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イギリスの食研究家、食の編集者/ライター、フードアドバイザー、情報発信サポーター“羽根則子”がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。


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ロンドンのリヴァプール・ストリート駅は、ここから北上するとショーディッチ、南下するとシティ、東に向かってしばらく歩くとバングラディッシュ・カレー屋が建ち並ぶ、エスニックなストリートカルチャーに匂いぷんぷんのブリック・レーン、
そして忘れちゃならない、オールド・スピタルフィールズ・マーケット/Old Spitalfields Market
https://www.oldspitalfieldsmarket.com/

名前のとおり、オールド・スピタルフィールズ・マーケットはロンドンを代表するマーケットのひとつで、
もともとは野菜や果物といった生鮮食品を売っていましたが、現在は様相が異なります。
毎日開いているものの、多くの人が集まるのは木〜日曜。
曜日ごとに違ったテーマでストールが立ちます。

タイミングが合うのが前提ですが、私が訪ねるのは木曜の午前。
というのも、木曜日は“アンティークの日”なんですね。
アンティークやヴィンテージにそんなに興味があるわけではないのですが、
予想外の出合いがあるかも!と思って出かけるわけです。
そうして、いくつもの戦利品を獲得!(にんまり)


このオールド・スピタルフィールズ・マーケットに新たにフードエリアが登場します。
その名も“The Kitchens”。
2017年10月13日(金)にお目見えとなります!

“The Kitchens”には10軒もの話題の飲食店が集結し、そのラインナップは以下のとおりです。

01. Berber and Q(グリル)
02. Breddos Tacos(メキシコ)
03. Barbarian(アジア)
04. Dumpling Shack(中国)
05. Flank(牛料理)
06. Happy Endings(アイスクリーム・サンドイッチ)
07. Rök(北欧)
08. Thousand Knives(日本)
09. Sood Family(パスタ)
10. Yum Bun(割包)

この“The Kitchens”、仕掛人はChiltern FirehouseViajanteなど人気ダイニングのシェフ、ヌノ・メンデス/Nuno Mendesと、ホスピタリティ・コンサルタントのスティーヴン・マッキントッシュ/Stephen Macintosh

確かに、オールド・スピタルフィールズ・マーケットは行くたびに、ストール含め飲食店が増え、
あら〜、こんなお店の支店もできたのねぇ、ってところ。
そして、お昼時ともなると近隣で働いている人たちもやって来て、店舗増加ではまかないきれないほど大賑わい。行列ができるところも少なくありません。

ロンドンがフードコンシャスになっているので、それが大看板になるからってこともあるのでしょうが、
需要が増大し、それを表すかのようなこういう状況を整理する意味もあり、
フードエリアを設けるにいたったんだろうなぁ、と私は捉えています。

私自身は、オールド・スピタルフィールズ・マーケットのなかで食事をしたことはないんですよね〜。
というのもマーケットの外、近隣に優良店が点在しているから。
なので、“The Kitchens”の登場は選択肢が増えて困る!という、うれしい悩みです。
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“The Kitchens”オープンのニュース、2017年10月6日(金)づけのイギリスの飲食メディアでは以下のように伝えています。
上記に記した以上の際立った内容はありませんが、気になる方はご参考までにどうぞ。

Eater London
Old Spitalfields Market Is Revamping Its Food Offering
https://london.eater.com/2017/10/6/16435052/old-spitalfields-market-london-breddos-tacos-berber-q-london-restaurant-street-food-news


Hot Dinners
Old Spitalfields Market will feature Breddos, Berber and Q, Rok and more...
http://www.hot-dinners.com/Gastroblog/Latest-news/old-spitalfields-market-will-feature-breddos-berber-q-rok-and-more



~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○ロンドンのデパート、リバティに新フードホールがオープン! → http://ricorice.exblog.jp/26030400/
○2017年秋、ロンドン・シティに登場するブルームバーグのヨーロッパ本部は新ダイニングスポットでもある → http://ricorice.exblog.jp/25977424/
○ロンドンはジャパンセンターの旗艦店、今秋オープン! → http://ricorice.exblog.jp/25719545/
○バターシー・パワーステーション再開発でこんな飲食店が登場! → http://ricorice.exblog.jp/25367420/




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# by ricoricex | 2017-10-10 00:00 | イギリスの食ニュース

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イギリス産ワインに特化したウェブサイト、Great British Wineの2017年9月21日(木)づけで投稿されたのはこんな記事。
イングリッシュワイン、今飲むべきシャルドネはこの8本
Great British Wine Chardonnay Spotlight Tasting
http://www.greatbritishwine.com/spotlight-tasting/great-british-wine-chardonnay-spotlight-tasting/


金、銀、銅賞、次点という形で選ばれた8本は以下のとおりです。

○金/Gold
Chapel Down Kit's Coty Chardonnay 2014(ケント)
希望小売価格: £30

○銀賞/Silver
Hush Heath Skye’s English Chardonnay 2015(ケント)
希望小売価格: £16

○銅賞/Bronze
Nutbourne Chardonnay 2013(サセックス)
希望小売価格: £12.50

○次点/The Other 5 Wines
New Hall Limited Edition Chardonnay 2014(エセックス)
希望小売価格: £9.50

