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イギリスの食研究家、食の編集者/ライター、フードアドバイザー、情報発信サポーター“羽根則子”がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。


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<   2017年 06月 ( 33 )   > この月の画像一覧



イギリス産のワインに特化したウェブサイト、Great British Wineの2017年6月20日(火)づけで投稿されたのはこんな記事。
目的別、夏に飲みたいイギリスのロゼ・スパークリングワイン その1
The Summer of English Sparkling Rosé Part 1
http://www.greatbritishwine.com/articles/the-summer-of-english-sparkling-rose/


選ばれたのは以下のワインです。

○オーガニック/The Organic Rosé
Albury Estate Sparkling Rosé 2014(サリー)
ブドウ品種: ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ/希望小売価格: £33

○暑い日に1杯/Summer in a Glass
Camel Valley Pinot Noir Rosé Brut 2014(コーンウォール)
ブドウ品種: ピノ・ノワール/希望小売価格: £27

○ワイン好きに/For Wine Lovers
Exton Park Rosé NV(ハンプシャー)
ブドウ品種: ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ/希望小売価格: £30

○お値打ち/Best Value Rosé
Greyfriars Rosé Reserve 2014(サリー)
ブドウ品種: ピノ・ノワール/希望小売価格: £21

○なめらか/The Smooth Rosé
Harrow & Hope Brut Rosé 2014(マーロウ)
ブドウ品種: ピノ・ノワール、シャルドネ/希望小売価格: £30

○円熟味がある/The Mature Rosé
High Clandon Aurora Cuvée 2011(サリー)
ブドウ品種: シャルドネ、ピノ・ノワール/希望小売価格: £35

○バーベキューに好適/Best BBQ Rosé
Lyme Bay Rosé Brut 2014(デヴォン)
ブドウ品種: ピノ・ノワール/希望小売価格: £25


広く流通しているものではなく、直接購入がメインの小さなワイナリーのものがほとんど。
簡潔な寸評もあり、実際に買うかどうかはおいておいて、自分でなかなか試せないので、こういう情報は、ほんと助かるなぁ〜!


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○2017年初夏のイングリッシュワイン・ベスト14 → http://ricorice.exblog.jp/25780213/
○イースターに飲みたいイギリスのスパークリングワイン5選 → http://ricorice.exblog.jp/25680941/
○場を華やかに演出するイギリスのスパークリングワイン8選 → http://ricorice.exblog.jp/25179078/
○イギリスの高級スーパー、ウェイトローズが選ぶイギリスのスパークリングワイン → http://ricorice.exblog.jp/25099283/
○夏に飲みたいイングリッシュワイン7選 → http://ricorice.exblog.jp/24487255/
○この夏試したいイギリスのワイン9選 → http://ricorice.exblog.jp/24444416/




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by ricoricex | 2017-06-30 00:00 | イングリッシュワイン

ぜひとも取材したい!人物です。
その人の名は、アラン・ヤウ/Alan Yau。
香港生まれ、イギリスを中心に世界で活躍するレストラン経営者にしてアントレプレナー。
彼を見たことのない方はぐぐってもらえればと思うのですが、
もうね、眼光鋭く、肝が座った顔をしているんですよ!
その眼差しを一瞥くれるだけでちびっちゃいなそうなほど。
だからこそこっちも、比喩ではなく、挑戦者としてリングに上がる気持ちで取材という戦いに臨みたい、んですよね。

アラン・ヤウが最初にその名を轟かせたのは、
イギリスをはじめ世界でチェーン展開している、
日本風ヌードルのファストフード店、ワガママ/Wagamama
その後、ミシュラン星付きのHakkasanYauatchaといったモダン高級中国料理店を展開。
近年は北京ダックの店やタイ料理店のダイレクターとしても活躍しています。

その彼が手がける新しい店が、
2017年7月7日(金)、ロンドンはソーホーにオープン。
店の名は、
イチバンズ/Ichi Buns
http://ichibuns.co.uk/

“一番”とハンバーガーに使われるパン、“バンズ”をかけた店名から推察できるように、
日本風ハンバーガーがウリの店。
パティに和牛を使用しています(厳密には、和牛とイギリスのグラスフェド・プライムビーフを半々。脂が苦手な私は和牛が得意じゃないので、ちょっと安心!)。

代表的なメニューは「ザ・ホッカイドー/The Hokkaido」。
パティ2枚とシイタケのソテー、紫タマネギ、ブルーチーズ・フォンデュをはさんだリッチなものです。

ほかにも「パン粉ミートボール」や、
和牛やタラバガニをトッピングしたラーメン、
バターポン酢で食べる、シイタケ、シソ、ユズ胡椒を使った春巻き(これは食べてみたい!)、
抹茶のプロフィットロール、チェリーをきかせたシェイク「サクラ・ブロッサム」
などをメニューに用意。

