イギリスの食、イギリスの料理&菓子 ricorice.exblog.jp

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イギリスの食研究家、食の編集者/ライター、フードアドバイザー、情報発信サポーター“羽根則子”がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。


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私自身のための備忘録。
気がついたらそこにあって、気がついたらなくなっていた店。

ロンドンで私が拠点としていて、そこのエリアの空気感がす〜っと体になじむのはアールズ・コートです。
ロンドンは西側、地下鉄のピカデリー・ラインとディストリクト・ラインが乗り入れ、ゾーン1と2の境。
かつてはユースホステルがあったり安宿があったりで、カジュアル旅行者の宿泊エリアでした。
あとコンサートやイベント会場で利用されるエキシビション・センターがあり、
この2つの目的で訪れる(た)人がいるんじゃないか、と。
逆に言えば、ほかにめぼしいものはなく、雰囲気は山の手の下町。
東京の三軒茶屋あたりが近いなぁ。
三茶界隈をうろうろしていた時期が人生で一番長く(居心地がよかったので長く住んだ)、だからこそ、私にとってしっくりくるのです。

そんな場所なので、飲食店に関してもチェーン店や、ちょっと脇道を入れば昔からやっているお店はちょこちょこあるのだけれど(だいぶ減ったけど)、あくまで近所の店感覚。
ふらっと行ってふらっと入って、なところが主流。
メディアに取り上げられたり、とか、知る人ぞ知る名店があったり、とか、というわけではありません。


数年前、アールズ・コート駅をアールズ・コート・ロード側に出て(たいがいこっちを利用するのですが)、フラム方面に向かって歩いていたとき。
「あれっ、こんなお店あったっけ?」な前を通りました。
そのビストロの見た目は、いかにも昔からず〜〜〜〜〜っとあったような佇まい。
モダンがどうの、とか、シェフの技がどうの、とか、とは違う、
昔ながらの普段着のフランス料理をまっとうな手法で実直に提供している店、という印象でした。
店構えも奇をてらわずレイドバックしたかのよう造りで、周囲になじんでいます。
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ある日、アールズ・コートに用事があり、それが終了したときは午後2時前。
いざ、お昼を!

で、はっと思い出したのが、このお店、ガーニェ/ガルニエ/Garnierでした。
http://www.standard.co.uk/goingout/restaurants/garnier-review-8049484.html

すぐに営業時間を確認すると、水曜日のこの日は営業。
ランチ営業もしていて15時まで、
しかもおトクなセットメニューもある、とのこと!
すぐさま駆け込みました。


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ロンドンの多くのお店がそうであるように、奥に長い。
木の床には、4人がけテーブルが10席以上。
木製のイスにえんじ色の座面とソファ。
四隅が曲縁を描いた大きな正方形の鏡がクリーム色の壁に飾られ、その鏡の間を絵画が占めています。
内装も、いかにも上質なビストロといった様相。
えてして、モダンだったり、シンプルだったり、デコラティブだったり、個性を出そうと頑張ってしまいがちで、それはそれで楽しかったり感心したりするのですが、
こういうありきたりを実践するのってありそうでなく、直球勝負って意外とむずかしい。
やもするとやぼったくなっちゃうもんね。

私のテーブルを担当してくれたスタッフは、中年のフランス人(発音ですぐにそれとわかる)。
「いかがですか、マダム」「どういたしましょうか、マダム」とマダム、マダムを連呼されるのは、ほかのロンドンのお店と同じだけれど、今どきのフレンドリーな接客ではなく、くだけず、ひっこり笑わず(冷たい表情ではない、少し口角はあげるけれど)。
身のこなしも、あっ、この人、由緒正しいファインダイニングにいたか教育を受けた人なんじゃないかなと思わせるに充分。
あ〜、こういうアプローチのサーヴィスも久しぶりだなぁ。

肝心のメニューは、というと、2コースのセットメニュー、コーヒー(エスプレッソ)付きで£18(同内容でディナーは£22)。
前菜&メインはプリフィクスで、私が選んだのは、
・前菜:カリフラワーのポタージュ/Potage Dubarry/Cauliflower Cream Soup
・メイン:ホロホロチョウのロースト、レンズマメ添え/Pitade aux Lentilles/Guinea Fowl with Braised Lentils
これにスパークリングウォーターを注文し、サービス料込みで、しめて£24.30。
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カリフラワーのポタージュ、フランス語でPotage Dubarry、直訳するとデュ・バリー夫人のスープ。
カリフラワーのスープがなぜ、デュ・バリー夫人のスープかって?
かつてのフランス国王、ルイ15世が大好きだったもの、それはカリフラワーと(愛人の)デュ・バリー夫人だったから。
それでフランスではカリフラワーを使う料理を、Dubarry/Du Barryという名前をつけて呼ぶのです。
こういうクラシックな名称と、これまたクラシックな料理があるのは、この店らしさを物語っているよう。

料理はスープもお肉もしっかりめに塩をきかせ、ホロホロチョウの焼きもしっかりしていて、王道だなぁ、と思わせるものでした。
フレッシュな野菜などではなく、豆の煮込みを合わせるのも、クラシックなフランスっぽい。
現代の軽やかなフレンチも楽しいのですが、私自身の好みは骨格のしっかりしたフランス料理。
手頃な値段で、こんな真っ当なものが食べられるのはうれしいなぁ。

私がいいなぁ、と思ったのはパン。パニエには2種類のパンが入っていて、ひとつは定番のバゲットをカットしたもの。
もうひとつがバゲットを細長く切り、油(オリーブオイルだと思うけど、こういうフランス料理を出しているところだとバターかなぁ。半々かなぁ)をたっぷりふりかけオーブンでぱりっと焼き、粗塩(岩塩)をふったもの。
塩はそこまでたくさんふっていないけれど、粗塩なので塩気がときどきバシッとくる。
実においしい。ワインが欲しくなる。
古くなったバゲットの再利用だと思うけれど、そのパサパサを逆手にとってクリスピーに仕上げてあります。


