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イギリスの食研究家、食の編集者/ライター、フードアドバイザー、情報発信サポーター“羽根則子”がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。


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日本ではリバティプリントでおなじみ、と言うとわかりやすいかもしれません。
1875年開業。当初は、日本をはじめ東洋からの品物を扱っていたせいでしょうか、
どこかしらオリエンタルな香りのするエレガントな、一方で新しいものはポップで斬新な
画柄であまりにも有名です。

このリバティプリントの総本山が、ロンドン中心部にあるリバティ/Liberty
https://www.libertylondon.com/
5階建て、チューダー・リバイバル様式の美しい建物のデパートです。

リバティプリントに代表されるクロスを筆頭に、
デパートですから、ファッションブランド、アクセサリー、家具、生活雑貨、食品なども扱っています。
時季になるとでーんと広いスペースで登場する、リバティのクリスマス売り場を眺めるのが、私は好きなんですよねぇ。


で、このリバティに新しいフードホールが、先日、2017年9月1日(金)にオープン!
その名は“ミニ・ブリティッシュ・フードホール/Mini British Food Hall” 。
https://www.libertylondon.com/uk/instore-pages/mini-british-food-hall-meet-the-producers.html

“mini/ミニ”と聞くと、小さいの?と思ってしまいますが、
フードホールが小さい、ということではなく、イギリス全土からマイクロ生産者、つまり規模はごく小さくても良質な食品を作っている生産者のアイテムも、一堂に揃えた、ってわけです。
(情報メディア“Time Out”では、ごくごく簡単に次のように紹介しています(英語とはいえごく短いので、これだと全貌がさっとわかりやすい) → A new food hall is now open at Liberty)。

気になる、“ミニ・ブリティッシュ・フードホール”に集められた生産者は以下のとおりです。

e0038047_00120052.jpg・プレスタ/Prestat(チョコレート)
・ロンドン・クリュ/London Cru(ワイン)
・トレゴスナン/Tregothnan(紅茶)
・スローモーション/Sloemotion(スロージン&フルーツリキュール)
・マンフード/Manfood(ピクルス)
・ホークスヘッド・レリッシュ/Hawkshead Relish(プリサーヴ&調味料)
・バターミルク/Buttermilk(コンフェクショナリー/菓子)
・ダークウッズ・コーヒー/Dark Woods coffee(コーヒー)
・スカーレット&マスタード/Scarlett & Mustard(ドレッシング&ソース)
・ペンブルックシャー・ビーチ・フード・カンパニー/The Pembrokeshire Beach Food Company(海草加工品)
・ジェンセン/Jensen’s(ジン)
・パンプ・ストリート・ベーカリー/Pump Street Bakery(チョコレート&焼き菓子)
・サウス・デヴォン・チリ・ファーム/South Devon Chilli Farm(チリ加工品)
・ローズバッド・プリサーヴス/Rosebud Preserves(ジャム&プリサーヴ)

これは! なんとも垂涎のラインナップです!
イギリス全土から選りすぐりの生産者のアイテムが一堂に揃っていて、心躍ります!
(これは、交渉から始まり、店頭に並ぶまで、さぞかし、さぞかし大変だったことでしょう!)

これらリバティに新しく登場したアイテムたちはパッケージデザインも非常にしゃれています。
これまでフードパッケージの洗練度では、ロンドンはナイツブリッジにあるデパート、ハーヴィー・ニコルズ/Harvey Nicholsの最上階、5階(日本でいう6階)にあるフードホール“Fifth Floor”のオリジナルパッケージが頭一歩抜きん出ている印象でしたが、
ここにきて、“好敵手現る!” ですな。

このパッケージイラストについて紹介した内容も、なかなかに興味深いです(↓)。
Curating Talent with & SMITH: The branding and identity experts reveal all on our Liberty London Food illustrations
https://www.libertylondon.com/uk/liberty-life/lifestyle/mini-british-food-hall-curating-talent-with-and-smith.html



~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○2017年秋、ロンドン・シティに登場するブルームバーグのヨーロッパ本部は新ダイニングスポットでもある → http://ricorice.exblog.jp/25977424/
○ロンドンはジャパンセンターの旗艦店、今秋オープン! → http://ricorice.exblog.jp/25719545/
○バターシー・パワーステーション再開発でこんな飲食店が登場! → http://ricorice.exblog.jp/25367420/
○夕食@ヨー!スーシ/YO! Sushi(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/25812035/