店名にしろメニュー名にしろ、いつもながら、言葉選びのセンスがいいなぁ。
これ、短くてインパクトのある言葉を持ってくる、っていうね。

なお、イチバンズには、NobuBusaba Eathaiで活躍したロビン・リー/Robin Leighが携わっています。

というわけで、以上のニュースのオリジナル記事は、イギリスの飲食メディア“Hot Dinners”の2017年6月26日(月)づけのこちら(↓)。
Wagamama(ワガママ)創始者がロンドンで次に仕掛けるは和牛バーガー
Ichi Buns are bringing wagyu burgers and ramen to Soho
http://www.hot-dinners.com/Gastroblog/Latest-news/alan-yau-is-bringing-his-ichi-buns-to-soho



それにしても、レストラン経営者って言葉、restaurateurも、アントレプレナー、entrepreneurもフランス語語源なんですよね〜(どっちも英語で発声するときに、いっつもうまく言えない。。。)。
テック系スタートアップも近年フランスは花盛りだし、そういうお国柄なのかな〜。


〜〜過去の関連記事も併せてどうぞ
○イギリスの飲食業界で影響力のある人物 ~レストラン経営者編~ → http://ricorice.exblog.jp/24337100/
○ノブ・ホテル/Nobu Hotelがロンドンにオープン! → http://ricorice.exblog.jp/25809619/
○イギリスでの、次なる日本食の目玉はカツカレー? → http://ricorice.exblog.jp/24226785/
○ロンドンはジャパンセンターの旗艦店、今秋オープン! → http://ricorice.exblog.jp/25719545/




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by ricoricex | 2017-06-29 00:00 | イギリスの食ニュース

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ちょっと前になりますが、イギリスの新聞「Daily Telegragh」の2017年4月21日(金)づけであったのはこんな記事。

エキスパートが選ぶ、イギリスのアフタヌーンティー・スポット30選
The 30 best places for afternoon tea, as chosen by Telegraph experts
http://www.telegraph.co.uk/food-and-drink/restaurants/30-best-places-afternoon-tea-picked-telegraph-experts/


選ばれたのは以下の30軒です。

01. The Ritz(ロンドン)
02. Fortnum & Mason(ロンドン)
03. Claridge’s(ロンドン)
04. Brown's Hotel(ロンドン)
05. Hotel Cafe Royal(ロンドン)
06. Dean Street Townhouse(ロンドン)
07. The Sanderson(ロンドン)
08. The Wolseley(ロンドン)
09. Orange Pekoe(ロンドン)
10. Dandelyan(ロンドン)

11. Little Nan's(ロンドン)
12. The Salt Room(ブライトン)
13. The Royal Hotel(ワイト島)
14. Worth Matravers Tea and Supper Room(ドーセット)
15. Downhouse Farm(デヴォン)
16. Rosemergy Farmhouse(コーンウォール)
17. Polly Tea Rooms(ウィルトシャー)
18. The Ethicurean(ブリストル)
19. Comins Tea House(サマセット)
20. Wiveton Hall Cafe(ノーフォーク)

21. Fitzbillies(ケンブリッジ)
22. Peacocks Tea Room(ケンブリッジシャー)
23. Coombe Abbey Hotel(ウォリックシャー)
24. Holbeck Ghyll(レイク・ディストリクト)
25. Rosylee(マンチェスター)
26. Bettys Cafe Tea Rooms(ヨークシャー)
27. Violet’s Cafe(ニューカースル)
28. The Angel Hotel(アバーガベニー、ウェールズ)
29. Blythswood Square(グラスゴウ、スコットランド)
30. Kinloch Lodge(スカイ島、スコットランド)


この手の企画は、特にロンドンだけでなくイギリス全体となると、
とかくホテルやマナーハウスといった敷居の高いスポットや老舗ばかりが選ばれがちで、
正直、私は食傷気味で、
それこそ保守系の新聞のチョイスとあって期待していなかったのですが
これはいい!
喫茶店然としたところや田舎のティーハウスや、B&Bのスポットなど、こんなところも!といったところが選ばれています。
チョイスのバランスがよく、ひと言でアフタヌーンティーといってもエリアや展開される場所によって、いろんなタイプがあることがわかる好例です。


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○イギリスのアフタヌーンティー・スポット25選 → http://ricorice.exblog.jp/24967713/
○「Olive Magazine」が選ぶ2016年イギリスのアフタヌーンティー・スポット → http://ricorice.exblog.jp/24568192/
○Harden’sによるイギリスのアフタヌーンティー・ベスト20 → http://ricorice.exblog.jp/24185469/
○イギリスのアフタヌーンティー・ベスト20 → http://ricorice.exblog.jp/22373578/
○アフタヌーンティー・アウォーズ2016 → http://ricorice.exblog.jp/24585472/



(↑104の英国お菓子ストーリーを詳しく紹介しています!



