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イギリスの食研究家、食の編集者/ライター、フードアドバイザー、情報発信サポーター“羽根則子”がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。


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シュガーロードお茶会


e0038047_22442471.jpge0038047_22451966.jpg昨日、11月29日(金)キトラス(福岡市)さんでの「シュガーロードお茶会」終了しました。
お越しくださったみなさま、ご連絡をくださった方々、ありがとうございました。
ウェブサイト、本や雑誌ではなかなかあがってこない、
知っているようで知らないことをお伝えできた、かな?
ご質問をいただくことで気づきもあって、とても楽しい会でした。

e0038047_22373155.jpgそして、本日&明日の11月30日(土)&12月1日(日) 11:00〜19:00は
福岡市のキャナルシティ博多イーストビル1Fで、
年に1回の「長崎街道シュガーロード物産展」が開催されます。
スイーツの販売(&試食)、スタンプラリー、
クリスマスワークショップ、長崎の教会フォトギャラリー
などの内容です。
私がシュガーロードのページを担当した『郷土菓子』の本も販売されます。
私も行こうと思っています。
みなさまもぜひお気軽にお越しください。



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by ricoricex | 2013-11-30 00:00 | イギリス菓子の会&イベント

シュガーロードお茶会


e0038047_063180.jpgキトラス(福岡市)さんで行う「シュガーロードお茶会」いよいよ本日です。
郷土菓子』(平凡社)の本の中で担当したシュガーロードにちなんだことや
日本のほかのエリアとの比較や、
私自身がこれとは別に取り組んでいるイギリスの食(そこから派生して世界)から見た時、
そして“今”のお菓子事情など、ざっくばらんにお話しします。
お菓子とお茶を召し上がりながら、へぇ〜って思っていただければうれしいです。

日 時:11月29日(金)15:30~(1時間程度)
場 所:長崎・佐世保・雲仙 ゆめ市場「キトラス」食堂
(博多区上川端町12-20 ふくぎん博多ビル1階 tel: 092-292-5906)
会 費:500円(菓子、お茶つき)
問合せ:宮崎さん@キトラス(tel: 092-292-5906)
http://www.kitorasu.net/

会場となるキトラスさんは、地下鉄中洲川端駅を出てすぐ、
上川端商店街の入り口という便利な場所にあります。
気軽な会ですので、どうぞ気軽にご参加ください。



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by ricoricex | 2013-11-29 00:00 | イギリス菓子の会&イベント

ケントの伝統的な焼き菓子といえばハフキン。
ハフキンは平たく楕円形をしたティーケーキで、
このタイプのケーキは他のエリアでも見られるが、
ハフキンの特徴は、中心に穴があいていること。
この穴に種をとったチェリーを詰めて、デザート菓子とすることもできる。
残念ながら、このハフキン、今では見かけることが少なくなってしまった。

フリード・ケーキは豚を屠殺した後に作られる。
フリードは豚の内膜で、ラードを多く含む。
セイヴォリー(甘くない)にするなら、このフリードに小麦粉と塩を
甘いケーキにするなら、砂糖とスパイスとを混ぜ合わせて作る。
現在ではフリードを入手することが困難となったため、
フリード・ケーキもとんとお目にかからなくなってしまった。

ウエハースもケントの名物だった。
もともとはゴーフルと呼ばれるフランス発祥の菓子で、
ケントでは12世紀から最近まで作られてきた。
ウエハースを作るのに欠かせないのは上質な粉である。
材料は小麦粉に、砂糖、バター、牛乳を使い、
風味づけにナツメグかローズウォーターを加え、
円形もしくは四角い鉄の型で焼き上げる。
熱い火にかけても取り扱いやすいよう、型には長い取っ手がついている。

ビデンデンでは、イースター/復活祭の月曜日に
ビデンデンのケーキがふるまわれることでよく知られている。
ケーキとは呼ぶものの、非常にかたいビスケットで、
2人の女性のつながった姿“ビデンデンのおとめ”が象られている。
これは“ビデンデンのおとめ”が、ビールとパン、チーズ、ビスケットを
遺言により、貧しい人々に無料に分け与えたことから。

