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イギリスの食研究家、食の編集者/ライター、フードアドバイザー、情報発信サポーター“羽根則子”がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。


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<   2017年 07月 ( 32 )   > この月の画像一覧



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うわ、うわ、うわ〜っ!!!
寝耳に水、というのはこのことです。

いえ、私に事前に連絡が来る由はないのですが、
そのたくさんの花々で彩られたパブはいつもそこにあって、
通り過ぎる私の目を和ませてくれていたのでした。
立ち止まって、写真を撮る人もよく見たなぁ。

ロンドン地下鉄の駅でいうと、ハイ・ストリート・ケンジントンからノッティング・ヒル・ゲイトの間、
1kmほど離れたこれらの場所をつなぐ道に、チャーチ・ストリート/Church Streetがありまして、
このパブはこの道沿いにあり、
ハイ・ストリート・ケンジントンからノッティング・ヒル・ゲイトに向かうと、
ここを過ぎると、ノッティング・ヒル・ゲイはもうすぐそこだな、という目印でもありました。

パブの名前は、チャーチル・アームズ/The Churchill Arms
http://www.churchillarmskensington.co.uk/
上の写真のように、100ものバスケットや箱の花で彩られた、
それはそれはかわいらしいパブ。
クリスマスには、電飾を伴った小さいツリーのデコレーションが施されたよう。

このパブの建物自体は1750年に建てられたもので、
現在の名前、チャーチル・アームズになったのは、
言わずもがな、かのチャーチルにあやかったもので、第二次世界大戦後のことです。
1985年に、アイルランド出身のジェリー・オブライエン/Gerry O’Brien氏が経営者となり、
花いっぱいの今のスタイルに。
パブの中にはタイ料理店もあり、ここもなかなかの評判。

そんなチャーチル・アームズですが、
32年もの間に200万杯(!)ものロンドン・プライド/London Pride(ビール)を注いできた
オブライエン氏がリタイアして故郷のアイルランドに帰ることに。
2017年8月3日(木)には次の経営者にバトンタッチとなります。
パブ自体がなくなるわけではないのですが、
なんせ経営者が変わるわけですから、
この印象的なエクステリア含め、
もしかしたらパブという形態自体を含めても変わっちゃうのかもなぁ、と思ってます。


幾度となく前を通ってきたのに、一度も中に入ったことのない私。。。ハイ・ストリート・ケンジントンにしろ、ノッティング・ヒル・ゲイトにしろ、
この駅の周辺には飲食店が多いことと、
なんせサリー・クラーク/Sally Clarkeの店の真ん前、ってことで、
ついこっちに行ってしまっていたのが敗因。
一度くらい行けばよかった、のですが、まあ、仕方あるまい。。。


このニュース、2017年6月25日(火)・26日(水)づけで、以下のように伝えられています。

Churchill Arms landlord steps down after 32 years running London's most colourful pub
http://www.standard.co.uk/goingout/bars/churchill-arms-landlord-steps-down-after-32-years-running-londons-most-colourful-pub-a3596551.html


The landlord of London’s prettiest pub is stepping down after 32 years
https://www.timeout.com/london/blog/the-landlord-of-londons-prettiest-pub-is-stepping-down-after-32-years-072617



私の思いっきりテリトリー内の、ロンドンのどローカルネタです。
なもんで、つい、ね(笑)。


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○ビール醸造所ツアー@フラーズ・ブルワリー/Fuller's Brewery(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/25776949/
○朝食@クラークス/Clarke’s(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/25317514/
○イギリスのタイ料理店・ベスト10選 → http://ricorice.exblog.jp/23593976/
○ロンドンのパブの店舗数、この15年の間に3/4に減少 → http://ricorice.exblog.jp/25734634/




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・『イギリスの食、イギリスの料理&菓子は“イギリスの食研究家”“食の編集者/ダイレクター/ライター”羽根則子のブログです。

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by ricoricex | 2017-07-31 00:00 | イギリスの食ニュース

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フランス語で言うと、ペーシュ・メルバ/Pêche Melba。
メルバ・トースト同様、オーストラリアのオペラ歌手ネリー・メルバにちなんだものです。
1892年(1893年、1894年という説も)、ロンドンはサヴォイ・ホテルの料理長だった
オーギュスト・エスコフィエによって考案しました。