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by ricoricex | 2017-06-28 00:00 | 順位&セレクト(イギリスの店)

年々暑くなっている印象のロンドンの夏。
湿気がないので、同じ温度でも殺人的な暑さではないものの、
6月に入りなんと30℃を超える日があったり、と、いや〜、まいったね!であります。

暑くても湿気が少ないということは、日陰にいると快適なわけでして、
食事をするにしても、オープンエアは本当に気持ちいい。

そんなわけで、イギリスのレストランガイド“Harden’s”の2017年6月15日(木)づけであったのはこんな記事。

ロンドンでこの夏試したい、テラス席のある店10選
10 new terraces to try in London this summer
http://www.hardens.com/uk-london/15-06-2017/10-new-terraces-to-try-in-london-this-summer/


選ばれたお店は以下のとおりです。

01. Ivy City Garden
02. Sisu
03. Radici
04. Rail House Café
05. Mac & Wild
06. Pomona’s
07. Nutbourne
08. Bar Douro
09. Little Bird
10. The Imperial Durbar

ここで選ばれているのは、新しいところが中心。
テラス席ですもの、天気が最高にして最大のごちそうなわけで、雨さえ降らなければ完ペキです!
毎日ではないところもあるので、詳細は各店舗のURLをチェック!


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○ロンドンの屋上バー・ベスト30 → http://ricorice.exblog.jp/24574735/
○ロンドンのリバーサイド・レストラン25選 → http://ricorice.exblog.jp/24559382/
○ロンドンのリバーサイド・パブ&バー25選 → http://ricorice.exblog.jp/24557258/
○ロンドンのアウトドア・ダイニング44選 → http://ricorice.exblog.jp/24539421/
○ロンドンで屋外スペースのあるレストラン・ベスト12 → http://ricorice.exblog.jp/24519286/




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by ricoricex | 2017-06-27 00:00 | 順位&セレクト(ロンドンの店)

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物を知らない、っつーのはこういうことだよ!

私は学校の教科で言うと、数学(+物理)が圧倒的に好きで、ひらめき+考える、というのが脳の訓練のようで楽しかった。応用問題になればなるほど燃える!
頭の背後に無限に広がる大宇宙を感じ(本当は無限じゃないけど)、ロマンに浸っていたのです。
他方、暗記もの、歴史などの社会、自然科学はまったくダメで、
オブザーバント/obvervant、観察力はあるけれど、まったくもってインテレクチュアル/intellectualじゃない、教養がないのはそのためです(インテリジェント/intelligent、理解力があるかどうかは???)


e0038047_00043310.jpgロンドンに行くたびに立ち寄る場所に、今や一大観光スポットと化した、バラ(ボロー)・マーケット/Borough Marketがあります。
フードマーケットゆえ、ストールで気軽に買って食べて、ができます。
それがウリでもあるのですが、わさわさしていて、混んでいると腰かけるスペースがないので、私自身は食事はほとんど摂ったことがなく、お菓子をつまむぐらいです。
ちゃんと食べる場合は、周辺の飲食店を利用します。

バラ(ボロー)・マーケット内のパン屋さんがスクールを開始して間もなく、渡英のタイミングでスケジュールを合わせて参加した日のこと。
イギリスに限らず、ですが、外国の場合、基本、電車とかの交通網とかを信用していないので(遅れて当然。まあ、先方も慣れてはいるんだけど)、早めに出て、滞りなく移動でき早く着いたら現地で時間をつぶすようにしています。
このときも、スクール開始の30分以上前に着いてしまった。。。

受付けまでも時間があるし、これから始まるパン作りという体力を要するものの前に腹ごしらえ、ということで向かったのは、コンディトー&クック/Conditor & Cook
https://konditorandcook.com/
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コンディトー&クックは、ケーキ屋さん(デリも多少あり)。
現在のロンドンのコーヒーブームの立役者といえる、モンマス・コーヒー/Monmouth Coffeeの隣りにあります。
どーしよーかなー、と迷いながら選んだのは、
・レモン・タート(タルト)/Lemon Tart
・カフェ・マキアート/Caffè Macchiato
セット(Meal Deal)で£3.95。
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ここ、基本的に持ち帰りの店舗設計になっているんだけど、
ふと見ると奥のカウンター(といっても3席程度しかない)があいてる!
「使ってもいいですか?」と訊くと
「どうぞ、どうぞ」とにっこり。
なので、チップをおいて、奥の席へ。

レモン・タートはさくさくの土台、パート・シュクレっぽいけど、そこまで甘みはない、かなぁ。パート・ブリゼほどもろくはない。クランブルっぽい、ほろほろ感があります。
フィリングのレモンクリームも比較的あっさり目。酸味も甘味もマイルドなので、量があっても最後まで飽きずに食べられる感じ。
ガツンとしたストレートな苦さや酸味のあるコーヒーではなく、牛乳を加えてほどよく丸みのあるカフェ・マキアートにして正解!

