イギリスの食、イギリスの料理&菓子 ricorice.exblog.jp

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イギリスの食研究家、食の編集者/ライター、フードアドバイザー、情報発信サポーター“羽根則子”がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。


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<   2017年 05月 ( 34 )   > この月の画像一覧



ついに具体的な日時や内容が開示されました!
世界にレストランを構えるノブ/Nobu
http://www.noburestaurants.com/

ホテルも展開しており、アメリカ合衆国のラスベガス、マイアミ、フィリピンのマイアミに続く、
世界で4番目、イギリス、ひいてはヨーロッパ初のホテルが、
ロンドン・ショーディッチに2017年7月1日(土)にオープンします。

場所はショーディッチの大通りから少し入った、比較的静かな場所。
ガラス&スティールの建物で、デザイン性の高いファサードが印象的です。
ホテルは客室143、スイートルームが7部屋、トータル150室。
£250〜で予約はすでに受け付けています。
Nobu Hotel Shoreditch
http://www.nobuhotelshoreditch.com/



注目されているのはホテルのみならず、当然併設するレストラン、ノブも。
レストランはロンドンで3番目、オールド・パーク・レーン、バークレー・ストリート、そしてこのショーディッチの店舗となり、客席数240と大きな構え。
日本やペルーなど南米のエッセンスを取り入れたフュージョン料理の数々が予定され、
定番に加え、こんなメニューが提供されます。

・銀ダラ味噌/Black Cod Miso
・ブリの刺身、ハラペーニョ添え/Yellowtail Sashimi with Jalapeno
・北海道産ホタテとフォアグラ、シイタケのソテー添え、バルサミコ酢風味で/Hokaido Scallops with Foie Gras, Sautéed Japanese Mushrooms, Aji Matsuhisa and aged Balsamic
・スズキのユズ胡椒風味、トマトとキュウリのサルサ、トリュフ添え/Sea Bass with Yuzu Kosho, Tomato and Cucumber Salsa, Honey Truffle and Black Truffle Shavings

ホテルということもあり、朝食にも注力し、例えばこんなメニューが。

・カニ入りオリジナル・ベネディクト、ホウレンソウのソテー、クリスピー豆腐、シソ入りベアルネーズソース添え/Benedict Matsuhisa with Crab, Sauteed Spinach, Crispy Tofu and Shiso Bearnaise
・抹茶ワッフルのチキン添え、メープルシロップのポン酢ソースで/Matcha Waffle with Chicken and Smoked Maple Ponzu

80人を収容できるテラス席、10人対応の寿司バー、シェフズテーブルと呼べる18席を擁するオープンキッチン、稀少な日本酒や日本産ウィスキー、シャンパーニュなどを提供するバーもあります。


ざっとかいつまんで紹介しましたが、もう少し詳しい情報を知りたい方は、以下の記事をご参考にどうぞ。

Nobu Hotel Shoreditch (plus restaurant) is opening in London
http://www.hot-dinners.com/Gastroblog/Latest-news/nobu-hotel-shoreditch-plus-restaurant-is-opening-in-london


Get Your Chicken and Green Tea Waffles at Nobu’s New London Hotel
https://www.bloomberg.com/news/articles/2017-05-22/the-first-nobu-london-hotel-will-serve-a-great-breakfast



~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○今年、2017年の開業に期待大! ロンドンのレストラン・ベスト15 → http://ricorice.exblog.jp/25158103/
○開店したばかり!&開店準備中のロンドンのレストラン → http://ricorice.exblog.jp/24367935/
○2016年、ロンドンの注目の開業スポット6選 → http://ricorice.exblog.jp/24038238/
○スコットランド発クラフトビール界の異端児、ブリュードッグがビールホテル開業! → http://ricorice.exblog.jp/25521086/




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by ricoricex | 2017-05-31 00:00 | イギリスの食ニュース

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もちろん物理的に近いし、歴史的なつながりもあるし、
なんだけれど、こんなチョイスが出てきたってことは、
それだけロンドン在住フランス人が多いからなのか、
フランス的なものを求める人がロンドンに多いからなのか。

2017年2月21日(火)づけの、ロンドン情報のウェブサイト“Londonist”にあったのはこんな記事。

ロンドンでエクレアを食べるならこの5軒
London's Best Eclairs
http://londonist.com/2016/07/london-s-best-eclairs