ネリー・メルバがロンドンはコヴェント・ガーデンで公演を行った際、
エスコフィエはこのときのオペラ、ワーグナーのローエングリンにちなんだデザートを作成。
それは、アイスクリームの上に桃をおき、白鳥の形をした氷をトッピングしたものでした。
これがピーチ・メルバの原型です。

現在の桃とバニラアイスクリーム、ラズベリーのピュレのピーチ・メルバとなったのは1900年。
それはエスコフィエがカールトン・ホテルのヘッドシェフに就任したとき。
このとき、氷の白鳥を外し、ラズベリーのピュレを添えるようになり、
このスタイルが1世紀以上経った現在まで続いています。

シンプルな構成ゆえ、アレンジがしやすく、
桃の代わりにアンズやイチゴを、
ラズベリーのピュレもレッドカラントのジェリーを使うレシピも見られます。

世界のトップレストランとして名声を博し、
そして世界のレストランに多大なる影響を与えた、スペインのエル・ブリ/elBulli
2011年7月末に閉店したこのレストランの、最後の食事の最後のデザートは、
このピーチ・メルバをエル・ブリ流にしたものでした。

器に入れる順番としては、桃、アイスクリーム、ソースが正統派ですが、
桃がぼてっと主張してしまうので、私のレシピでは、
アイスクリームをベッドにしています。

<材料(4人分)>
桃……2個
グラニュー糖……大さじ1
水……500ml
レモン汁……大さじ1/2
アーモンドスライス……小さじ2
ラズベリージャム……大さじ6
白ワイン……大さじ4
アイスクリーム……適量(テーブルスプーン8すくい程度)
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<作り方(調理:30分)>
1. 桃は皮をむく。
※包丁をあてて切れ目を入れ、皮をすーっと外すようにするとよい。
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2. 鍋に水、グラニュー糖とレモン汁を入れ、火にかける。
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3. 2のグラニュー糖がとけたら、桃を入れ、アルミフォイルをかぶせ穴をあけ、弱火で10分煮る。途中、桃の向きを変える。
※アルミフォイルは落とし蓋の役割となる。
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4. アーモンドスライスをフライパンで乾煎りにする。
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5. 桃がやわらかくなったら、火からおろす。
6. 桃を半分に切り、種をとる。
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7. 桃を鍋に汁ごと戻し、アルミフォイルで蓋をする。
※こうすることで、桃にシロップが浸透する。
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8. 小鍋にラズベリージャムと白ワインを入れ、弱火にかける。
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9. 沸騰してとろみがつき始めたら、とろ火にして、3分煮詰める。
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10. 器に桃とアイスクリームを2すくいおき、6のラズベリーソースをかけ、4の乾煎りしたアーモンドスライスを散らす。
※アイスクリームをすくうのに、ディッシャーがなくても、テーブルスプーンで十分。
コップなどに湯を入れ、いったんテーブルスプーンをくぐらせてから、アイスクリームをすくうとうまくいく。
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by ricoricex | 2017-07-30 00:00 | イギリス菓子・レシピ

2017年7月12日(水)、1986年以来、
フェリペ6世スペイン国王、レティシア王妃両陛下を迎えたイギリス王室。
(メインとなったのは、英国議会で行われたフェリペ6世の演説。
 英国のEU離脱、Brexitに際して、両国に住むスペイン人とイギリス人が
 安心して住み続けるための両国政府へ努力&協力を請う内容(↓))。
https://www.youtube.com/watch?v=4ZuSgthcT1s

で、スペイン国王両陛下を迎えての晩餐会がバッキンガム宮殿を会場に女王エリザベス2世とフィリップ王配主催で行われ、
このときふるまわれたのは、イングリッシュワインの、
キャメル・ヴァレー/Camel Valley Pinot Noir Rosé Brut 2013(コーンウォール)
成長著しいイングリッシュワインの代名詞として選ばれた次第です。

このキャメル・ヴァレー、コーンウォールのワイナリー、ということで、
コーンウォール公爵夫人カミラの誕生日でも、キャメル・ヴァレーのスパークリングワインが使われ、
また、彼女自身のお気に入りのワイナリーでもあります。
実際に彼女はイングリッシュワインの仕事にも携わっており、
式典などで来賓として姿を見せています。