このレモン・タート然り、このお店のお菓子類、よくも悪くも手作り感いっぱい。
形とかアイシングとかがよく言えばおおらか、悪く言えば雑なんですよ〜。
ホームメイドをウリにしている個人店ならわかるのですが、
ロンドンの6店舗を構えているほどの店なのにぃ。
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でも、店の立ち位置を振り返れば、わからでもない、か。
コンディトー&クックのオープンは1993年。
今のように本格的なベイクショップは珍しく、町のケーキ屋が圧倒的主流のなかで誕生しました。
このコンディトー&クックや、以前にご紹介した1995年オープンのパン屋さんのベイカー・アンド・スパイス/Baker & Spiceなくして、現在のような洗練されかつ卓越した技術のベイクショップが林立する現象は起きなかったわけで、いわば橋渡し、先駆者です。
そしてそういう立場が得てしてそうなってしまうように、どっちつかずの宙ぶらりんなところにいる、という。
お菓子の仕上がりのツメの甘さは、そういうところから来るんだろうな、と感じるわけです。

で、最初に戻って。
コンディトー&クックのコンディトーはKonditorと綴ります。
イギリスでは店舗名に創業者の名前が付けられるのはよくあることで、kから始まる言葉は珍しいな、あるのはknitとかknotとかkのあとにnを伴うことが多く、そうでないものは外国由来の言葉で、外国にルーツがある人なんだなぁ、ぐらいに思っていたのです。

ここまでは推察できておきながら、っていうのが、私がインテレクチュアルではないところで、このコンディトーってドイツ語でペイストリー・シェフ/pastry chefって意味なんですね!
そうだよ、そうだよ! だってドイツ語でお菓子屋さんは、コンディトライ/Konditoreiだもん!
そこが結びつかなかった、自分のノータリンにがっくしくるわけです。

なんで、ドイツ語がついているかって?
それは、オーナーシェフのGerhard Jenneがドイツ出身でドイツで修業を積んだ人物だから。
ロンドンでパティシエとして働いていた彼を有名にし独立へと向かわせたのは、
著名人のオーダーメイド・ケーキを手がけ、それが評判になったのがきっかけ。
店内に三段重ねのリッチなケーキがディスプレイされているのはそのためでしょう。
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そうえいば、同様に著名人のオーダーメイド・ケーキで有名になった、
ペギー・ポーシェン/Peggy Porschenもドイツ出身だな。
たった2人を例に出すのもアレですが、コンディトー&クックはおおらか、ペギー・ポーシェンが繊細でラブリーという違いはあるけれど、ドイツ人は創造性に長けているのかしらん。
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thu 18/09/14


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○パン@ベイカー・アンド・スパイス/Baker & Spice(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/25675717/
○カップケーキ@ペギー・ポーシェン/Peggy Porschen(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/18710427/
○カップケーキ 1@ハミングバード・ベーカリー/The Hummingbird Bakery(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/18343368/
○カップケーキ 2@ハミングバード・ベーカリー/The Hummingbird Bakery(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/25759968/
○ケーキ@ヴァイオレット/Violet(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/25579516/
○ケーキ@ペイトン・アンド・バーン/Peyton and Byrne(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/25414561/



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by ricoricex | 2017-06-26 00:00 | イギリスのグルメ店レポート

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夏の暑い時季に出回るシシトウ。
シシトウを使う料理といえば、和食を思いがちですが、
ピーマンの一種、辛くない唐辛子ととらえれば、
さまざまな料理に使えます。

ここでご紹介するのは、
コリアンダーとイタリアンパセリのハーブを効果的に使った地中海風。
シシトウと同じく、夏がよりおいしいチェリートマト、
そしてニンニクを加え、食欲が増す1皿に。
レモンを加え、味わいを引き締めました。

イギリスで見られるレシピ、
とりわけモダン中近東料理は、私自身が好きなこともあり、ヒントもたくさんあり、
そんな中から生まれたレシピのひとつがこれです。

<材料(2人分)>
シシトウ……120g
チェリートマト……150g
レモン……1/2個
ニンニク……1片
コリアンダー(葉)……大さじ1/2
イタリアンパセリ(葉)……大さじ1/2
オリーブオイル……大さじ1
水……大さじ1
塩・コショウ……適量
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<作り方(調理:25分)>
1. レモンは皮をすりおろし、ジュースを搾る。
※レモン汁は小さじ2必要。
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2. コリアンダーとイタリアンパセリは粗みじん切りにする。
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3. シシトウはジクをとり、爪楊枝などで穴をあける。ニンニクは薄く切る。チェリートマトはヘタをとり、半分に切る。
※シシトウに穴をあけるには、熱を通したときに起こりうる破裂を防ぐため。
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4. フライパンにオリーブオイルをひき、3のシシトウを入れ、中火で2分、薄く焼き色がつくまで炒める。
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5. 3の薄く切ったニンニクを加え、1分炒める。
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6. 弱火にして、3の半分に切ったチェリートマト、レモン汁、水を入れ、2分火に通す。
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7. 火を止め、1のレモンの皮をおろしたもの、2の粗みじん切りにしたコリアンダーとイタリアンパセリを加え、塩・コショウで味を調える。
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by ricoricex | 2017-06-25 00:00 | イギリス料理・レシピ