“ビデンデンのおとめ”とは1100年に生まれたとされる
肩と腰がつながった結合双生児、メアリー&エリザ・チャルクハーストのことで、
34歳のときにメアリーが亡くなったとき、
体を切り離すようすすめられエリザはこれを拒否し、
彼女も6時間後に息を引き取った。
彼女らが所有していた20エーカーの土地は教会に譲渡。
この土地は“パンとチーズのくに”と呼ばれ、
貧しい人々のために食糧がふるまわれたのである。
17世紀にビールの配給は中止されたが、
パンとチーズとケーキのふるまいは、その後も引き続き行われた。

ケーキはエプロン姿の“ビデンデンのおとめ”が象られ、
彼女らの名前、没年齢である34が刻まれている。
“ビデンデンのおとめ”は伝説であり、数字も間違っているという見方がされるが、
このような逸話が残り、お菓子として存在するのは、なかなか心温まることである。
(筆者注:“ビデンデンのおとめ”は1100年生まれとされているが、
 当時のイギリスの記録は1と5の見た目の区別がつきづらいことなどから、1500年とする説も。
 また、“ビデンデンのおとめ”は伝説ではなく、
 ある程度事実に基づいたものとする説もある)
(・・続 く・・)

**********
前回までの“イギリスの地方料理 ケント 01〜03”はこちら(↓)
イギリスの地方料理 ケント 01 http://ricorice.exblog.jp/21257294/
イギリスの地方料理 ケント 02 http://ricorice.exblog.jp/21290139/
イギリスの地方料理 ケント 03 http://ricorice.exblog.jp/21333040/

これまでの、“イギリスの地方料理 ロンドン
イギリスの地方料理 バークシャー
イギリスの地方料理 バッキンガムシャー、ベッドフォードシャー、ハートフォードシャー
イギリスの地方料理 サリー
はこちら(↓)
http://ricorice.exblog.jp/i28/



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by ricoricex | 2013-11-28 00:00 | イギリスの地方料理

ロンドン、サウス・ケンジントンは大使館やリセなどがあることもあり、
フランス色の濃いエリアです。
地下鉄の駅の周辺などは、フランス人を意識した飲食店も多いですし、
実際にフランス人も多い。

先日、2013年秋の2週間半ほどのイギリス滞在の最終日の11月16日(土)、
午前中、この場所で時間が30分ぐらいあって、お茶がてら入ったのが、
オー・メルヴェイユ・ドゥ・フレッド/aux merveilleux de Fred(英語だと、the merveilleux)。
http://auxmerveilleux.com/


e0038047_1151314.jpgというのも、店先の看板にあった
“cramique(クラミック)”の説明にふと目が留まったからです。
その説明によると“cramique(クラミック)”とは、
フランスの伝統的なやわらかいブリオッシュ、と。
へぇ〜。

フレイヴァーは、プレーン、レーズン、チョコレート、シュガー、レーズン&シュガーの5種類。
大きさは大、小。
お初、ということでベーシックなプレーンの小を、カフェオレとともにオーダーしました。
e0038047_934136.jpg

e0038047_952027.jpg
確かに。驚くほどやわらかいパンです。
ブリオッシュほどバターたっぷりではなく、非常にシンプルな味わい。
ここで感じたのは、この食感の不思議さ。
イギリスのパンは総じて、ふわふわしたやわらかいものはありません。
トーストはザクザクしているし、ローフのパンは噛み応えがあります。
e0038047_952172.jpg私は、日本で主流のふわふわ、もちもちといった食感が得意ではなく
(だから普段のパンは自分で焼いたものを食べているのでもあります)、
特にイギリス滞在期間中は、いつもそうなのですが、
それこそこれ幸いと現地のパンをずっと食べていたので、
“cramique(クラミック)”のやわらかさは余計に新鮮でした。

はっ!と思いました。
これっ、サリー・ランの原型だったのでは?
サリー・ランがどんなものかというのは、こちら(↓)を見ていただくとして、
http://ricorice.exblog.jp/21186327/
今回私がこのやわらかさを新鮮に感じたのは、
フランスからやって来たサリー・ランのパンを新鮮に感じた、
イギリスの人たちの感覚に近いのでは?と思ったのです。
このパンがサリー・ランの原型だったかどうかはこれからの調査の課題として、
当時、イギリスの人たちがやわらかいパンを珍重した気持ちが、
今回、身をもって体験できた気がしたのでした。

sat 16/11/13



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by ricoricex | 2013-11-27 00:00 | 店レポート(イギリス)

