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イギリスの食、イギリスの料理&菓子 ricorice.exblog.jp

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イギリスの食研究家、食のダイレクター/編集者/ライターの羽根則子がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。chattex アットマーク yahoo.co.jp


by ricoricex
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イギリスの食ニュース(2024年10月11日)
イギリスの食ニュース(2024年10月11日)_e0038047_06315296.jpg


<イギリス>
“The best potato dishes in London right now
今ロンドンで一番おいしいジャガイモ料理あれこれ”

https://www.hot-dinners.com/Features/Hot-Dinners-recommends/best-potato-london-restaurants-chips-mash-roast

あえて言えば、イギリスでの主食は、じゃがいも、になる、かな。
クリスプス(ポテトチップス)、チップス(フライドポテト)、ジャケットポテト、ローストポテト、マッシュポテト、彼らの日々の生活に、じゃがいもは欠かせないですからね。
レストランでも提供していて、こんなふうにするんだ、こんな料理もあるんだ、をラインナップ。
北海道のベークドポテトを使ったミルフィーユ、なんてのも、ありますよ。


“Nine common garden plants that can help ease stress, fatigue and burnout
ストレス、疲労、燃え尽きを和らげてくれる、9つのハーブ”


レモンバーム。ローズマリー、ラヴェンダー、バレリアン、ハナビシソウ、セージ、カモミール、ミント、ネトルシーズ、
がそれ。お茶にするのが多く、たまにしか飲まないけど、カモミールやミントは私も好きですね。


<日本>
“英誌が「世界で最もクール」に選んだ日本唯一の街”

Time Outが選んだのは東京の学芸大学。
へ〜、そう。ひと昔前の三茶、山手の下町感たっぷり、だからなぁ。

で、あっ、これ、オリジナル記事、見たな、と思ったら、こちらでした(↓)。
The 38 coolest neighbourhoods in the world
https://www.timeout.com/travel/coolest-neighbourhoods-in-the-world

飲食店にしろ街にしろ、日常感覚、というか、うちの近所の(もしくはあるといいな、な)ちょっとそこまで、みたいなneighbourhoodをどう訳すか、むずかしい。。。


fri 11/10/24

# by ricoricex | 2024-10-11 12:00 | イギリスの食ニュース

Into an Adventurous Wonderland


Into an Adventurous Wonderland_e0038047_05402923.jpg


『対訳・注解 不思議の国のアリス』が届いた!
原文を読まないとなぁ、と長年思い続けていたものの、
相当手強いのはわかっていたので、なかなかとりかかれないでいたけど、ようやく。

パッと見ただけだけど、
これ、すごい本だな。。。
この先、何度も何度も読み返すだろう。

左に原文、右に訳、下に注釈。
使われている単語自体は、ごく日常的で簡単なもの。
だから文章が意味するところをかっちり限定せず、広がりがあるんだろう。vひとつの単語が持つ複数の意味、時制、冠詞、前置詞、代名詞、韻踏み、、、
すべてに意味がある。
でもって、単に英語でなくイギリス英語と文化をやっている人でないとわからない部分もちゃんと汲みとってある。
(米語(のみ)に精通している人の、他の英語圏の訳に???ってこと、時々あるもの)

formulaを踏まえてどう振るか。
この言語を操る感覚、ルイス・キャロルは数学をやっていた、ってことが非常に大きい、だろーなー。
そして数学には芸術的センスが必要、ってのも納得できる。

『1984年』のニュースピークも、
英語をひととおり体系的にやって、フランス語にかかったとき、
フランス語のformulaが英語に比べて明確なのに、へえええ〜と感じ入り、
その後で眺めると、私ですら感じた、こういう発想になるよなぁ、だったもん。
(でも結局、軸を作っても、その先々でそこでのみ流通する言葉は生まれちゃうんだけどね。)

でもって、イギリス(人)はシンプルなformulaを作り、体系化するのがうまい。
だからこそ、七つの海を支配できたんだと睨んでいる。

しっかし、これだけの知識を3000円台で買えていいのだろーか。。。
どう考えても、桁が違うんじゃないか、って気がする。


fri 11/10/22


# by ricoricex | 2024-10-11 00:00 |

イギリスの食ニュース(2024年10月10日)
イギリスの食ニュース(2024年10月10日)_e0038047_06544334.jpg


<イギリス>
“Great British Bake Off winner Nadiya Hussain reveals she's been diagnosed with two autoimmune diseases'
『グレイト・ブリティッシュ・ベイクオフ』優勝者のナディア・フセイン、2つの自己免疫疾患と診断されたことを明かす”


お菓子作りの得意なアマチュアたちが腕を競い合う、イギリスの人気テレビ番組『The Great British Bake Off(グレイト・ブリティッシュ・ベイクオフ)』シリーズ6(2015年)のチャンピオン、ナディア・フセイン/Nadiya Hussain(↓)。


この番組が生んだスター料理家の彼女が、この2年間で、2つの自己免疫疾患と診断されたことを公表。
「自分の体に耳を傾けること」と「自分を大切にすること」の重要性をファンに伝えました。

知名度のある人のこういった発言は非常に勇気があることで、これで救われる人たちも多いのではないのでしょうか。


“One of the UK’s most popular beers is set to return to British pubs after almost 30 years
イギリスで人気のあるビールが、約30年ぶりにパブに復活”