このニュース、2017年7月18日(火)づけの“Engliish Wine Propucers”で以下のように報道されています。
ご興味のある方は、こちらのオリジナル記事も併せてどうぞ!(↓)
(プラスαの内容はほとんどありませんが)
Camel Valley Served at Royal Banquet
http://www.englishwineproducers.co.uk/news/latest/camel-valley-served-at-royal-banquet/



~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○売り切れ必至! 正真正銘、女王陛下の英スパークリングワイン → http://ricorice.exblog.jp/25251854/
○英王室とイングリッシュワイン → http://ricorice.exblog.jp/22969516/
○習近平を迎えての晩餐会の乾杯は、イングリッシュ・スパークリングで → http://ricorice.exblog.jp/23805000/
○Brexit/EU 離脱! これがイギリス国民が出した答 → http://ricorice.exblog.jp/24481123/




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by ricoricex | 2017-07-29 00:00 | イングリッシュワイン

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2016年7月17日(月)、“アフタヌーンティー・アウォーズ(賞)2017”の発表、および授賞式がロンドンのGrosvenor Houseを会場に行われました。
Top Afternoon Tea Award Winners
http://www.afternoontea.co.uk/top-afternoon-tea-award-winners/


Afternoon Tea Awards 2017 Winners Announced
http://afternoontea.co.uk/blog/the-afternoonteacouk-team/afternoon-tea-awards-2017/


各賞およびおすすめとして選ばれたアフタヌーンティー・スポットは以下のとおりです。


○最優秀伝統的アフタヌーンティー/Best Traditional Afternoon Tea
Hotel Cafe Royal

○最優秀モダン・アフタヌーンティー/Best Contemporary Afternoon Tea
Mirror Room at Rosewood London

○最優秀テーマ性のあるアフタヌーンティー/Best Themed Afternoon Tea
Churchill Afternoon Tea at The Wellesley

○最優秀子どもにやさしいアフタヌーンティー/Best Children's Afternoon Tea
Millennium Hotel London Mayfair

○最優秀サーヴィスの優れたアフタヌーンティー/Best Tea Service
Fortnum & Mason


○これらも甲乙つけがたい/Highly Commended
01. Ormer at Flemings Mayfair
02. The Montague on the Gardens
03. Coworth Park
04. The Milestone Hotel
05. Palm Court at the Langham Hotel
06. Millennium Hotel Mayfair
07. Conrad London St James
08. Sheraton Grand London Park Lane
09. The River Restaurant at The Lowry Hotel
10. The Savoy

11. The Rosebery Lounge at Mandarin Oriental Hyde Park London
12. The Game Bird at The Stafford London
13. Lainston House
14. Swan Shakespeare's Globe
15. The Midland Hotel, Manchester
16. Browns Hotel
17. Corinthia Hotel London
18. Claridge's


○おすすめ/Commended
01. The Wellesley
02. Intercontinental London Park Lane
03. The Arch London, Hunter 486
04. The Edgbaston Boutique Hotel
05. Rubens at the Palace
06. Ham Yard Hotel
07. Hush
08. Dorchester Hotel
09. Scoff & Banter Tea Rooms, Oxford Street
10. Hanbury Manor

11. Egerton House
12. R Chocolate London
13. Fortnum & Mason
14. The Landmark London
15. The Drawing Room at Flemings Mayfair Hotel
16. Chesterfield Hotel
17. The Capital
18. Waldorf Astoria Edinburgh - The Caledonian
19. The Lanesborough
20. The May Fair Hotel: May Fair Kitchen

21. Harrods Georgian Restaurant
22. Berwick Lodge
23. Park Room at Grosvenor House
24. Gleneagles Hotel
25. K West Hotel & Spa
26. Castle Howard


今年新たに設けられた賞に“最優秀サーヴィスの優れたアフタヌーンティー/Best Tea Service”があります。
アフタヌーンティーそのもののみならず、その周辺にも重点がおき、
トータルバランスをみていくようになる表れでしょう。