タルトポム@ゴンドラ


e0038047_8451242.jpg10月下旬、仕事&アイリッシュパブナイト@Kirin Storeなどで東京で出かけた際、
あいている時間を利用して立ち寄ったケーキ屋さんがあります。
それは、九段にあるゴンドラさん。
http://patisserie-gondola.com/

どうしてかって?
9月29日に参加した 第7回「ブラムリーを楽しむ会」で、知り合いになり、
古くからあるお店で、パウンドケーキなどはいただいたことがありますし、
もちろんゴンドラさんのことは知っていたのですが、
イギリスのクッキングアップル、ブラムリーを使ったお菓子も作ってらっしゃる、
というのをそれまで知らなかったからなのです。
しかも、長野県小布施で、ブラムリーの栽培を初めて間もなく、
まだ市場に出回る前から注目して作ってらっしゃるとのことで、
これはシーズン中に訪ねなければ、と出かけた次第。
e0038047_10432774.jpg

食べたのはタルトポム(リンゴのタルト)。
タルト生地に、クレームダマンドを薄く敷き、
煮とけたブラムリーにスライスしたブラムリーが乗っていて、
縁はスライスアーモンド。
ブラムリーの酸味とクレームダマンドのコク、
煮とけたブラムリーのとろりとした食感と上のサクサクが残ってる感じのバランスが
とてもよく、計算し尽くされているなぁと感じ入った次第です。
これは、ブラムリーでないと出せない味わい。
ご主人が修業なさった、フランス・ノルマンディー(こちらもリンゴが名産)の
タルトポムをヒントに作られたとか。
もうひとつはアップルパイで、これはブラムリーと紅玉を使っていて、
シンプルながら王道の味わい。
(写真左がアップルパイ、右がタルトポム)

ゴンドラのタルトポムをいただいて、プロの仕事だなぁ、とつくづく。
それは素材を知っていて、その特性を生かす技を持っているということ。
世の中に、ご当地ものは多く、でもほとんどは、
こういう素材があるから加工品にしてみました、という
思いつき+αの域をあまり出ていないような気がします。
先入観なしで食べたときに
どうかな?もしくは凡庸な印象しか残らないものが大半のような。。。
作る側が、思い入れがあるからでしょうが、
素材に頼りすぎて、不勉強なことが多いように思うのです。
そこに第三者のプロが入るとこうも昇華できるのになぁ。

mon 28/10/13



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by ricoricex | 2013-11-26 00:00 | 店レポート(日本)

シュガーロードお茶会


まだ東京に暮らしていた頃、仕事の案件でロールケーキのお取り寄せがあり、
そこでコネタとして、小倉ロールケーキ研究会(福岡県北九州市)について紹介したのが、
シュガーロード/長崎街道に開眼したきっかけでした。
北九州市小倉はシュガーロードの起点で、
ちょっと頭を働かせてみればすぐに分かることだったのですが、
それまでシュガーロードについては知っていても、
それが今も脈々と受け継がれ、
現在のお菓子のひとつであるロールケーキとは結びついていなかったのです。

そんな風にして俄然興味をもったシュガーロード
とはいえ、東京にいたときは、物理的に遠かったので、なかなか実行に移せなかったのですが。
2年半前に福岡に越していて、しばらくし、
やっと実際に現地をいろいろ回り始めることとなりました。

e0038047_1939358.jpgそうこうしているうちに、インプットだけでなく、
仕事としてもアウトプットできるようになり、
そのひとつが、先日平凡社さんから発売された『郷土菓子』の本の中で
シュガーロードのページを担当したことです。

そして、今回『郷土菓子』でご協力いただいた
長崎・佐世保・雲仙のアンテナショップ「キトラス」さんで、
シュガーロードお茶会をさせていただくこととなりました。

日 時:11月29日(金)15:30~(1時間程度)
場 所:長崎・佐世保・雲仙 ゆめ市場「キトラス」食堂
(博多区上川端町12-20 ふくぎん博多ビル1階 tel: 092-292-5906)
会 費:500円(菓子、お茶つき)
問合せ:宮崎さん@キトラス(tel: 092-292-5906)
http://www.kitorasu.net/

