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イギリスの食研究家、食の編集者/ライター、フードアドバイザー、情報発信サポーター“羽根則子”がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。


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音楽フェスに彩られた夏もそろそろ終わり。
ひととおりイベントが終わったあとの秋は、
怒濤のアルバム・ラッシュの模様
(容赦ない音楽業界です。。。)。

そんなわけで、イギリスの音楽情報メディア、NME
この秋、必聴のアルバム30選!
30 Autumn Albums To Get Seriously Excited About

という記事が掲載されています。
選ばれたアルバムは次の通り(かっこ内の日付けはイギリスでの発売日)、
詳しい情報を知りたい方は、以下からご覧ください。
※ 日本盤の情報については、それぞれのアーティストの公式サイトや
日本での販売を行っているレコード会社のウェブサイトなどで、ご確認ください。
http://www.nme.com/photos/30-autumn-albums-to-get-seriously-excited-about/318209/1/1?utm_source=twitter&utm_medium=social&utm_campaign=bandsreview

01. 『AM』Arctic Monkeys(9月9日)
02. 『The Electric Lady』Janelle Monae(9月10日)
03. 『Nothing Was The Same』Drake(9月24日)
04. 『MGMT』MGMT(9月17日)
05. 『Rewind The Film』Manic Street Preachers(9月16日)
06. 『San Fermin』San Fermin(11月11日 ※USは9月17日)
07. 『Hesitation Marks』Nine Inch Nails(9月3日)
08. 『Sequel To The Prequel』Babyshambles(9月2日)
09. 『Factory Floor』Factory Floor(9月9日)
10. 『Nobody Knows』Willis Earl Beal(9月9日)

11. 『The 20/20 Experience 2 Of 2』Justin Timberlake(9月30日)
12. 『In Rolling Waves』The Naked & Famous(9月16日)
13. 『The Bones Of What You Believe』Chrvches(9月23日)
14. 『Vapor City』Machinedrum(9月30日)
15. 『Blush』Wolf Alice(10月8日)
16. 『Tally The Things You Broke』Parquet Courts(10月7日)
17. 『Released By The Movement』Islet(10月7日)
18. 『Interiors』Glasser(10月)日にちは?
19. 『One Breath』Anna Calvi(10月7日)
20. 『Shulamith』Polica(10月21日)

21. 『Pure Heroine』Lorde(10月28日)
22. 『Reflektor』Arcade Fire(10月29日)
23. 『Tender Madness』Papa(10月8日 ※USは11月4日)
24. 『Matangi』MIA(11月4日)
25. 『ARTPOP』Lady Gaga(11月11日)
26. 『Corsicana Lemonade』White Denim(10月28日)
27. 『MMLP2』Eminem(11月5日)
28. 『Prism』Katy Perry(10月22日)
29. 『Days Are Gone』Haim(9月30日)

あの〜、30選とあるのに、29しか見つからなかったんですけど(笑)。

メジャーどころとしては、07のナイン・インチ・ネイルズ、
11のジャスティン・ティンバーレイクや
25のレディー・ガガ、27のエミネムあたりでしょうか。

付け加えると、サー・ポール・マッカートニーの新アルバム『New』は、
UKで10月14日、USで10月15日リリースです。

前評判がめったやたらと高いのは、08のベイビーシャンブルズの新譜。
ベイビーシャンブルズは、
主要メンバーのピート・ドハーティのゴシップがやたら派手で、
私はそれだけでお腹いっぱいになってしまって、
肝心の音楽を聞くになかなかいたっていないのですが、
今回の新譜は、あの世界一辛辣と評されるイギリスのプレスから
絶賛されているというのですから、気にならないといえばウソになります。

05のマニックスは、先行シングルがここのところラジオで流れることも多く、
好き嫌いはおいておいて、
彼らの活動(コンスタントにきっちり仕事をしているその姿勢も)は、
デビュー当時を知っているせいもあって
(30曲入りの2枚組のデビューアルバムを発表して、
 世界中でナンバーワンにして解散する、とか、
 件の4 REAL事件とか)、
なんだかね、しみじみしてしまうのですよ。