それにしても、昨年の“アフタヌーンティー・アウォーズ2016”と比べて、
なんとまあ入れ替わりの激しいことよ!
一部例外はあるものの、ほとんどが(ポッシュな)ホテルに入っています。
まあ、これはこの賞のいつものこととして、今年はロンドン以外のところが何軒か混じっていたのが大きな変化かもしれません。


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○アフタヌーンティー・アウォーズ2016 → http://ricorice.exblog.jp/24585472/
○エキスパートが選ぶ、イギリスのアフタヌーンティー・スポット30選 → http://ricorice.exblog.jp/25875125/
○イギリスのアフタヌーンティー・スポット25選 → http://ricorice.exblog.jp/24967713/
○「Olive Magazine」が選ぶ2016年イギリスのアフタヌーンティー・スポット → http://ricorice.exblog.jp/24568192/
○Harden’sによるイギリスのアフタヌーンティー・ベスト20 → http://ricorice.exblog.jp/24185469/
○イギリスのアフタヌーンティー・ベスト20 → http://ricorice.exblog.jp/22373578/



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by ricoricex | 2017-07-28 00:00 | 賞/アウォード

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2017年6月12日(月)づけのイギリスの新聞「Daily Telegraph」にあったのは、こんな記事。
ロンドンの屋上バー・ベスト10
The best rooftop bars in London
http://www.telegraph.co.uk/luxury/drinking-and-dining/best-rooftop-bars-london/

選ばれたのは以下の10軒です。

01. Aviary
02. Bōkan
03. Boundary Rooftop
04. Coq d’Argent
05. Madison
06. Oxo
07. Pergola on the Roof
08. Radio Rooftop Bar
09. Rumpus Rooms
10. Sushisamba Bar

当然と言えば当然だけど、ホテル内のバーが多い。
そして、こうやって眺めていると、つくづくロンドンは超高層ビルが増えたなぁ、と感じます。
何年もロンドンを訪問していない、または行ったことなくってひと昔前のステレオタイプの街のイメージのままだと、
今のロンドンの超モダン高層建築の多さにびっくりするのではないでしょうか。


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○ロンドンの屋上バー・ベスト30 → http://ricorice.exblog.jp/24574735/
○ロンドンの屋上バー・ベスト20 → http://ricorice.exblog.jp/23268192/
○ロンドンの屋上バー・ベスト9 → http://ricorice.exblog.jp/23035842/
○ロンドンの屋上バー・ベスト8 → http://ricorice.exblog.jp/22331105/




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by ricoricex | 2017-07-27 00:00 | 順位&セレクト(ロンドンの店)

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このシリーズではここのところ、“焼く”の英語表現にフォーカスを当ててみています
今回取り上げる言葉は、
burn/バーン。

日常的にちょくちょく出る言葉で、
“焦げる”“焦がす”“燃焼する”といった意味で知られているかな〜と思います。

実のところ、レシピに登場することはあまりなく、
というのも、“焦げる”“焦がす”というのは通常は失敗するパターンですから。
なので、焦がさないように注意!ってので出てくるか、と。

とはいえ、もちろんレシピにも登場することもあり、
その場合はoffを伴い、“燃焼する”の意味で使われます、こんな感じで。
アルコールを飛ばす(burn off the aicohol)
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ムール貝などの貝類にワインをふりかけて蒸す時、
アルコールをしっかりとばしたい、強調する意味でoffと一緒に使ったりします。

そして、このburnがついたデザート菓子(プディング)がイギリスにはあり、それは
バーント・クリーム/Burnt Cream
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burntはburnの受け身(過去分詞)で、直訳すると、“焦がしたクリーム”。
で、このBurnt Creamをフランス語にすると、Crème Brûlée。
そう、クレーム・ブリュレです。
表面にバリバリのカラメルがのっているカスタードプディングのような一品で、
イギリスのバーント・クリームでも、それは同じです。
“焦がしたクリーム”のとおり、表面をバーナーなどで焼いて焦がしてカラメルにします。

ちなみに、burntはイギリス英語の受け身(過去分詞)であり、過去形。
アメリカ英語では、burnの受け身(過去分詞)および過去形はburnedとなります。


というわけで、
burn → 焦がす
と覚えてくださいね。

ではでは〜!


