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イギリスの食研究家、食の編集者/ライター、フードアドバイザー、情報発信サポーター“羽根則子”がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。


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<   2013年 05月 ( 32 )   > この月の画像一覧



いつもは本屋さんをうろうろしながら、
気になった本を手に取ることが多いのですが、
ここのところ発売を待っていた本が続きました。
販売を待って、先日購入(嗚呼、九州は店頭に並ぶのが1〜2日遅い。。。)したのは、
『3つ星スイーツ』『イタリア好きの好きなイタリア』『サッカロマイセスセレビシエ』
の3冊(うち、『イタリア好きの好きなイタリア』は3月に発売されていたのだけれど)。
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『3つ星スイーツ』は、日本経済新聞電子版の連載、
今週の3つ星スイーツ」をまとめたもの。
クッキー、イチゴのショートケーキ、といったテーマで、
選者が選んだアイテムが基本3〜4点見開きで並ぶ、という構成。
こういうの、ありそうでなかった。見ているだけで楽しい。
そして、リリエンベルグベルグの4月ラ・ヴィエイユ・フランスなど、
書籍の仕事(『リリエンベルグのコンフィチュール』、『〜ベルグの4月〜アントルメ・グラッセの技法』、『パティシエのためのスイーツ用語辞典』)で
数カ月にわたり(なかには1年以上)お世話になった店、
また雑誌やムックの取材や下見で伺ったところ、
もちろん純粋にいち客として訪ねた店の、
実際に私自身が食べたあれこれを再確認したり、
これから食べるであろうものに思いをめぐらせるのは楽しい。

『イタリア好きの好きなイタリア』は
イタリア好き」という、
雲のうえ」と双璧をなす、近年私の好きなフリーペーパーを書籍化したもの。
これも、東京・自由が丘のイタリアンカフェで初めて見たときに、衝撃を受けたなぁ。
なんといっても、ストレート過ぎる、このタイトル。
写真も文章もイタリアの陽の光をとらえたようなところがあって、
リモンチェロとか飲んで、ぐでーっとしたくなる。
フリーペーパーに限らず、ですが、
合えたらラッキー、合えなかったら縁がない、と思っているので、
バックナンバーをすべて取り揃えているわけではありません。
そういった意味では、書籍化はありがたい。
のですが、なんだろう、きれいにまとまってはみ出したところが影をひそめちゃった感じ。
勢いや愛情がフリーペーパーほどダイレクトに来ない。
まあ、ボリュームのある書籍でいちいち熱くても困るっちゃあ困るんだけれど(笑)。

『サッカロマイセスセレビシエ』は、パンラボによる『パンラボ』に続く書籍。
以前、、パンラボについては述べていますので、ここでは多くは語りません。
http://ricorice.exblog.jp/20395926/
帯に“情熱的パンのガイドブック”とあり、その言葉に偽りなし。
こういう本ね、あふれてあふれて仕様のない情熱がある人でないと作れませんよ。
ブログで空気を感じながら読むのも好きだけれど、
こうやってざらっとしたざら紙を使った書籍で
まるで自分の記憶のように反芻しながら読むのもいいなぁ。

たまたま、これらの3冊は、もとの連載があってそれをもとにしたもの
(といっても加筆修正はしており、『イタリア好きの好きなイタリア』については書き下ろし!
 当然手間はたっぷりかかるわけです)。
『サッカロマイセスセレビシエ』と『3つ星スイーツ』がもとがネットだったのに対し、
『イタリア好きの好きなイタリア』は紙、しかも数ページにわたるもの。
読み手であると同時に作り手でもある立場から見ると、
ネットの書籍化は体裁ががらっと変わるのでやりやすいのかも。
紙でも、見開きや片ページをまとめる書籍化はすんなり受け止められるけれど、
すでにある程度ボリュームがあるものを(内容が異なるとはいえ)まとめるのは、
イメージができているだけに難儀なことかもしれない。



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by ricoricex | 2013-05-31 00:00 | 日常

e0038047_2071859.jpg2010年秋、2週間ちょいのイギリス滞在から戻って1週間後、
仕事で向かった先はオーストラリア。
ワインについてのプレスツアーで(シンガポール、タイ、中国、香港、日本から
それぞれ2〜3人参加)、これがすこぶる楽しかった!
もちろんブドウ畑や今に残る貴重な建造物を見たり、
ワインをテイスティングしたり、もおもしろかったのですが、
いろんな国の人たちと一緒にわいわいするのが(特に夜)!