それにしても、トップに登場するアークティック・モンキーズの写真が、
モンキーズつながりのせいなのかなんなのか、
ブロウ・モンキーズを彷彿とさせるのは私だけでしょうか?(笑)



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by ricoricex | 2013-08-31 00:00 | 音楽

マックが夏バテ


まだまだ暑い日は続いていますが、
秋の気配も感じられるようになりました。
現在、私が暮らしている福岡市は、今年の夏は
とんでもなく暑く(記録を更新したほどで、何でも日本で一番暑かったとかなんとか)、
さすがの私もエアコンを導入しました(昼間はまだしも、夜眠れなくなったのです)。

8月は、取材などで外に出ることもあったのですが、
籠っての仕事がメインでした。
今週は少しのんびりで、
とろとろと進めている個人的な案件をいい加減終わらせる!と思いきや、
週末から、どうもマックの調子がおかしい。
月曜日朝、大きな案件の提出が終わり、やれやれ、と思いきや、
マックから聞こえて来る音がだんだん大きくなるのです。
再起動すると、音はいったんはしなくなったものの、
やはり最初遠くでかすかに唸っているような音がだんだん大きくなる。
モーター音のようです。

現在のマックブック・プロを購入したのが2010年6月。
買い替え時なのかも、と思いつつ、データのバックアップを確認。
素人があれこれ考えても埒があかないので、
翌朝、テクニカルサポートに電話。
状況を説明し、福岡天神のアップルストアに持ち込む予約を取ってもらいました。

結果は、冷却のために内蔵されているファンのトラブル。
壊れてはいなかったですが、酷使したのでしょう、大事をとって交換。
一日預けるだけで済みました。
それにしても、プロの話はおもしろいですねぇ。
間接ではありますが、マックも夏バテしたわけで、
熱を逃がしてやるために、机の上に直接おくのではなく、
後方を割り箸などでかませてやるといいそうです。
そうすることですき間が多少大きくなり、熱を帯びた空気が逃げやすくなる。
3年以上使っているし、買い替え時ですかね?と聞くと、
作業上問題ないのであれば必要ないです、ときっぱり。

マックは新しいのを買った途端、それまで使っていたマックが嫉妬して(!)壊れる、
という、まことしやかな都市伝説があり、
まさしくそれを、以前の買い替えのときに体験し
(作業上の不具合を感じ始めていたので、そろそろかな、と購入。
 その数日後、使っていたマックがブラックアウトしてしまったという。。。)、
なので、今使っているマックが大丈夫な間は、
ほかに目を向けず(笑)、しっかりと向き合おうと思っています。

それにしても、大きな案件が終わるまではじっと耐えてくれ
(週末には既に唸り始めていたのですが、ごく小さい音で
 おかしいなぁと思いつつも、たいして気に留めていなかったのです)、
それが終わった途端に音を上げたという。
持ちこたえてくれて、本当にありがとう!
(大したことはなくても、忙しいときにそういう突発的なことが起こると、
 ストレスになりますから、本当にありがたかったです)
今週は、ようやく暑さがやわらいできましたし、
夏を酷使したマックにも夏休みを、かな。




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by ricoricex | 2013-08-30 00:00 | 日常

ベッドフォードシャーの郷土料理をみてみよう。
代表格として挙がるのが、ベッドフォードシャー・クランジャー。
パイの一種で、ひとつのパイの中に一方はおかずを、もう一方は甘い物を詰めた変わり種。
これは農家が編み出したもので、ひとつのもので、
食事からデザートまで済ませてしまおうという発想から。

現在のベッドフォードシャー・クランジャーは、
その原型を留めておらず、姿,形を変えて残っている。
もともとは、パイ生地でしっかり包んで焼くのではなく、
肉を、ドライフルーツを散りばめた生地でくるくると巻き、
茹でて作られていた代物だ。