それは「Double Diamond(ダブルダイヤモンド)」。
クラシックなペールエールの風味で、テレビCMなどの効果もあって広く知られていたビールが復活するそうです。発売にや値段は現時点では不明ですが。


<日本>
“「コモナーズ・キッチン」がnoteで連載していた記事を書籍化した『舌の上の階級闘争』発売”
https://x.com/britculturejp/status/1843609750132666748
イギリスの食ニュース(2024年10月10日)_e0038047_06495100.jpg
この本、とても気になっています!
読まなきゃ!


thu 10/10/24

# by ricoricex | 2024-10-10 12:00 | イギリスの食ニュース

『闇の奥』


『闇の奥』_e0038047_20212101.jpg


目黒シネマが4Kレーザープロジェクターを導入し、
怒涛のラインナップを展開している中に
『地獄の黙示録』があり、
久しぶりに読むか〜、で、図書館の予約が回ってくる。

っと、記憶にあるのとカバーが違う、と思ったら、
新訳で、2年前に出たのか。

まだ読み始め、なんだけど、
ゴールデン・ハインド、と出てきて、ロンドンのフィッシュ・アンド・チップス店!と思った自分の食い意地に悲しくなる。。。
(同名のフィッシュ・アンド・チップス店があるんです)

確信犯なのか、役割やジェンダーロール的な訳が気になる。
おれ、とか、ですわ、とか、ね、こんな言い方しないよなぁ、こんな表現しないよなぁ、が気になる。

にしても、このカバー、でいいのかなぁ、想像力を欠如させる、気がするんだけど。。。
そして、なぜか、右から左に、奥の闇、と読んでしまう。。。
同時に、闇、が、闇、と読めない。創作された漢字のように見える。。。

ジョゼフ・コンラッドっていつもいい名前だなぁ、って思うけど、イギリスでの名前、なんだよねぇ。
母語も英語じゃないけど、こういうの書けちゃうわけだ、ってのに畏敬というよりの畏怖の念を抱いてしまう。。。

そうそう、肝心の『地獄の黙示録』は、スケジュールを読み違えて、見逃してしましました。。。


# by ricoricex | 2024-10-10 00:00 |

イギリスの食ニュース(2024年10月9日)
イギリスの食ニュース(2024年10月9日)_e0038047_20215215.jpg


<イギリス>
“Chippy urged to put fruit and veg on the menu by health board bosses
フィッシュ・アンド・チップス店、野菜と果物をメニューに加えるよう保健委員会に要請される”


ウェールズ北部の保健委員会は、新しくオープンする予定のフィッシュ・アンド・チップス店に対し、「新鮮で手頃な価格のヘルシーな代替品」をメニューに加えるよう、
ソフトドリンクの販売を控え、代わりに水道水を提供し、水筒に水を補充できるようにすることも提案。
理由は、健康のため。

う〜ん、そればっかりになると、ということではあるのでしょうが、たまにはジャンキーなものもいいじゃない。他の食事の機会で、全体のバランスをとれば、と思ってしまうんですよね。。。
ジャンキーなものはジャンキーだから、おいしくって楽しい、し。。。


“Can you guess Rick Stein’s top UK cities for food?
リック・スタインが選ぶイギリスのグルメ都市”


リック・スタイン/Rick Steinといえばシーフードのパイオニアであり、地方を食で注目させた人物。
それがどういうものか体験したくて、2007年、コーンウォールのパドストウを訪ねました(↓)。
https://ricorice.exblog.jp/7916430/

そんな彼が選んだ、イギリスのフーディーな都市は、
ロンドン、ブリストル、マンチェスター、レスター、ベルファスト。

BBCで9月26日から始まった、イギリス各地の食を訪ねるテレビ番組『Rick Stein’s Food Stories』を受けての記事のようで、なによりこのテレビ番組が気になります。


“Mary Berry Adds 1 Secret Ingredient For The Best Apple Crumble
メアリー・ベリー、これも加えてアップル・クランブルをさらにおいしく”


メアリー・ベリー/Mary Berryといえば、お菓子作り自慢が腕を競い合う、イギリスの人気テレビ番組『The Great British Bake Off/グレイト・ブリティッシュ・ベイクオフ』の司会を、シリーズ1〜7(2010〜16年)から務めた人物。
パステル調の洋服をまとい、しゃっきっとしたおばあちゃま、です。

アップル・クランブルは煮たリンゴに、小麦粉、バター、砂糖を混ぜたそぼろをかけて焼いたもので(↓)、

メアリー・ベリーアップル・クランブルには、ナッツやシードを加える。
そうすることで香ばしさや歯応えがよくなる、と。
ん〜、でもナッツを加える、ってのはさほど新しいアイディアではなくって、ナイジジェラ・ローソンのアップル・クランブルをはじめ、他のレシピでもよく見るし、
むしろ、リンゴを煮ない、とか、作り方、かな(オリジナル記事を読んでみてね!)

ナッツを加えるってのは、確かにいいんですよね。
紹介されているのは、オーツ麦、クルミ、ヒマワリの種ですが、
私はオーツ麦やアーモンドとか、好きですね。


wed 09/10/24

# by ricoricex | 2024-10-09 12:00 | イギリスの食ニュース