Gusbourne Guinevere Twenty Fourteen(ケント)
希望小売価格: £22

Lyme Bay Chardonnay 2015(デヴォン)
希望小売価格: £17

Chapel Down Chardonnay 2013(ケント)
希望小売価格: £14.99

Simpsons The Roman Road Chardonnay 2016(ケント)
希望小売価格: £22


シャルドネはイギリスで一番多く栽培されているワイン用ブドウ品種で(2015年のデータによる)、その割合は23%。
栽培面積のおおよそ1/4を占めており、
イングリッシュワイン = スパークリングワイン、といった部分もありますから、
スパークリングワインへの使用用途が高いのは想像にかたくありません。

もちろんシャルドネを使って白ワインも造っています。
そうしてGreat British Wineがジャッジしたのが、上記の結果というわけです。

シャルドネは、ブドウの個性というよりも、造り手の個性がでやすく、味わいに幅が広いのが特徴。
誰かの基準がすべてではありませんが、それでもこういった指南があると選ぶときの手助けとなるのではないでしょうか。


個人的に興味深いのは、賞には選ばれなかったものの、次点として挙がったSimpsonsのシャルドネ。
きいたことないワイナリーだな〜、と思ったら、
このワイナリーの初収穫のブドウを使った貴重な1本。
これは、気になる!

入手しやすいところでは、8本のうち2本がエントリーしたChapel Down
ここで金賞となった“Kit's Coty Chardonnay 2014”は、ほかのアウォードやセレクションでも、非常に評価の高いワインです。


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○バッカス(バフース)でイングリッシュワインを選ぶならこの3本 → http://ricorice.exblog.jp/26026259/
○2017年夏 この6本が今飲みたいイングリッシュワイン → http://ricorice.exblog.jp/25927604/
○2017年初夏のイングリッシュワイン・ベスト14 → http://ricorice.exblog.jp/25780213/
○イギリスの白ワイン → http://ricorice.exblog.jp/23742812/




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# by ricoricex | 2017-10-09 00:00 | イングリッシュワイン

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コーンブレッドというとアメリカ合衆国を代表するパン。
確かにそうではあるのだけれど、
昨今のグルテンフリーの動きを受け、小麦以外の穀物がイギリスでも注目されており、
トウモロコシの粉、コーンミールを使ったこのコーンブレッドもそんなひとつ。

とはいえ、コーンミールだけを使うと、生地が膨らまなかったり、と
なかなか扱いがむずかしいので、このレシピではコーンミール100%にはしていません。
薄力粉も加えています。

ところで、イギリスの代表的なパンにもコーンミールを使うものがあります。
それはイングリッシュ・マフィン
表面にパラパラとふりかけて焼くので、量は使わないのですが、
だからといってコーンミールがないのは、
イングリッシュ・マフィンイングリッシュ・マフィンじゃなくなるような気がします。

なので、少量とはいえ、イングリッシュ・マフィンにはコーンミールを使うのですが、
コーンミールもほかの食材同様、賞味期限というものがあるので、
棚に眠っているコーンミールを使い切りたい!
そんなときに私が作るのが、このコーンブレッドです。

<材料(21×21cm型のトレイ1個分)>
コーンミール……175g
薄力粉……125g
ベーキングパウダー……小さじ2
グラニュー糖……大さじ1
塩……小さじ1
バター……50g
卵……2個
牛乳……300ml
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<作り方(調理:12分 オーブン:25分)>
下準備
*型にバターを塗り、クッキングシートを敷いておく。
*オーブンを200℃に温めておく。
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1. 小鍋にバターを入れ、ごく弱火でとかす。牛乳は人肌程度に温める。卵をときほぐす。
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2. コーンミールと薄力粉、ベーキングパウダー、グラニュー糖、塩を合わせてふるい、真ん中にくぼみを作る。
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3. 2のくぼみに、1のとかしたバター、人肌程度に温めた牛乳、ときほぐした卵を注ぐ。
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4. 3を混ぜ合わせる。
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5. 4の生地を用意しておいた型に入れる。
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6. 200℃のオーブンで25分焼く。
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7. オーブンから取り出したコーンブレッドは型に入れたまま10分以上、そのままにしておき、その後型から出し、網の上で冷ます。
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8. 適当な大きさ(4×4)に切る。
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(↑104の英国お菓子ストーリーを詳しく紹介しています!