選ばれたのは以下の5軒です。

e0038047_01220985.jpg01. Maitre Choux(サウス・ケンジントン)
02. Belle Epoque(イズリントン、ニュイーントン・グリーン、デパート“Selfridges”)
03. Melba at The Savoy(ストランド)
04. No 11 Cadogan Gardens(チェルシー)
05. Rabbit(チェルシー)

エクレアといえば、フランスの国民的なお菓子で、チョコレートやモカクリームが詰まっているのが定番ですが、昨今は味も見た目も華やかなものがたくさん見受けられます。
それはロンドンの店でも同じこと。
なかにはアフタヌーンティーの1品や、甘くないセイヴォリータイプのエクレアを出している店も選ばれています。


それにしても、“ケーキ屋”とか“フランス菓子店”とかそういう大きなくくりではなく、“エクレア”という細かいカテゴリーでこういうふうに企画ができるなんて、それだけ人々の好みが多様化し、同時にさまざまなものがロンドンで食べられるようになった証しですね〜。


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○ロンドンのパティスリー・ベスト5 → http://ricorice.exblog.jp/25375179/
○ロンドンのケーキ屋さん・ベスト5 → http://ricorice.exblog.jp/22726539/
○キャロット・ケーキ@ラ・パティスリー・デ・レーヴ/La pâtisserie des Rêves(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/22939612/
○モンブラン@メゾン・バトー/Maison Bertaux(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/22514178/
○クラミック/cramique@オー・メルヴェイユ・ドゥ・フレッド/Aux Merveilleux de Fred(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/21376550/



(↑104の英国お菓子ストーリーを詳しく紹介しています!



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by ricoricex | 2017-05-30 00:00 | 順位&セレクト(ロンドンの店)

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今年2017年のイングリッシュワイン・ウィーク/Engrish Wine Weekは、5月27日(土)〜6月4日(日)。
http://www.englishwineproducers.co.uk/news/eww/

この9日間(+前後)は、イングリッシュワイン・プロモート強化週間で、イングリッシュワインについてのさまざまなイベントがイングランド各地で開催されます。

大きなどんとしたイベントが開催されるスタイルではなく、イングリッシュワインに関わってるそれぞれがそれぞれのやり方でイベントを行う、といったもの。
イベントについては、こんなものが予定されています(↓)。
http://www.englishwineproducers.co.uk/news/eww/


今年私がもっとも注目しているのは、新しいワインアウォーズ、UK Wine Awardsの設立。
UK Wine Industry Launches New Wine Awards
http://www.englishwineproducers.co.uk/news/latest/uk-wine-industry-launches-new-wine-awards/

5月31日(水)に発表されます。
その内容については、当ブログでも後日お知らせしますね。

もいっこ、これロンドンにいたら出かけたいな〜!なのが、The English Sparkling Wine Show
The English Sparkling Wine Show
https://www.kweekweek.com/events/22054

これも、5月31日(水)、18〜21時にThe Hoxton Hotel(ショーディッチ、ロンドン)で開催されます。
詳細については、以下の2つの記事(↓)をどうぞ。

The English Wine Sparkling Wine Show: For English Wine Week!http://www.englishwineproducers.co.uk/news/latest/the-english-wine-sparkling-wine-show/

English fizz is the biz
http://www.hardens.com/uk-london/27-04-2017/english-fizz-is-the-biz/



毎年、この時期に行けないのがもどかしい。。。


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○イングリッシュワイン・ウィーク2016 → http://ricorice.exblog.jp/24412357/
○イングリッシュワイン・ウィーク2015 → http://ricorice.exblog.jp/23128814/
○イングリッシュワイン・ウィーク2014 → http://ricorice.exblog.jp/22041277/
○イングリッシュワイン・ウィーク2013 → http://ricorice.exblog.jp/20551435/
○ロンドン・ワイン・ウィーク2014 → http://ricorice.exblog.jp/22075788/




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by ricoricex | 2017-05-29 00:00 | イングリッシュワイン

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プラム・ダフはややこしい食べ物です。
それは、別段、作ることでも、食べることでもなく、その成り立ちを知ろうとすると深みにはまってしまうから。

