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イギリスの食、イギリスの料理&菓子 ricorice.exblog.jp

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イギリスの食文化研究家、食のダイレクター/編集者/ライターの羽根則子がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。chattex アットマーク yahoo.co.jp


by ricoricex
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イギリスの食ニュース(2024年12月6日)
イギリスの食ニュース(2024年12月6日)_e0038047_19324095.jpg


<イギリス>
“The 20 best easy Christmas party recipes – blinis, paté, punch and more
クリスマスパーティーの簡単レシピ・20選”
先日、“2024年のクリスマス・フードトレンド”をお伝えしましたが(↓)、
https://ricorice.exblog.jp/33384904/
ここでも、ちょっとつまめるミニサイズが散見されますね。
あっ、なるほど!なアイディアレシピもあり、ナイジェラ・ローソンのブラウニーを重ね方でリッチに見せる、ってのは、これ、いい!です。


“Maths designs wood-panelled BAO City restaurant with "moody cinematic feel"
「Bao」シティ店の内装は映画のような雰囲気”


台湾中華まん専門店「Bao(バオ)」は、モダン中近東料理の「Ottolenghi(オトレンギ)」、ボンベイカフェを現代に蘇らせた「Dishoom(ディシューム)」、と並んで、その動向が気になっているお店です。
「Bao(バオ)」のソーホーのお店はこんな感じです(↓)。

ソーホーのお店は、それまでマーケットなどには出店していたものの、固定店としては第一号(だったはず)。
ソーホーという場所柄もあったでしょうし、割包(長崎の角煮まんじゅう、みたいなの)を認知させるためもあったでしょうし、親しみやすい、しゃれた食堂、neighbourhoodって感じの店構え、ですが、
シティとなると事情が変わってきて、また「Bao(バオ)」も知名度が上がり、テーマ性を持たせて、グッとでデザイン性に注力した印象。
手掛けたのは、社内デザインスタジオMathsで、彫刻的な照明器具、光沢のある素材、深紅の色合いのインテリアになっています。
テーマは“映画”。エドワード・ヤン監督による1985年の台湾映画『台北ストーリー』を参考にした部屋もあるそう。


“Visit Liverpool: For Food, Football & The Fab Four
ミシュランによるリヴァプール案内: 食とサッカーとビートルズと”


タイトル通りですね。
リヴァプールは行ったことあるけれど、行ったことあるだけで、まだまだ不案内。
特にビートルズ関連は、時々行く音楽バーのマスターが今春にいらしたときの様子がステキだったので、また行きたい。
ここで紹介されているスポットもかぶっています。
飲食店も、ここで紹介されているところもいいし、まだまだ健在であろうパブやカフ(安食堂)にも行ってみたい。
あっ、そうそう、オリジナルタイトルにもあるけれど、The Fab Fourとは、あの素敵な4人(組)、と訳せばいいのかな、そう、ビートルズのことです。


fri 06/12/24

# by ricoricex | 2024-12-06 12:00 | イギリスの食ニュース

イギリスの食ニュース(2024年12月5日)
イギリスの食ニュース(2024年12月5日)_e0038047_16475395.jpg


<イギリス>
“This restaurant has been crowned the best in the UK for 2024 by Uber Eats
Uber Eatsが選ぶ、2024年イギリス最高のレストランはここ”


英国一に選ばれたのは、イギリス南東部、ポーツマス、ボーンマス、サウサンプトンに店舗を構える、ジャマイカ料理レストラン「Natty’s Jerk」
家族経営のレストランで、、2022年は3位、2023年には2位と、徐々に順位を上げて、ついに1位に。
ボーンマスは2000年夏〜冬にかけて住んだ場所。どこにあるんだろう、と思ったら、あのあたりかぁ。
9年前にたまたま、住んでいたところの近くを通ったときも感じたけれど(↓)、
https://ricorice.exblog.jp/23904263/
当然ながら、ボーンマスも随分変わっただろうなぁ。


“Ottolenghi plans further expansion outside central London as group falls to loss
「Ottolenghi(オトレンギ)」、赤字に転落ながらも国外出店も計画中”

https://www.restaurantonline.co.uk/Article/2024/12/03/ottolenghi-group-plans-further-expansion-outside-central-london-with-richmond-restaurant-as-group-falls-to-941725-loss-in-latest-financial-results/