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# by ricoricex | 2017-10-08 00:00 | イギリス菓子・レシピ

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これ、私の、私個人のための備忘録。

ジャーナリズムとか批評とか、メディアのあり方は、日本とイギリスでは大きく異なります。
そもそもの精神構造が違う、というか。
根底を成すのが、論理的/感情的の違いといえるか、と。

「批評は批判ではないし、嫌いな感情の表れでもない」

この上に成立しているのが、イギリスのメディアで、
日本の場合は感情に走る、というか、
もっというと、周囲の気配を読んで、いちばん無難なところに落ち着く、というか。

これって、別段、メディアだけじゃないですね。


なので、批評家という職業がイギリスで成立し、受け入れられているのは、
“どんな見地で”という明確な論理的思考を示し、その上にあるからではないか、と。

批評家とかジャーナリストとか、土壌も社会的役割もまったく違う、ということで、
それをふまえて、と。


イギリスの新聞は大きく高級紙とタブロイド紙に分けられます。
無理やり日本で例えると、高級紙は、日本経済新聞や朝日新聞、タブロイド紙は東京スポーツといったところです。
で、前者の高級紙、週末は、付録の冊子たっぷりで、これがおもしろい!
冊子というよりもはや雑誌、と呼んでいいかもしれません。

そのイギリスの高級紙の中にも、ランク(クラス)のようなものがありまして、
私はガーディアン/The Guardian読者で(本来のニュースや論調を拾う、というよりも、どーでもいいことをあれやこれや、これでもか!と綴るのがおもしろい!なので、本来の読み方とは違う、んだろうけど)、
ガーディアンってワーキングクラス寄りというか、高級紙のなかでいちばん市井の人々の感情に近い気がします。
デイリー・テレグラフ/Daily Telegraghはポッシュで保守的。たいてい私の肌には合わないけれど、
目を通すと、ふ〜ん、こういう意見もあるのか、とは思うわけです。

タイムズ/The Timesは、う〜ん、なんというのかな、折り目正しい、というか優等生というか、品位があるというか(書体が美しいんだよね〜)。

このタイムズの日曜版、サンデー・タイムズ/The Sunday Timesのレストラン批評家を務めた人物にAAギル/A. A. Gillがいます。
間違いなく、イギリスで著名なレストラン批評家のひとりで、最初にタイムズに記事が掲載されたのは1993年。
以降、昨年2016年12月、62歳の若さで亡くなる直前までタイムズには、彼の記した記事が掲載されました。
(ほかにも、「GQ」や「Esquire」などの雑誌にも寄稿、書籍の著作も多数あります)

彼の死は、タイムズだけでなく、ほかの新聞やメディアで大きく取り上げれました。
はっきり覚えています(ネットのおかげで日本にいてもニュースは流れる)。
その、AAギルの死を悼むニュースのひとつがこれ(↓)
AA Gill: Final article describes cancer treatment
http://www.bbc.com/news/uk-38280057


なぜ、ここまで大きなニュースとなったのか。
最初に批評家の社会的役割が日本と違うと綴ったのはそこで、
批評、都合の悪いこともなぜそうなのか、論理的に指摘することは社会的に大きな役割を果たすからです。
(なので、ほとんどの批評家は、“文責”を示すため、
 記名原稿で名前が大きく掲載されるし、顔写真も添えられます)


彼の死から1年近く経った2017年9月19日(火)、
AAギルの後任となる、サンデー・タイムズのレストラン批評家が発表されました。
それは、マリーナ・オローリン/Marina O’Loughlin

あれ〜、ガーディアンに寄稿していなかったっけ?
そう、ガーディアンからタイムズに移る、というわけです。

マリーナ・オローリンのキャリアのスタートは、フリーペーパー(新聞)のメトロ/Metroにおけるレストラン・レヴューから。
その後、ガーディアンのレストラン批評家となり、またフードマガジン「Olive Magazine」やインディペンデント/The Independentロンドン・イヴニング・スタンダード/London Evening Standardなどの新聞にも寄稿。

ジャーナリストととして数々の受賞歴もあり、当ブログの記事
注目! 2017年イギリスの食シーンを牽引するのはこの50人!
でもご紹介したように、ジャーナリストとしてその言動が注目されている人物です。
(余談ですが、イギリスのジャーナリストには珍しく、顔出しをしていないんですよね〜)

このサンデー・タイムズのレストラン批評家にマリーナ・オローリンが任命されたというニュース、
イギリスのメディアは以下のように伝えており、おおむね好意的に受け入れられている模様です。

Marina O’Loughlin named new Sunday Times restaurant critic
https://www.bighospitality.co.uk/News/People/Marina-O-Loughlin-named-new-Sunday-Times-restaurant-critic


Marina O'Loughlin is the new Sunday Times restaurant critic
http://www.hot-dinners.com/Gastroblog/Latest-news/marina-o-loughlin-is-the-new-sunday-times-restaurant-critic


Marina O'Loughlin is the new Sunday Times restaurant critic
http://www.hot-dinners.com/Gastroblog/Latest-news/marina-o-loughlin-is-the-new-sunday-times-restaurant-critic


Marina O’Loughlin Named AA Gill’s Permanent Replacement as Sunday Times Restaurant Critic
https://london.eater.com/2017/9/19/16332446/marina-oloughlin-aa-gill-permanent-replacement-sunday-times-restaurant-critic