この手のパイは、イングランド各地で見られる。
プレーンなものから、農家の携帯食まで、バリエーション豊かだ。
同時に、家庭によっても具や味つけはさまざまである。
(筆者注:コーニッシュ・パスティもその一種と考えてよいだろう。
 日本でいうところの、昔、農作業に行く際に携帯したおにぎりに近い。)
貧しいところでは、唯一使用可能な肉類であったベーコンを入れ、
リッチな家庭などでは、ステーキとしてもそのまま使える肉を使う、
といった有り様だった。

類似するメニューで、イングランド中東部では作られていたのはベーコン・クランジャー。
その名の通り、ベーコンやテムズ渓谷で採れるタマネギやセージがその具材。
レスターシャーでは同じような料理は、コーン・ベーコン・ロールと呼ばれた。
この地域では、クランジャーという呼び方はしなかったのである。

クランジャーは、ノーザンプトンシャーの方言で“がつがつ食べる”の意。
ベッドフォードシャーはノーザンプトンシャーと隣接しており、
ベッドフォードシャー・クランジャーという呼び方は、
その地理的条件と、ベッドフォードシャーの人々の暮らしぶりに起因するものだ。
(筆者注:レスターシャーもノーザンプトンシャーに隣接するが。
 このクランジャーという言葉については、同じ言語背景を持たなかったのであろう。)
ベッドフォードシャーでは、多くの女性が麦わら帽子工場で働いていた。
朝、クレンジャーを入れた鍋を火にかけて出かけると、
戻って来たときにはゆっくり時間をかけて
クレンジャーが茹であがっているといった按配。
帰宅して、すぐにごはんにありつけ、がっついた、というわけだ。

現在、ベッドフォードシャー・クランジャーは郷土料理を継承する、
といった意味合いで残っている。
地元の祭りやイベントでは、クレンジャー食い大会なるものも開催される。

しかしながら、前述のように、ベッドフォードシャー・クランジャーは、
現在では焼いたものが主流で、実際に焼く料理として分類される。
かつてのレシピは、茹でるタイプとして区別されることもある程度だ。
しかも、その場合は、茹でたあとに、低温のオーブンで水気をとばず、というプロセスを含む。

オリジナルの製法がおいやられてしまったことを残念、と言いたいわけではない。
なぜなら、これこそがイギリスの調理法における変遷だからである。
かつては、主流だった茹でるという調理法。
それがガスやオーブンの登場により、
より使いやすく、かつ短時間でできる、焼くという手法が主流になっていったことを
象徴するのが、ベッドフォードシャー・クランジャーなのである。
(・・続 く・・)

**********
前回までの“イギリスの地方料理 バッキンガムシャー、ベッドフォードシャー、ハートフォードシャー 01〜04”はこちら(↓)
http://ricorice.exblog.jp/20815036/
http://ricorice.exblog.jp/20863573/
http://ricorice.exblog.jp/20906234/
http://ricorice.exblog.jp/20949056/

これまでの、“イギリスの地方料理 ロンドン
イギリスの地方料理 バークシャー”はこちら(↓)
http://ricorice.exblog.jp/i28/



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by ricoricex | 2013-08-29 00:00 | イギリスの地方料理

先週、8月20日(火)に、イギリスで
The Great British Bake Off』のシリーズ4がスタートしました。
これは、ここ数年のイギリスのスイーツ・ブームを反映するかのように、
BBC2で放送されている、と〜っても人気のあるテレビ番組で、
番組名を直訳すると“ケーキ焼き大会の始まり、始まり〜”といったところ。
内容は、ケーキ作り自慢たちがその腕を競い合う、というもの。
2010年に始まり、前回の3シリーズ目の最終回では、
平均で約650万人が、最高時で約720万人が視聴したという
大きな視聴率をたたき出し
(イギリスの人口は、2011年現在の数字で約6300万人。
 それを考えるとこの数字がいかに大きなものかわかるでしょう)、
一般紙などでも大きく報じられたほどです。

e0038047_1603033.jpgこの『The Great British Bake Off』(GBBOとも略される)の、
審査員のひとりがMary Berry/メアリー・ベリー。
別名、ケーキの女王” “プディング(デザート)の女王”。
以前、“王子はチョコブラウニーがお好き”でもご紹介したように、
ロイヤル・カップルもファンだそうです。