イギリスのクリスマスのお菓子としてよく知られているクリスマス・プディング
このクリスマス・プディング、昔はプラム・プディングと呼ばれていました。
ここでいうプラムとは、単に干しプラムだけでなく、
レーズンやカラントなどドライフルーツの総称として使われていました。
なので、イギリスの古いお菓子には、プラムと名前がついているのに、
ほかのドライフルーツが入っているのはそのためです。

レーズンが入ったプラム・プディングは、プラム・ダフと呼ばれることもありました。
ダフとはドウ/dough、つまり生地のこと。
そして、このプラム・ダフには、クリスマス・プディングのような蒸して作るタイプもあれば、
ビスケットのように、かための生地をのばして型で抜くタイプも存在し、
こちらの由来についてははっきりしていません(調べきれていないだけかもしれませんが)。

そんなわけで、有名じゃない方、もうひとつのプラム・ダフのレシピをここでは紹介します。
砂糖の量は少なく、お菓子のようなスナックのような食べ物です。
昔、砂糖が高価だった時代に、お菓子としても食べられるちょっと甘いつまめるもの、
といったニュアンスで生み出されたのではないかなぁ、と睨んでいます。

<材料(直径6.5cmのセルクル6個分)>
薄力粉……150g+適量
バター……20g
グラニュー糖……大さじ1
レーズン……25g
牛乳……125ml+適量
レモン汁……大さじ1/2
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<作り方(調理:25分 オーブン:20分)>
*天板にクッキングシートを敷いておく。
*オーブンを180℃に温めておく。

1. 牛乳にレモン汁を加える。薄力粉を2〜3度ふるう。バターを適当な大きさ(3cm角より小さいとよい)にカットする。
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2. フードプロセッサーに1の薄力粉とバターを入れ、そぼろ状になるまで回す。
※フードプロセッサーが小さい場合は、適度な量の粉類とバターを回し、その後でフードプロセッサーに入らなかった粉類と合わせる。
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3. 2をボウルにあけ、グラニュー糖とレーズンを加えて混ぜ、真ん中にくぼみを作る。
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4. 3のくぼみに、1のレモン汁を加えた牛乳を注ぐ。
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5. ナイフでざっくり混ぜたら、手で生地をひとつにまとめる。
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6. 作業台とのべ棒に薄力粉をふるい、5の生地を1cm程度の厚さにのばし、直径6.5cmのセルクルで抜く。
※余った生地はこねすぎないようまとめてのばし、セルクルで抜く。最後の一個は、セルクルに余った生地を入れ表面をならせばちょうど6個とれる。
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7. 天板に並べ、表面に牛乳を塗り、180℃のオーブンで20分焼く。
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8. 焼き上がったら網の上で冷ます。
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by ricoricex | 2017-05-28 00:00 | イギリス菓子・レシピ


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数年前、日本ではコンビニがドーナッツ販売に乗り出し、今や当たり前の光景になりました。
同じ頃、イギリスのベーカリーでドーナッツを目玉商品として販売する動きがあり、
こちらも今や当たり前となり、でも理由がわからず、ん?なんで?と思っていました。

ベーカリーなので発酵生地を作るところまではパンや発酵菓子と同じですが、ドーナッツですもの、オーブンで焼かず、油で揚げるわけで、
わざわざラインナップに加えるってのは、なかなか大変なこっちゃ、なのに、なぜ?
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e0038047_17084337.jpgそのときの私の推察は、ちょうどクロナッツ(クロワッサンとドーナッツのハイブリッド)が巷を賑わせている頃だったこともあり、
その余波でドーナッツか?と。
イギリスは、アメリカのものにすぐに飛びつき、実際にやって来るからなぁ、ぐらいにとらえていました。


もうすぐ、2017年6月5日に私が編集(制作指揮、映画で言うと監督)という立場でがっぷり取り組んだ本『ドイツパン大全』が発売になり( → http://ricorice.exblog.jp/25800157/)、