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# by ricoricex | 2017-09-12 00:00 | イギリスの食ニュース

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2017年8月30日(水)づけのイギリスの情報メディア“Time Out”にあったのはこんな記事。

ロンドンでブラックベリー摘みができるおすすめスポット8選
8 great spots for blackberry picking in London
https://www.timeout.com/london/things-to-do/best-spots-for-blackberry-picking-in-london


選ばれたのは以下のスポットです。


01. ハムステッド・ヒース/Hampstead Heath
02. ウォームウッド・スクラブス・パーク/Wormwood Scrubs Park
03. リージェンツ・カナル/Regent's Canal
04. サウス・ ノーウッド・レイク/South Norwood Lake
05. スリー・ミルズ・アイランド/Three Mills Island
06. ウォルサムストウ・マーシュズ/Walthamstow Marshes
07. パトニー・ヒース/Putney Heath
08. ナンヘッド・セメトリー/Nunhead Cemetery


果物摘みといえば、初夏から夏にかけてのイチゴ(イギリスではイチゴは夏の果物です)が真っ先に思い出されますが、
そうか、ブラックベリーもあったねぇ。
確かに、ベリー類はイギリスで多く見られ、甘味と酸味があって私の好きな果物です。

「ほっといてもそこらへんでいっぱい実をつけるよ」とは現地イギリス人の弁。
植物にはまったく疎いので完全な門外漢ではありますが、であれば、日本でももっとたくさん栽培してもっとたくさん流通してくれるとうれしいんだけどな〜。

で、ここで取り上げたブラックベリーの場合、旬は8月下旬〜9月上旬。
さすがにロンドンの街のど真ん中、ってわけにはいかないけれど、
そこそこアクセスのいいところでブラックベリー摘みができます。
8番目のナンヘッド・セメトリーなんて、気になるねぇ(セメトリーとは墓地のこと。このナンヘッド・セメトリーはヴィクトリア調の非常に美しい庭園墓地だそうです)。


ところで、日本ではなぜ果物摘みと果物狩りって言うんでしょうね?
幼稚園の頃からずっと不思議に思っています。


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○ストロベリー・クリーム → http://ricorice.exblog.jp/20711739/
○<イギリス菓子・レシピ> イチゴのプディング【Strawberry Pudding】 → http://ricorice.exblog.jp/10075029/




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# by ricoricex | 2017-09-11 00:00 | 順位&セレクト

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私はシャープな味が得意ではありません。
味噌は別段嫌いではないし、家でごはんのときは味噌汁はよく作るのですが、
田楽は苦手。
あんなにこっくりと濃いのは要らない。
うっすら風味づけであるくらいで充分。

ロンドンの和食店、 NOBUで経験を積んだオーストラリア人シェフがやっているでごはんを食べたときのこと。
ナスの田楽が出てきて、これが日本ではお目にかかれない、私の理想的な田楽で、
そう、これこれ! このくらいがちょうどいいのよ!と満面の笑みとなったのでした。

イモやカボチャは嫌いではないけれど、白いごはんと食べるのは好きじゃない、
それらをメインで食べるとき、塩気のあるものと合せるのが好み。
大学イモにしたり、カボチャを砂糖と醤油で甘く炊いたり。
チップスにして塩をふるだけでもいい。

あるとき、つらつらとイギリスのレシピを眺めていたら、
サツマイモやジャガイモを味噌フレイヴァーで仕上げる、というのに遭遇し、
あっ、そうか! サツマイモの田楽っていけるんじゃない、
と思いつき、完成させたのがこのレシピです。

前述したようにシャープな味が得意でないので、味噌ペーストはあくまで風味づけ程度に。
ぎりぎりの量を3回にわけて塗って焼き、サツマイモに味をつける方法をとりました。
ぼてっとのせない分、手間をかける、というわけです。
面倒かもしれませんが、これが肝なので、こればっかりは、ということで。