ここ20年でしょうか、イギリスでモダン中近東料理というジャンルを生み出した立役者といえば「Ottolenghi(オトレンギ)」
ロンドン中心部に店舗を展開していましたが、来年はロンドン郊外(でもない、か)のリッチモンド、さらには国外、スイス・ジュネーヴのマンダリンオリエンタルに店舗をオープンする、とか。

モダン、というところでいうと、ボンベイカフェをテーマにした「Dishoom(ディシューム)」がアメリカ合衆国進出を狙っていたり(↓)、
https://ricorice.exblog.jp/33325903/

「Ottolenghi(オトレンギ)」「Dishoom(ディシューム)」、そして台湾中華まん専門店「Bao(バオ)」(↓)の動きから目が離せない私です。

あっ、ちなみに「Ottolenghi(オトレンギ)」はこんなお店です(↓)。



“‘Brain rot’: Oxford word of the year 2024 reflects ‘trivial’ use of social media
2024年オックスフォード流行語大賞は‘Brain rot’”


6つの候補の中から、37,000人以上の投票によって選ばれた‘Brain rot’。
この言葉の意味は、
「(現在では、低品質なオンラインコンテンツを過剰に消費することで)人の精神状態や知的状態が悪化すること」。
他の5つの言葉には、
落選した5つの言葉は以下のとおりです。
‘demure’ 控えめな行動や責任感のある行動
‘dynamic pricing’ 製品やサービスの価格が需要を反映して変動
‘lore’ 誰かや何かに関連する事実や背景情報の集合体
‘romantasy’ ロマンスとファンタジーを組み合わせたフィクションのジャンル
‘slop’ 人工知能を使ってオンラインで生成された低品質のコンテンツ

ちなみに、ケンブリッジ辞書の今年の流行語大賞は‘manifest’、
コリンズが選んだのは‘brat’で、確かに! こんな現象も起こりました(↓)。
https://ricorice.exblog.jp/32689993/


thu 05/12/24

# by ricoricex | 2024-12-05 12:00 | イギリスの食ニュース

イギリスの食ニュース(2024年12月4日)
イギリスの食ニュース(2024年12月4日)_e0038047_19410619.jpg


<イギリス>
“Supermarket Christmas Food 2024: the ultimate guide to festive ranges from Aldi, M&S, Waitrose, Tesco, Morrisons and more
スーパーマーケットのクリスマス商品ガイド2024”


スターター&サイドディッシュ、メイン、デザート、とそれぞれのカテゴリーの商品を、スーパーマーケットごとにラインナップ。
こういうの見るとトレンドが一目瞭然、ですね。
例えばデザート。クリスマス・プディング、クリスマスケーキ、ダンディーケーキといった伝統菓子が見当ららない。。。
チョコレートケーキ類、チーズケーキ、パネットーネ、パンナコッタ、などが散見されます。
時代は変わる!

今年、2024年のイギリスのクリスマス・フードトレンドはこんな感じです(↓)。
https://ricorice.exblog.jp/33384904/


“5 great London restaurants that have been forced to close this autumn
2024年秋、惜しまれつつ閉店したロンドンの名店5軒”


調べ物をしているとよくわかるのですが、
開店情報は溢れているけれど、閉店情報、ってまとまったものが意外と少ない、んですよね。。。
そんなわけで、今年の秋になくなってしまったロンドンのお店はこちらの5軒です。
・Leroy
・12:51
・Mystic Burek
・Snackbar
・Decatur


<食、ではないけど>
“BBC axes MasterChef Christmas specials after Gregg Wallace scandal
BBC、グレッグ・ウォレスのスキャンダルを受け、『マスターシェフ』のクリスマス特番を中止に”


グレッグ・ウォレスの性的発言・セクハラ疑惑を受けて。調査期間中はテレビ番組『マスターシェフ』は降板、(↓)。
https://ricorice.exblog.jp/33387464/
というニュースが駆け巡ったのは先週のこと。
そして、クリスマス特番の放送を中止に、と。
まあ、こうなっちゃいますよね。。。


wed 04/12/24

# by ricoricex | 2024-12-04 12:00 | イギリスの食ニュース

イギリスの食ニュース(2024年12月3日)
イギリスの食ニュース(2024年12月3日)_e0038047_22020588.jpg


<イギリス>
“Much loved tea brand saved after being bought out for £10,200,000
倒産危機にあった老舗紅茶ブランド、£10,200,000で買収される”