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ここのところ、当シリーズでは “焼く”の英語表現を取り上げています。
今回取り上げる言葉は、
heat/ヒート

ヒートアップとかヒートテックとかにも使われるので、なじみやすい言葉ですね。
レシピに出てくる場合は、“熱する/温める”という意味で使われます。

大きなフライパンを熱する(heat a large flying pan)
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heatの前に“あからじめ”を意味する“pre”をつけ、
“あらかじめ熱する/温める” “熱しておく/温めておく”を指すpreheatが登場することもしばしば。

オーブンをあらかじめ熱する/温める(preheat the oven)
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といった具合に。

このheatという言葉、“熱/火”という名詞で使われることもあります。

強火で(on a high heat)
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中火で(on a medium heat)
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弱火で(on a low heat)
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heatは熱なので、日本語で使われている強弱ではなく、高低で表すんですよね〜。
なので、high、low、そして中間にはmediumが使われるというわけです。

“火を強める/弱める”場合は、turnという動詞を伴い、あげる/さげるといったニュアンスで、up/downをくっつけます。こんな感じで。

火を強める(turn the heat up)
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火を弱める(turn the heat down)
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“火を強める”はheat up、ヒートアップです。
レシピでではないけれど、ヒートアップは日本語でも使われるから、なるほど〜!ですね。

また、 “火を弱める”場合は、turn downをひと言で表すreduceを使うことも可能です。

火を弱める(reduce the heat)
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というわけで、
heat → 熱する/温める、熱/火
と覚えてくださいね。

ではでは〜!


〜〜過去の関連記事も併せてどうぞ
○英語でレシピを読む! ~工程 39:焼く(まとめ) ~ → http://ricorice.exblog.jp/25673195/
○英語でレシピを読む! ~工程 40:(ケーキやパンなどをオーブンで)焼く~ → http://ricorice.exblog.jp/25699521/
○英語でレシピを読む! ~工程 41:(肉や野菜などを)焼く/あぶる~ → http://ricorice.exblog.jp/25722294/
○英語でレシピを読む! ~工程 42:(直火に近いところで)焼く/網焼きにする~ → http://ricorice.exblog.jp/25744669/
○英語でレシピを読む! ~工程 43:直火で焼く~ → http://ricorice.exblog.jp/25773258/
○英語でレシピを読む! ~工程 44:こんがり焼く~ → http://ricorice.exblog.jp/25797848/
○英語でレシピを読む! ~工程 45:焼き色がつくまで焼く~ → http://ricorice.exblog.jp/25821667/
○英語でレシピを読む! ~工程 46:(少量の油で)炒める~ → http://ricorice.exblog.jp/25840531/
○英語でレシピを読む! ~道具 03:フライパン~ → http://ricorice.exblog.jp/24051577/




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by ricoricex | 2017-06-24 00:00 | 英語でレシピを読む!

いよいよ夏に突入!
そんなことを思わせるのが、毎年(実は毎年じゃないけど)6月下旬の週末に開催されるイギリスの屋外音楽フェス、グラストンベリー・フェスティヴァル/Glastonbury Festival(以下、グラスト)
http://www.glastonburyfestivals.co.uk/
今年、2017年は6月21日(水)〜25日(日)の開催で、盛り上がるのは、最後の3日間。

なかなか行けないねぇ。
つーのも、毎年グラストが終わるや否や次の年のチケットの販売が始まり、ということは出演アーティストもわからないければ、自分のスケジュールもわからない!
まあ、本気の本気だっから、なんとしてもスケジューリングするけれど、絶対優先じゃないのが、行かない最大の理由でしょうが。


で、フェスということで、ずっといれば喉が渇けばお腹も減る。
そこで、イギリスの音楽メディア、NMEにあったのはこんな記事。
£5はありがたい! グラストンベリーの今年2017年のフード事情
Glastonbury announce ‘food for a fiver’ for 2017
http://www.nme.com/news/music/glastonbury-announce-food-fiver-2017-2090556


こちらの記事によると、
グラストでは500以上のフードストールが出店
・ヴェトナム、イタリア、インド、カリブ、トルコといった世界各国料理、イギリスの伝統的なスナックのパイ、レトロスタイルのサンドイッチ、お手軽メニューの定番のハンバーガー、もちろんヴェジタリアン&ヴィーガン向け、ほかにも特化した料理を提供する店が集結
とのこと。

イギリスの一般的な外食はストリード含めて、日本の感覚から言うと安くないです、むしろ高い(私自身は日本が不適当に安い!と思っていますが)。
この手のフェスは比較的若い世代が参加するってこともあってか、財布に負担がかからないようにしよう、ってことでグラスト側が提案したのが、
‘Food For A Fiver’ 。

Fiverとは5ポンド紙幣のこと、だからFiverの前にAがつくわけです。
‘Food For A Fiver’は
“5ポンド紙幣1枚で食べられるメニューあり!” といったところ。
日本でいうところの500円玉硬貨1枚で、っていうのに近い。

500あるストールのうち、300以上がこれに参加。参加店は、ひとめでそれとわかるようにステッカーが貼っています。
メニューは、5ポンドで特定のってのもあれば、セット、たとえば、
朝食用パンとドリンク、コーヒーとケーキ各2人分、
ってのもあるようです。


さて、本日23日(金)より、いよいよ本格的な3日間に突入!
今年、2017年のヘッドライナーは、レディオヘッド、フー・ファイターズ、そしてエド・シーラン。
フー・ファイターズは2年前の2015年の金曜日のヘッドライナーとして予定されていたものの、フロントマンのデイヴ・グロールの負傷によりキャンセルとなった経緯があるので、その復活戦って意味合いもあるのかな?