〜〜過去の関連記事も併せてどうぞ
○英語でレシピを読む! ~工程 39:焼く(まとめ) ~ → http://ricorice.exblog.jp/25673195/
○英語でレシピを読む! ~工程 40:(ケーキやパンなどをオーブンで)焼く~ → http://ricorice.exblog.jp/25699521/
○英語でレシピを読む! ~工程 44:こんがり焼く~ → http://ricorice.exblog.jp/25797848/
○英語でレシピを読む! ~工程 45:焼き色がつくまで焼く~ → http://ricorice.exblog.jp/25821667/
○英語でレシピを読む! ~工程 49:キャラメリゼする/カラメルにする/(火にかけ)飴色にする~ → http://ricorice.exblog.jp/25910710/
○<イギリス菓子・レシピ> バーント・クリーム【Burnt Cream】 → http://ricorice.exblog.jp/22607825/




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by ricoricex | 2017-07-26 00:00 | 英語でレシピを読む!

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中途半端な時間に朝ごはん、というよりイレブンシーズ(11時頃のお茶タイム)を摂ったせいで、
お昼は要らないな、と思いきや、
午後の時間が過ぎるに従い、やっぱりお腹がすいてきまして。

ランチには遅いし、アフタヌーンティーな気分じゃないし、
でも、まあ、とりあえずメニューのあるところへ行こう、と入ったのが、
ロンドンはスローン・スクエアにあるギャラリー・メス/Gallery Mess
http://www.saatchigallery.com/gallerymess/

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e0038047_08100519.jpgここは、ギャラリー・メスという名前のとおり、ギャラリーに併設したレストランカフェ。
そのギャラリーとは、サーチ・ギャラリー/Saatchi Galleryで、
実業家にして美術収集家であるチャールズ・サーチ/Charles Saatchiによる、モダンアートの私設美術館。
チャールズ・サーチは、イギリスの人気料理家、ナイジェラ・ローソン/Nigella Lawson のex夫で、
このカップルは離婚前に一時、タブロイド紙を賑わせたものです(今さら言われたくないでしょうが)。


ギャラリー・メスがあるのはスローン・スクエアというエリアってこともあり、
お客さんがポッシュなら、お店のスタッフもフレンドリーだけどポッシュ(笑)。
お店は、エントランスを入って右に細長い造りになっていて、
入ってすぐテーブル席もあるバースペース、その奥にテーブル席。
食事は要らない、ちょっとお茶飲みたいから、と伝えると、
バースペースのテーブル席に通されました。
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イレブンシーズで食べたのは甘いものだったので、どっぷりスイートなケーキやパイの類には食指が動かず、
でも何か食べたくってどうしようかなぁ、と眺めていたらスコーンがある!
ぼてっと量が多かったら、今度は夕食がねぇ、と思って訊ねると、小ぶりだとのこと。

そんなわけで、オーダーしたのは、
スコーン/Scones £7
・紅茶(アッサム・ブレックファスト)/Tea Assam Bfst £2.50
サービス料など込みで、計£11ほど。
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出てきたスコーンは確かに、通常のものよりもひとわりもふたまわりも小さく、直径5〜6cmほど。
3つ出てきて、いずれもサルタナ入り(プレーンなしとは珍しい!)。
表面は卵液を塗って焼いているのでしょう、全体に焼きが強い。
しっとりやわらかいスコーンではなく、
厚みのあるビスケットと呼んでいいような、ほろほろタイプ。
それにストリベリージャムとクロテッドクリームが付いてきます。


都市部では、スコーンのサイズが小さくなっていることを証明する好例。
お皿ではなく、スレート(石板)におかれるのも今どきだし。


私が訪ねたこのとき、スコーンとお茶があらかじめセットになったクリームティーは存在せず、
それぞれ注文しましたが、3年近く経った2017年7月現在、
“ティー&スコーン/Tea & Scones”というメニュー名、£8.50で提供されています。

クリームティー”というメニュー名だと知らない人は、
スコーンとお茶のセットとは想像しづらい、
お茶にクリームが浮かんだものをイメージしそうなので、
街中にあり、外国人も多いスポットゆえ、
内容が伝わりやすいストレートなメニュー名にしているんだろうな〜。
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mon 29/09/14


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○<イギリス菓子・レシピ> スコーン【Scones】 → http://ricorice.exblog.jp/15368602/
○クリームティー【Cream Tea】 → http://ricorice.exblog.jp/3870384/
○タルト@コンディトー&クック/Konditor & Cook(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/25870296/
○ケーキ@ペイトン・アンド・バーン/Peyton and Byrne(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/25414561/
○パン@ベイカー・アンド・スパイス/Baker & Spice(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/25675717/



(↑104の英国お菓子ストーリーを詳しく紹介しています!