The Sunday Times appoints new restaurant critic
https://www.news.co.uk/2017/09/the-sunday-times-appoints-new-restaurant-critic/


Breaking News | Guardian's marina o'loughlin is successor to aa gill as sunday times restaurant critic




だいたいが、イギリスのメディアの人間というのは容赦なく、

批評家がレストランを閉鎖に追い込むのではない。ダメな料理がレストランをダメにするのだ」。

手厳しい批評で知られたAAギルならではの発言です。
AAギルの筆致とマリーナ・オローリンのそれとは、当たり前ではありますが、随分と異なります。
さて、彼女の文章が、サンデー・タイムズにどんなエッセンスを加えてくれることになるのでしょうか。
初寄稿となる2017年10月15日(日)以降が、楽しみです(ちなみに、タイムズのオンライン購読は有料制です)。


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○注目! 2017年イギリスの食シーンを牽引するのはこの50人! → http://ricorice.exblog.jp/25742509/
○レストラン評論家、マリーナ・オローリンが選ぶ、イギリスのレストラン・ベスト50 → http://ricorice.exblog.jp/24024625/
○発表! F&Mフード・アンド・ドリンク・アウォーズ2017 → http://ricorice.exblog.jp/25783230/
○オブザーバー・フード・マンスリー・アウォーズ2016 → http://ricorice.exblog.jp/24741584/




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# by ricoricex | 2017-10-07 00:00 | イギリスの食ニュース

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イギリス、とりわけロンドンは世界各国の料理が集まり、実にヴァラエティ豊かなレストランがひしめき合っていて、
もちろん手頃で上質なビストロはあるけれど、
それでも焦点が当たるのはファインダイニングな気がします。
となると、イギリスでも“フランス料理は敷居が高い”な印象になっちゃうよねぇ。

でも、そこそこの値段で、カジュアルシックな店構えで、敷居の高くないお店がちゃんと存在するんです。
それが、ここ(↓)。
オベイン/Aubaine
https://aubaine.co.uk/


ビストロだと、どうしてもレイドバックした内外装にしがちだけれど、
決め過ぎないナチュラル感があって、今らしい造り。、
プリフィクスの2コースだと昼夜とも£10台という価格設定も、
ありそうでなかったところ。

記憶が曖昧ですが、オベインは、ロンドンにやって来たフランス人ビジネスマン(実業家?)が、
ロンドンでもフランスのパンを!と、2000年代半ばに始めたお店です。

私の行動範囲で頻繁に見るので、よっぽどたくさんの店舗があるのだろう、と思っていたら、
そうではなく、たまたまだった。。。
現在、ロンドン市内にレストラン8軒、カフェが2軒あります。


よく目にするので、“押さえ”として私の中のリストにずっとあったものの、
つい後手に回ってしまい、長い間行けずじまい。

この日の午後、1泊2日で出かけたライからロンドンに戻り、
体調が万全ではなかったので、夕方までのんびりしていたものの、
ちょっと回復した感じだったのと、退屈感に襲われ、
デジカメを買いに行くかぁ(ライでデジカメがダメになっちゃったのです)、と
ケンジントン・ハイストリートのデジタルガジェット量販店、PC Worldへ。

無事、デジカメを購入し、バッチリではないけれど食欲もあるから、どこぞで食べよう。
そこで、迷うことなく、すぐ近くのオベインへ。
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入り口の扉を開けると、「こんばんは、マダム」と、お兄さんがにっこり。
「あいにく予約はしていません。ひとりですけれど、席はありますか?」
「もちろん大丈夫ですよ。さあ、こちらへどうぞ」

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すでに日が落ち、店内も薄暗い。
席に着いたら、卓上のキャンドルにともしてくれました。
ピカピカに明るいよりも、暗いなぁ、と感じるぐらいが落ち着く。
こういうところに、イギリス含めヨーロッパを感じてしまうのです。
それにしても、ろうそくの灯りって飽きない。
じ〜っと眺めていると、ぼんやり自分と対峙しているような気がします。

“フランスのパンをロンドンで!”の創業者の言葉通り、
店内にはパンの販売コーナーもあり、
19時頃ですでにアイテムはほどんどなかったのだけれど、
充実している感が。

ほかにほとんどお客さんがいなかったこともあって、
メニューを決めるのにお兄さんとあれやこれや。

選んだのは、プリフィクス2コース £13.50(2017年10月現在は£15.50)で、
・前菜:サラダ
・メイン:ビーフ・ブルギニオン
これに、グラスで赤ワイン、デザートにエクレア、アメリカンコーヒーをつけ、サーヴィス料などもろもろ込みで、
しめて£30。
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体調が本調子でなかったのと、デジカメを買い替えた直後で操作確認に気をとられ、
メモを取り忘れ、味の記憶が鮮明に蘇らず(いつもは写真を見れば、反射的に呼び起こされるのだけれど)。
でも、定番の、というか、奇をてらわず、安心&安定の味だったか、と。


印象的だったのが、パン。
味もさることながら、プレゼンが。
小さなバケツ(100円ショップにありそうだなぁ)で供され、
バゲットを細長く斜めにスライスして軽くトーストしたものとクルミパンとパン・オ・フリュイのスライス、そしてくるくるっと包まれたバターが入っています。
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そうだよね、カゴじゃなくてもいいんだよね〜。
しかもイギリスはフランスと違って、パンを直おきするのを嫌がるからさぁ。
そして、このくるくるっと包まれたバターがかわいい!