そして、1週間ほど前に発表されて、ぶったまげ!なのが、
ぬわんと、24日(土)のピラミッド・ステージに
現労働党党首である、ジェレミー・コービン/Jeremy Corbynが出演するってこと(↓)!
Jeremy Corbyn confirmed for Glastonbury 2017
http://www.nme.com/news/music/jeremy-corbyn-confirmed-glastonbury-2017-2089480

ワ〜オ! これは行きたいよっ!観たいよっ!

2017年6月8日に実施された、イギリス総選挙。
当初は、保守党の圧倒的勝利と思われていたのですが、日を近づくに従い、第2党である労働党の追い上げがすさまじく、その立役者は党首であるジェレミー・コービン。
選挙後も、ロンドンの公営高層住宅グレンフェル・タワーの大火災のあとの対応でも、一般市民の反応は明暗を分けたものでした(メイではなく、コービンに好意的ってことです)。
選挙の経緯やその後、それを伝えるメディア報道は非常に興味深く、このあたり日本では、ほとんど報道されていないと思うので、せっせと追っていた次第。
今、イギリスのメインメディアの情報は、ときにライブ映像とともにリアルタイムでチェックできる。
ほんとにほんとに、インターネット万歳!だわ!

彼を熱心にサポートしているは、若者層(と教育を受けた層)とされていて、それを象徴するように、
NMEは、先の選挙の前にジェレミー・コービンを表紙にしたことも!
そのときの記事はこちら(↓)。
Jeremy Corbyn answers your questions – the full NME cover feature
http://www.nme.com/features/jeremy-corbyn-interview-2017-cover-feature-labour-2082433


グラストのコービン・オン・ステージは、
遠く日本にいる私は、ここでもまた、インターネットの力を頼りにしたいと思いまふ。


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○グラストンベリー・フェスティバル2014 → http://ricorice.exblog.jp/22082275/
○ランチ@ホワイトクロス・ストリートフード・マーケット/Whitecross Street Food Market(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/25549377/
○ストリートフード@リアルフードマーケット・アット・ザ・サウスバンクセンター(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/22560842/
○ロンドンのストリートフード・レストラン5選 → http://ricorice.exblog.jp/25757470/




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・『イギリスの食、イギリスの料理&菓子は“イギリスの食研究家”“食の編集者/ダイレクター/ライター”羽根則子のブログです。

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by ricoricex | 2017-06-23 00:00 | イギリスの食ニュース

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ここんとこ更新してないじゃん! ネタ切れか?と思いきや、ちゃんと続いておりました。それは、イギリスの新聞、ガーディアン/The Guardian
“スーパーマーケットのPB食品を食べ比べる”がテーマの連載。
一時期は月に一度のベースだったのが、ペースが落ち、でも久々にアップされておりました。

このシリーズ、私の超お気に入り!
比較および点数づけもへ〜っ!なのですが、
毎回簡潔にその食品のイギリスにおける背景が記されており、
これがデータが添えられ、簡潔で、おもしろい!。
ありがとう、ガーディアン!なのであります。


で、この連載の2017年5月24日(水)のテーマに選ばれたのはこれ!
イギリスのクロワッサン食べ比べ
Croissant taste test: which supermarket has the beurre necessities?
https://www.theguardian.com/lifeandstyle/wordofmouth/2017/may/24/croissant-taste-test-which-supermarket-has-the-beurre-necessities


気になる評価は以下のとおりです。

01. Co-op, Irresistible all-butter croissants £2.49(4個入り)
4点(10点満点中)

02. Morrisons, The Best all-butter croissants £2.14(4個入り)
3点(10点満点中)

03. Aldi, Specially Selected luxury croissants £1.65(4個入り)
7点(10点満点中)

04. Tesco, Finest all-butter croissants £2(4個入り)
5点(10点満点中)

05. Waitrose, Waitrose 1 croissants au beurre de Charentes £1.50(2個入り)
8点(10点満点中)

06. Asda, Baker’s Selection all-butter croissants £1.65(6個入り)
3点(10点満点中)

07. Marks & Spencer, 4 all-butter croissants £1.80(4個入り)
3点(10点満点中)

08. Sainsbury’s, Taste the Difference croissants £2(4個入り)
7点(10点満点中)


ふむふむ。
このシリーズを何回か眺めていてつくづく思うのですが、値段やパブリックイメージは必ずしも一致しない、ってこと。
Waitroseが値段が高めで美味なのは予測できるとして、
ドイツ発の格安スーパーマーケットのAldiと、
イギリスのそこそこクラスのSainsbury’sの“Taste the Difference”シリーズが軒並み好評価であることに、
へえ〜なのが私の感触です。