「marie claire」UK版の8月20日づけのウェブサイトで、
The Great British Bake Off』の新シーズンを受ける形の、
メアリー・ベリーについて知られていない12の事柄
Mary Berry: 12 Things You Definitely Didn't Know

という記事を見つけました。
詳細は以下を見ていただくとして、その12の事柄とは次のものです。
http://www.marieclaire.co.uk/blogs/544047/love-mary-berry-here-are-12-things-we-bet-you-didn-t-know-about-her.html?utm_campaign=thingsyoudidntknowaboutMaryBerry&utm_source=facebook&utm_medium=social

01. 13歳のときに大病を患う
02. フランスでの貧乏修業時代
03. 若いときから仕事が最優先
04. 最愛の息子を交通事故を亡くす
05. 最初の転機は雑誌の仕事
06. テレビに出るのは緊張の連続だった
07. 内容と比較にならないほど安い報酬だったことも
08. フェミニズムには懐疑的
09. 食生活に細心の注意を払い、体型をキープ
10. ウィリアム王子とキャサリン妃は彼女のファン
11. 普段の食生活はきわめて質素
12. シェフたちの横柄さが目立つテレビ番組は嫌い

個人的におもしろいなぁと思ったのが、09と11。
撮影や試食のあとは、ごく軽い食事で済ませる
(珍しくはありませんが、こういった仕事の方は大食漢が多いのも、また事実)、とか、
肥満防止のためにテニスをする(実際、彼女はスリム)、とか、
きわめつけは、ピザ・エクスプレス(!)などのチェーンレストランで、
マーマイトを塗ったトーストの朝食を食べる!というもの。
(ピザ・エクスプレスは東京・原宿にもありました。と、過去形でいいんですよね?
 本国イギリスでは、ジャズ・クラブも有し、
 ジャズシーンをサポートしていることでも知られています)

The Great British Bake Off』のシリーズ4が始まり、
イギリスでは、先週末〜今週頭が、
バンクホリデイ・ウィークエンドで3連休だったこともあり、
その週の後半からロンドン、エディンバラ、ボルトン、ハンプシャーと
連日とびまわっていらした様子。
御齢78歳、年は関係ないのでしょうが、
いつもきりっとしていらして、見ていて身が引き締まります。



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by ricoricex | 2013-08-28 00:00 | 食の人

2012年初夏のイギリス訪問は1週間と短い期間だったこともあり、
ロンドンから外には出ず、市内をうろうろ。
その分、とはいえ、いつもがっちり予定を決めないのですが、それ以上に、
寄り道をしたり、気の向くまま動けたように思えます。

そうはいっても、土曜日の午前中はポートベロー・マーケット
(混むので、昼前には撤収)へ行くのが習慣になっています。
マーケットをひと通りみて、別の道に入り
(このあたりはメインとなる通りを入ったところに、
 ちょこちょこしゃれたブティックがあったりするのです)、
あてどもなくうろうろしていたら、
Westbourne Groveという通りに出て来ました。
この通りは、デイルズフィード/daylesfordのある通りなのです。
e0038047_22232833.jpg

daylesfordはグロースターシャーを本拠地とするオーガニックショップで、
1970年代に、自分の子どもに安心して与えられる食物を、と
キャロル・バンフォードが農場をスタートさせたのがその始まり。
グロースターシャーの本店をはじめ、
このノッティングヒル店、ピムリコ店、サリー店があり、
いずれもイートインコーナーを併設。
商品に関しては、デパートのセルフリッジでも扱っています。