ちなみに、私が選ばなかったほかのメニューはこんな感じ。
・前菜:カンパーニュ・パテ/Terrine de Campagne/Country Coarse Paté
   スモークサーモンのサラダ、ポーチドエッグ添え/Salade de Saumon Fumé, Ouef Poché/Poached Egg and Smoked Salmon Salad
・メイン:ハドック(コダラ)のカニ・ホワイトバワーソース/Aiglefin, Beurre Blanc au Crab/Baked Haddock, Crab White Butter Sauce
   マッシュルームのリゾット/Risotto aux Champignons Sauvages/Mushrooms Risotto


ところで、私は仕事柄、厨房で困らない&メニューが読める、つまり料理や製菓・製パン用語、ワイン用語と素材(野菜、果物、肉、魚など)程度のフランス語は習得しています。
日常会話だったり、雑誌を読んだり、という一般的なフランス語については、学校に行っていた時期はあったものの、普段使わないこともあってすっかり錆び付いていますが。
それでも食に関するフランス語は接することが少なくないので、こっちはまだ大丈夫で、ほっとした次第。

実際、歴史的&距離的に近いこともあり、イギリスでは特に食に関してはフランス語がそのまま使われることもあり、フランス語知っててよかったなぁ、と思うのはこんなときです。
なので、stragglingでsurvivingな現地のクッカリーコースの日々も、フランス語の食用語が理解できたことで何度助けられたことか!


2017年4月現在、ガーニェは存在しません。
2016年9月に閉店しました。
オープンしたのは2012年7月ですから、わずか4年の開業期間。
ちなみに、ガーニェという店名はオーナーの名前からつけられました。
Andy Hayler’s Restaurant Guide, Garnier
https://www.andyhayler.com/restaurant/garnier



そして、後で知ったのですが、このガルニエ氏とシェフのヘンリー・ハリス氏がオープンさせたレストラン、ラシーヌ/Racineが、ナイツブリッジのブロンプトン・ロード沿いにありまして。
ガーニェが王道クラシック・ビストロなら、ラシーヌは王道クラシック・ブラッスリーといった様相で、
ここも私、気になっていたんですが、一度も訪問できないまま、2015年1月にクローズ。

Henry Harris closes French restaurant Racine
http://www.bighospitality.co.uk/Business/Racine-restaurant-closure


Andy Hayler’s Restaurant Guide, Racine
https://www.andyhayler.com/restaurant/racine


2002年オープンだったので、幾度となく前を通っているのですが、賃料の高騰で撤退という判断をくだしたようです。
いつまでもあると思うな、ですね。。。
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thu 29/10/15


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○ランチ@パデッラ/Padella(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/25657886/
○ランチ@ソム・サー/Som Saa(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/25151358/
○カレー・ランチ@インディアン YMCA/Indian YMCA(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/25683596/
○ロンドンのビストロ・ベスト5 → http://ricorice.exblog.jp/22404966/




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# by ricoricex | 2017-04-20 00:00 | イギリスのグルメ店レポート

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イギリスでワインを購入するのにスーパーマーケットは欠かせない存在。
とりわけ、高級スーパーマーケット、ウェイトローズ/Waitroseは、イングリッシュワイン(ウェルシュワイン含む)が現在のように一目おかれる存在になったのに大きく貢献しており、それは今も続いています。

ウェイトローズは2001年より、イングリッシュワインの取扱いの多さ(現在100以上)、販売ともトップを走っています。
昨年、2016年のウェイトローズにおけるイングリッシュワインの販売は、前年比52.6%(!)増、つまり1.5倍に!
クリスマスシーズンには10本に1本がイングリッシュワインが選ばれています。
(ここで注意が必要。これはイギリスにおけるワイン全体の話ではなく、あくまでアッパー&ミドルクラスの人々を主要顧客に抱えるウェイトローズでの話です。
 単純に味わいだけではなく、社会への感心度を示すひとつの形として、地産地消を積極的に取り入れることが彼らのステイタス、といった側面もあるので。)

このイングリッシュワインのアンバサダーともいえる、ウェイトローズがついに中国でも販売を開始するというニュースが、2017年4月7日(金)に発表されました。
ウェイトローズが中国でイングリッシュワイン販売を開始!
Waitrose exports English wine to China
http://waitrose.pressarea.com/pressrelease/details/78/PRODUCT%20NEWS_12/8428


中国での販売元となるのは、当国最大のインターネットショッピング・モール、アリババグループのTmall(天猫)
https://www.tmall.com
2017年4月12日(水)よりスタートしたようです。

おおおお〜っ!、これはっ!ですね!


中国で販売されるイングリッシュワインは、
・スパークリングワイン4種
・白ワイン2種
・ロゼワイン2種

以下のワイナリーのものが取り扱われます。
リッジビュー/Ridgeview(サセックス)
ウィストン・エステイト/Wiston Estate(ウェスト・サセックス),
キャメル・ヴァレー/Camel Valley(コーンウォール)
レックフォード・エステイト/Leckford Estate ※ウェイトローズがハンプシャーに所有している畑で収穫したブドウを使用

選ばれたワインは、“現在のイギリス食産業が発展し、大きな魅力が感じられるもの”という基準でチョイス。
輸出に力を入れ、実際にその量ものびているイングリッシュワイン
協会も政府も、ワイン自体の消費が大きくのびている中国での、イングリッシュワインの販売開始に大きな期待を寄せている模様。
もちろん、大きく売上げも、もありますが、Brexit(イギリスのEU脱退)に備えるといった側面も見え隠れしますね。


このニュース、内容は上記と大差ないのですが、関係機関で以下のように報道されました。
Waitrose exports English wine to China
http://www.englishwineproducers.co.uk/news/latest/waitrose-exports-english-wine-to-china/


Waitrose To Export English Wine To China
https://www.esmmagazine.com/waitrose-exports-english-wine-china/41417