仕事での出張というのは、それほど自由な時間はありません。
なので、以前タイに行ったときも、
有名寺院はほとんど遠目にしか見られなかったという。。。
このオーストラリアの出張も然り。
とはいえ、そのあたりは要領がわかってきて(笑)、
ちょっとした空き時間をうまく使う、
買い物に関しては迷わない、ということです。

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アデレードのセントラル・マーケットを取材中、
ちょっとした隙に見つけて買ったのが、このバゲット用バッグ
(バゲット用にしては胴回りが太く、2本は入りそうなマチ具合ですが)。
コットン100%ですが、薄くごわっとしていて、色は生成、
洗いざらしのリネンのような風合いがあります。
dough…という店名と店のジャンル、場所を
赤い文字でシンプルに表現
(マーケット内ということもあり、電話番号もURLも入れていないのでしょう)。
このあたりのオーストラリア然り、イギリス然り、のセンスって好きだなぁ。

sat 27/11/10




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by ricoricex | 2013-05-30 00:00 | 買ったもの

ブラウン・ウィンザー・スープと双璧を成す、
もうひとつのバークシャーの名物料理は、プア・ナイツ・オブ・ウインザー。
直訳すれば、“かわいそうなウインザー爵たち”。
この高貴な名前がつけられたメニューは、古くから伝わるプディングで、
あるけちん坊が、古くなったパンをどうにか活用できないかと試行錯誤し、
ブレッド・アンド・バター・プディングのような、リッチなデザートに仕上げたものだ。
ついでながら、このプア・ナイツ・オブ・ウインザーのもともとの意味は、
14世紀にエドワード王3世によって創設された騎士修道会のこと。
会を設立した王の意図は、貧困と衰退に見舞われてしまったかつての勇敢なナイトたちに
安らぎと生活の安定を与えることであった。

7月の第3週には、古式ゆかしい行事、スワンアッピングが、
バークシャー東部、ウインザーとパンボーンの間のテムズ川で行われる。
これは王室ゆかりのイベントで、
シグネット(白鳥のヒナ)のローストで饗宴が催される。

e0038047_0211666.jpgイートン・メスもバークシャーの食を語るときに外せない。
イチゴ、生クリームとメレンゲを文字通り、
ぐじゃぐじゃにしたもの(メスとはぐじゃぐじゃの意)
そして名前に冠してあるように、イギリスを代表するパブリックスクールのひとつ、
イートン校にちなんだものだ。
年に一度の授賞式の日には、生徒と親たちがピクニックを楽しむ。
その際に提供されるデザートがイートン・メスである。
(筆者注:ウィンチェスター・カレッジとのクリケット大会で
 提供されていたという説もある。)

Robin Weir著『Recipes From The Dairy』によると、
イートン・メスは1930年代、学校のショップで提供されていた、とある。
また、もともとは、イチゴかバナナを、
アイスクリームもしくは生クリームと合わせたものだったらしい。
メレンゲが入るようになったのは後のことである。
現在では、メレンゲ、立てた生クリーム、そしてイチゴで作るものをイートン・メスと呼び、
ほかの果物などを使う場合は、その名前を付随させるのが一般的である。
(・・続 く・・)

**********
前回の“イギリスの地方料理 バークシャー 01”はこちら(↓)
http://ricorice.exblog.jp/20501619/
これまでの“イギリスの地方料理 ロンドン”はこちら(↓)
http://ricorice.exblog.jp/i28/



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by ricoricex | 2013-05-29 00:00 | イギリスの地方料理

『手の間』Vol.11


東京に住んでいた2年近く前まで、よく行った本屋さんのひとつが、
ジュンク堂書店 池袋本店。
たくさんの本を扱っていることもさることながら、
日本全国の地域の雑誌を取り扱っていたのです。
地元ならではの視点、
または東京にいてはなかなかわからないそれぞれのエリアの“今”を
それらの雑誌を通じて、温度や息づかいを感じることができたのです。