訪れたのはお昼ちょい前。店内のイートインはすでに混んでいて、
またお昼に立ち寄りたいところがあったので、ここでは断念。
daylesfordは食品だけでなく、コスメや生活雑貨も扱っていて、
これがまたセンスがいいのです。
私などは、オーガニックだから買う、というよりも
(オーガニックだからすべていい、とは私自身は思っていないのです)、
パッケージデザインがしゃれていて欲しくなる。

チーズの試食をやっていて、いただきながら話をしたら、
そのお姉さんはフレンドリーで、商品についてもいろいろ教えてくれ、
こういうのがまたいいんですよね。

ノッティングヒル店は、採光がうまく、施工なども上手だなぁと思います。
賑やかなポートベローをちょっと入ったところに
こんなリフレッシュした気持ちになれる空間があるのです。
本店に行きたいなぁ、という気持ちになります。


e0038047_22313920.jpge0038047_22312641.jpg2012年9月1日には、東京の青山にもオープンしました。
1カ月後、10月に訪ねました。

。。。悪くないんですよ。
でも、この手の店につきまとう、容れ物だけ持って来た感をどうにもぬぐえず。
この店の姿勢に共鳴して、情熱をもって日本でも展開、というよりも
(それがまったくないとは言いません)、
こういう店が流行ってるから、日本にも支店を作ろう、というのかな、
おしゃれでしょ、いいでしょ、みたいなのが先立って、
店本来のコンセプトがなんだか伝わってこないんです。意義も見えてこない。

daylesfordに限らず、もう、舶来ものはいいんじゃないでしょうか。
もはや看板を持って来て、ひれ伏す時代じゃないと思うのです。
本当に共鳴してやるのであれば、本国以上に知り尽くして展開して欲しいし、
そうでなく、これいける!ということであれば、
あくまで参考にするにとどめ、
自ら日本の土壌に合ったオリジナルを立ち上げて勝負して欲しい。

青山のお店、お店自体は決して悪くないんですよ。
でも、そういう部分で、ああ、またか、と残念な印象を持ってしまいました。


追記:デイルズフォード・オーガニック 青山店は2015年9月30日、閉店しました。
15/9/30【閉店】デイルズフォード・オーガニック 青山店
http://kaiten-heiten.com/daylesford-aoyama/



sat 30/06/12




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by ricoricex | 2013-08-27 00:00 | 店レポート(イギリス)

幾度となく書いていますが、イギリスのメディアは、
王道からこんなことまで!というトピックまで、
ランキングが好きだなぁ、と思いながら眺めています。

情報誌time outの、2013年8月24日づけのブログにあったのが、
ロンドンで撮影されたアルバムジャケット・トップ10です。
おなじみの場所から、へえ〜、これってロンドンだったの?というところまで
網羅されているなかぁ、といった印象。
オリジナル記事とトップ10に入ったアルバムは以下の通り、
かっこ内が撮影された場所です(日本盤が出ていないものは原題ママ)。
London’s top ten iconic album covers

01. 『アビイ・ロード』ビートルズ(セント・ジョンズ・ウッド)
02. 『アニマルズ』ピンク・フロイド(バターシー)
03. 『ジギー・スターダスト』デヴィッド・ボウイ(ピカデリー)
04. 『白い暴動』ザ・クラッシュ(カムデン)
05. 『New Boots and Panties!!』イアン・デューリー(ヴィクトリア)
06. 『モーニング・グローリー』オアシス(ソーホー)
07. 『パークライフ』ブラー(ウォルサムストウ?)
08. 『Under the Influence』モリッシー(ホワイトチャペル)
09. 『Original Pirate Material』ザ・ ストリーツ(オールド・ストリート)
10. 『ホーム』ルディメンタル(ハックニー)