今はなき、ロンドンのアールズ・コートのガーニェ/ガルニエでもそうだったんだけど、
バゲットを細く切ってトーストして、っての、
そこには古くなったから、ってのが大きな理由なんだろうけど、
ザクザク、ガリガリの食感が好きな私にはたまらない!


オベインでは、食事はプリフィクスだけでなく、もちろんアラカルトメニューもあり。
パンを提供することから、夕食だけでなく、朝食、昼食、ブランチ、そしてクイックランチ(Express Lunchと呼ばれます)のメニューも揃えています。

クイックランチ、ってのが、もうね、
昼間から悠長にコースを食べてらんないよ!ってときに、本当に便利!
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mon 22/09/14


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○ランチ@ガーニェ/ガルニエ/Garnier(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/25707157/
○ランチ@ル・ポン・デ・ラ・トゥール/Le Pont de la Tour(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/25630910/
○モンブラン@メゾン・バトー/Maison Bertaux(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/22514178/
○クラミック/cramique@オー・メルヴェイユ・ドゥ・フレッド/Aux Merveilleux de Fred(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/21376550/




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# by ricoricex | 2017-10-06 00:00 | イギリスのグルメ店レポート

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イギリスでクッカリースクールに在籍したとき、
へえええ〜っ!と、それまで想像しておらず気がついたことに、
レモンをよく使うなぁ、ということがあります。

料理でも菓子でも、本当によく使う。
酢の代わりに使うと言っても過言ではなく、
たとえばサラダの基本ドレッシング、ヴィネグレットソース(フレンチドレッシング)。
酢、じゃなくって、レモンを使うんだな。
ほかにも魚を扱うときの消臭の役割として、
搾って食べるために添えて提供したりして、使われます。


ということは、レモン汁を搾る、という工程は頻繁に登場するわけで、
この“搾る”を意味する言葉、英語では
squeeze/スクィーズ。

レシピでは、こんな感じで使われます。

ジュースを搾る(squeeze the juice)
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レモン汁を搾りかける(squeeze over the lemon juice)
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※squeezeにoverを伴うことで全体に搾り汁を回しかけるイメージです。


squeezeは名詞“搾り汁”を表す言葉として使われることもあります。
その例がこちら。

レモンの搾り汁(a squeeze of lemon juice)
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※このとき、“ひと搾り”というべきか、aを伴います。

レモンを搾るとき、素手でそのまま、ということもあるでしょうが、
道具を使う方が一般的かな、と思います。
レモンだけでなく、オレンジやライムなど柑橘類全般で利用するものの、
レモンを使うことが圧倒的に多いので、
“squeeze”に、そのためのモノを意味づけるための“r”(本来はerですが、eが重なるので省略)をつけて“sqeezer”、
lemon sqeezer/レモン・スクィーザー
“レモン搾り”がその道具です。

このレモン・スクィーザー、
中心に突起のついた皿のようもの(半分に切ったレモンを切った面を突起に当てて、圧搾して汁を搾る。搾り汁は皿が受け皿となって集められる)、
挟むタイプのポテトマッシャーのように、間に挟んで圧搾してジュースを搾るもの、
などがあります。

私が使っているのは、突起のようものに取っ手が付いたタイプ
(→ http://ricorice.exblog.jp/19330003/
ところがこれ、“lemon sqeezer/レモン・スクィーザー”よりも、
lemon reamer/レモン・リーマー
と呼ばれることの方が多いような。。。
実際にイギリスのキッチン道具店でもレモン・リーマーとして扱っていたし。
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この違い、squeezeが上から抑えて圧搾するのに対し、
reamには穴をあけるという意味もあることから、穴をあけ、その結果として、搾る、ということなのかな、
と私は捉えています。

事実、レモン・リーマーは押さえつけて搾る、のではなく、
レモンのカット面の真ん中にレモン・リーマーの突起部分を押し当てながら、
穴をあける感覚でジュースを搾るからかなぁ、と。
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というわけで、
squeeze → 搾る
と覚えてくださいね。

ではでは〜!


〜〜過去の関連記事も併せてどうぞ
○買ったもの ~キッチン用品 04~ → http://ricorice.exblog.jp/19330003/
○英語でレシピを読む! ~道具 08:串~ → http://ricorice.exblog.jp/26053833/
○英語でレシピを読む! ~工程 07:おろす~ → http://ricorice.exblog.jp/23992734/
○英語でレシピを読む! ~工程 08:皮をむく~ → http://ricorice.exblog.jp/24016973/




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・『イギリスの食、イギリスの料理&菓子は“イギリスの食研究家”“食の編集者/ダイレクター/ライター”羽根則子のブログです。

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# by ricoricex | 2017-10-05 00:00 | 英語でレシピを読む!