身近なことだからこそ意外に知らない“へえ〜”ってことを、
単にシュガーロードのお菓子の成り立ちや歴史だけでなく、
むしろ日本のほかのエリアとの比較や、
もうひとつ私自身が取り組んでいるイギリスの食(そこから派生して世界)から見た時など、
またどうしても“旧い” “伝統”といった側面で語られがちなシュガーロードのお菓子の
今の新しい取り組みなどについても、ざっくばらんにお話ししたいと意気込んでいます。
会場となるキトラスさんは、地下鉄中洲川端駅を出てすぐ、
上川端商店街の入り口という便利な場所にありますので、
お茶飲みがてら、といった気持ちで、気軽にご参加ください。



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by ricoricex | 2013-11-25 00:00 | イギリス菓子の会&イベント

e0038047_1234096.jpg
ショートクラスト・ペイストリーはパイやタルトに敷く底生地で、練り込みパイ生地のこと。
フランス菓子でいう、パート・ブリゼに該当するもの、と考えてよいでしょう。
違いは、パート・ブリゼが粉に対して油脂が7〜8割、卵黄を加えるに対し
(これについては入れないとすることもありますが、
 現在のレシピでは、パート・ブリゼには大半は卵黄を使用)、
ショートクラスト・ペイストリーは粉に対して油脂は半量、塩と水で作るのが基本です。
水は、このレシピの場合ですと、まずは大さじ2ほど入れ、
様子を見ながら、まとまりが悪いようなら少し水を加えるといいでしょう。

油脂は通常はバターを使いますが、ショートニングでもラードでもマーガリンでも。
ほかにアレンジとして、パート・ブリゼ同様、卵黄を加えたり、牛乳を使ったり、
粉も強力粉やアーモンドプードルを数割使うこともあります。

ショートクラスト・ペイストリーに砂糖を加えたものもパイやタルトの生地として使われ、
この場合は、リッチ・ショートクラスト・ペイストリー、スイート・ショートクラスト・ペイストリーなどと呼ばれ、
フランス菓子のパート・シュクレに該当します。

ショートクラスト・ペイストリーは練り込みパイ生地の基本とも呼べるもの。
現に、2007年に私が通ったクッカリーコースで、最初に習ったのが、
ショートクラスト・ペイストリーと、この生地を使ったタルトレット(キッシュ)でした。

ショート(クラスト)とは“さくさくした”、ペイストリーとは“生地”の意で、
文字通り、さくさくした生地にするために、材料、特にバターと水は冷やしてから使用し、
作った生地は使うまで冷蔵庫で休ませるようにします。

<材料>
薄力粉……170g(6オンス)
バター……85g(3オンス)
水……大さじ2〜3
塩……小さじ1/4
e0038047_124176.jpg


<作り方(調理:15分 生地の休ませ:30分以上)>
下準備
*水を冷蔵庫で冷やしておく。

1. 薄力粉と塩を合わせて、2〜3度ふるう。バターを適当な大きさ(3cm角より小さいとよい)にカットする。
e0038047_125050.jpg

e0038047_123528.jpg

2. フードプロセッサーに1の粉類とバターを入れ、そぼろ状になるまで回す。
※フードプロセッサーが小さい場合は、適度な量の粉類とバターを回し、その後でフードプロセッサーに入らなかった粉類と合わせる。
e0038047_1264876.jpg

e0038047_1262061.jpg

3. 2をボウルにあけ、真ん中にくぼみを作る。
e0038047_1264784.jpg

4. 少しずつ冷水を加え、手で生地をまとめる。
e0038047_128138.jpg

e0038047_1275111.jpg

e0038047_1283118.jpg

e0038047_1265153.jpg

5. 4の生地をラップでくるみ、冷蔵庫で30分以上休ませる。
e0038047_129421.jpg
e0038047_1293669.jpg





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by ricoricex | 2013-11-24 00:00 | レシピ

e0038047_951397.jpgトム・ケリッジは、バッキンガムシャーにあるミシュラン2つ星のガストロパブ
The Hand and Flowers」のシェフで、
今年、2013年注目を浴びたシェフのひとりと言っていいでしょう。
前述のミシュランのほか、
新聞、the guardian
イギリスの、このレストランがあるからこそ行きたい町・トップ10
にも選出されています。

また、別のイギリスのレストランガイド『The Good Food Guide』でもトップ35に選出されており、
この『The Good Food Guide』のウェブサイトで、11月15日づけの記事として、
トム・ケリッジへのインタビュー
Interview with Tom Kerridge
http://www.thegoodfoodguide.co.uk/news/interview-with-tom-kerridge
が掲載されています。
内容は以下の通りです。