Waitrose Starts Exporting English Wine To China
http://en.winesinfo.com/html/2017/4/189-71859.html



~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○ある国会議員の提案、「政府はイングリッシュワインにもっと注力すべし!」 → http://ricorice.exblog.jp/25623158/
○過去最大量のイギリスのスパークリングワイン、アメリカに輸出される → http://ricorice.exblog.jp/24646719/
○リッジビューとチャペル・ダウン、イギリス政府の公式ワインに選ばれる → http://ricorice.exblog.jp/24427401/
○イギリスのスパークリングワイン → http://ricorice.exblog.jp/23361253/
○Brexit/EU 離脱! これがイギリス国民が出した答 → http://ricorice.exblog.jp/24481123/




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# by ricoricex | 2017-04-19 00:00 | イングリッシュワイン

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テレビドラマ「ブロードチャーチ~殺意の町~/Broadchurch」の、2017年3月に放送された回にそのシーンがあったことから、現在、イギリス(の一部で)議論が巻き起こっています。

それは、電子レンジで紅茶を淹れるのはありか?なしか?ってこと。

あるオーストラリアの科学者曰く、“電子レンジで淹れる紅茶はベスト”。
まず健康面。8割のカフェイン、テアニン、抗酸化物質を活性化させ、それにより心血管疾患、コレステロール、高血圧、糖尿病を抑える効果が期待できる、味も問題ない、と。
(この科学者は健康のため、1日3杯の紅茶(ティーバッグでも茶葉でも)摂取することを推奨しています。そうね、砂糖とミルクを入れなきゃね、という突っ込みをしたいのは私だけでしょうか)

では、電子レンジで紅茶はどうやって淹れるか、というと、以下のとおりです。
1. カップに熱湯とティーバッグを入れる。
2. 電子レンジ(イギリスの場合はハーフ・パワー)で30秒回す。
3. 1分そのままにしておく。


これに噛み付いたのが、イギリスの新聞「ガーディアン/The Guardian」。
イギリス人に一番なじみのある紅茶ブレンド、イングリッシュ・ブレックファストで飲み比べを実施。
電子レンジと、昔ながらの方法(電気ケトルで熱湯を注ぐやり方)とを比較した結果、
「昔からの方法で淹れた紅茶が断然おいしい。クリーミーだし、複雑味もある。電子レンジの方は水っぽくって、紅茶の風味が弱い」
「電子レンジの紅茶は、薄い。まったく味がしないわけじゃないけれど」
「健康面についてはわからないけれど、味は昔ながらの淹れ方に軍配があがる」
と、なんとまあ、な結果です(笑)。

記事の最後には、真っ当な紅茶の淹れ方はこれ!とばかりに、ジョージ・オーウェルの紅茶について綴ったエッセイ「一杯のおいしい紅茶/How to make the perfect cup of tea」を紹介。
http://orwell.ru/library/articles/tea/english/e_tea


おまけで、このエッセイが発表されたのは1946年、電子レンジが登場したのと同じ年だとか。
この皮肉たっぷりの、嫌みな締めくくり、私、好きですよ〜。

この内容が記載された、2017年4月14日(金)づけの「ガーディアン」の記事はこちらです(↓)
DI Hardy was right: scientist finds microwaving tea really does make the best brew
https://www.theguardian.com/lifeandstyle/2017/apr/14/microwave-tea-best-brew-science-australia-broadchurch?CMP=fb_gu



もうね、こういうこと、くっだらないと一見思えることを大マジメにやらせたら、「ガーディアン」の独壇場ですね。
こういうの、ほんと、大好き!
スタッフになりたいよ!


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○いつもの紅茶をよりおいしく飲むための五カ条 → http://ricorice.exblog.jp/24265225/
○最新・紅茶のゴールデンルール → http://ricorice.exblog.jp/22935570/
○おいしい紅茶を淹れるには(ティーバッグを使わずに) → http://ricorice.exblog.jp/20788687/
○ザ・キンクス「Have a Cuppa Tea」 → http://ricorice.exblog.jp/5512495/
○Have a Cuppa Tea → http://ricorice.exblog.jp/20975204/
○ジョージ・オーウェルによるイギリス料理考 → http://ricorice.exblog.jp/24088518/




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# by ricoricex | 2017-04-18 00:00 | イギリスの食ニュース

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“焼く”工程は、料理や菓子作りに欠かせません。
なのでもっと早い段階でご案内したいところでしたが、日常的によく使う言葉だからこそ、説明に頭を悩ませる。
でも、ようやくとりかかることにしました。

それは、
焼く
を表す言葉。

前回はまとめとして、以下のようにご紹介しました(↓)。
英語でレシピを読む! ~工程 39:焼く(まとめ) ~
http://ricorice.exblog.jp/25673195/


今回より、それぞれの言葉について掘り下げてみていきます。


そんなわけで取り上げるのは、
bake/ベイク

な〜んだ!と思われる方も多いでしょう。
お菓子やパンをオーブンで焼くときに使う言葉です。

e0038047_231128.jpgなのでパンはオーブンで“焼く/bake”するから“ベーカリー/bakery”。
日本でもおなじみですね。
ただ、日本の場合、ベーカリーというとパン屋を指すのに対し、
イギリスではオーブンで焼くものを扱っているのは、パンもお菓子もベーカリー。
“ベイクショップ/bake shop”と表現されることもあります。

e0038047_2311155.jpgというのも、伝統的にイギリスのお菓子は焼き菓子で、そのあとに飾りを施すのは稀、もしくは特別な場合だったりします。
なので、飾りを施すことを重きにおいたお菓子は“ケーキショップ/cake shop”もしくは、フランス語から拝借して、“パティスリー/pâtisserie”などと言います。


では、実際にレシピではbakeが登場する例をみてみましょう。

ビスケットを焼く(bake the biscuits)
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パイを焼く(bake the pie)
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ローフ(パンを塊で)を焼く(bake the loaf)
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ほかにも、