昨年2016年秋のイギリス滞在では、すでにその企画が動き始めていまして。

それまで私、ドイツに行ったことなかったんです。
イギリスに住んでいたとき、クラスメイトにドイツから来た子もいたし、それを上回って、スイス(スイス・ジャーマン)からの子もいたし、ドイツ在住の知り合いもいたのに、なぜかチャンスがなく。
一度、ロンドンから関空に向かう飛行機がルフトハンザで、乗り換えでフランクフルトに数時間滞在したことはありますが(飛行場だけ)、
実はそのときの印象はよくなかったんですよね。
いえね、別に嫌なことがあったわけではなく、何となく街というか国に拒否されているような感触だったんです。
それもあって、行かずじまいでした。


で、2016年秋。
「やっぱ一度現地に行って感触だけでもつかんでおかないとな。
行ったことある/なしだと大違いだから」。
このときのイギリス滞在は10日ほどと短かったので、
日帰りで行くことにしました。

飛行機はRyanairで往復約£30。
ロンドン・リバプールストリート駅からスタンステッド空港までのexpressの往復が£30。
早朝だったので、リバプールストリート駅までのタクシーを予約してこれが片道£20(ブラックキャブだと£30が相場と思われる)。
あるある!ではあるけど、う〜ん、なんなんだ!
ロンドン〜ケルン往復の飛行機、空港までの往復の列車、タクシー料金の片道がほぼ同じとは!


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ロンドンと1時間の時差があるものの、ケルン市内に着いたときはまだ11時頃。
初めてのドイツは、久しぶりに未知の世界でわくわく。
そして、あ〜、フランスっぽい、都市でいうとリヨンとかそんな感じ。あっ、でもデンマークっぽくもある。
要は大陸だなぁ〜、と感じたのです。
ヨーロッパと言うものの、イギリスってやっぱり突出して全然違うんですよね。

街歩きをして気づいたのは、パン屋さん、もしくはパンを販売しているところが多いこと。
そして、大型店ではドーナッツっぽいものを人寄せパンダのように売ってる!
あっ、イギリスのベーカリーにみるドーナッツはこれをヒントにしたんだ!
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直感的にそう思いました。
なんら不思議はないですよね〜。
EU圏内はどこにでも住める居住権があるし、当然イギリスにもドイツ人は多い。
同時にイギリスからドイツに出向く人もいる。
これ、ちゃんと調べないと、ですが、イギリスでドーナッツを看板商品として売るようになった背景には、
ドイツのパン屋さんでどんと売っているドーナッツっぽいものがヒントになったのは間違いない!と。

このドーナッツのようなもの、感覚としてはスーパーマーケットなどの軒先で売っている大判焼きとかって感じかなぁ。
小銭で買えるちょっとしたおやつ、って感じ。

で、このドイツで売っているドーナッツみないなもの、ベルリーナー・プファンクーヘンと呼びます。
私はケルンの街中ではほかのパンなどを食べていたので眺めるだけだったのですが、
帰路に着くケルンの空港でようやく食べました。
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粉糖がまぶしてあるし、ジャムが入っているし(プルーン系の甘味だけでなく酸味もあるジャムがよろしい)、生地も甘めだし、で甘いは甘いのですが、
一般的なドーナッツに比べるともちっとしたところはあるものの軽い食感で、歯切れがよければ口どけもいい。
これはぱくぱくいけそう(危険だ。。。)。
感覚としては通常のドーナッツ1個のところを、ベルリーナー・プファンクーヘンは2個いけそう、それほどすーっとお腹におさまる食べ物です。
1カ所1個しか食べていないので、この店のがそーなのか、ベルリーナー・プファンクーヘン全般がそーなのか、判断しかねるのですが。。。
でも、『ドイツパン大全』制作で日本のパン屋さんが作ってくださったベルリーナー・プファンクーヘンも軽い食感だったので、概ね間違ってないのかな〜。


教訓。
ものごとは多角的に見ないといけないな〜。
イギリスのドーナッツ・プロモーションの背景にドイツのパン屋さんの一般的な風景がリンクしているかも、とは思わなかったもの!
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tue 15/11/16


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○『ドイツパン大全』6月5日発売です! → http://ricorice.exblog.jp/25800157/
○ロンドンで試したいドーナッツ6選 → http://ricorice.exblog.jp/24439408/
○今週はイギリスのドーナッツ週間です → http://ricorice.exblog.jp/24373251/
○ロンドンで楽しいドーナッツが買える店8選 → http://ricorice.exblog.jp/23089137/
○お菓子のハイブリッドはつまるところマッシュアップ? → http://ricorice.exblog.jp/21185677/
○クロナッツ(のようなもの)in London → http://ricorice.exblog.jp/21474143/




