イギリスの食、イギリスの料理&菓子:イギリスの店レポート
2024-03-05T10:03:20+09:00
ricoricex
イギリスの食研究家、食のダイレクター/編集者/ライターの羽根則子がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。chattex アットマーク yahoo.co.jp
Excite Blog
ランチ@ザ・ソーシャル/The Social(グラスゴー)
http://ricorice.exblog.jp/29178633/
2020-10-14T00:00:00+09:00
2020-10-12T12:37:03+09:00
2020-09-14T00:02:01+09:00
ricoricex
イギリスの飲食店レポート
2泊してマンチェスター&リヴァプールを訪ね、次に向かったのはさらに北、国を超えてスコットランドへ。
マンチェスターを通勤時間が始まる8時ちょい前に出て、途中で一度乗り換え、グラスゴーについたときは11時過ぎ。
ヨークシャーからやって来る友達と合流することになっていたけれど、彼らは車で来るし、午後、交通事情によっては夕方になるかも、というゆるい待ち合わせだったので、しばし街をならすことに。
この日、1996年6月以来、実に22年ぶりにスコットランドに来ました、グラスゴーに入りました。
セントラル・ステーションで電車を降り、街に入ると、それまで開けてなかったたくさんの記憶の引き出しが、いきなり大きく開いたり、こじあけるようにしてみたり。
目抜き通りや大きな建物は変わっていない。でも、テナントは変わる。
マンチェスターやリヴァプールでもそうでしたが、飲食店が、洒落たお店がぐっと増えたなぁ。
22年の歳月の間の変化がいきなり、眼前に現れて、まったくびっくりしちゃうよ!
ジョージ・スクエアまで行くと、距離感と大雑把な地図が蘇る。
ちょうどお昼の時間になったし、どこかでランチを食べよう。
あ〜、通って来た、ロイヤル・エクスチェンジ・スクエアに、よさそうなお店があったな。
ここでいう“よさそう”とは、カジュアルで、フレンドリーで、お値打ちな、今どきのご近所さん(neibourhood)的なノリのお店。
名前は、ザ・ソーシャル/The Social。
https://www.thesocialglasgow.co.uk
ピザとかパスタとかハンバーガーとか、インターナショナルというか、わかりやすいメニューが並び、ランチメニュー(Express Lunch)もあり、一皿で£6.95、2皿で£10.95。
2皿(2コース)にして、4種類ある前菜からは、
・クラシック・シーザー・サラダ/Classic Caesar Salad
メインは6種から
・クラシック・マカロニ・チーズ/Classic Mac & Cheese、をチョイス。
私はイギリスで食べるシーザー・サラダが大好きなんですっ!
スーパーマーケット、セインズベリー/Sainsbury'sのシーザー・サラダがお気に入りで、よく食べます。
何がいいか、っていると、野菜がクランチーなんですよね。
バリバリ音がしてワシワシ食べる感じ、チーズをケチらずにたっぷり!がいいんですっ!
そしてメインは、マカロニ・チーズ。
大好き!ってわけではないのですが、寒いこともあって、こういうコンフォートフードが食べたくなっちゃった!
にしても、、、
シーザー・サラダもマカロニ・チーズも、一人分とは思えないほど量が多い!
マカロニ・チーズは、トドメを刺すように、大きなガーリックトーストが添えられていたし。
昨今の、特にロンドンの飲食店は、量が多くない。
いや、昔から多かったわけじゃない。
概して、イギリス人は、アメリカ人ほど大食いじゃない。日本よりは量が多いかもしれないけれど。
この量の多さこそ、北に来たことを痛感!