(オーブンで)50分焼く(bake for 50 minutes)
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(オーブンの)下段で焼く(bake on the bottom shelf)
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オーブンの下で焼く(bake in the bottom of the oven)
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(下)段を表現する、shelfの場合はon、
オーブンの中がまずありきで、そこでの下を表現するbottom of the ovenの場合はin、
を前置詞に伴います。
意味としては同じですが、こういう風に書き分けができるんだ〜、というサンプルですね。


bakeにingをつけてこんな使い方も。
焼く直前に(just before baking)
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天板2枚(2 baking trays)
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baking trayとは焼くためのトレイ、つまり天板です。
単純といえば単純。でも知らないと、とっさにでてこない言葉かもしれませんね。
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このように“bake/ベイク”という言葉を、
“(ケーキやパンをオーブンで)焼く”
という意味で捉えるのは、とりあえずは正しい。まずはこういう覚え方をしておきたい。

もう少し言語として真っ向から眺めてみると、
“bake/ベイク”には“焼き固める”という意味があります。
それが証拠に陶器やレンガを焼き固める表現に“bake/ベイク”を用います。

ということは、つまり、“bake/ベイク”とは、
“オーブンの中の乾いた熱気で焼く”ということになります。
こんがりとした焼き色をつけるためなどの色づけは別ですが、焼く時に余分な水分や脂を加えない。
“表面をしっかり乾燥させて焼く”といったところでしょうか。


後半は余計な情報に思えるかもしれませんが、今後ご紹介する言葉と対比し、それぞれの言葉の輪郭をはっきりさせるために綴っておきました。

ともあれ、前述したように、まずは、の段階としては、
bake → (ケーキやパンをオーブンで)焼く
と覚えてくださいね。

ではでは〜! 


〜〜過去の関連記事も併せてどうぞ
○英語でレシピを読む! ~工程 39:焼く(まとめ) ~ → http://ricorice.exblog.jp/25673195/
○英語でレシピを読む! → http://ricorice.exblog.jp/i33/
○ロンドンのパティスリー・ベスト5 → http://ricorice.exblog.jp/25375179/
○イギリスで行きたいベイクショップ・ベスト7 → http://ricorice.exblog.jp/25307911/




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# by ricoricex | 2017-04-17 00:00 | 英語でレシピを読む!

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ものすごくおいしい、とか、そういう類の料理ではないけれど、
肉のローストの付け合わせを、といったときの一品。
ごはんにも合う料理で、しかも身近な食材で簡単に作れるため、
日本の食卓でも、あと一品欲しい場合に便利です。

ベーコンはうま味のもと。
一般的な薄いものよりも、切り落としの方が味わい深くなります。
残りがあれば、ですが、スモークタイプだとよりいっそうおいしく仕上がります。

私はくたくたに煮たものが好みですが、
歯応えを残して仕上げたいなら、4の工程の時間を短くするか、省いてもいいでしょう。

できてすぐ食べるのがベスト。熱いうちにどうぞ。

<材料(2人分)>
キャベツ……125g
タマネギ……1/4個
ベーコン……25g
オリーブオイル……小さじ1
レモン汁……小さじ1
塩・コショウ……適量
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<作り方(調理:25分)>
1. キャベツは白い芯の部分を取り、ざっくりとした細切り(長さ5cm×幅0.8cm程度)にする。タマネギはみじん切りにする。ベーコンは粗みじん切りにする。
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2. 鍋にオリーブオイル、1のタマネギのみじん切りと、ベーコンの粗みじん切りを入れ、中火で3分炒める。途中、ときどきかき混ぜる。
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3. 2に1の細切りにしたキャベツを加え、塩・コショウをふり、2分炒める。途中、ときどきかき混ぜる。
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4. ふたをし、弱火で5分蒸し煮にする。
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5. 仕上げにレモン汁を加え混ぜる。
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# by ricoricex | 2017-04-16 00:00 | イギリス料理・レシピ

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Cheap & Cheerful!
ロンドンの安くて旨い飲食店情報の最新版(といっても3カ月前の情報だけれど)をお届けします。

オリジナルは、2017年1月13日(水)づけのロンドンの情報メディア、“タイムアウト/Time Out”にあった以下の記事。

「タイムアウト/Time Out」選 ロンドンの安くて旨い店・ベスト100
The 100 best cheap eats in London
http://www.timeout.com/london/food-drink/londons-best-cheap-eats


