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イギリスの食研究家、食の編集者/ライター、フードアドバイザー、情報発信サポーター“羽根則子”がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。


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カスタード【Custard】


カスタード、要するにカスタードクリームのことだが、まあ、生活してみるまで、イギリス人がこーもカスタード好きだとは思わなかった。アップルクランブルやケーキ、缶詰めの果物など、なんでもござれだ。

クリスマスプディングにはお酒の効いたアイシングソース(っていうのか?)と相場が決まっていて、ある時、クリスマスプディングを日本に送ってくれたはいいが、果たしてソースをどーしよう、どうやってつくるのだろうと訊いたら、ああカスタードで十分だよ、とのこたえ。で、カスタードの粉をもっていた私は、指示通り、クリスマスプディングにカスタードをかけて食べたのですが、これがおいしかった! 

e0038047_1930530.jpgこのカスタード、缶詰めや粉(お湯を加えて使う)で売っている。粉を使う場合は、粉臭さをとばすために、30秒ぐらい電子レンジにかけるといいわよ、と教えてもらった。あくまで短い時間でね、と。長くかけるとカスタードがかたくなってしまうからだそーだ。

でも、よく考えてみれば、アングレーズソース(de la sauce anglaise)、つまりフランス語でイングランド風ソースとは、カスタードをゆるくしたようなソースだもんなぁ。



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by ricoricex | 2006-06-25 20:22 | お菓子

紅茶【Tea】


もういい加減、お紅茶イメージはやめにしないか、と言いたい。今日日ソーサー片手に香りを楽しむような紅茶の飲み方を日常的にしているイギリス人なんて、圧倒的にマイノリティーだろう。まあ、海外では一般的に日本茶といえば茶道のイメージが抜けないのでお互い様といえばお互い様だし、それはそれでその国の一部だから間違いではないけど、なんだかパブリックイメージをつくり上げて、いいように商売に利用されているような気もする。うがち過ぎだろうか。

コーヒーも飲むようになったとは言うが、確かにイギリス人は紅茶をよく飲む。特に家では。1日5〜6杯なんてざらだろう。私が学校に行ってたとき、休憩のあと、先生が紅茶の入ったマグ片手によく教室に来てた。日本人がちょっとお茶でも、といって番茶を飲む、それを同じことだと思う。

イギリス人の紅茶の飲み方はマグでティーバッグとラフなもの。ティーリーフを使っている人は見たことがない。そりゃ毎日飲むものだもん、面倒臭いことはしてらんないわな。ティーバッグもたいがい四角とか丸とかでひものないタイプ。マグにティーバッグを入れて、熱湯を注ぎ、スプーンでぎゅっとやるからひもはいらないし、あるとかえって邪魔なんだろう。そして、砂糖2杯にミルクたっぷりを入れる。まあ、これは個人の好みだけどね。



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by ricoricex | 2006-06-21 23:12 | 飲み物

ミシュランの星をもつ、おそらくイギリスで一番信頼の厚いシェフ、ではあるまいか。元フットボーラーで、ケガだかでリタイヤを余儀なくされたあと、お姉さんだか妹さんだかの助言で、ぶらぶらしているぐらいならと、クッキングスクールに通い始めたのが料理の世界に入るきっかけだったらしい。その後メキメキと頭角を現し、あっという間にスターシェフの仲間入りをした。料理の腕もさることながら、スタッフへの罵声もすごいとか…。まあ、見た目もなかなかいかついのであります。

2004年のGW、イギリスにいた私。チャンネル4だかBBCだかで、ゴードン・ラムジィが地方の傾きかけたレストランに行って、その実態をみきわめる、みたいな番組があった。『Kitchen Nightmare』だかなんだかそういうタイトルの番組だったが、これがたいそう興味深かった。ゴードンの容赦ないがもっともな指摘、ふてくされるレストランスタッフなど、一種のドキュメンタリーである。そして、ここが日本の番組と決定的に違う点だが、彼はレストランの復活劇に加担するわけではない。番組はあくまでゴードンの目からみたダメレストランを追う。その後、しばらくして、そのレストランはつぶれてしまったらしい…。

ところで、コンラッド東京のメインダイニングのシェフがゴードン・ラムジィときいて、腰を抜かすほどびっくりした。しかもレストラン名は彼の名を冠しているではないか。生粋のフレンチシェフの後退か(フランスの労働条件の弊害かもしれない、もちろん理由はそれだけでないだろうが)、はたまた差別化を図るためか、いずれにしろ、ファインダイニングのシェフがフランス一辺倒じゃない時代に突入したのねぇ。で、そのコンラッド東京での表記はゴードン・ラムゼイになっている。うーん、発音の問題だから、正しい日本語表記は存在しないわけだが、ゴードン・ラムジィという方が私はピンとくる。


(追記)
※コンラッド東京に入っていたゴードン・ラムジィのレストランは、2013年5月末をもって閉店しました。
http://shinbashi.keizai.biz/headline/1428/




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by ricoricex | 2006-06-14 23:46 | 食の人

牛乳【Milk】


牛乳はプラスチックの容器に入って、パイント単位で売られている。この容器がけっこーかわいい。持って帰ろうと思ったが、洗っても洗ってもミルクが濃いのか、匂いがとれないので諦めた。概して、日本の牛乳が白くてさらさらしているが、イギリスの牛乳はうっすらとクリーム色(ミルク色とはよく言ったもんだ)で若干こってりしてると思う。