<材料(2人分)>
サツマイモ(小)……4本(1本75〜100g)
赤トウガラシ……1本
味噌……25g
みりん……大さじ1
ハチミツ……小さじ1/2
酢…大さじ1/2
醤油……小さじ2
オリーブオイル……小さじ2
粗塩……適量
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<作り方(調理:20分 オーブン:40分)>
下準備
*天板にクッキングシートを敷いておく。
*オーブンを200℃に温めておく。
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1. 赤トウガラシは種をとり、みじん切りにする。
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2. サツマイモは縦半分に切り、1.5cm幅の格子状に切り込みを入れる。
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3. 準備しておいた天板に1のサツマイモを並べる。
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4. 1のみじん切りにした赤トウガラシ、味噌、みりん、ハチミツ、酢、醤油、オリーブオイルを混ぜ合わせる。
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5. 3のサツマイモの表面に、4の味噌ペーストを1/3量塗る。
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6. 200℃のオーブンで10分焼く。
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7. いったん取り出し、サツマイモに4の味噌ペーストを1/3量塗る。
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8. オーブンに戻し10分焼く。
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9. サツマイモを取り出し、4の味噌ペーストの残りを塗る。
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10. オーブンに戻し、さらに10分、サツマイモがやわらかくなるまで焼く。
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11. 粗塩をふる。
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# by ricoricex | 2017-09-10 00:00 | イギリス料理・レシピ

昨日お届けした、イギリスのレストランガイド『The Good Food Guide』によるランキング、“最新UKトップ50レストラン for 2018”。


ランキング以外に各賞も発表されており、その結果はこちら。

The Good Food Guide Awards 2018
https://www.thegoodfoodguide.co.uk/get-inspired/news/the-good-food-guide-awards-2018


各賞入賞のシェフやお店は以下のとおりです。


○ナンバーワン・レストラン/Number 1 Restaurant
Restaurant Nathan Outlaw(コーンウォール)

○レストラン・オブ・ザ・イヤー/Restaurant of the Year
The Three Chimneys(スカイ島、スコットランド)

○シェフ・オブ・ザ・イヤー/Chef of the Year
Peter Sanchez-Iglesias@Casamia(ブリストル)

○注目のシェフ/Chef to Watch
Ben Crittenden@Stark(ブロードステアーズ、ケント)

○ベスト・パブレストラン/Best Pub Restaurant
The Crown(バーチェッツ・グリーン、バークシャー)

○ベスト・ニューレストラン/Best New Entry
Salt(ストラトフォード=アポン=エイボン、ウォリックシャー)

○ベスト・サーヴィス/Best Front-of-House
Restaurant Sat Bains(ノッティンガムシャー)


なんとなく、ですが、ナチュラル感をより打ち出したお店が評価されている印象を受けます。
これも時代、かな?



~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○最新UKトップ50レストラン for 2018 → http://ricorice.exblog.jp/26017375/
○『The Good Food Guide』2017各賞発表! → http://ricorice.exblog.jp/24631725/
○『The Good Food Guide』2016年度版の各賞が発表に! → http://ricorice.exblog.jp/24630161/
○最新UKトップ50レストラン for 2016 → http://ricorice.exblog.jp/23647869/
○SquareMealが選ぶ 2017イギリスのレストラン・トップ100(ロンドンを除く) → http://ricorice.exblog.jp/25989833/
○ナショナル・レストラン・アウォーズ2017 → http://ricorice.exblog.jp/25849829/
○『ミシュランガイド イギリスおよびアイルランド』2017年版発表 → http://ricorice.exblog.jp/24697500




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# by ricoricex | 2017-09-09 00:00 | 賞/アウォード

2017年8月のトップ10


夏もそろそろおしまいの気配。
みなさま、いかがおすごしですか。
さて、当ブログの前の月の記事別アクセスランキング、2017年8月のものをご紹介します。


e0038047_00084640.jpg01. ハロッズの日本撤退は遅かったんじゃないか、って思う
2017年夏で“さようなら”。何年も前に決断してもよかったのになぁ
http://ricorice.exblog.jp/25922946/

02. ジェイミー・オリヴァー、6つのレストランを閉鎖へ
その理由はBrexitとされています。ほかにも同じような店が出てきそう
http://ricorice.exblog.jp/25138762/

e0038047_00085526.jpg03. 2017年ロンドンのアフタヌーンティースポット・トップ10
非常にわかりやすい、そして凡庸に映るラインナップではありますが
http://ricorice.exblog.jp/25173571/