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by ricoricex | 2017-07-25 00:00 | イギリスのグルメ店レポート

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まったくいつの話だよ!って意見はごもっとも。
気がつけば、2017年も折り返し地点を過ぎちゃったからなぁ。

とはいえ、記録に残さないと忘却の彼方に追いやられる、ってのも事実ゆえ、ご紹介します。オリジナル記事は、2017年3月2日(木)づけの、イギリスの飲食業界メディア“Big Hospitality”から。

2017年イギリスのチョコレート・トレンド 知っておきたい6つの事柄
Breaking the mould: The 6 top chocolate trends for 2017
hhttp://www.bighospitality.co.uk/Business/Breaking-the-mould-The-6-top-chocolate-trends-for-2017


どのような動きがあるのか、みてみましょう。

01. SNSを制するものがトレンドを制す
もはや、問答不用!
チョコレート職人のなかには、Raul Bernalのようにインスタグラムで2万6000人ものフォロワーを有する者も!
3Dプリント、CNCが可能になった今、アイディアのひらめきはぐっと具現化しやすくなったのだから!

02. アジアン・フレイヴァーを投入せよ
Tate Modernのヘッド・パティスリーシェフ曰く「柚子、味噌、ガランガル、ライチー、カラマンシー、フトモモ、醤油、一味/七味唐辛子、スパイス類に注目しているし、もっと使っていきたい」
実際、YauatchaHakkasanといったミシュラン星つき店のメニューではこれらの食材は多用されている。

03. カカオからのストーリーで魅せる
もはやおいしいのは当たり前。
消費者が求めてるのは、目の前のアイテムはどういう経緯を経ているか、ってこと。
チョコレートであれば生産地や生産者、使われている材料について知りたがる。
こういったストーリーが付加価値となる。

04. イギリスのEU離脱の影響はいかに?
イギリスのEU離脱は経済の不安定さを否が応でも伴うが、それは必ずしもチョコレート業界にとって悪影響ばかりではない。
原材料のカカオの高騰もあり、値上がりは避けられないだろう。
だからといって、人々がチョコレートを食べなくなるわけではない。
いくら値段が上がるといっても、それは許容範囲と考えられる。
日常のちょっとした贅沢、という位置づけは変わらないだろうから。

05. 砂糖の取扱いに注意せよ
メディアや健康面から、砂糖は今や完全に悪役と化している。
それを受けて、Hotel Chocolatのように原材料の見直しを図るところも出てきた。
減砂糖はもはや避けられない課題。だからといって砂糖がもたらす食べやすさは確保したい。
少量で満足できるチョコレートに仕上げるのもひとつも手。
各店の試行錯誤は始まったばかりだ。

06. 黄金のチョコレートに熱視線
チョコレートの色は、黒などのダークな色、白ばかりではない。
今年注目を集めるのは金色。フレイヴァーも独特である。
これまでになかった色とフレイヴァーが、チョコレート職人の創作意欲と、消費者の購入欲を刺激すること間違いなし!


日本のチョコレートの状況と被る部分もありますね!これイギリスの今年3月頭時点でのトレンドですが、さて、今はどうでしょう。
今年2017年を振り返るときに、検証してみたいですね。


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○チョコホリック必見! イギリスで参加したいチョコレート体験5選 → http://ricorice.exblog.jp/24715879/
○よいチョコレートの見分け方 → http://ricorice.exblog.jp/21271797/
○2017年のイギリスの食シーンを予測する → http://ricorice.exblog.jp/25393076/
○2017年イギリスのフードトレンドを予測する! → http://ricorice.exblog.jp/25358568/
○食のプロが予想する、2017年イギリスのフードシーンはこうなる! → http://ricorice.exblog.jp/25192988/



(↑104の英国お菓子ストーリーを詳しく紹介しています!