2017年9月のトップ10


秋の気配が感じられるようになってきました。
みなさま、いかがおすごしですか。
さて、当ブログの前の月の記事別アクセスランキング、2017年9月のものをご紹介します。


e0038047_08270360.jpg01. ジェイミー・オリヴァー、6つのレストランを閉鎖へ
その理由はBrexitとされています。ほかにも同じような店が出てきそう
http://ricorice.exblog.jp/25138762/

02. ハロッズの日本撤退は遅かったんじゃないか、って思う
2017年夏で“さようなら”。何年も前に決断してもよかったのになぁ
http://ricorice.exblog.jp/25922946/

e0038047_08271497.jpg03. 2017年ロンドンのアフタヌーンティースポット・トップ10
非常にわかりやすい、そして凡庸に映るラインナップではありますが
http://ricorice.exblog.jp/25173571/

04. <レシピ> イチジクのコンポート【Fig Compote】
この季節ならではの果物にちょっと手をかけて。残った煮汁もお楽しみ
http://ricorice.exblog.jp/19113810/

e0038047_08272054.jpg05. あまりにもイギリス的な食べ物19選(よその国の人は理解しかねる)
思わずにやにや? ちんぷんかんぷん? いくつわかりますか?
http://ricorice.exblog.jp/26047571/

06. アフターエイトは初めて知った大人のミントチョコレート
懐かしさにつられて。ナイトキャップにおすすめのチョコレートです
http://ricorice.exblog.jp/24096564/

e0038047_08272611.jpg07. ロンドンのデパート、リバティに新フードホールがオープン!
小さくても良質な食品を作っている生産者のアイテムが集結!
http://ricorice.exblog.jp/26030400/

08. イギリスで、ドイツのスーパーマーケットの快進撃が止まらない!
アルディとリドル、2つのディスカウントスーパーが勢力拡大中
http://ricorice.exblog.jp/26019699/

e0038047_08273575.jpg09. ジョージ王子は学校給食で何を食べているのか?
この9月から学校生活がスタート。気になるランチはこんな内容
http://ricorice.exblog.jp/26045436/

10. 『ミシュランガイド イギリスおよびアイルランド』2017年版発表
昨年秋に発表されたレストランガイド。主だったものを紹介
http://ricorice.exblog.jp/24697500/


先月は、いつもとちょっと違った結果に!
というのも、ニュース記事が多い(通常はイギリス菓子に関するものが大半)。
これまでもイギリスの食に関するニュースは扱っているものの、
ここまでトップ10に入ってきたのは初めてかも。

e0038047_08274349.jpg唯一レシピで入ってきたのが、4位の“イチジクのコンポート【Fig Compote】”。
前月の“8月のトップ10”で、突如5位に入ってきまして。
まあ、これは確実に、イチジクが旬だからってことでしょうね〜。
こういうことで、季節を感じるのもおもしろいものです。


先月もたくさんの方にアクセス&ご拝読いただきました。
どうもありがとうございます! この場を借りて、お礼申し上げます。


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○2017年8月のトップ10 → http://ricorice.exblog.jp/26026273/
○2017年7月のトップ10 → http://ricorice.exblog.jp/25956319/
○2017年6月のトップ10 → http://ricorice.exblog.jp/25888755/
○2017年5月のトップ10 → http://ricorice.exblog.jp/25824006/
○2017年4月のトップ10 → http://ricorice.exblog.jp/25737193/
○2017年3月のトップ10 → http://ricorice.exblog.jp/25665433/




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# by ricoricex | 2017-10-04 00:00 | 順位&セレクト

2018年版が2017年10月5日(木)に発売される『ミシュランガイド イギリスおよびアイルランド/Michelin Red Guide 2018 Great Britain & Ireland: Restaurants & Hotels』。


それに先駆け、2017年10月2日(月)にライヴイヴェントで、結果が発表されました。
そんなわけで、本の発売よりちょっと早く、当ブログでもそのリストをご紹介します。
3つ星、2つ星の受賞レストランについては、以下のお店が選ばれました(1つ星についてはニューエントリーのみお伝えします)。

ちなみに星の基準は、以下の通りです。
3つ星:それを味わうために旅行する価値がある卓越した料理
2つ星:極めて美味であり遠回りをしてでも訪れる価値がある料理
1つ星:その分野で特に美味しい料理


・3つ星☆☆☆
Gordon Ramsay(チェルシー、ロンドン)
Alain Ducasse at The Dorchester(メイフェア、ロンドン)
The Araki(メイフェア、ロンドン)

Fat Duck(ブレイ)
Waterside Inn(ブレイ)