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by ricoricex | 2017-05-27 00:00 | お菓子

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ようやくお知らせできる運びとなりました。
ドイツパン大全』6月5日、ついにお目見えです!(エリア、書店により異なります)
タイトルにあるように、ドイツパンについて、種類や作り方、材料、食文化やトレンドなどをまとめた1冊です。
食べる、買う、作る、だけでなく、知るを求めている人に伝えたい!
その思いで始まり、その思いが詰まった1冊です。

監修、そして綴っていただいたのは、ドイツの食のプロの方。
本書において私は編集、つまり制作指揮、映画でいうと監督という立場です。


著者になっていただいた方に初めてお会いしたのは10年ほど前でしょうか。
ドイツのアスパラガスのプロモーション・イベントに、食専門誌の記者として出席したときでした。
このプロモーション・サイドにいらしたのが、『ドイツパン大全』の著者になっていただいた方です。
東京・六本木のホテルが会場で、ほかにたくさんの方もいらっしゃり、挨拶程度でした。

そのあと、食肉加工品の企画で動くことがあり、
当然ドイツはソーセージやハムで知られていて、輸入もされていますから、
あっ、と思い出しコンタクトをとりたかったのですが、
実はそのとき、その事務所が閉鎖してしまってまして。。。

何年か経ち、ご自身でドイツの食をプロモートする会社を始められ、
何がきっかけだったか忘れちゃったのですが、再びやりとりをするようになったある日のこと。
実際に食べてふれて、の堅苦しくないドイツパン・イベントを開催され、
そういえば知らないな、と思って参加しました。


これが衝撃でした。
種類が多い、とか、味わい深い、もそうだったのですが、
・きちんと体系立てられていて、大枠としては論理的にわかりやすく分類されている
・そこで知ったドイツのパンの食文化も非常におもしろかった!

私は、ワイン(&スピリッツ)の資格はWSETというイギリスに本部のある国際資格で学んだのですが、
こちらも体系立てられていて、
これって数学の公式のようなもので、こういう軸があると、客観的かつ俯瞰で見渡せるので、
圧倒的に理解が速いし、応用しやすい。

で、本が欲しいな、と思って調べると、こういうことをちゃんと扱った本がない。
えっ、なんで? 今お店もちょこちょこあるし、食べる機会もあるのに。えっ?
じゃあ、私がやる!作りたい!と企画を立てました。
監修&執筆は、もちろんその方にお願いしよう!と。

そうして企画をもって回るのですが、前例がないものってなかなか動かないんですよね〜
(このあたりの事情は、語り始めると長くなるので割愛)。
ようやく企画が通ったのが1年前。
ぜひに!と依頼したら、こういうのやりかたった!とご快諾。
こういう写真にしたいからあのカメラマンさんに
こういうデザインにしたいからあのデザイナーさんに
ともどもご快諾いただき、長丁場の制作期間を経て、
そうしてようやく発売にこぎ着けるにいたりました。


ドイツパン大全』は、B5サイズ(学校で使うノート)、224ページ、消費税入れて3000円以上と
なかなか大ぶりですし、内容が濃いので、気軽なタイプの本ではありません。
誰しもに買ってね!ではないのですが、
それでもやっぱりご購入いただけるとうれしいし、手にとってもらえるとありがたい、です。
アマゾンや楽天、実店舗でも予約可能です。ぜひ!



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by ricoricex | 2017-05-26 12:00 | お知らせ

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当シリーズではここのところ、“焼く”の英語表現をみています。
今回取り上げる言葉は、
toast/トースト。
日本でも日本語でもおなじみですね。

食パンをトーストすることをイメージすればわかるように、
こんがり焼く、表面に焼き色をつくまで温める
といったところで、中にしっかり火を通す、というよりも表面に焼き色がついたかどうかが重要になります。
レシピではこんな感じで登場します。

パンをこんがり焼く(toast the bread)
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1〜2分こんがり焼く(toast for a minute or two)
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こんがり焼いたチャバタのスライス1枚(a toasted slice of ciabatta)
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※toastedはtoastの過去分詞で、toastされたの意