食品に定評のあるMarks & Spencerが必ずしもいいわけでなく、Marks & Spencerの場合はデリ系(レディミールとか)がよくってグロッサリーはそうでなのかなぁ、もしや時代は変わったか!と思ったりして。
まあ、もっとも評価した人の嗜好によるわけで、必ずしも一般的に、そして私のそれと一致するわけではありませんが。


イギリスでは近年アルチザンとまでいかずとも手づくりに近いベーカリーが増えていて、それが証拠にスーパーマーケットもインストアベーカリーを取り入れて久しい(まあ、実際には焼くだけ、ってところが多いとは思いますが)。
現在4500軒ものベーカリーのネットワークがあるようですが、実際に人々がパンや焼き菓子といったベイキングアイテムに支払うお金は£1のうち5p、つまり支出の20分の1ほど。多いのか少ないのかよくわかりません(笑)。

e0038047_09354206.jpgもちろん、オーガニックコンセプトのサンドイッチ・ファストフードチェーンのプレタ・マンジェ/Pret a Mangerやフランス発のベーカリーのポール/Paulといったところではクロワッサンはおなじみですが、日常のパンを購入する場所としては、やはりスーパーマーケットになっちゃうので、こういう企画はおもしろい。


ところで、私はクロワッサンがあまり好きではありません(なんて言うと、またしてもフランス至上主義の方々の神経を逆なでしそうですが)。
味や風味は決して嫌いではないのですが、手がベタベタし、口の周りにパン屑がつくのに、うんざりしちゃうんですよ。ものによって、噛んだときにバターがじわーっと広がる感じもそんなに好きじゃないし。
同じバターたっぷりなら、ライ麦パンやカンパーニュなどのリーンなパンにバターの塊をのせて食べる方がよっぽど幸せ〜!なのです。

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で、スーパーマーケットではないけれど、私が大大大好きなクロワッサンがロンドンにあります。
しかし、私自身は自分で買ったことがなく、そのクロワッサンを私が好きなことを知っていて、たま〜に友だちが買っといてくれる代物なのですが。
インペリアル・カレッジ・ロンドン/Imperial College Londonの売店で売っているらしい(記憶が曖昧です。。。)。毎日ではなく、しかも朝(売り切れ次第ってことか?)のみの販売。
その不安定な販売状況やそのためにわざわざ行くのはなぁ、ってのがあり、自分で買ったことないわけですが。

で、このクロワッサン、フランス至上主義の方々が召し上がったら、はたまた激怒しそうな代物で、バターじゃなくってマーガリン使ってる(ラードではない、と思う)? バターの割合が少なくない? なクロワッサンです。
なので、とってもあっさりしていて、イギリスで売っているクロワッサンは軒並み日本のものより2回りぐらい大きいのですが、それでも2個ぐらいペロリといけそうな勢い。
私のイライラの原因、手がベタベタする、口の周りがパン屑だらけになる、ってこともなく、平穏な気持ちで食べられるのもありがたい!


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○イギリスのコーラ飲み比べ → http://ricorice.exblog.jp/25103743/
○イギリスのアイスクリーム食べ比べ → http://ricorice.exblog.jp/24548325/
○イギリスのティーバッグ紅茶飲み比べ → http://ricorice.exblog.jp/24464174/
○イギリスのサワードウ・ブレッド食べ比べ → http://ricorice.exblog.jp/24419366/
○イギリスのベイクドビーンズ食べ比べ → http://ricorice.exblog.jp/24408774/
○イギリスのチョコレート・ダイジェスティブ・ビスケット食べ比べ → http://ricorice.exblog.jp/24386928/
○イギリスのクラシックケーキ・食べ比べ → http://ricorice.exblog.jp/24318663/




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by ricoricex | 2017-06-22 00:00 | 順位&セレクト

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誰しもそうでしょうが、私はその傾向が強い、ような気がします。
興味のあることにはがーっと向かうけれど、そうでないものは見向きもしない。

私の場合は、歴史や自然に無頓着なので、
たとえばロンドン郊外のキュー・ガーデン駅で降りたことはあっても、
キュー・ガーデンそのものには行ったことがないのです。
一応行っておこう、みたいなものは仕事が絡んでないと、まずやんないですね〜。
そんな時間があれば、興味のあることを優先したい!ので。

なもんで、歴史の延長にある伝統とか慣習にも疎い。
へ〜っ、とは思うのですが、それでおしまい。

そんな私ではありますが、このオリジナル記事のヘッドラインを目にしたとき、
そういえばなんでだろう?と思って、思わず読んだ次第。


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“知ってました?
イギリスのウェディングケーキは三段重ねで、それには理由があるってこと。”