イギリスの牛乳は、メーカーが異なってもキャップの色で種類が分かるようになっている。青いキャップはフルクリーム(成分無調整)、緑はセミスキムド(牛乳の中の脂肪分を少しカットしたもの)、赤はスキムド。どれを選ぶかは個人の好みだが、私はセミスキムド。牛乳はたいがい紅茶やシリアル用に使うので、フルクリームだと、牛乳が前面に出すぎてしまうのだ。ちなみに、紅茶にミルクを入れるときは牛乳は温めないのが鉄則。温めると牛乳の匂いがきつくなってしまうから。どうしても、のときは、人肌程度を上限に温めるか、最初から牛乳に紅茶葉を入れて煮出すロイヤルミルクティーで。

ところで、フランスでは、高級なものを除き、牛乳は長方形の紙パックに入って常温で売られていて、えらく驚いた…。
by ricoricex | 2006-06-12 21:57 | 食材

スパゲティの缶詰め? 冗談ではなく、本当にこういう代物が存在するのだ。味付けはトマトソース。で、肝心のパスタがぶよぶよにふやけていて、ソフト麺を想像してもらうといいだろう。アルデンテって何だっけって世界。これはスパゲティと思ってはいけない、こういう食べ物だと思ってかかるべし。

しかし、トーストにマーガリンを塗って、このスパゲティを乗せて食べると、これがさほど悪くない。決しておいしいわけではないけど、チープさがふむふむって感じ。週末のお手軽ランチ、ちょっと小腹がすいたときのスナックにはいいんじゃない。
by ricoricex | 2006-06-11 23:02 | スナック

リコリス【Liquorice】


リコリスは日本語では甘草。漢方でも使われているハーブのこと。と同時に、これを原材料に使ったお菓子もリコリスなのだが…。要はグミのようなお菓子で、見た目真っ黒、渦を巻いたタイヤ状をしている。これが世にもおそろしい味で、私は喉を通過させることができなかった。イギリス人もだけど、ヨーロピアンも好きみたい。よく、食べる?と勧められたが、断じてno thank youだ。しかし、これはあくまで個人的な嗜好によるものです。
by ricoricex | 2006-06-10 21:43 | お菓子

リーク【Leek】


イングランドがバラ、スコットランドがアザミ、アイルランドがシャムロックであるように、リークはウエールズの国花と思いきや、実はウエールズの国花は水仙。しかしウエールズを代表する植物といえば、それは圧倒的にリーク。1ポンド硬貨は種類があり、それぞれの国の植物が描かれているが、そこでリークはウエールズのシンボルとして登場。そーいえば、クーラ・シェイカーの『HUSH』のミニアルバムにも、何やらリーク、そしてウエールズをモチーフにした変てこりんな曲(?)が入ってたなぁ。ところで、このリーク、日本でははネギということになるが、随分太い。しかし日本のネギと違ってねっとりとしていないので、味わいはかなり違う。
by ricoricex | 2006-06-09 22:02 | 食材

ラザニア【Lasange】


今30代後半から40代のイギリス人が子どもだったころ、普段家で食べるちょっとしたごちそうといえばラザニアだったときく。「お前んちの母ちゃん、ラザニアつくれるんだ、すっげー」みたいな。日本でいうと、唐揚げとかそんな感じかなぁ。おそらくイギリスがEU(当時はEC)に加入する以前、今ほど外国の食材が自由に入ってこなかったことも関係しているのだろうし、今ほど食に対して意欲的でなかったこともあるだろうから、ラザニアというのはどこか異国の響きのする料理だったのかもしれない。

Oasisのファーストアルバム『Definitely Maybe』の中の「Digsy's Dinner」の歌の中にもラザニアは登場する。訳詞はイタリア料理となっているのもなるほどなぁ、と思うわけである。で、話が脱線しますが、「Digsy's Dinner」が「ディグジーズ・ダイナー」となっているのが気になるのですよ。基本的にパブの国だからダイナーってのはないと思うんだけど…。ディナーの間違いでは?



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by ricoricex | 2006-06-08 00:47 | メニュー

日本でお菓子に風味づけされる果物といえばイチゴがポピュラーだが、イギリスではオレンジ。マザービスケット(古いね、私も)の種類にもあった、ビスケットにオレンジ味のジャム状のものをのせてチョコレートでコーティングしたものとか、クラッカーみたいなビスケットにオレンジクリームを挟んだオレンジパフ(レモンもあったと思う)とか、人気があるもんなぁ。オレンジの形をしていてちゃんと房状に分かれるチョコレートがあって、オレンジフレイバーは色は普通のチョコレートなのに、食べるとうっすらオレンジの風味が香ります。



(↑104の英国お菓子ストーリーを詳しく紹介しています!



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by ricoricex | 2006-06-07 00:39 | 食材

これはなんていうのか…、つけ合わせとでも言ったらいいのかなぁ。これ自体は味がなく、たいしておいしいものではない(と思う)。たいがいグレイヴィーソースをつけて食べる。ということは肉料理に添えられるのだと思う。自信はない。というのも初めて見たのは、ヴェジタリアンの友人がスチームした野菜と一緒にヨークシャー・プディングを添えてグレイヴィーソースをかけて食べていたときで、なぜかそれ以来お目にかかったことがほとんどないからだ。しかも最初の印象、なんだこの食べ物は?という印象が強過ぎて、それ以降の記憶がとんでしまっている。
 
びっくりしたのはチャンドラーの小説『長いお別れ』の中で、フィリップ・マーロウがレストラン(バーかな?)でヨークシャー・プディングを食べたというくだりを見つけたとき。アメリカのレストラン(バー?)にはヨークシャー・プディングがあるのか? 1950年代にはこれは当たり前だったのか? それともチャンドラーはイギリスに住んでいたことがあるからなのか? 個人的にはこれがこの小説の一番の謎だ。
by ricoricex | 2006-06-05 23:34 | メニュー