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ところでtoastは名詞としても使います。
ただですね、これ、うっかり間違えやすいのですが、名詞のtoastは数えられない名詞なんです。
イギリスはあらかじめトーストやサンドイッチ用に薄くスライスした食パンが売られている、にもかかわらず、なんですよね〜。

では、どう表現するか、というと、こうです。
トースト1枚(a slice of toast)
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2枚、3枚になると、two slices of toast、three slices of toastとなります。
薄いものなのでsliceというわけです。


以下、余談。
ところで、toastには“こんがり焼く”以外にも意味がありまして。
それは、
“乾杯する”
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この意味、日本では意外と知られていないんじゃないかな。
話し言葉でももちろん使うけれど、書き言葉で、たとえば新聞や雑誌の記事の見出しなどでよく目にします、こんな風に。

成功を願って乾杯!
Toast to our sucsess!

この“乾杯する”の意味を持つtoastは名詞としても使われ、その場合はこんな感じ。

乾杯しましょう!
Let’s have a toast!

お気づきの方もいるかと思いますが、乾杯のtoastは数えられる名詞なんですよね〜。
なので、トーストを1枚食べるの意味で
have a toastを使うと、
乾杯する、となっちゃうわけです。

整理すると、
トースト1枚 → a slice of toast
乾杯 → a toast
となり、逆っぽいのですが、こーゆーことで、
これが英語のおもしろいところでもあり、むずかしいところでもあり。

まあ、実際のところは前後の文脈や状況で理解してもらえるとは思うけれど、
もちろん知っておくにこしたことはないってことで。


というわけで、
toast → こんがり焼く
と覚えてくださいね。

ではでは〜!


〜〜過去の関連記事も併せてどうぞ
○英語でレシピを読む! ~工程 39:焼く(まとめ) ~ → http://ricorice.exblog.jp/25673195/
○英語でレシピを読む! ~工程 40:(ケーキやパンなどをオーブンで)焼く~ → http://ricorice.exblog.jp/25699521/
○英語でレシピを読む! ~工程 41:(肉や野菜などを)焼く/あぶる~ → http://ricorice.exblog.jp/25722294/
○英語でレシピを読む! ~工程 42:(直火に近いところで)焼く/網焼きにする~ → http://ricorice.exblog.jp/25744669/
○英語でレシピを読む! ~工程 43:直火で焼く~ → http://ricorice.exblog.jp/25773258/




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by ricoricex | 2017-05-26 00:00 | 英語でレシピを読む!

2017年4月25日(火)づけのイギリスの飲食メディア、Hot DInnersにあったのはこんな記事。
テーマ別! ロンドンでブランチを食べるならここ!
The best new brunches in London
http://www.hot-dinners.com/Features/Hot-Dinners-recommends/the-best-new-brunches-in-london


カテゴリーと選ばれた14軒は以下のとおりです。


01. ビールをお供に/The one with beer
Galvin HOP(スピタルフィールズ)
ブランチ営業: 土日曜&祝日11.30〜16.00

02. アルゼンチン料理/The Argentine brunch
Gauchos(ブロードゲイト、カナリー、チャンセリー、ピカデリー、スローン、スミスフィールド、タワー・ブリッジ)
ブランチ営業: 土曜11.00〜16.00

03. カクテルと一緒に/The cocktail brunch
Cocktail Trading Company(ブリック・レーン)

04. パスタと1杯と/The one with pasta
Cantina Del Ponte(シャッド・テムズ)
ブランチ営業: 日曜12.00〜15.00

05. 中近東料理/The Middle Eastern one
Bababoom(バタシー)
ブランチ営業: 土日曜10.30〜15.00

06. 王道・イギリス料理/The very British brunch
Temple and Sons(シティ)
ブランチ営業: 土曜11.00〜15.00

07. イタリアとイギリスの融合/The Italian/English brunch
Margot(コヴェント・ガーデン)
ブランチ営業: 土日曜12.00〜16.00

08. バスク料理/The Basque brunch
Eneko(アルドウイッチ)
ブランチ営業: 土曜11.30〜14.30、日曜11.30〜15.30

09. ターミナル駅で食べるなら/The handy for the station brunch
Plum and Spilt Milk(キングス・クロス・セント・パンクラス駅)
ブランチ営業: 土日曜11.00〜16.00