私は知らなかったですね〜。
だいたいが日本の結婚事情にも興味がなくて
披露宴に招待されても、よっぽど付き合いのある人のときしか出席しないので
(おめでとう!とは思っているんですよ! ただ、自分とは違う世界のこと、って感覚なので)、
いかに無知か、おわかりでしょう。


で、イギリスのウェディングケーキについて。
下の段は、セレモニーで
真ん中の段は、セレモニーのあとで
そして上の段は、大事にとっておいて結婚1周年で
食べるのだとか。

さらに、上の段は、今でこそ1年後に食されるけれど、
19世紀には最初の子供の洗礼までとっておいたとのことです。
洗礼は英語でchristening。
キリスト教に入る儀式、のようなものですが、
現在は宗教的な意味合いは形骸化して、行事のひとつといったところ。
日本でいうお宮参りが感覚としては近いかな、と思います。

今と違って、結婚してすぐに(1年後とか)子供が生まれていたのが通常だった時代、
結婚式から経過する時間としては、結婚1周年とそんな変わらない、ですもんね。


それぞれ意味があることもだけれど、
特に上の段、そんなに長いこととっておくのか!ってことにも驚き。
ですが、よくよく考えると、
このウェディングケーキ、土台にとなっているのはどっしりとしたフルーツケーキなので、
そりゃ日持ちするよな、と納得した次第。


e0038047_00302122.jpgそこで、あっ!と思い出したこと。
2014年秋のイギリス滞在で、シュガークラフトの講習を受け、
ここで土台となったのは、まさに黒くどっしりとしたフルーツケーキでした。
そして、華やかかつ繊細なシュガークラフトを施すケーキは、
特別な機会に作られるって説明を受けたのです。
この特別な機会、自分の身近な事柄としては誕生日とか賞を受賞とかそんなことばかりが頭の中に映像として占めていたのですが、そうそう、結婚式もそうでした!
自分に関係のないことは、いとも簡単に抜け落ちちゃうなぁ。
e0038047_00165206.jpg



さらにおもしろいことを。
中世の時代には、小さなケーキが積み重ねられ、このときできるだけ高くし、
ケーキの頂上越しに新郎新婦がケーキを崩すことなくキスができたら、
幸せな結婚とされた、とのこと。

フランスには小さなシュー(クリーム)を積み重ねるクロカンブッシュが伝統的な結婚菓子だし、
近年のイギリスでは、ブームにあやかってカップケーキを集合させるウェディングケーキも登場したり、で
ほうほう、なわけです。

ちなみに、17世紀のイギリスでは、
新郎新婦それぞれの象徴する、2つのケーキを使ってウェディングケーキとしていたとか。

その後、ケーキ職人のウィリアム・リッチ/William Rich(1755-1812)考案により、三段重ねのウェディングケーキが登場し、結婚菓子の定番として、現在まで続きます。
三段重ねという形状にはモデルがあったようで、
それはロンドンはシティにある、その名も聖ブライド教会(ブライド/brideは花嫁の意)。
ただ、当時は素材の問題などもあり、シュガークラフトが施されるようになったのは、後のことだとか。


そうなんだ〜!!!
予備知識がないと、いちいち新しいことばかりで、おもしろい!
確かに、手持ちのシュガークラフトの雑誌のウェディングケーキを特集したものは、
豪華な四段、五段も見られるけれど、基本は三段重ねだわ!
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ちなみに、この記事の情報源はこちら(↓)。
Slice of history: This is why a traditional wedding cake has three tiers
https://www.thesun.co.uk/living/2877311/this-is-why-a-traditional-wedding-cake-has-three-tiers/


Why does a traditional wedding cake have three tiers?
http://www.foodheavenmag.com/traditional-wedding-cake-three-tiers/


はい、1番目は、イギリスの東スポ、“ザ・サン/The Sun”からです。
私は、2番目の食メディア“Food Heaven”で知り、でもこれ二次情報で、この“ザ・サン”の情報をもとにしたものなんです。
正直、“ザ・サン”ってあまりにもおやぢっぽくってほとんど読むことがないのですが、いや〜、おみそれしました!
やるなぁ、“ザ・サン”!
スノッブな言い回しがないので、文章もぐっと読みやすいよ!


(おまけ)
こちらは1890年代のイギリスのウェディングケーキを再現したもの(三段ではなく二段重ねだけど)。
なんとまあ、このシュガークラフトの繊細なことよ!
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~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○<イギリス菓子・レシピ> バッテンバーグ・ケーキ【Battenberg Cake】 → http://ricorice.exblog.jp/24133144/
○エリザベス女王の90歳のバースデー・ケーキを手がけるのはこの人! → http://ricorice.exblog.jp/24314237/



(↑104の英国お菓子ストーリーを詳しく紹介しています!



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by ricoricex | 2017-06-21 00:00 | お菓子