04. アフターエイトは初めて知った大人のミントチョコレート
懐かしさにつられて。ナイトキャップにおすすめのチョコレートです
http://ricorice.exblog.jp/24096564/

e0038047_00090356.jpg05. <レシピ> イチジクのコンポート【Fig Compote】
この季節ならではの果物にちょっと手をかけて。残った煮汁もお楽しみ
http://ricorice.exblog.jp/19113810/

06. ロンドンのサンデーロースト・ベスト28
イギリスの日曜日のランチの定番といえば昔も今もこれ!
http://ricorice.exblog.jp/24676088/

e0038047_00090960.jpg07. <レシピ> シラバブ【Syllabub】
生クリームを使ったイギリスの伝統的なシンプルデザート
http://ricorice.exblog.jp/9558891/

08. ジャファケーキってケーキ? ビスケット?
その定義をめぐって裁判にまで発展したイギリスのお菓子とは?
http://ricorice.exblog.jp/22954872/

e0038047_00091729.jpg09. <レシピ> ティプシー・ケーキ【Tipsy Cake】
たっぷりのアルコールに染み込ませて作る“ほろ酔い”ケーキ
http://ricorice.exblog.jp/25165619/

10. 『ミシュランガイド イギリスおよびアイルランド』2017年版発表
昨年秋に発表されたレストランガイド。主だったものを紹介
http://ricorice.exblog.jp/24697500/


e0038047_00092422.jpg定番となった記事がほとんどですが、
先月、突如ラインクインしたのが、5位の“イチジクのコンポート【Fig Compote】”。
理由は、“旬だから”ってことで、疑いの余地なしではないか、と。
イチジクは足がはやく、“イチジクのコンポート【Fig Compote】”ではレシピを紹介しており、それでなんだろうなぁ、と推察されます。


先月もたくさんの方にアクセス&ご拝読いただきました。
どうもありがとうございます! この場を借りて、お礼申し上げます。


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○2017年7月のトップ10 → http://ricorice.exblog.jp/25956319/
○2017年6月のトップ10 → http://ricorice.exblog.jp/25888755/
○2017年5月のトップ10 → http://ricorice.exblog.jp/25824006/
○2017年4月のトップ10 → http://ricorice.exblog.jp/25737193/
○2017年3月のトップ10 → http://ricorice.exblog.jp/25665433/
○2017年2月のトップ10 → http://ricorice.exblog.jp/25530771/




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# by ricoricex | 2017-09-08 00:00 | 順位&セレクト

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イギリスの新聞 “ガーディアン/The Guardian(日曜日はオブザーヴァー/The Observer)”の、2017年8月13日(日)づけであったのはこんな記事。

バッカス(バフース)でイングリッシュワインを選ぶならこの3本
Three cheers: a trio of English wines
https://www.theguardian.com/lifeandstyle/2017/aug/13/english-wines-made-from-bacchus-grape-david-williams


選ばれたのは、次の3本です。

01. New Hall Bacchus, 2016(エセックス) £9.50〜
02. Camel Valley Bacchus, 2015(コーンウォール) £13.95
03. Denbies Bacchus, 2015(サリー) £14.95


白ワイン用ブドウ品種、バッカス(バフース)/bacchusはシルヴァーナーとリースリングを交配させたものに、ミュラー・トゥルガウを交配させて生まれました。
ワインに覚えのある方なら、ドイツワインを代表するブドウと思われるかもしれません。
確かにそう。

イギリスもドイツ同様、ワイン生産国としては冷涼なエリアですから、バッカス(バフース)に適しており、2003年の古いデータで恐縮ですが、イギリスで3番目に多く栽培されています。
それを裏付けるかのようにバッカス(バフース)は、日本では、北海道で多く栽培されているワイン用ブドウ品種です。

バッカス(バフース)は香りが強いのが最大の特徴。
マスカットを思わせる甘い香りを持ちます。
その個性を生かすためか、シングルヴァラエタル(単一品種)ワインとして使われることが多いです。