〜〜〜〜〜〜〜〜
- シェフとして、一番の楽しみは何ですか?
ちょっと変わってるって思われるかも知れないけれど、朝誰よりも早く来て、一番遅く帰るってのが好きなんだ。飲食業ってのはチームワークだろ? 本当にいろんな奴がいて、こいつらと一緒に仕事をするのも、また別の楽しさがあるけどな。

- じゃあ、シェフとして一番辛いことは?
上に同じ、かな(笑)。

- 今一番注目しているフードトレンドは?
肉だね。いい肉とは何かってこと。今年は馬の肉のスキャンダルがあっただろ?(筆者注:今年、イギリスでは、スーパーなどで、牛としていたものが実は馬だったという肉の偽装が発覚し、社会を賑わせた) そのおかげで、っていうのも変だけれど、みんなが本当にいい肉とは?ってことを考えるようになった。まっとうな農家産の肉がそれなりの値段がするのは、ちゃんと理由があるってことがやっと理解できるようになったんだ。

- 尊敬しているシェフを3人教えてください。
Sat Bains、今まで会った中で一番ダイナミックな男だよ。Daniel Clifford (@Midsummer House)は、情熱とかモチベーションとかが群を抜いてるね。Claude Bosiにいたっては完璧! 性格もいいし、カリスマ性もある。

- イギリス料理店で、今一番いい!と思うレストランは?
シーソルターにあるThe Sportsman。Stephen Harrisは、地元のめちゃくちゃ豊かな食材を、見事に自分の料理に昇華させている。しかも、全然かた苦しくなく。

- シェフがダメになる要素とは何でしょう。
若いシェフなら、自分もまだ修業中の身なのに、トップとして厨房をまとめるポジションに立つことかな。中堅どころだと、本当に自分がやりたいことがあるのに、目先の流行に流されることが往々にしてある。

- 一日の終わりに料理したいメニューは?
料理はなし! チーズをしこたま食べたいね。

- 食で考えた時、一番好きな季節は?
断然、秋! この季節の根菜や肉をじっくり煮込んだ料理は最高だぜ!

- これは欠かせない、という食材を3つ挙げてください。
水。こいつをうまく扱うには、テクニックが要るんだ。あとは塩とバター。

- ご自身の料理で自慢のメニューは?
鴨料理。それと鴨脂を使ったチップス(フライドポテト)。

- 新しいメニューはどうやって浮かんでくるんですか?
生産者や業者と話していると、具体的に何ができるかが明確になる。ほかのシェフとのブレインストーミング的なこともヒントになる、かな。

- 2014年、目が離せないシェフは?
パドストゥのPaul Ainsworth (@No. 6)と、ブリストルのJonray & Peter Sanchez-Iglesias (@Casamia)。

- もしシェフでなかったら、何をやっていたと思いますか。
う〜ん、何らかの形で食に関すること。そうだなぁ、漁師とか、菓子屋とか。プロレスラーって選択肢もあるかもな(笑)。

〜〜〜〜〜〜〜〜
気になるシェフや店の情報もおもしろいですが、
へええ〜と思ったのが、欠かせない食材として、水と塩とバターが挙がったこと。
水と塩はともかく、やはり西洋料理の基本はバターなんだなぁ。いたく感じ入りました。
そして、最後の質問のプロレスラーという回答。
確かに!な風貌ですが、自分で言っちゃうあたりがお茶目です。



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by ricoricex | 2013-11-23 00:00 | 食の人

フードマガジン、Oliveの2013年12月号に、
Five London Hot Spots
ロンドンの食のホットスポット5選
という記事がありましたので、ご紹介します。
(○の後はエリア、続くのは店名)

e0038047_21555985.jpg○ Spitalfields/スピタルフィールズ
Brick Lane Beigel Bake
The Rib Man
St John Bread and Wine
Chez Elles
Androuet

○ Islington/イズリントン
John Salt
The Fish & Chip Shop
The Pig and Butcher
The Smokehouse
The Drapers Arms

○ Brixton/ブリクストン
Franco Manca
Mama Lan
Elephant
French & Grace
LAB G
The Crown & Anchor

○ King's Cross/キングスクロス
Kerb
Bao
Caravan
Plum + Spilt Milk
Drink Shop and Do

○ Peckham/ペッカム
Ganapati
The Begging Bowl
Peckham Bazzar
Peckham Refreshment Rooms
Pexmas