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by ricoricex | 2017-07-24 00:00 | イギリスの食ニュース

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メレンゲはフランス語ではムラングと呼ばれ、
単体としてはもちろん、お菓子を構成する要素としても使われます。

ここでご紹介するのは小菓子。
フランスで言うところのプチ・フールのひとつで、
ちょっとつまめる一口サイズです。
しかも、材料は卵白、グラニュー糖、生クリームだけというシンプルさ。
卵白、生クリームが余ったときに使えます。

私のレシピはなるべくシンプルにしたいので、
材料も道具もあまり使わない方向で考えているのですが、
このミニ・メレンゲの場合は、形をきれいに作るために絞り袋を作りたい。
スプーンですくって焼くやり方もあり、
イートン・メスのように焼き上がったメレンゲを混ぜ込む分にはいいのですが、
メレンゲ単体の場合は、絞り袋を使う方がストレスが少なくて済みます。

<材料(8個分)>
卵白……1個分
グラニュー糖……55g
生クリーム……50ml
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<作り方(調理:35分 オーブン:1時間)>
下準備
*天板にクッキングシートを敷いておく。
*オーブンを100℃に温めておく。
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1. メレンゲを作る。ボウルに卵白を入れて泡立て、グラニュー糖を数回に分けて加え、さらに角がピンと立つまで泡立てる。
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2. 絞り袋に1のメレンゲを入れ、準備しておいた天板の上に直径3.5cmのうずまき状に16個絞り出す。
※グラスに搾り袋をおいてからメレンゲを入れるとやりやすい。
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3. 100℃のオーブンで1時間焼く。
4. 表面がかたまり、焼き上がっているのを確認したら、火を切り、2時間以上、そのままオーブンの中に入れておく。
※かたまっていない場合は、表面がかたまるまで、さらに焼く。
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5. 生クリームをやさしく角が立つまで泡立てる。
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6. 3のメレンゲに5の生クリームをはさむ。
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by ricoricex | 2017-07-23 00:00 | イギリス菓子・レシピ

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イギリス産のワインに特化したウェブサイト、Great British Wineの2017年5月26日(金)づけであったのはこんな記事。
2017年夏 この6本が今飲みたいイングリッシュワイン
Six New Wines to Try During English Wine Week
http://www.greatbritishwine.com/articles/six-new-wines-to-try-during-english-wine-week/


“今飲みたい”とは、新しめのワインをピックアップしたから。
ワインの種類ごとに選ばれたボトルは以下の6本です(値段は希望小売価格)。


01. スパークリングワイン:
Greyfriars Blanc de Blancs 2014(サリー) £21

02. ロゼ・スパークリングワイン:
Harrow & Hope Sparkling Rosé 2014(バッキンガムシャー) £28

03. 白ワイン:
Chapel Down Flint Dry 2016(ケント) £12

04. 赤ワイン:
Knightor Pinot Noir 2016(コーンウォール) £14.50

05. ロゼワイン:
Oxney Organic Pinot Noir Rosé 2016(イースト・サセックス) £15

06. デザートワイン:
Hattingley Valley Entice 2016(ハンプシャー) £20


実は、オリジナル記事は、イングリッシュワイン・ウィーク2017(5月27日(土)〜6月4日(日))に合わせて投稿されたもので、
各ワイナリーが手がけた、このイングリッシュワイン・ウィーク2017のイベントへとべるようリンクがはってあります。
一応お知らせまで。

私が気になるのは、6のデザートワイン。
イングリッシュワインのデザートワインってなかなか珍しいので、試してみたいですね。


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○2017年初夏のイングリッシュワイン・ベスト14 → http://ricorice.exblog.jp/25780213/
○目的別、夏に飲みたいイギリスのロゼ・スパークリングワイン その1 → http://ricorice.exblog.jp/25879601/
○目的別、夏に飲みたいイギリスのロゼ・スパークリングワイン その2 → http://ricorice.exblog.jp/25906173/
○イングリッシュワイン・ウィーク2017 → http://ricorice.exblog.jp/25804782/




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by ricoricex | 2017-07-22 00:00 | イングリッシュワイン