ところが、そのときは知らずにいた雑誌がありました。
それが、福岡から発行されている『手の間』。
年に2度出るか出ないかの不定期なペースなので、
見落としていたのは仕方ない部分もあるのですが。
初めてページをめくったときはガツンと衝撃を受けました。

『手の間』のことを知ったのは、福岡に移って間もない頃。
縁あって、編集長の方とご一緒する機会をいただきました。
そのあと、ウェブサイトを見て、
雑誌のみならず、ギャラリーやイベントとからめて立体的に展開なさっていることを知り、
本屋さんでは最新号はもちろん、そこにあったバックナンバーを買い求めました。
なぜここまで私を突き動かしたのか。
それは、『手の間』という雑誌名が示す通り、
手が作り出す世界や時間、そして作り手を丹念にクローズアップしているからです。
(のちに、調べ物で、過去の福岡の雑誌にヒントを求めたときに、おっと思う企画には、
 この編集長の方のお名前がありました。)

e0038047_19592157.jpg編集者はいろんなタイプがいます。
世の中の動きをいち早くキャッチして伝えたい人、
いろんなことをカラフルに広げて見せたい人、
対象の向こう側にまで入りたい人。
私の場合は、ミクスチャーですが、それでもできる限り掘り下げたい志向が強い。
それには時間も労力もお金もかかり、さてどうしたものか。
『手の間』の活動の中に答えのひとつを見た気がしました。

そして、とてもうれしいことに、最新号では
イギリス菓子研究家として寄稿させていただきました。
私がいただいたテーマは、
佐賀県嬉野の「かろき舎」さんが作る24節気のお茶を飲んでみての、
イギリスでの紅茶のあり方やマッチするイギリス菓子について、です。
4ページにわたって掲載されています。
ご一読いただけるとうれしいです。

また、こちらの特集のイベントとして、「茶話会」が開催されます。
日 時:6月22日(土)14:00〜15:30
場 所:手の間(福岡市中央区赤坂2丁目3ー32 赤坂MOKUZO 2F)
定 員:10名
参加費:1500円
※ 事前に手の間までご予約ください(tel: 092-761-0395)
かろき舎のお茶とスコーンをおともに、イギリス菓子についてお話しします。
http://www.tenoma.net/2013年のイベント予定/
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最新号の『手の間』には、
当ブログでも綴りました「栗饅頭」や「鶴の子」を作っている和菓子屋、
北九州市小倉の湖月堂さんや
由布院を代表する宿のひとつ、亀の井別荘の会長さんの
インタビューなど、どこをとっても、読むたびに唸る記事が満載です。



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by ricoricex | 2013-05-28 00:00 | お知らせ

e0038047_1202522.jpg2013年5月25日(土)から6月2日(日)までは、
English Wine Week(イングリッシュワイン週間)。
そう、イングランドはワインの消費地だけではなく生産地でもあるのです。

イギリス南部、イングランド(とウェールズ)には、
現在400を越えるワイナリーがあります。
ワイン用ブドウの産地としては北半球の北限に近く、
そのため、造られるワインは、概して白の方がいいように思えます。
そして、スティルよりももっと評価が高いのが、スパークリング。
シャンパーニュと同じ製法で造られ、
概して凛として背筋がしゃんとのびるようなところがあります。
そして、私はシャンパーニュの特徴のひとつである
イースト香があまり得意ではないのですが、
イングリッシュ・スパークリングワインには感じられず、そこも気に入っています。

イングランドでは、このイングリッシュワイン週間に、
テイスティングやレストランでの提供など、さまざまなイベントが行われます。
今年は、さすがに今からは無理ですが、機会を作ってぜひ参加したいです!