はっきり言って、現地に何年も、何十年も住んでいる人、
イギリスの事情を分かっている人以外にはあまり参考にならないかと。。。
(まあ、これは読者対象が、基本イギリス人だから。。。)
以前よりぐぐぐ〜んとよくなったとはいえ、
概して(日本人の目からすれば)小汚く、治安的にもどうかな、といったエリアがちらほら。
確かに、こういうのもイギリスの一面ではあるのですが。
と言いつつ、5年後にはえらくおされスポットに変身する可能性もあるわけで。
まあ、それにしても、こういったエリアがホットスポットに選ばれるとは!
時代は変わるものだと、改めて実感!




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by ricoricex | 2013-11-22 00:00 | 順位&セレクト(ロンドンの店)

e0038047_2143024.jpgバターシー・パワーステーション/Battersea Power Stationといえば、ピンク・フロイドの「アニマルズ」のアルバムカバーでもおなじみですね。
私がロンドンに暮らしていたとき、住んでいたのはヴィクトリア駅から国鉄に乗って数駅のところ。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、
ヴィクトリア駅を出る列車からは、進行方向左手にバターシー・パワーステーションが近くに見られます。

そもそもがモダンなものが好きなので、それは建築も然り。
なので、ロンドンの建築というと、ゴールドフィンガーのトレリックタワーとか、
バターシー・パワーステーションに目が向きます。

先日、10月31日から11月16日までイギリスに滞在
ある時、ロンドンの知人から
「ノリコ! ビッグニュース!」と。
「何?」
「バターシー・パワーステーションが公開されるよ!」
「えっ! どーゆーこと? こないだのOPEN HOUSE LONDONじゃなくって?」
「違う!違う! 期間限定で、11月5〜10日の6日間だけ」
「え〜!!! でも、なんで?」
とこれが、タイミングよく、もろ滞在期間中だったのです。
ええと、いつなら行けるんだっけ?と手帖をめくり、
11月8日に訪ねることができました。
(現在、再開発に向けて工事中で、本当に取り壊される前に、
 あまりに人気が高いから、株主さんのご厚意で、ということらしい)

e0038047_2192561.jpge0038047_21104516.jpge0038047_219034.jpge0038047_2184549.jpg到着して、敷地内に通されて初めて知ったのですが、なんとまあ広いことよ!
まずは、今後のプランを紹介する建物に通され、
これまでの歴史やら、今後の計画やら、模型やら、
律儀にもアンケートにも応え、いざ。
(うふふ、パスケースがもらえたのです!)

e0038047_21135499.jpge0038047_21134133.jpge0038047_21132871.jpg工事中ということもあり、実際には建物の入り口付近で、
それ以上進入できないようになっていたけれど、
ただ、ただ、貴重です。
先の今後のプランを紹介する建物から通路を通って向かうのですが、
ぐんぐんと迫って来る姿は、
なんというのかその時代の人類の叡智が結晶されたようで、いたく感動しました。
素晴らしい建築というのは(個人邸除く)、
公共性がありながら芸術性もあって、かつ機能性もあって、
わかりやすく大衆に、しかも長きにわたってアピールされるデザインも持っていて、
(イギリスでは)建築家というのはありとあらゆる職業の中でも
トップにランクづけされるというのを(何にでもクラスがある社会ですから)、
改めて感じた次第。

それにしても、まさか、
バターシー・パワーステーションを見学できるとは思いませんでしたね。
これまでも、OPEN HOUSE LONDONに照準を合わせてロンドン入りすれば、
できなくはなかったものの、OPEN HOUSE LONDONだとおそろしく混んでいるだろうし
(混んでるの、嫌い! キューに並ぶの、嫌い!)、
それに再開発も決定しているので、見る機会が来るとは夢にも思っていなかったのです。

e0038047_21165457.jpgちなみに、バターシー・パワーステーションは複合施設となり、
住居、ショップや映画館、飲食施設、イベント会場が一堂に揃います。
柱(棟?)の部分は、ロンドンの景色を眺められるビュースポットとして整備されるようです。
詳細については、公式サイトでどうぞ。
http://www.batterseapowerstation.co.uk/

fri 08/11/13



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by ricoricex | 2013-11-21 00:00 | 建築&デザイン