先月、11月中旬に、“Typhoo Tea(タイフーティー)、倒産の危機”をお伝えし(↓)、
https://ricorice.exblog.jp/33316944/
存続が危ぶまれていましたが、マンチェスターの、VAPE、バッテリー、照明のメーカーとして知られる「Supreme」が買収。
とりあえず、販売は継続される模様です。


“These Scottish cafes are selling the UK’s most expensive coffee for nearly £300
スコットランドのカフェで、イギリスでもっとも高価なコーヒーを販売。値段は£300近く”


フラットホワイト1杯、£272。
非常に質の高い、クリーミーなモスギールミルクを使うから、ってのもありますが、サステナブルの意識を高めるのが、その目的。
農業の持続可能な未来に投資し、酪農業界を変える運動に参加するため。
嗜好はあるにせよ、もはやどこもおいしいものは提供しているし、こういうエシカルな態度、って大事で、こういうのがお店や企業選びの基準になってますからねぇ。


<食、ではないけど>
“80年代から00年代の英国ポップカルチャーを振り返る:ナショナル・ポートレート・ギャラリーで『THE FACE』展開催”

『THE FACE』『i-D』、少し遅れて『Dazed and Confused』、
イギリス発のストリート・ポップカルチャー雑誌に刺激を受けた口ですからねぇ。

ところで、この『THE FACE』展、2018年、ロンドンのキングス・クロスの再開発でコール・ドロップス・ヤード/Coal Drops Yardが誕生したときに展示していた
“The Face Cover Archive”(↓)と連動してるのかな?


tue 03/12/24

# by ricoricex | 2024-12-03 12:00 | イギリスの食ニュース

イギリスの食ニュース(2024年12月2日)
イギリスの食ニュース(2024年12月2日)_e0038047_22061137.jpg


<イギリス>
“Nando’s is opening 14 new UK restaurants – full list of openings so far
「Nando’s」がイギリスで店舗拡大中”


「Nando’s」はカジュアルな鶏料理のレストランチェーン。
売上げ絶好調、コロナ前の営業利益に戻った、とはCEOの弁。
2024年2月までの1年間に17店舗を、現在、さらに多くの店舗オープンを目指しているようです。
イギリス人、ほんと、「Nando’s」好きだな〜。


“This coffee chain is all over the UK — but you’ve probably never heard of it
英国全土に展開するコーヒーチェーン店はここ。でも、聞いたことない?”


それは、25年前にオープンした「Esquires Coffee」。
私も見たことない、と思ったら、このお店、都心ではなく、郊外や郊外に出店しているから。
ここ数年、オープン店舗を増やしており、現在、イギリスで70店舗以上を展開。今後3年間で店舗数を倍増、2030年までに300店舗を達成しようとしているとか。
オリジナル記事に掲載されている写真を見ると、レイドバックした雰囲気で、日本でいう、今どきのレトロ喫茶店の佇まい。立地は違えど、「コメダ珈琲店」が近いかもしれません。

ところで、日本では、いまだに“紅茶の国”(しかも茶葉)として大きく語られるイギリスですが、これイギリスの現在のリアルな日常とはかけ離れていて、その乖離はますます大きくなっている印象です。ティーバッグでマグで気軽にミルクティー、は健在ですが、イギリスはすっかりコーヒーの国、なんですよね。
数字にも当然表れています(↓)。
https://ricorice.exblog.jp/30425618/
イギリスのコーヒー市場も熾烈な争い(↓)、です。
https://ricorice.exblog.jp/31829684/


“欧州のダイニングがめっちゃ暗くて『これで生活できるの?不便…』どうやら彼らには快適らしい「文化的な違いもある」”

ああ、そうね。
なんかね、落ち着くんですよ。煌々と明るいのはなんか安っぽくもあるし。
灯りは卓上のキャンドルだけで食事、ってのもいいじゃないですか。
夏も、ですが、今の季節、陽射しが強いので、サングラスが要るなぁ、な私なので、明るいのが得意でないのかもしれません。


mon 02/12/24

# by ricoricex | 2024-12-02 12:00 | イギリスの食ニュース