10. アメリカンな雰囲気/The Stateside/Thameside brunch
Mondrian London(スピタルフィールズ)
ブランチ営業: 土日曜12.00〜16.00


11. インド料理/The Indian brunch
Mint Leaf(ピカデリー)
ブランチ営業: 土曜11.30〜16.00

12. ペルー料理/The Peruvian brunch
Coya(メイフェア)
ブランチ営業: 土日曜12.00〜16.00

13. フィッツロヴィアで/The Fitzrovian brunch
Foley's(フィッツロヴィア)
朝食営業: 月〜土曜8.00〜12.00

14. お米を使った料理/The rice brunch
Tapas Brindisa Shoreditch(ショーディッチ)
ブランチ営業: 土日曜12.00〜17.00


眺めているだけで、なんだか楽しくなるラインナップです。
単に“ブランチ”でなく、カテゴリーを定めてそこでのめぼしいお店、ってことで個性が立っている店が並びました。
ただし、週末のみ、ってとこもあるし、こういうのは見直しが入るし、
で、気になるお店にいざ行く前にチェックを忘れずに!


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○ロンドンで飲み放題ブランチが楽しめる店・ベスト7 → http://ricorice.exblog.jp/24723116/
○ロンドンのブランチスポット・ベスト73 → http://ricorice.exblog.jp/24599371/
○ロンドンのベスト・ブランチ27選 → http://ricorice.exblog.jp/24261059/
○ブランチに訪ねたいロンドンのレストラン・ベスト10 → http://ricorice.exblog.jp/23324711/
○最新イギリスのブランチスポット15選 → http://ricorice.exblog.jp/22949977/
○ロンドンで週末、飲み放題ブランチを楽しめる店5選 → http://ricorice.exblog.jp/22896384/




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by ricoricex | 2017-05-25 00:00 | 順位&セレクト(ロンドンの店)

デカンタ/Decanterといえば泣く子も黙る、世界のワインメディアの権威。
The Decanter World Wine Awards (略してDWWA)という賞も設けています。
2017年のジャッジは4月下旬から開催され、17200以上のボトルが世界のワインエキパート219人によって評価されます。

そんななか白ワインの単一品種お値打ち部門"Best Value White Single-Varietal"で100点満点中95点を獲得し、世界のベスト白ワインに選出されたのは、イギリスはノーフォークの家族経営の小さなワイナリー、Winbirri Vineyards
Winbirri Vineyards Bacchus 2015。

スパークリングワインでは高い評価を得ており、実際に賞を獲得することも少なくないイングリッシュワインですが、
今回は白ワイン。スティルワインが賞を受賞した。これは画期的なことです。

こうやってみると、イングリッシュワインは次のステージに入ったのかもしれません。
今回のWinbirri Vineyardsの白ワインが世界のトップという栄冠に輝いたのは、
スパークリングだけでなく、白、そしてロゼや赤でも優良なワインが出てきて、それが評価されるきっかけになるのではないでしょうか。

このニュース、2017年5月19日(金)づけで以下のように報道されています。ご興味のある方はぜひ!
English wine Winbirri scoops one of top prizes at Decanter World Wine Awards 2017
http://www.decanter.com/wine-news/english-wine-decanter-world-wine-awards-2017-369381/


World's best white wine announced and it is from England!
http://www.englishwineproducers.co.uk/news/latest/world-s-best-white-wine-announced-and-it-is-from-england/


The world's best white wine: a £14 bottle that's made in Norfolk
http://www.telegraph.co.uk/food-and-drink/wine/worlds-best-wine-1395-a-bottle-dry-white-norfolk/



~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○2017年初夏のイングリッシュワイン・ベスト14 → http://ricorice.exblog.jp/25780213/
○イギリスの白ワイン・ベスト3 → http://ricorice.exblog.jp/24709745/
○イギリスの白ワイン → http://ricorice.exblog.jp/23742812/
○「Decanter」アウォーズ2016 その1 → http://ricorice.exblog.jp/24469914/
○「Decanter」アウォーズ2016 その2 → http://ricorice.exblog.jp/24471745/
○「Decanter」アウォーズ2016 その3 → http://ricorice.exblog.jp/24474411/




