

そうなるとこれは、今回のコンテストの伝統的なパネットーネとは違う基準になり、ツイスト/個性派という枠を設けてもいいのでは、と思います。

・・・

これをいうと驚かれることが多いのですが、イギリス、特にロンドンでは、ここ10年ほどすっかりパネットーネはクリスマス菓子の選択肢のひとつで、デパートなどではどんと陳列されています。


この動きは相変わらずの模様で、今年もパネットーネのニュースは出回り、余ったパネットーネの活用法として、ブレッド・アンド・バタープディング/フレンチトーストのレシピもよく見ます。

今や世界で親しまれているパネットーネなので、フランスやアメリカのメディアでも取り上げています。






https://www.youtube.com/watch?v=nwCiW_BH3lU




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# by ricoricex | 2022-12-23 00:00 | お知らせ