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by ricoricex | 2013-05-27 00:00 | イングリッシュワイン

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スコーンのレシピをご紹介した際にざっくりとお伝えしましたが、
日本でもパン屋さんやホテルのアフタヌーンティーなどで
スコーンを随分と目にするようになりました。
しかし、日本のスコーンは、
イギリスのものとアメリカのものが混在し、
中にはどちらともいえない、日本で独自の進化をしたスコーンも見られます。

イギリスのお菓子をやっていると、アメリカのお菓子との関係は切っても切れないもの。
当然、アメリカン・スコーンは、(イギリスの)スコーンと材料も作り方も似ています。
とはいえ、私にとってのスコーンは、イギリスのもので、
たっぷりのミルクティーと食べる午後のティータイムのお菓子。
クローテッドクリームとイチゴジャムが添えられ、
田舎の喫茶店にある野暮ったいぐらいのものが、いかにもで好みです。

そう、イギリスのスコーンは、ティータイムのお供であり、
食事に食べるものではないのです。
たとえば、スターバックスで見られるようなタイプのスコーン
アメリカのスコーンで、こちらは朝食やブランチといった食事で摂られることが多い。
イギリスとアメリカのスコーンでは、食べ物としての位置づけが決定的に違うのです。

作るときは、バターはさらさらに細かくするよりも多少バターの粒が残ると、
ざっくりとした仕上がりになり、アメリカン・スコーンにはふさわしい。
ここではフードプロセッサーを使いましたが、
ショートブレッドのプロセス同様、手でもできます。
そして、イギリスのスコーン同様、生地をこねないようにします。
こねると、独特のザクザクした食感にならなくなります。

このレシピの1.2〜1.5倍量で6個作るのが、大ぶりでアメリカらしいのですが、
ボリュームが多過ぎるように感じるので、
小ぶりにしました(といってもそれなりのボリュームです)。
チョコチップやオレンジピール、ブルーベリーなどを入れて作るのもおすすめです。

<材料(6個分)>
薄力粉……150g
強力粉……50g+適量
ベーキングパウダー……小さじ2
グラニュー糖……30g
塩……小さじ1/2
バター……50g
牛乳……100ml
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<作り方(調理:20分 オーブン:15分)>
*天板にクッキングシートを敷いておく。
*オーブンを200℃に温めておく。
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1. 薄力粉、強力粉、ベーキングパウダー、塩とグラニュー糖を合わせて、2〜3度ふるう。バターを適当な大きさ(3cm角より小さいとよい)にカットする。
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2. フードプロセッサーに1の粉類とバターを入れ、そぼろ状になるまで回す。
※バターの粒がやや残っていてもよい。
※フードプロセッサーが小さい場合は、適度な量の粉類とバターを回し、その後でフードプロセッサーに入らなかった粉類と合わせる。
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3. 2をボウルにあけ、真ん中にくぼみを作る。
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4. 3のくぼみに、牛乳を注ぐ。
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5. ナイフでざっくり混ぜたら、手で生地をひとつにまとめる。
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6. 作業台とのべ棒に強力粉をふるい、5の生地を手で3cm程度の厚さの円形にまとめる。
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7. 6等分に切る。
※ゆがんだものがあれば、ざっくりと形を整える。
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8. 準備しておいた天板に並べ、200℃のオーブンで15分、表面に焼き色がつくまで焼く。
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9. 焼き上がったら網の上で冷ます。
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(↑104の英国お菓子ストーリーを詳しく紹介しています!



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by ricoricex | 2013-05-26 00:00 | レシピ

e0038047_20455492.jpg2013年2月16日(土)、シュガーロード/長崎街道調査で長崎を訪ねました。
旧正月のお祭り、長崎ランタンフェスティバルで賑わう時期で、
このときのメインテーマは、「桃カステラ」。
というのも、このときのメインテーマは、「桃カステラ」。
通年で販売している店もありますが、この時期だけの期間商品であるところが多く。
また見聞きしたことはあるものの食べたことがなかったので、出かけてゆきました。
この「桃カステラ」のレポートについては、こちらを(↓)。 
http://ricorice.exblog.jp/19844164/
これまでのシュガーロード/長崎街道の記事については以下をご覧ください。 
http://ricorice.exblog.jp/i26/