ロンドンを5つのエリアから選ばれたお店は以下のとおりです。
1行目は店名、かっこの中はジャンル、そしてエリア、2行目は予算または主要メニューの値段です。


<ロンドン中心部>
01. Baiwei(中国/チャイナタウン)
予算: ほとんどのメニュー £10以下

02. Bao(台湾/ソーホー)
サンプルメニュー: バオ(割包)各種 £5以下

03. Baozi Inn(中国/チャイナタウン)
予算: 1人£10以下

04. Berber & Q Shawarma Bar(中東/クラーケンウェル)
予算:メニュー £8.50以下

05. Bi Bim Bap(韓国/ソーホー)
予算: £7〜

06. Brasserie Zédel(フランス/ピカデリー・サーカス)
サンプルメニュー: 2コース £9.75

07. Butifarra(ペルー/チャイナタウン)
サンプルメニュー: サンドイッチ各種 £7程度、タイのセビチェ £6

08. Café TPT(中国/チャイナタウン)
予算: メイン £9以下

09. City Caphê(ヴェトナム/マンション・ハウス)
予算: £7程度

10. Cojean(フランス/スミスフィールド)
予算: ほとんどのメニュー £5程度


11. Daddy Donkey(メキシコ/ファーリンドン)
サンプルメニュー: ブリトー £6.20〜

12. Golden Hind(イギリス/メリルボーン)
予算: £10以下

13. Herman ze German(ドイツ/ソーホー)
サンプルメニュー: ソーセージ £4.95

14. Hoppers(インド/ソーホー)
サンプルメニュー: ホッパー+ドーサ £4〜、カレー各種 £7

15. Hummus Bros(中東/ソーホー)
サンプルメニュー: 牛肉をトッピングしたフムス £5.65

16. Indian YMCA(インド/フィッツロヴィア)
サンプルメニュー: ディナーセット £8

17. Island Poke(ハワイ/ソーホー)
サンプルメニュー: アヒ丼 £7.80

18. Kati Roll Company(インド/ソーホー)
サンプルメニュー: ラムのミンチとレンズマメのケバブ・ロール £8.40(2人分)

19. Koshari Street(スナックバー/コヴェント・ガーデン)
サンプルメニュー: コシャリ £5.95〜

20. Lanzhou Noodle Bar(中国/コヴェント・ガーデン)
予算: £6.50程度


21. Lundenwic(カフェ/コヴェント・ガーデン)
サンプルメニュー: 季節のサラダ £5.95〜、サンドイッチ各種 £5程度

22. Mamie's(フランス/コヴェント・ガーデン)
サンプルメニュー: ガレット £9.50、バターと砂糖のクレープ £3

23. Melt Room(チーズサンドイッチ/ソーホー)
予算: £5以下

24. Mother Mash(イギリス/ソーホー)
サンプルメニュー: マッシュ+パイ £9.95、マッシュ+ソーセージ £9.25

25. Oh'Lola(スペイン/ファーリンドン)
予算: £6〜7

26. The Potato Project(イギリス/ソーホー)
予算: £3.75〜

27. Princi(イタリア/ソーホー)
予算: サンプルメニュー: マルゲリータ £7.50

28. Regency Café(イギリス/ウェストミンスター)
予算: メイン £10以下

29. Roti Chai(インド/メリルボーン)
サンプルメニュー: 小皿料理 £6以下、ティカ・ワラ・バーガー £6以下、カレー £8.50

30. Scandinavian Kitchen(スナックバー/フィッツロヴィア)
サンプルメニュー:スモーガスボード3品 £6.50、スモーガスボード5品 £9.95


31. Siam Eatery(タイ/コヴェント・ガーデン)
予算: £6〜

32. Soho Joe(ピザ/ソーホー)
予算: £5〜

33. Tongue and Brisket(カフェ/ソーホー)
サンプルメニュー: サンドイッチ £5.60〜

34. Viet Food(ヴェトナム/チャイナタウン)
サンプルメニュー: スターター £5程度、ほとんどのメイン £8

35. Wellbeing Kitchen(韓国/コヴェント・ガーデン)
サンプルメニュー: スパイシー・スープ(大) £4.90

36. Yalla Yalla(レバノン/フィッツロヴィア)
サンプルメニュー: ランチセット £7.50


<ロンドン北部>
37. Arancini Brothers Factory Café (イタリア/カムデン・タウン)
サンプルメニュー: リゾット・ボール(5個) £4.50、チョリソー、ナスとチャツネのサラダボックス £8.20

38. Black Axe Mangal(トルコ/キャノンバリー)
サンプルメニュー: 平パン・ラップ £5程度、野菜料理 £3.50〜

39. Chicken Town(鶏料理/サウス・トッテナム)
サンプルメニュー: サンドイッチ+フライドポテト £10程度

40. Delhi Grill(インド/ペントンヴィル)
サンプルメニュー: メイン £10程度

41. Embassy East(カフェ/ホクストン)
サンプルメニュー: サンドイッチ類 £6.50程度

42. Franks Canteen(カフェ/ハイバリー)
予算: ほとんどのメニュー £10程度

43. Gökyüzü(トルコ/ハリンガイ)
サンプルメニュー: メイン £11程度

44. The Good Egg(中東/ストーク・ニューイントン)
予算: 1人£10程度

45. Indian Veg(インド/ペントンヴィル)
予算: £7.95

46. Le Rif(モロッコ/フィンズベリー・パーク)
サンプルメニュー: £5を超えるメニューはほとんどなし


47. Ma Petite Jamaica(カリブ/カムデン・タウン)
サンプルメニュー: ジャークチキン+ライス+豆 £8.50

48. Mario's Café(イギリス/ケンティッシュ・タウン)
サンプルメニュー: メイン、朝食 £6.50以下

49. Roti King(マレーシア/ユーストン)
サンプルメニュー: ロティ・チャナイ £5

50. Sutton & Sons(イギリス/ストーク・ニューイントン)
サンプルメニュー: フィッシュ&チップス £8.95

51. Voodoo Ray's(ピザ/チョーク・ファーム)
サンプルメニュー: 1スライス £3.30〜

52. Zia Lucia(イタリア/ロウアー・ホロウェイ)
サンプルメニュー: ピザ £9程度




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# by ricoricex | 2017-04-15 00:02 | 順位&セレクト(ロンドンの店)

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<ロンドン東部>
53. Buhler and Co(カフェ/ウォルサムストウ)
サンプルメニュー: サンドイッチ £5.50