世界のワインメディアの雄、デカンタ/Decanterの賞「The Decanter World Wine Awards」 (略してDWWA)で、
今年2017年、白ワインの単一品種お値打ち部門"Best Value White Single-Varietal"で100点満点中95点を獲得し、世界のベスト白ワインに選出されたのが、イギリスの“”Winbirri Vineyards Bacchus 2015”
(→ http://ricorice.exblog.jp/25793975/
であったことを照らし合わせると、イングリッシュワインのバッカス(バフース)の質の高さを思わせます。

小規模ワイナリーが多く、人件費などの経費の問題もあり、値段だけ見るとイングリッシュワインは厳しいものがありますが、
上に紹介した“ガーディアン”が選んだバッカス(バフース)の3本は、いずれも£15以下とお値打ち。
外れなく、適度な値段でイングリッシュワインを選びたいときの基準のひとつに“バッカス(バフース)”としてもいいかもしれませんね。


Hip Hip Hooray! Hip Hip Hooray! Hip Hip Hooray!


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○イギリス・ノーフォークの白ワイン、世界最高峰に位置づけられる → http://ricorice.exblog.jp/25793975/
○2017年夏 この6本が今飲みたいイングリッシュワイン → http://ricorice.exblog.jp/25927604/
○2017年初夏のイングリッシュワイン・ベスト14 → http://ricorice.exblog.jp/25780213/
○イギリスの白ワイン → http://ricorice.exblog.jp/23742812/
○イングリッシュワイン 〜ブライトウェル・ヴィンヤード バッカス 2011〜 → http://ricorice.exblog.jp/21172732/




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# by ricoricex | 2017-09-07 00:00 | イングリッシュワイン

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私が渡英のたびに、ロンドンはポートベローへと足を運ぶのは、
マーケットが立つから、アンティーク&ヴィンテージショップがあるから、
っていうのもあるのだけれど、必ずしもこれらが一番大きな理由じゃない。

私がポートベローに必ず立ち寄る理由。
それは、ブックス・フォー・クックス/Books for Cooksがあるから。
https://www.booksforcooks.com/

e0038047_00090483.jpgブックス・フォー・クックスは料理書専門の本屋さん。
店の奥はテストキッチンとなっており、キャンティーンよろしく、非常にお手頃な値段でランチが食べられます。
ただし、人気が高いのでランチ開始を狙っていかないとありつけないのが現状。
なわけで、なかなかランチ利用はできないのですが。

あるとき、「今日はランチを食べる! それから本をチェックする」と決意し、いざ、ブックス・フォー・クックスへ!
ひとりだったので、大きなテーブルで相席(今風にいうとギャザリング・テーブル)。
そのテーブルで一緒だった人が相当食べ歩きをしているようで、教えてもらった店のうちの一軒が、ブックス・フォー・クックスからそう遠くないノッティング・ヒルに。
(こういうローカルや食のプロのリアルな声の収集の蓄積が、私の財産です)
(そのときのランチの模様はこちら → http://ricorice.exblog.jp/23968640/


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なわけで、ブックス・フォー・クックスでランチを食べた約1週間後、近くで用事があったのを口実に、教えてもらったその店へ。
私が、モダン中近東じゃないけど、地中海の西側、ギリシャとかでそういう感じのお店があれば行きたい!と訊ねたら、近くにあるよ!となったわけです。
店の名前は、マジ/Mazi
http://www.mazi.co.uk/
モダン・ギリシャ料理のお店です。


ランチタイムは、セットランチがあり、2コース £12.95、3コース £17.95。(2017年9月現在は、2コース £14.95、3コース £19.95)。
私は、もちろん3コースをチョイス。前菜としてのジャー5種類、メインとしての冷/温皿4種類、デザート2種類から選べ、私が選んだのはそれぞれこんなの。

・ザジキ(ヨーグルトのディップ)/Tzatziki with only a pinch of black garlic
・おばあちゃんのミートボール、自家製クリスプス/Grandmama’s meatballs, handmade crisp
・グリークヨーグルトのムース、カリンのプディング、シナモンビスケット/Greek yogurt mousse, quince pudding, cinnamon bustuits

これにパン £1、グラスワイン白 £7をオーダーし、サーヴィス料などを合わせて、しめて£30ほど。

それぞれで食べたいものを無意識に選んだら、ジャー(前菜)も温皿(メイン)もデザートがいずれもヨーグルトが使われている! 私って乳製品好きなんだなぁ。
で、肝心の料理は、というと、味も見た目もいちいち工夫が凝らしてあって、登場するたびに思わず頬が緩みました。