場所については、ざっくりエリアで、
細かく言うと、たとえば、『アビイ・ロード』はアビイ・ロードだし、
『モーニング・グローリー』はバーウィック・ストリートだし、
なので、気になる方はオリジナルの記事をお読みください。

e0038047_21233999.jpg個人的に、一番インパクトがあるのは、
『アニマルズ』のバターシー・パワーステーション、ですねぇ。
思い出深いのは、『モーニング・グローリー』のバーウィック・ストリート。
私の初渡英の初滞在場所が、YHA London Oxford Street
ソーホーにあるユースホステルで、
これがバーウィック・ストリートと目と鼻の先。
ごちゃっとした感じが、勝手にマンチェスターのどこぞ、と思っていたので
(なんせ、イギリスお初だったし、それだけ不案内だったわけです)、
えらくびっくりしました。

にしても、そのオアシスの『モーニング・グローリー』のあとに、
場所が不確定なくせにブラーの『パークライフ』をもってくるあたりに、
イギリス人の底意地の悪さを感じます(笑)。



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by ricoricex | 2013-08-26 00:00 | 音楽

Have a Cuppa Tea


キンクス/the kinksを聞いていると、ロンドンの下町の人たちの様子が、
ざあ〜っと映像になって迫ってきます、おまけにストーリーもついて。
街のスケッチ、というのかな、
決して長くない話が、アルバムだと短編集のように詰まっているのです。
彼ら(というのよりもレイ・デイビスか?)の歌の世界は、
今、その時代の日常を知る手がかりとして
研究するに値するんじゃないか、とも感じてもいます。

e0038047_2217355.jpgで、いかにも、英国な歌のひとつが、
Have a Cuppa Tea(お茶をどうぞ)。
Cuppaは以前に“1杯のお茶”でご紹介しましたが
cup of (tea)の略(今はcuppaだけでteaまで含むことが多いように感じます)。
歌詞をご紹介したいのですが、著作権にひっかかると思うので、
手前味噌ながら、私の訳(意訳)で
(オリジナルの英語の歌詞が気になる方はググってみてください)。

ばあちゃんは いっつもわめき散らしてて、
タバコもスパスパ吸ってるし(だからすぐ咳き込むんだよ)。
おまけにどなったりもするもんだから、たまんない。
それでもって、いっつもお茶をいれてるんだなぁ。

じいちゃんは、晩ごはんの時間には、いつもちゃんと帰ってくるだよね。
好物は牛の脚。
それをブランデーと一緒に流し込むときたもんだ。
それでもって、これまた、ポットでいれたてのお茶を。

お茶だよ、お茶の時間だよ〜。
お茶だよ、お茶の時間だよ〜。
まずはお茶を飲んでから、だ。

ちょっと気分がよくなかったり、イライラしてるとなと思ったら、
ばあちゃんのとっておきのクスリがいいよ。
咳にも、息切れにも、効果テキメン!
肝炎、慢性の不眠症、扁桃腺だって、関節に水がたまったときでも
効くんだな、これが!

お茶だよ、お茶の時間だよ〜。
お茶だよ、お茶の時間だよ〜。
まずはお茶を飲んでから、だ。

起きて1杯、夕方に1杯、晩ごはんに1杯、
雨なら1杯、雪でも1杯、天気のいい日だって1杯、
お昼に1杯、午後の眠気覚ましに1杯、
だるいときも、病気のときも1杯、お茶を飲む。
神様、我らにお茶をありがとう!


どんなご時勢だって、人種や宗教が違っても、
お茶ってやつは差別しない。
階級も家柄も関係なし。
なんの動機もいらないし 組織も宗教も関係ない。
政治信条なんてものも、お茶にはない。