54. Bleecker St.(ハンバーガー/スピタルフィールズ)
予算: £10程度

55. Chick 'n' Sours(鶏料理/キングスランド)
サンプルメニュー: ハウス・フライ £8

56. DF Mexico(メキシコ/スピタルフィールズ)
サンプルメニュー: タコス £8〜9

57. E Pellicci(イギリス/ベスナル・グリーン)
予算: £8.40以下

58. Green Papaya(ヴェトナム/ホクストン)
サンプルメニュー: 麺類、メイン £9程度

59. Hornbeam Café(オーガニックカフェ/ウォルサムストウ)
サンプルメニュー: メイン £5程度

60. Jidori(日本/ストーク・ニューイントン)
サンプルメニュー: 焼きとり丼(ランチ) £9

61. Lahore Kebab House(インド/ホワイトチャペル)
予算: £10程度

62. Mangal Ocakbasi(トルコ/シャクルウェル)
予算: £8


63. Pizza Union(ピザ/スピタルフィールズ)
サンプルメニュー: ピザ £3.95〜6.50

64. Randy's Wing Bar(アメリカ/ハックニー・ウィック)
サンプルメニュー: プレート £7.50

65. Song Que(ヴィトナム/ホクストン)
サンプルメニュー: フォー £9程度

66. Street Kitchen(カフェ/サウス・ハックニー)
予算: £7.50程度


<ロンドン南部>
67. Baba(ジュースバー/ペッカム・ライ)
サンプルメニュー: プレート £5程度

68 Banh Banh(ヴェトナム/ペッカム・ライ)
サンプルメニュー: バインミー、生春巻 £5、牛肉とレモングラスのシチュー £10

69. Blue Brick Cafe(カフェ/イースト・ダリッジ)
サンプルメニュー: メイン £7.50、スターター、デザート £4.50

70. Brick House(カフェ/イースト・ダリッジ)
サンプルメニュー: アヴォカド・トースト £4、ミガス+チョリソー+卵 £10

71. Brother Marcus(カフェ/バーラム)
予算: ほとんどのメニュー £9

72. Café East(ヴェトナム/ロザーハイス)
予算: ほとんどのメニューは£10以下

73. Dosa n Chutny(インド/トゥーティング)
予算: £5程度

74. Joe Public(ピザ/クラパム)
サンプルメニュー: 1スライス £3.50〜4.50

75. Meza(レバノン/トゥーティング・ベック)
サンプルメニュー: メイン £10以下、スターター £5以下

76. Meze Mangal(トルコ/セント・ジョン)
サンプルメニュー: パイド(トルコ風ピザ) £7〜8


77. Mien Tay(ヴェトナム/クラパム・ジャンクション)
サンプルメニュー: フォー £8程度

78. Mr Bao(台湾/ナンヘッド)
サンプルメニュー: 割包 £4.50〜

79. Okan(日本/ブリクストン)
サンプルメニュー: お好み焼き £8.95

80. Padella(イタリア/サウス・バンク)
サンプルメニュー: 牛肉のパスタ £9、カチョ・エ・ペペ £6.50

81. Peter de Wit's Café(カフェ/グリニッジ)
予算: 1人£7.50

82. Silk Road(中国/カンバーウェル)
予算: £10程度

83. Snackistan at Persepolis(イラン/ペッカム)
サンプルメニュー: ミックス・プラター £7.50

84. Theo's Pizzeria(ピザ/カンバーウェル)
サンプルメニュー: ピザ £10以下

85. Yada's(中東/ペッカム・ライ)
サンプルメニュー: メイン £10以下

86. Zoe's Ghana Kitchen(西アフリカ/ブリクストン)
サンプルメニュー: 一番高いメイン £8.50


<ロンドン西部>
87. 101 Thai Kitchen(タイ/レイヴンズコート・パーク)

88. Abu Zaad(シリア/メリルボーン)
サンプルメニュー: サンデー・ブランチ £8.99、メイン £10以下

89. Ariana II(アフガニスタン/キルバーン)
サンプルメニュー: £10を超えるメインは2つ

90. Esarn Kheaw(タイ/シェパーズ・ブッシュ)
予算: シーフード・グリル £10

91. Gold Mine(中国/ベイズウォーター)
サンプルメニュー: ダック(半分)+麺か野菜 £10程度

92. Heron(タイ/パディントン)
予算: ほとんどのメイン £10以下

93. Masa(アフガニスタン/ウィルドストーン)
予算: £10程度

94. Mosob(エリトリア/メイダ・ヒル)
予算: メイン £11程度

95. Pizza Street(ピザ/ターナム・グリーン)
サンプルメニュー: 1スライス £3.75、ピザ(大/2人前) £12、ピザ(XL/ファミリーサイズ) £17

96. Sakonis(インド/アルパートン)
サンプルメニュー: パニール £8、ドーサ £6、カチョリ、サモサ £3.50


97. Santa Maria(イタリア/イーリング)
サンプルメニュー: ピザ £5.75〜

98. Shilpa(インド/レイヴンズコート・パーク)
サンプルメニュー: ランチ £3

99. Snaps & Rye(デンマーク/ノース・ケンジントン)
サンプルメニュー: スモーブロー £2.50〜

100. Taqueria(メキシコ/ウェストボーン)
サンプルメニュー: タコス(2人前) £7.50程度


こういうのを見るたびに、日本は安いなぁ、安すぎるなぁ、と痛感します。
確かにロンドンは外食費は高いけれど、別にロンドンだけが突出してるわけじゃないのよねぇ。


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○「Time Out」が選ぶロンドンの安くて旨い店・ベスト100 その1 → http://ricorice.exblog.jp/24210739/
○「Time Out」が選ぶロンドンの安くて旨い店・ベスト100 その2 → http://ricorice.exblog.jp/24210737/
○「Time Out」によるロンドンの安くて旨い店・ベスト100 その1 → http://ricorice.exblog.jp/23010783/
○「Time Out」によるロンドンの安くて旨い店・ベスト100 その2 → http://ricorice.exblog.jp/23017888/




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# by ricoricex | 2017-04-15 00:00 | 順位&セレクト(ロンドンの店)

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店舗自体は多くないのですが、たまたまロンドンの私の行動範囲の中に、ベルグレイヴィアだったり、ノッティングヒルだったり、リヴァプール・ストリートだったりに出店しているので、ときどき寄るんですよね、オトレンギ/Ottolenghi
モダン中近東料理とお菓子の店で、色とりどりの野菜、フレッシュハーブを多用した料理を大皿にざっくりと盛ってディスプレイも好きだし、フレッシュな素材をこねくり回さずぱぱぱっと使っているせいか、食べ疲れしない。
値段はまあ、ロンドン価格なのですが、特にベルグレイヴィア店の場合、ここはデリがメインなので、それこそそこそこ近くにあるハロッズ/Harrodsとか、もしくは手軽にスーパーマーケットのウェイトローズ/Waitroseマークス&スペンサー/M&Sで買うんだったら、ちょっと足をのばしちゃおうかな、という気になります。