e0038047_20494065.jpge0038047_20491287.jpge0038047_20495350.jpgお菓子屋さんをトータルで10軒ほどまわったうち、
最初に向かったのが、
諏訪神社近くにある和菓子店、田中旭榮堂(たなかきょくえいどう)さん。
明治32年創業の歴史ある店で、名物は「栗饅頭」。
お店の詳細はこちら(↓)をご覧ください。
http://shinisekai.com/kameiten/tanakakyokueidou/
北九州市小倉に本店を構える湖月堂さんも「栗饅頭」で知られていますが、
湖月堂さんのものは小ぶりな小判型であるのに対し、
田中旭榮堂さんのものは栗の形。
しかも座の部分は焼き色を変えケシの実がふってあり、凝っています。
どちらのお店も、日清日露戦争の戦勝を願う勝栗として人気を博しました。
長崎も小倉も大陸への玄関口でしたから、
異なった場所で、時の気運にのって同じ名称のものが出たのでしょう。
お店には大正時代の、長崎〜上海航路の就航を祝す
栗饅頭の広告が飾ってあり、今見てもモダンです。

e0038047_20533966.jpge0038047_2053284.jpg購入したのは、この日のテーマである「桃カステラ」、「栗饅頭」と「桃栗萬寿」。
「桃栗萬寿」は「栗饅頭」を桃型で作ったもの。
桃と栗を合体させるとは、なんともおめでたい。
「桃カステラ」についてはこちら(↓)をご覧ください。
ttp://ricorice.exblog.jp/19844164/

e0038047_20553078.jpge0038047_20551769.jpge0038047_20553542.jpge0038047_20552467.jpg「栗饅頭」は、ねっとり、ではなく、しっとり、ほろほろとした白餡とごろんと栗が一粒。
それを焼きの強い生地が覆っています。
しつこくはありませんが、しっかりとした甘さがあり、
底としてあしらわれたプチプチとはじけるケシの実がいいアクセントです。
「栗饅頭」はサイズ違いで揃っており、オーダーメイドも可能とのこと。
好きな大きさで、メッセージを入れることもできるそうです。
また、近くの諏訪神社には毎月大きな栗饅頭を奉納されています。



**********
【シュガーロード(長崎街道)】江戸時代に整備された脇街道のひとつで、小倉・常磐橋を始点に長崎まで続く道。江戸時代、鎖国体制の中、海外との唯一の窓口であった出島に届いた砂糖は、この長崎街道を経て、京・大坂、そして江戸へと運ばれて行きました。長い年月の中で、菓子文化も大きく開花しました。

sat 16/02/13



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by ricoricex | 2013-05-25 00:00 | シュガーロード/長崎街道

英国政府観光庁のウェブサイトに
“The best budget accommodation in the UK(おすすめ格安ホテル)”が掲載されています。
選ばれたホステルは以下の通りです。

Vagabonds(ベルファスト、北アイルランド)
Global Village (ベルファスト、北アイルランド)
YHA London Oxford Street(ロンドン)
Castle Rock Hostel(エディンバラ、スコットランド)
Caledonian Backpackers(エディンバラ、スコットランド)
The Riverhouse Backpackers (カーディフ、ウェールズ)
Travel Joy Hostels Chelsea(ロンドン)
YHA London Central(ロンドン)
The Fort Boutique Hostel (ヨーク)
Budget Backpackers(エディンバラ、スコットランド)

いや〜、(イギリスの)ユースホステルには、もう17年泊まっていません。
1996年初夏、初渡英の際に利用したのが最初で最後です。
YHA London Oxford Streetは、初渡英の初日に泊まったホステル。
Berwick Street(oasisの(What's the Story) Morning Glory?のアルバムの表紙の場所)の
近くで、前年の秋にリリースされたときだったので、大興奮。
同室だったのはアメリカから来た女の子でした。

このとき、1カ月ほどイギリスを回り、イギリスの最北端(本当は違うみたいです)、
スコットランドのジョン・オウグロウツまで行きました。
ユースホステルにもいくつか泊まったのですが、
ロンドンは、前述のYHA London Oxford Streetではなく、
ホーランドパークにある(あった?)ユースホステルが、
公園の中(ゲートでインターフォンを鳴らして入りました)にあり、
ロケーションも雰囲気もよかったです。