お茶だよ、お茶の時間だよ〜。
お茶だよ、お茶の時間だよ〜。
まずはお茶を飲んでから、だ。

とまあ、こんな感じです。
お茶だよ、お茶の時間だよ〜。の原文は
Hallelujah, hallelujah, hallelujah, Rosie Lea
(ハレルヤ、ハレルヤ、ハレルヤ、ロージー、リー)。
Rosie Lea これはお茶のこと。
TeaとLeaをかけているんですね。
コックニーは2つの言葉から成り(ofとかandとかの接詞を除く)、
2番目の方で韻を踏む言葉を、この場合なら、LeaがTeaを、意味します。
なんで2つの言葉か、というと、
“山”“川”みたいに掛け合って使うからなんです。

「Have a Cuppa Tea」を聞いたことがなく、
興味のある方は以下からどうぞ。
http://www.youtube.com/watch?v=c3rxNCzzJpY


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by ricoricex | 2013-08-25 00:00 | 音楽

e0038047_5415090.jpg7月11日(木)&12日(金)の1泊2日で、長崎県平戸を訪ねました。
目的は2つあり、ひとつは、今年、平戸英国商館設置400周年にあたる2013年は、
イギリス関連のイベントが行われており、
そのひとつ、イギリスにちなんだメニューを地元の飲食店が提供する、
イギリスを味わう”を実際に見て食べること”。
もうひとつは、平戸ならではのお菓子を巡ること。
これらの詳細については、以下からご覧ください。
http://ricorice.exblog.jp/i26/

平戸には、訪ねたいお菓子スポットがいくつもあります。
それらを何回かにわたってご紹介しており、
前回は平戸蔦屋さん、前々回は牛蒡餅本舗 熊屋さん、その前は閑雲亭さん。
そして今回は、これまでの系譜とはちょっと違ったお店をご紹介します。

e0038047_21455510.jpgプティタプティ
小さなお菓子のアトリエです。
っと、よく知らないんですね。
もとは店舗、というよりも工房のニュアンスが強かったのかしら。
現在の店舗は、昨年2012年9月にオープン。
白くすっきりとしたナチュラル感のあるお店で、
このニュアンスは、例えていうと、東京のルスルスさんに近いかな。

前述の、平戸英国商館設置400周年のイギリス関連イベント、
イギリスを味わう”にも参加してらして、
アップル・クランブルを提供。
なのですが、販売期間は4〜5月と10〜12月のみ。
訪ねたのは7月ですから、購入できず。
アップル・クランブルと言っても、通常のデザートタイプではなく、
ケーキにして仕上げてあるようです。

6〜9月の間、製造されないのは、おいしくできないから、だそう。
お菓子を作る人はわかると思うのですが。
梅雨から夏の間は、バターと粉をすりあわせるタイプの焼き菓子は、
どうにも生地がだれてしまいます。
せっかくできても、温度と湿度で、いい状態がなかなかキープできない。

e0038047_21464013.jpge0038047_2147649.jpgとはいえ、せっかくだから、と、
えっちらおっちら、ここであっているのかなぁ、と思いながら
お店にたどり着きました
(町の中心部を少し離れた住宅地に位置)。
お昼前でしたが、商品はほとんどなく、
買えたのは、ガレット ブルトンヌとブール ド ネージュ。
どちらも小ぶり。ていねいに作ってあるのが伝わってきます。
ガレット ブルトンヌはザクッ、
ブール ド ネージュは口の中でほろほろほどけます。
(写真左はガレット ブルトンヌ、右がブール ド ネージュ)

告白すると、こういう、“女子(この用法、本当に嫌い!!!)”っぽさや
ナチュラル感、というのが、実は苦手です。。。
小さくまとまって、そこから外に出ない感じ、というのかな。
そういうのは、まあ、好き好きなわけで、お菓子自体は
食感や、特にガレット ブルトンヌでかすかに感じた塩気は、
余韻が豊かで気持ちいいし、
スタッフの方の対応も親切でした。

店名のプティタプティは、フランス語で綴ると、petit a petit。
英語でいうlittle by little、少しずつかぁと思っていたら、
確かにそうではあるのですが、
Petit a petit l'oiseau fait son nid.(鳥は少しずつ巣をつくる)
ということわざがあり、そこから来ているとのこと。