前置きが長くなりました。
このオトレンギ、シェフのヨタム・オトレンギの苗字を店名にしたもので、既にレシピ本を何冊か出版していたり、新聞や雑誌、ウェブによく登場したりしているので、顔を知っている人も多いんじゃないかな。
そして、オトレンギは共同経営であることも広く知られていて、ビジネスパートナーはサミ・タミミ/Sami Tamimi。

ある日、ウェブをつらつらとさまよっていたら、こんな記事にでくわしました。
サミ・タミミの理想の食事
MY PERFACT DAY; SAMI TAMIMI
https://www.1843magazine.com/food-drink/my-perfect-day/sami-tamimi

経済誌 “The Economist”が隔月刊で出しているライフスタイル誌“1843”のウェブサイトで、2016年5月3日(火)づけで掲載されていたものです。
彼が理想とする一日の食事はこんな感じでした。


<朝>
モロッコはマラケシュのヒップホテル、Riad Kaissの屋上テラスで新しい一日を迎えたい。
実はマラケシュは、食においてはさほど満足できる街ではない。
いいもの、ちゃんと人の手がかかった健康的なものを食べようとすると、誰かの家で食べるのであれば別だけれど、外食ではむずかしい。
そして、概してマラケシュの食事は見た目は美しいが、風味が乏しい、というのが、私の見解だ。

でも、例外はある。
それがここ、Riad Kaissの朝食だ。
誰かの家に招かれたような雰囲気で、ちょっとくたびれているところも含めて、いいところだなぁ、と思う。

彼らが作ってくれるのはモロッコのパンケーキ、ムセンメン。パイ生地が何層にも重なったそれは、ザクザクでモロッコのギー(バターミルクの一種)の風味もよく、食べ始めたらとまらない。
添えられるのはモロッコのバターと地元産ハチミツ。

ジュースは搾り立て。小ぶりなオレンジを使ったもので、新鮮ではっとするほどのおいしさ。
自家製ヨーグルトも忘れてはならない。まだ温かいのができたての証拠である。
そして飲みものはミントティー。ここで大事なのは砂糖が入っていること。砂糖の入っていないミントティーなんて、なもんである。

<昼>
ランチはイスラエルの首都、エルサレムの旧市街で摂るとしよう。
私が住んでいたのは、イスラエル第2の都市、テルアビブだが、エルサレムには、友人を訪ねたり家族に会ったりで週に一度のペースで通っていた。
(筆者注:サミ・タミミはイスラエル出身、イギリスを活躍の場とする)

まずはフムスから。もちろん既製品ではない。
食べるは、Abu Shukriで。
この店、近年では随分と観光客が増えたが、ローカル然とした佇まいは今もそのままだ。
フムスとともにやってくるのは、温かいファラフェル(ヒヨコマメまたはソラマメで作ったコロッケに似た食べ物)、サラダ、ピクルス、そしてピタパン。
これにレモン、パセリ、ニンニクがあれば申し分なし。

ところで、フムスについて。
昨今では、スプレッド状のものをなんでもかんでもフムスと呼んでいるが、それは間違いである、と声を大にして言いたい。
100%ヒヨコ豆で作ったものだけを、フムスと呼ぶのだ。どうか勘違いのないように。

そして、そのあと、ダマスカス門近くのJaffarという菓子屋に行くとしよう。
子どもの頃、私は友人とこの店によく来たものだ。
そこで、甘い甘いバクラヴァァやクナファ(ともに甘いペイストリー菓子)を分け合って食べるのがお決まりだった。

<おやつ>
特にこれといったものはない。とりわけ甘いものを頬張ったあとでは。
とはいえ、昼食に引き続き、エルサレムにいるのであれば、ゲストハウスのNotre Dameに行くのも悪くない。
このゲストハウスは、東エルサレムと西エルサレムの境、丘の上にあって見晴らしがよい。
バーに寄って、眼下に美しい旧市街を眺めながら、ワインとチーズで午後の時間を過ごしたい。
ワインは、地元産でなくフランスもので。

<夜>
夕食は東京で。
行くのは、有楽町はガード下近くにある、爐端本店
時差ボケ、看板なし、加えて見つけづらい立地。
でも手がかりはある。野菜や果物が外に並んでいたら、そこは爐端本店だ。

店内は、誰かの家に遊びに行ったような雰囲気で、棚は陶器がうず高く並んでいる。
そのスタイルは古くもあり、新しくもあり。
炉端本店を仕切っているのは、ふたりの男性だ。
ひとりは英語ができる年配の男性で、もうひとりは相撲取りのように体格のいい輩。

この店にはテイスティング・メニューがある。
すべての料理が素晴らしいとは言わないが、経験として試す価値あり。
料理は和洋折衷で、サラダ、炙ったマス、刺身、鴨のオレンジ風味など。
よくあるこの手のほかの店と違って、典型的な日本料理、ではない。
でも、だからこそ、そこがいいのだ。
パートナーだったり、友達だったりと行って、夕食を通じて、料理や空間をシェアしたい、そんな店である。


〜〜〜〜〜〜〜〜
e0038047_0171798.jpg私、このオリジナル記事で、爐端本店というお店の存在を初めて認識しました。
有楽町なんてしょっちゅう行っていたのに! しかも幾度となく店の前を通っていたのに! 古い民芸風の店構えだなぁ、ってぼんやり眺めていたのに!