あと、印象に残っているのがグラスゴーのユースホステル。
グラスゴー大学の公園の近くに建ち、
まず歴史と風格ある建物が素晴らしく、
夜は部屋の窓から向かいに教会(だったと思います)が眺められ、
たまたまかもしれませんが、鈍くライトアップされていて、幻想的でした
(グラスゴーがあまりに肌にしっくりなじんだので、
 本気でここに住みたい!と強く思った土地は後にも先にもここだけです)。
同室になった女性と、一緒に夕食を食べに町に出かけたっけ。

私の記憶は、なんせ20年近く前なので、今では変わっているかもしれません。
イギリスは、初渡英のときもそうでしたが、今も都市以外はB&Bに泊まるのが好きです。
2010年、ブライトンですら、B&Bに宿泊しました。
初渡英の際は、都市はユースホテルに泊まった次第。
以降、ロンドンは友人宅ですし、
実はイギリスのホテルを宿泊利用したことがほとんどないのです。
e0038047_22164780.jpg2007年にセント・アイヴスに行った際に、
濱田庄司が常宿にしていたetcの理由で、
1泊だけ鉄道駅の近くのホテルに泊まったのは、私には珍しいこと。
(写真はセント・アイヴスで泊まった宿)

ユースホステルの旅、というのも久しぶりにしたいけれど、
多少なりとも仕事やライフワーク、
つまりイギリスの食事情を見ることが優先になってしまい、
純粋にさすらう旅という状況に自分を持っていけないかもしれません。。。




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by ricoricex | 2013-05-24 00:00 | 順位&セレクト

海外に住んでいる友人知人と物々交換をすることがときどきあり、
先日は、ヤフオクで商品を競り落として欲しいと言われ(無事、落札!)、
そのアイテムと交換で送ってくれたのが、フードマガジン3冊。
フィンランドの雑誌そのものを見る機会がないので、貴重です。

e0038047_21594619.jpg
届いたのは、料理がメインとした雑誌1冊と、お菓子が2冊。
日本のもの、英語圏、多少フランス語などラテン語圏とは
また違った北欧なのかフィンランドなのか、
はたまた雑誌そのものの特徴なのか、独自のテイストがあります。
写真の撮り方やレイアウトは、ややレイドバックした感じ。
決め決めでない(ように見える)あたりが、
計算されたものを見慣れている目には新鮮!
(ラテン語圏のものは、逆にぎとっともっさいものも多々ありますが(笑))。
フーディな旅ページでは、アムステムダムとダブリンが特集されており、
切り口の違いに、へええ〜と思いながらページをめくります。
広告を見るのもおもしろい。
グローバル(包丁の製造・販売の吉田金属工業)は
イギリスのフードマガジンでも見かけますが、
この送ってもらったフィンランドの雑誌でも見ました
(企業としての活動を知りたくなりました)。

以前、荷物に本が含まれていたときは(リクエストしたのですが)、
英語版のフィンランド料理についてまとめられた本が含まれていて、
初めて俯瞰でフィンランド料理を眺められました。
このときも今回も、雑誌はフィンランド語で、
言語を解さないので内容はよくわからないのですが、
それでも見ているだけで、
先に記したような違いが認められ、刺激を受けます。



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by ricoricex | 2013-05-23 00:00 | 日常

紙食器 03


紙ナプキン 01でもご紹介した紙ナプキンと同じデザインの紙皿。
2012年初夏の1週間のイギリス訪問で、
スーパーマーケット、sainsbury'sで購入。
e0038047_20582799.jpg


e0038047_7383518.jpg表面をてかっとコーティングしてあり、比較的しっかりとしているので、
取り皿、というよりも、大皿のような用途でも使えます。
実際、2013年1月に東京・荏原中延のきりんストアさんで
東京・御徒町のワインショップ、ワイン・スタイルズさんと開催した
イングリッシュワインの会@東京でも
フードメニューをのせるのに活躍してくれました。
使ってみて分かったのですが、
紺のふちどりが意外といいアクセントになります。

wed 27/06/12



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by ricoricex | 2013-05-22 00:00 | 買ったもの