・2つ星☆☆
Claude Bosi at Bibendum(チェルシー、ロンドン)
Ledbury(ノース・ケンジントン、ロンドン)
Marcus(ベルグレイヴィア、ロンドン)
Dinner by Heston Blumenthal(ハイド・パーク、ロンドン)
Le Gavroche(メイフェア、ロンドン)
Greenhouse(メイフェア、ロンドン)
Hélène Darroze at The Connaught(メイフェア、ロンドン)
Sketch (The Lecture Room & Library)(メイフェア、ロンドン)
Umu(メイフェア、ロンドン)

Midsummer House(ケンブリッジシャー)
Gidleigh Park(デヴォン)
Le Champignon Sauvage(グロスタシャー)
Raby Hunt(ダラム)
L'Enclume(カンブリア)
Hand and Flowers(バッキンガムシャー)
Restaurant Sat Bains(ノッティンガムシャー)
Belmond Le Manoir aux Quat’Saisons(オックスフォードシャー)
Restaurant Nathan Outlaw(コーンウォール)
Andrew Fairlie at Gleneagles(スコットランド)

Patrick Guilbaud(アイルランド)


1つ星で新しくエントリーしたのは以下の17軒です(継続の1つ星については割愛)。
La Dame de Pic(シティ、ロンドン)
Elystan Street(チェルシー、ロンドン)
Vineet Bhatia London(チェルシー、ロンドン)
Jamavar(メイフェア、ロンドン)
The Square(メイフェア、ロンドン)
Aquavit(セント・ジェイムズ、ロンドン)
A. Wong(ヴィクトリア、ロンドン)

Coworth Park(アスコット)
Moor Hall(ランカシャー)
Matt Worswick at The Latymer(サリー)
Paco Tapas(ブリストル)
Lympstone Manor(デヴォン)
The Dining Room at Whatley Manor(ウィルトシャー)
The Coach(バッキンガムシャー)
Clock House(サリー)
Loch Bay Restaurant(スコットランド)

Wild Honey Inn(アイルランド)


注目ポイントは、The Arakiが昨年の2つ星から昇格して、3つ星を獲得したことでしょう。
ミシュラン公式ツイッターではアナウンスの瞬間が動画でレポートされていました(↓)。
https://twitter.com/michelinguideuk


総評については、同じくミシュラン公式サイトから、こちらの記事をどうぞ(↓)。
Three Michelin Stars For The Araki As Michelin Guide Great Britain and Ireland 2018 Unveiled
http://news.michelin.co.uk/michelin-guide-2018/


あと、こちらも備忘録として(↓)。
MICHELIN GUIDE 2018 Editor Interview eXclusive
https://www.gourmet-experiences.co.uk/features/michelin-guide-2018-editor-interview-exclusive/
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~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○『ミシュランガイド イギリスおよびアイルランド』2017年版発表 → http://ricorice.exblog.jp/24697500/
○『ミシュランガイド イギリスおよびアイルランド』2016年版発売 → http://ricorice.exblog.jp/23692425/
○『ミシュランガイド イギリスおよびアイルランド』2015年版発売 → http://ricorice.exblog.jp/22490736/
○『ミシュランガイド イギリスおよびアイルランド』2014年版発売 → http://ricorice.exblog.jp/21196311/
○速報! 『ミシュラン2018』が選んだイギリスの“ビブグルマン”はココ! → http://ricorice.exblog.jp/26079934/
○『ミシュラン2017』の“ビブグルマン”に選ばれたイギリスの飲食店はココ! → http://ricorice.exblog.jp/24752135/




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# by ricoricex | 2017-10-03 00:00 | 順位&セレクト(イギリスの店)

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2017年2月9日(木)づけの、 “Culcure Trip”にあったのはこんな記事。

ロンドンで行きたいベイクショップ10軒
The Best Bakeries To Try In London
https://theculturetrip.com/europe/united-kingdom/england/london/articles/the-best-bakeries-in-london/


選ばれたのは以下の10軒です。

01. Maison Bertaux(ソーホー)
02. St. John Bakery(バーモンジー)
03. Bread Ahead(バラ/ボロー・マーケット)
04. Bake-a-boo(ハムステッド) ※閉店
05. Violet Cakes(ハックニー)
06. Ottolenghi(イズリントン)
07. The Old Post Office(ランベス)
08. Balthazar Boulangerie(コヴェント・ガーデン)
09. E5 Bakehouse(ロンドン・フィールズ)
10. Fabrique(ホクストン)

あ〜、これ、すっごく絶妙なラインナップ!
(若干パンがメインのところの比率が高い気がしますが、それでも、ね)

レイドバックしたケーキ屋から、ここ数年ロンドンの新定番おやつ、ドーナッツに定評のあるパン屋さん、すっかりおなじみになったカップケーキがウリの店、アクセスのあまりよくない場所にあるアルチザンベーカリー、モダン中近東デリや北欧ベーカリーまで、それぞれ佇まいが違い、店舗のあるエリアや扱っているアイテムもさまざま。
この10軒を押さえれば、ロンドンのベイクショップのバラエティの豊かさがわかる、というものです。