パンは3種類。感心したのは、オリーヴオイル、オリーヴ、岩塩がついてきたこと。
おっと、これだけでワイン1杯はいけちゃうんじゃない?
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ジャー(前菜)のザジキは、ジャーとカテゴライズしてあるように、ガラスのジャーに入って登場。
容量としては大きめのマグといったところで、これがボリューミー。
ニンニクがきいて、これもワインに合うなぁ。
こっくりとコクがあり、パンにたっぷりつけて(のせて?)とめどなくバクバク。
しかぁし、これが食べても食べても減らない!
大食いの私が、半分でギブアップしました。。。(このあと2皿出てくるので泣く泣く)
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温皿(メイン)のおばあちゃんのミートボール。
香辛料をきかせ過ぎず、マイルドに抑えているあたりがとても上品。
グリークヨーグルトの海にミートボールが4〜5個のっかり、そこに自家製クリスプスをおいたもの。
立体的なプレゼンテーションで、かつミートボールだけだと色味がないところを、グリーンソース、ヨーグルトの白、トマトの赤がきかせ色になっています。
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デザートはグリークヨーグルトのムース、カリンのプディング、シナモンビスケット.
黒いスレートに白いムースが映えます。
一口サイズの小さなシナモンビスケットが小島のように散らしてあって、
箱庭みたいだねぇ。
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ワインはメニューを選んだあとで、合うものを、と依頼。
料理に合っていたのは当然のこと、ミネラルがきいていて、エレガント過ぎないワインで、ステンレス発酵(であろう)という私好みでもあり(樽発酵の白ワインはあまり好みでないのです)、わかってらっしゃるなぁ。
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このお店、マジは内装もおだやか。
北欧のシンプルモダンを、ギリシャで表現するとこうなるのかなぁ。

壁も扉もカーテンも白。
となるとキリッとした印象になりがちですが、
木のテーブルにステンレスのイス。スケルトンのランプシェード、お手製っぽいちょっとしたあしらい。
決めすぎないバランスがいいな。
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ところで、このイス、以前、オーストラリアはアデレードのオーガニックカフェで同じものを採用していて、
その理由をお店の人が、「資源を再利用しイスにしたものなんで、うちの環境を大事にしたいコンセプトに合っていると思ったんです」とおっしゃっていたような。。。

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当日メニューを、伝言板のメモ書きの如く、手書きで綴ってあるのも、好印象。
また、店の奥には中庭があり、ブドウが植わっています。
小さなスペースではありますが、自然が見えるのは開放感がありますね。
「ステキですねぇ」とお店の方に伝えると、
この日はすでに11月で片付けてしまったとのことですが、
4〜10月の間は、天気がよければここで食事を摂ることも可能だそうです。
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あっ、ちなみにマジのトイレには、ギリシャつながりで、
ソクラテスやプラトン、クセノパネスらギリシャ哲学者たちの格言が記されています。
おおお〜、英語でこういうんだ〜、としばし眺めてしまいました。
トイレで私も考えた、ってわけです(笑)。
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wed 04/11/15


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
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# by ricoricex | 2017-09-06 00:00 | イギリスのグルメ店レポート

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今ってどっちで呼ぶんですかね。
おたま? レードル?
嗚呼、わからない!

今回取り上げる言葉は、
ladle/レードル
そう、おたま/レードルです。
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このレードル、もちろん道具を表す名詞として使われます。こんな風に。
おたま/レードルを使って(using a ladle)
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これから派生し、fulをつけてladlefulで“おたま/レードルいっぱい”という表現も。
hand + ful = handful(手いっぱい → ひとにぎり
と同じ発想ですね。

で、こんな感じで使われます。
調理した水をおたま/レードルいっぱい(a ladleful of the cooking water)
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この“ladle”という言葉、“バター/butter”や“ブラッシュ/brush”同様、動詞としても使われます。
意味は“おたま/レードルですくう”。

例としては、こんな感じ。
スープを(おたま/レードルで)すくう(ladle the soup)
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というわけで、
ladle → おたま/レードル(名詞)/おたま/レードルですくう(動詞)
と覚えてくださいね。

ではでは〜!