そして、いてもたってもいられなくなって知人と行きました。
確かに、ザ・和食ではありません。そして店名にあるものの、炉端焼きの店でもありません。
あるのは、こうきたか!という素材や調理法を組み合わせた創作料理の数々。
この料理群が、モダンスタイルってわけではないのですが、とにかく食べると新鮮な驚き!
それがカウンターの大皿にどどーんと並んでいて、お客はこれちょうだい、あれちょうだい、というスタイルです。

適当に盛って運んで来てくれ、量は多め。
このとき、私は2人で行ったのですが、あれこれ試すには量が勝り、一緒に行った方と次は頭数揃えて来よう!と話した次第。
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オトレンギ
リヴァプール・ストリート店はデリはあるものの歴然としたレストランスタイルですがあとのお店はイートインスペースは申し訳程度でデリのテイクアウェイ(持ち帰り)がメイン。
このデリが大皿をずらっと並べるスタイルで、多かれ少なかれ爐端本店からヒントを得たんだ!と思わず膝を打ってしまいました。
e0038047_0192140.jpg



~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○朝食@オトレンギ/Ottolenghi(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/24033167/
○テイクアウェイ@オトレンギ/Ottolenghi(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/18365143/
○ ロンドンの飲食店のトイレあれこれ → http://ricorice.exblog.jp/24935504/
○<イギリス料理・レシピ> フムス【Houmous】 → http://ricorice.exblog.jp/14715151/
○<イギリス料理・レシピ> シャクシュカ【Shakshuka】 → http://ricorice.exblog.jp/25641345/




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# by ricoricex | 2017-04-14 00:00 | 食の人

こういうの見るとね、ぱ〜っと出かけたくなっちゃう!
2017年1月19日(木)づけのロンドンの飲食メディア、“Hot DInners”にあったのは、こんな記事。

フーディーにおすすめ! イギリスの新しいホテル・ベスト7
The best new UK hotels for food lovers
http://www.hot-dinners.com/Features/Travel-Something-for-the-weekend/the-best-new-uk-hotels-for-food-lovers


選ばれたのは以下の7軒です。

01. Artist Residence Oxfordshire(コッツウォルズ)
02. The Churchill Arms(コッツウォルズ)
03. Coombeshead Farm(コーンウォール)
04. Forest Side(レイク・ディストリクト)
05. Hurley House Hotel(バークシャー)
06. Lympstone Manor(エクスマス)
07. Moor Hall Restaurant with rooms(ランカシャー)


ここでピックアップされたホテルは、食事に注力したプチホテル、フランスでいうところのオーベルジュ、といったところでしょうか。
あ〜、どっか行きたいなっ!


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○2017年フーディーにおすすめの街・ベスト5 → http://ricorice.exblog.jp/25125275/
○フーディーなら訪ねたいイギリスの海辺の町・ベスト5 → http://ricorice.exblog.jp/24534152/
○£50以下で泊まれる、イギリスの魅力的な宿10選 → http://ricorice.exblog.jp/24216461/
○フーディーにおすすめのイギリスの旅行先・ベスト5 → http://ricorice.exblog.jp/23578363/
○“食べて飲んで滞在して”レストランステイ15選 → http://ricorice.exblog.jp/23543375/




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# by ricoricex | 2017-04-13 00:00 | 順位&セレクト

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目下のところ日本では「働き方改革」が声高に叫ばれていて、“どう働くか”が注目されています。
それに役に立つかどうかはおいておいて(役に立たないでしょう(笑))、
イギリスの新聞、“タイムズ/The Times”の2017年2月24日(金)づけであったのはこんな記事。
タイムズが選ぶイギリスの会社・ベスト100
The Sunday Times Best 100 Companies
http://appointments.thesundaytimes.co.uk/article/best100companies/


<小企業(スタッフ50〜250人)/The 100 Best Small Companies to Work For, which covers SMEs (50-250 staff)>
<中企業(従業員250〜3000人)/The 100 Best Companies to Work For in the mid-size category (250-3,000 employees)>
<大企業(従業員3000人以上)/The 30 Best Big Companies to Work For (3,000-plus).<NPO/100 Best Not-for-Profit Organisations to Work For recognises public-sector bodies, charities and housing associations of all sizes>
の4つに分け、さまざまな側面から優れた会社を選出。

当ブログでは、もっとも一般的なサイズである
<中企業(従業員250〜3000人)>から選ばれた
レストラン&飲食関連会社を順位とともに以下に紹介します。

08. Oakman Inns & Restaurants(パブ&レストラン)
10. The New World Trading Company(パブ&レストラン)
18. Connect Catering(ケータリング)
28. Wyboston Lakes(ホテル)
31. COOK(食品製造)
36. Dishoom(レストラン)
40. Buzzworks Holdings(バー)
43. Pernod Ricard(種類販売)
45. Peach Pub Company(ガストロパブ)
48. Hawksmoor Group(レストラン)

63. The Alchemist(パブ&レストラン)
65. T(n)S Catering Management(ケータリング)
72. Lancaster London(ホテル)
80. BrewDog(ブルワリー)


当たり前ですが、こうやってみると通常の店紹介やランキングとはまったく違った側面がみえます。
36位のモダンスタイルのインディアンカフェ、Dishoom
48位のステーキレストランのHawksmoor Group
そして、80位のクラフトビール・メーカーのBrewDog
あたりは確かに熱い勢いを感じます。新しいジャンルや概念を打ち込んだこれらのところ、今の時代に即した新しい働き方で取り入れていて、社会全体の働き方にも変革をもたらすかもしれません。


寸評(ってほどのものはありませんが)は、イギリスの飲食メディア“Big Hospitality”のこちらの記事をどうぞ(↓)
Dishoom and BrewDog make Sunday Times 100 Best Companies list
http://www.bighospitality.co.uk/Events-Awards/Hospitality-firms-in-Sunday-Times-100-Best-Companies-list



~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○スコットランド発クラフトビール界の異端児、ブリュードッグがビールホテル開業! → http://ricorice.exblog.jp/25521086/
○キッチンスタッフ求む! 人手不足に悩むイギリスのレストラン業界 → http://ricorice.exblog.jp/23763775/




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