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○モンブラン@メゾン・バトー/Maison Bertaux(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/22514178/
○ドーナッツ@ブレッド・アヘッド/Bread Ahead(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/25828940/
○ロンドンでパン作りを習う@ブレッド・アヘッド/Bread Ahead → http://ricorice.exblog.jp/26043413/
○ケーキ@ヴァイオレット/Violet(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/25579516/
○テイクアウェイ@オトレンギ/Ottolenghi(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/18365143/




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# by ricoricex | 2017-10-02 00:00 | 順位&セレクト(ロンドンの店)

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日本ではグラタンと呼ぶ方が通りがいいかもしれません。
イギリスでパイと呼ぶものには大きく2つあり、
ひとつはパイ生地を使ったもので、アップル・パイバノフィー・パイといったお菓子や
ポーク・パイなどのセイヴォリーがこれに該当します。
もうひとつはマッシュポテトで表面を覆ったもので、コテージ・パイフィッシュ・パイなどの食事パイがそれ。
このヴェジタブル・パイは後者の部類に入ります。

なぜどっちもパイと呼ぶのか、タート(タルト)との違いは何なのか。
それは、パイはフィリングの上に何かをかぶせ、しっかり覆ったものを意味するから。
覆うのはパイ生地でもウィップクリームでもメレンゲでもマッシュポテトでもよく、
だからこそこんなにヴァラエティ豊かなのです。
(それが証拠に、ジャム・タートトリークル・タートといったタートはフィリングを覆わない)

さて、このヴェジタブル・パイ、
名前のとおり、野菜、風味がよく定番野菜のタマネギ、ニンジン、セロリをメイン食材としたもので、
肉や魚が入らないとコクに欠けるので、
チーズ、そして、ベシャメルソースにブイヨンを加えました。

活躍してくれる道具はチーズグレイター。
スライスから細かくおろすことまで四面あるタイプが便利で、
粗くおろす面は、とりわけ使用価値大。

包丁よりもラク、ってのと同時に、
ニンジンのサラダなんかもそうですが、
表面がざらついている方が“らしく”、ドレッシングがよくしみるように、
くたっとして味がなじみやすいのが気に入っています。
シャープな包丁できれいに切ったものよりも
あえて切れの悪い包丁の方がいい、みたいなものってあるんですよね。

この切れの悪い包丁となってくれるのがチーズグレイターってわけです。
100円ショップでも売っているので、持っておいてもいいかなと思います。

<材料(4人分)>
タマネギ……1/2個(約100g)
ニンジン……小1本(約100g)
セロリ……1本(約100g)
ジャガイモ……約500g
バター……25g+25g
薄力粉……25g
牛乳……300ml
固形ブイヨン……1/2個
とろけるチーズ……75g
塩・コショウ……適量
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<作り方(調理:60分 オーブン:50分)>
下準備
*耐熱皿にバターを塗っておく。
*オーブンを180℃に温めておく。
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1. タマネギは薄く切る。ニンジンは皮をむく。
※タマネギは半分に切り込みを入れてから切るとよい。長過ぎないので食べるときに口当たりがよくなる。
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2. バットにグレイダーをおき、粗い面でニンジン、セロリは葉をとり、おろす。
※おろしにくくなったら、包丁で切る。
※セロリはおろしながら、筋をとる。
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3. 1の薄く切ったタマネギ、2のおろしたニンジンとセロリを準備しておいた耐熱皿に入れる。
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4. 鍋に水と塩を少量入れて、沸騰させる。
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5. ジャガイモは皮をむき、一口大(2〜3cm程度)の角切りにする。
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6. 4の湯が沸いたら、5のジャガイモを入れ、8〜10分ゆでる。
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7. 3の耐熱皿に入れた野菜を180℃のオーブンで20分焼く。
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8. ジャガイモをゆでている間にベシャメルソースを作る。牛乳を電子レンジなどで温める。
9. 鍋にバター25gを入れてやや弱めの中火にかけてとかし、薄力粉を加え、約1分かき混ぜる。
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10. 9をかき混ぜながら、牛乳を少しずつ入れる。
※牛乳は最初は少しずつ注ぎ、ある程度ゆるみが出てきたら、玉じゃくし1杯ずつぐらいを入れる。
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11. 最後に牛乳を全部入るときに固形ブイヨンも加え、かき混ぜながら約1分弱火にかける。
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12. 火から下ろし、塩・コショウで味を調える。
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13. ジャガイモがゆで上がったら、湯を切り、鍋に戻す。
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14. 13にバター25g、塩・コショウを加え、熱いうちにつぶす。
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15. 7の野菜を取り出し、軽くかき混ぜる。
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16. オーブンを200℃に温める。
17. 15にとろけるチーズを散らす。
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18. 17に12のベシャメルソースをかけ、14のつぶしたジャガイモで覆う。
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19. 200℃のオーブンで、きつね色に色づくまで約30分焼く。
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