〜〜過去の関連記事も併せてどうぞ
○英語でレシピを読む! ~単位 07:ひとつかみ~ → http://ricorice.exblog.jp/23933872/
○英語でレシピを読む! ~工程 02:バター~ → http://ricorice.exblog.jp/23631569/
○英語でレシピを読む! ~道具 05:刷毛~ → http://ricorice.exblog.jp/25996211/
○英語でレシピを読む! ~道具 01:木べら~ → http://ricorice.exblog.jp/23524210/
○英語でレシピを読む! ~道具 02:ウィスク~ → http://ricorice.exblog.jp/23604607/




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# by ricoricex | 2017-09-05 00:00 | 英語でレシピを読む!

2015年頃からその動きは加速化している印象で、イギリスにおいてドイツの激安スーパーマーケットの快進撃が止まりません!
それを裏付けるように、こんなニュースが!

リドル/Lidlウェイトローズ/Waitroseを追い抜き、イギリスで7番目のスーパーマーケットに”

これ、2017年8月13日(日)までの12週間のデータに基づくもの。
リドルはこの12週間の間に、18.9%の売上げ増、イギリスにおけるスーパーマーケット全体のシェアは5.2%と過去最高を叩き出し、
これまで7位だったウェイトローズが5.1%だったことで、
ウェイトローズを追い抜き、7位になった恰好です。
王室御用達、取扱い商品の品質のよさが定評のあり、アッパークラスからミドルクラスが利用するウェイトローズではありますが、
やはり量には敵わない、ということでしょうか、
安さがウリのリドルが一般の人たちの支持を受けて、が結果となって表れたのだと思われます。

半年前、今年2017年2月、もうひとつのドイツ発ディスカウントスーパーマーケットのアルディ/Aldiが、コオプ/Co-operativeを蹴落とし、5位に君臨したのもビッグニュースとなりましたが、
今回、リドルがイギリスのスーパーマーケット界の華ともいえるウェイトローズを追い抜いて7位になったのは、それ以上に大きな衝撃といえるかもしれません。

現在、イギリスのスーパーマーケットは、
テスコ/Tescoセインズベリー/Sainsbury'sアズダ/Asdaモリソンズ/Morrisonsの4つが、ビッグフォーと呼ばれ、
実際にこの4社でイギリスのスーパーマーケットシェアの69.3%を占めていますが、
これ、5年前の76.3%と比較すると低下。

ドイツ発ディスカウントスーパーマーケットのアルディリドルが、その安さでもって勢力を拡大していることに加え(実際には、次の段階としてラグジュアリー路線も打ち出していますが)、
オンライン・スーパーマーケットのオカド/Ocadoもあったりで(配達の車をよく見る)、
この先、ちょっと目を離している間に、勢力図が大きく変わる、ってこともありそうです。


で、このリドルの躍進とは関係ないのですが、補足であった事柄でおもしろいものを、息抜きがてらご紹介。
今年2017年の夏は、悪天候(雨)の影響で、アイスクリームの売上げが9%減、さらに(ハンバーガーの)パティに関しては25%もの減少。
これ、ピンと来ないかもしれませんが、バーベキューができなかったから、ってのが大きな理由。
確かに、夏の晴天と屋外が相当好きなんだろうなぁ、バーベキューするよなぁ。
そのとき、肉もだけど、ソーセージとかパティを焼いて、パンに挟んで食べているよなぁ。


このニュース、2017年8月22日(火)づけで、イギリスのメディアは以下のように伝えています。

BBC
Lidl overtakes Lidl tops Waitrose to become UK's seventh biggest grocer
http://www.bbc.com/news/business-41011259


The Guardian
Lidl overtakes Waitrose as UK shoppers turn to discounters
https://www.theguardian.com/business/2017/aug/22/lidl-overtakes-waitrose-uk-grocer-chain-discounters


City A.M.
Lidl overtakes Waitrose to become seventh-largest supermarket in the UK
http://www.cityam.com/270644/lidl-becomes-seventh-largest-supermarket-uk


Reuters
Lidl overtakes Waitrose in Britain's supermarket wars
http://uk.reuters.com/article/uk-britain-grocers-kantar-idUKKCN1B20M8



このニュースの4日後の2017年8月26日(土)、
リドルがプロセッコ(近年、イギリスではプロセッコが人気です)のセールを行ったところ、
お客が大挙して押し寄せ、すぐに売り切れた、ってのも記憶に新しいところです。