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by ricoricex | 2017-05-24 00:00 | イングリッシュワイン

もともとは2020年に予定されていた総選挙を、2017年6月8日(木)に前倒しすると
議会で可決されたのは、2017年4月18日(火)のこと。
以来、連日、選挙に向けてやいのやいのとかしましい日々が続いています。

そんななか、先週後半、5月18日(木)ごろから大きく報じられているのが、
現政権政党である保守党のマニフェストのひとつである
「学校給食を廃止」。
それにより、90万人におよび子供たちが食生活の危機に瀕する可能性があるとか。

私の記憶が正しければ、ですが、
イギリスの義務教育における昼食は、完全学校給食ではありません。
エリアや学校にもよりますが、持参するか給食か選べたよーな。


このニュースを受けて私がすぐに思い出したのが、
1970年、バロネス・サッチャーが、学校における牛乳の無料配給を廃止を打ち出したこと。
「学校は教育を与えるところで、牛乳を与えるところではない」とかなんとか。
これを受けて、彼女は「Thatcher Milk Snatcher(牛乳泥棒(ミルクを奪う者)、サッチャー)」と呼ばれるにいたったんですよねぇ。

このとき、私は小さな小さな子供(というか赤ん坊)でしたし、
その後の首相になってからのおぼろげながらの記憶や
日本がこの20年不景気の波をさまよっているときに持ち出される
日本におけるマーガレット・サッチャーは、
大胆な改革を遂行した(よい)政治家という側面ばかりが持ち上げられているような。。。

イギリスでは、評価はまっぷたつ、かなぁ。
大なたの矛先がもろ回って来た地方やワーキングクラスでは、おそろしく人気がなく、彼女が亡くなった4年前の2013年、
このときはすでにSNS社会になっていましたから、
その死を讃える人たちも多く、彼女の政権下での圧迫がいかなるものだったのかを垣間見た気がしたのです。

映画の『リトル・ダンサー/Billy Elliot』や『フル・モンティ/The Full Monty』、『ブラス! /Brassed Off』もみ〜んなサッチャー政権のもと労働を奪われ(炭坑が多い)疲弊した地方を舞台にしているのです。
ちなみに、『ブラス! /Brassed Off』の終盤では、登場人物にこんなセリフを言わせています。
"This bloody government has systematically destroyed an entire industry. Our industry. And not just our industry - our communities, our homes, our lives. All in the name of 'progress'. And for a few lousy bob."


で、サッチャーが牛乳の無料配給を廃止したことに対して、日本では
彼女が言う「学校は教育を与えるところで、牛乳を与えるところではない」に賛同し、
その通り!それは親(もしくは保護者)の仕事、という声が大多数ですが、
実際のイギリス社会というのは、学校の牛乳が命綱という家庭も決して珍しくないんですよね〜。
これ、私がイギリスに行って住んで初めて肌感覚で実感したことです。

それは現在もあまり変わっていないと思われ、そうなると、
保守党が掲げる「学校給食の廃止」も大反発されるのは必至。


これからどうなるかわかりませんが、とりあえず、現時点での報道内容を以下にリンクをはっておきます。

Conservative manifesto: Children to lose free school meals under 'lunch snatcher' Theresa May's plans
http://www.independent.co.uk/news/uk/politics/nick-clegg-conservative-school-funding-cuts-children-lose-free-hot-lunches-election-2017-tory-a7742131.html?cmpid=facebook-post


Jamie Oliver: Axing free school meals a disgrace
http://www.bbc.com/news/education-39969155?ocid=socialflow_facebook&ns_mchannel=social&ns_campaign=bbcnews&ns_source=facebook


Jamie Oliver condemns Theresa May for scrapping free lunches
https://www.theguardian.com/education/2017/may/19/jamie-oliver-condemns-theresa-may-for-scrapping-free-lunches?CMP=fb_gu


May school lunch cut ‘would hit 900,000 children of struggling families’
https://www.theguardian.com/politics/2017/may/20/theresa-may-school-meals-plan-hits-900000-families?CMP=fb_gu



~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○アメリカ人が見た、あるイギリスの学校給食 → http://ricorice.exblog.jp/23855387/
○ワーキングクラスであること → http://ricorice.exblog.jp/24493961/




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