12回にわたってお届けした、平戸レポート、今回でいったん終了です。
プティタプティさんのアップル・クランブルも気になるし、
イギリスを味わう”でまだ試してないものの方が多いので、
秋になったら、また平戸に行こうかな、と思っている今日この頃です。

**********
【シュガーロード(長崎街道)】江戸時代に整備された脇街道のひとつで、小倉・常磐橋を始点に長崎まで続く道。江戸時代、鎖国体制の中、海外との唯一の窓口であった出島に届いた砂糖は、この長崎街道を経て、京・大坂、そして江戸へと運ばれて行きました。長い年月の中で、菓子文化も大きく開花しました。

thu&fri 11&12/07/13



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by ricoricex | 2013-08-24 00:00 | シュガーロード/長崎街道

Open House London 2013


建築にしろアートにしろ、モダンなものが好きです。
なのでロンドンでもっぱら行くのはデザイン・ミュージアムテート・モダン
(パリならポンピドゥー)。
加えて、夏ならサーペンタイン・ギャラリーとか、
滞在中におもしろい展示があるところ。
あっ、サイエンス・ミュージアムも好きですねぇ。

e0038047_10391640.jpgそんな私は、この季節になると、毎年、歯ぎしりをしてしまうのが、
Open House London
文字通り、建物を開放してくれる、週末イベントで、
今年は9月21日(土)&22日(日)の開催。
公共/民間の750もの建物が公開され、見学できるというもの。
有名どころでは、ノーマン・フォスターがデザインしたガーキン(正式名は30 セント・メアリー・アクスで、スイス銀行のビル。その形がピクルスに使われる小さいキュウリ、ガーキンに似ていることから、そう呼ばれる)などの、おなじみの建築の中も訪問できます。

Open House Londonに参加している建物には、スタッフがいて、案内してくれます。
中にはあらかじめ予約が必要なところも。
詳細はこちら(↓)から。
http://www.londonopenhouse.org/

建物をチェックしていたら、今年の目玉のひとつであがっていたのが、
ノーマン・フォスターの事務所
これは見てみたい! 建築云々よりも建築が生み出される場所として。

先日、当ブログでも書きましたが、今年の夏から秋は、
リチャード・ロジャーズの企画展
Richard Rogers: Inside Out」も
行われているのでした。
http://ricorice.exblog.jp/20919134/

建築に関して言うと、それらよりも、
Serpentine Gallery Pavillion 2013の藤本壮介の作品が
今現在のところ、一番見応えありそうなんですけどね。

とはいえ、ほかの企画展や博物館などとして整備されてあるところとは違って、
Open House Londonの建物は、そのときにしか公開されないわけで、
やっぱりタイミングがあれば、参加したくって仕方ないのです。



・当ブログ内の文章、写真、その他の無断転用、転載を固く禁じます。
by ricoricex | 2013-08-23 00:00 | 建築&デザイン

e0038047_851319.jpg2012年初夏のイギリス滞在は、たった1週間。
エリザベス女王の即位60年、ダイヤモンド・ジュビリーの後、
さらにセールの時期で、
ついつい買い物に熱が入り、荷物がえらく多くなってしまいました。。。

Fortnum and Masonでもあれこれと買い物をし、
とはいえ買ったものの中に食品はなく(笑)、
でも、“トレイ 01”やら “ティータオル 08”やら食がらみのものがほとんど。
それらとともに見つけたのが、カップケーキ・ラッパー。
カップケーキの側面にくるっと巻くという代物です。
えらくエレガントで、おっ!と思いました。
e0038047_161671.jpg

カップケーキは、その大きさや形から
どうしてもかわいい方向にいきがちですが、
こういうものを使うことで
ぐっと大人っぽくやることもできるのねぇ、と感心することしきり。

購入して1年以上。例によって、まだ使う機会がなく、
スタンバっている状態です。

tue 03/07/12



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by ricoricex | 2013-08-22 00:00 | 買ったもの