BBC
Lidl shoppers feeling flat after prosecco queues
http://www.bbc.com/news/uk-41062763


The Independent
Thousands queue outside Lidl supermarkets as prosecco deal sells out in minitus
http://www.independent.co.uk/life-style/lidl-supermarket-allini-prosecco-deal-cheap-bargain-queues-a7914046.html



~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○ドイツのスーパーマーケットがイギリスを征服! → http://ricorice.exblog.jp/25264915/
○イギリス人の好きなブランド・嫌いなブランド → http://ricorice.exblog.jp/22869055/
○イギリスのスーパーマーケットのクリスマス食品を評価する! → http://ricorice.exblog.jp/25067699/
○2016年のベストなミンス・パイ8選 → http://ricorice.exblog.jp/25046095/
○(イギリスでも)バニラが足りない! アイスクリームが作れない! → http://ricorice.exblog.jp/25991850/




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# by ricoricex | 2017-09-04 00:00 | イギリスの食ニュース

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ジン・トニックといえばイギリス人が生んだ世界で愛されている定番カクテル。
そのジン・トニックをケーキで表現しました。

ジンの流行には周期があり、2010年代半ばはファッションドリンクとして再人気。
さらに、ジン・トニックはイギリスの花粉症、
へイ・フィーヴァー/hay feverに効能が期待されるとかなんとか。

このジン・トニック・ケーキ、さわやかさを演出するためにライムは大事な材料。
皮をおろしたものをケーキに、搾り汁をシロップとアイシングに使います。
全部で必要なライムは2個。
まずはケーキ用にライムの皮をおろし、
そのあと、皮をおろしたライムでジュースを搾り、
大さじ4 1/2をシロップに、小さじ1/2をアイシングに利用します。

このケーキ、小麦粉を使っていない、グルテンフリーです。
代わりに利用したのは米粉。
さっくりと軽い食感に焼き上がり、
ジン・トニック&ライムのさっぱり感で、
夏でも、暑い日にこそ食べたいケーキです。

切り分けるときに、表面がナイフにくっついてくるので、
気を落ち着かせてゆっくりと。

<材料(26×19cm型のトレイ1個分)>
米粉……115g
ベーキングパウダー……小さじ1
バター……80g
グラニュー糖……80g
卵……2個
ライムの皮をおろしたもの……2個分
ジン……大さじ2
トニックウォーター……大さじ2

〜〜シロップ〜〜
ライムの搾り汁……大さじ4 1/2(1 1/2個程度)
グラニュー糖……45g
ジン……大さじ1
トニックウォーター……大さじ1

〜〜アイシング〜〜
ライムの搾り汁……小さじ1/2
粉糖……12.5g
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<作り方(調理:30分 オーブン:20分)>
下準備
*バターを室温でやわらかくしておく。
*型にバターを塗り、クッキングシートを敷いておく。
*オーブンを180℃に温めておく。
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1. ライムは皮をすりおろす。米粉とベーキングパウダーを合わせて、2〜3度ふるう。
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2. 1のライムの皮をすりおろしたものを飾り用に少しとっておき、ケーキのすべての材料をにボウルに入れ、電動泡立て器で全体をよく混ぜる。白っぽくなり、もったりするまで約3分回す。
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3. 用意しておいた型に2の生地を流し入れ、表面をならす。
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4. 180℃のオーブンで20分焼く。
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5. ケーキを焼く間にシロップを作る。ライムはジュースを搾り、シロップの材料をよく混ぜる。
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6. ケーキが焼けたら、ケーキが熱いうちに5のシロップを塗る。
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7. 10分以上そのままにしておき、その後型から出し、網の上で冷ます。※ケーキがやわらかいのとシロップを浸透させるために、クッキングシートは外さない。
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8. アイシングを作る。材料をよく混ぜ合わせる。
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9. ケーキが完全に冷めたら、8のアイシングをかけ、2でとっておいたライムの皮をすりおろしたものを散らす。
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10. 適当な大きさ(3×4または4×6)に切る。
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(↑104の英国お菓子ストーリーを詳しく紹介しています!



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# by ricoricex | 2017-09-03 00:00 | イギリス菓子・レシピ