「ようこそ北へ!」の洗礼だったのかもしれないな。
mon 29/10/18
~~これまでの関連記事も併せてどうぞ
○君は“揚げマーズバー”を食べたことがあるか?(スコットランド) → https://ricorice.exblog.jp/27961084/
○揚げ物注意報! グラスゴー名物、ピザ・クランチを食べたよ!(スコットランド) → https://ricorice.exblog.jp/28891347/
○アフタヌーンティー@ウィロー・ティールーム/The Willow Tea Rooms(グラスゴー) → https://ricorice.exblog.jp/28520453/
○追記:アフタヌーンティー@ウィロー・ティールーム/The Willow Tea Rooms(グラスゴー) → https://ricorice.exblog.jp/28517140/
○<レシピ> マカロニ・チーズ【Macaroni Cheese】 → https://ricorice.exblog.jp/28922194/
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夕食@レオン/Leon(マンチェスター)
http://ricorice.exblog.jp/29055859/
2020-07-17T00:00:00+09:00
2020-07-15T20:30:36+09:00
2020-06-17T00:00:32+09:00
ricoricex
イギリスの飲食店レポート
その日はマンチェスターからリヴァプールへ日帰り旅行をして(↓)、
(日本でも開催されるんですよね! → “ダブル・ファンタジー ジョン・アンド・ヨーコ(DOUBLE FANTASY - John & Yoko)”東京展)
翌朝はグラスゴーに向かう予定で、8時前の電車に乗るので、早く寝て早く起きよう。
夕食どうしようかなぁ、どこかで食べると時間をとるし、買って帰ってAirbnbの部屋で食べるのもなんとなく味気なくって、ファストフード店にでも行くか、と思い、
到着したマンチェスター・ピカデリー駅から出て、さてどこに向かおうと思ったところ、
そういえば駅至近にレオン/Leonがあったな、席が空いていればここにしよう、と向かうことに。
レオンは、ヘルシーメニューを提案する、イギリスのファストフードチェーン店。
2004年、ロンドンに創業(チェーン化に踏み切ったのは2006年)。
それまでのファストフード=不健康、ジャンクのイメージを覆し野菜、果物、穀類、シード類をふんだんに使用。ヴェジタリアン、ヴィーガン、グルテンフリーの方も垣根なく利用できるお店です。
(レオンがどんなお店か、ご参考までにどうぞ(↓))
この日、私が注文したのは、サラダから“Lebanese Messe” £5.95(持ち帰りの場合は£4.95)。
レオンのサラダは量が多いこともあって、単品だと途中で飽きちゃうんですよね。
でも、この“Lebanese Messe”の場合は、訳すと“レバノン風前菜”となり、サラダだけでなくファラフェルやフムスなど、数種類入り。前菜の盛り合わせ、ってわけです。
私はイギリスで展開されている中近東風料理が大好物なので、すかさず、これに。
味は、まあ、こんなもんかな〜。予測どおり、盛り合わせだと飽きないのがいい。
ただ、仕方ないとはいえ、ファラフェルは揚げ物ゆえ、熱いのを食べたかったな〜(無理だけど)。
それよりもしみじみしてしまったのが、今って、ほんとどこでもイギリスのカジュアル飲食店で、セルフでお水を飲めるようになったねぇ。
まあ、イートインだとその分高いから、それも含めて、かもしれないけれど、ひと昔前はなかったもんなぁ。
このセルフのお水提供っていつから一般化したんだろう?
ヨーロッパの鉄道駅でよく見られるのに、繁華街は駅からやや離れていることがあり、マンチェスターも然り。
この日は日曜日。
平日なら通勤通学で駅周辺にちょこちょこあるお店も賑わっているかもしれないけれど、人が少なくって、物寂しい。
店内にいるのは、通りすがりとおぼしき旅行者もちらほら。
なんだか場末感。でも、この刹那的ともいえるやるせなさが、心理的に、あ〜、遠くにきちゃったな〜、と思わせ、さすらっている感じがするんですよね。
sun 28/10/18
~~これまでの関連記事も併せてどうぞ
○夕食@レオン/Leon(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/26258286/
○テイクアウェイ2@オトレンギ/Ottolenghi(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/27200802/
○テイクアウェイ@オトレンギ/Ottolenghi(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/18365143/
○ランチ@コントワール・リバネ/Comptoir Libanais(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/27675198/
○ランチ@デューク・オブ・ヨーク・スクウェア・ファインフード・マーケット/Duke of York Square Fine Food Market(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/27163178/
○ランチ@コシャリ・ストリート/Koshari Street(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/25979417/
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ランチ@チズィック・ハウス・カフェ/The Chiswick House Café(ロンドン)
http://ricorice.exblog.jp/28936585/
2020-05-13T00:00:00+09:00
2020-05-13T07:55:00+09:00
2020-04-13T00:00:47+09:00
ricoricex
イギリスの飲食店レポート
ロンドンでの私の拠点は、西のアールズ・コートで、徒歩であれば北上してホーランド・パークやケンジントン・ハイ・ストリート、もしくは南下してキングス・ロード、バスや地下鉄移動ではたいていは東の中心部に向かうことが多い。
ですが、2015年秋、すでにクラフトビールは世間を席巻していたけれど、まずは老舗ブルワリーのから攻めましょう!と、アールズ・コートから東に数駅向かったターナム・グリーンが最寄り駅のフラーズ・ブルワリー/Fuller's Breweryのビール醸造所ツアーに参加したとき(↓)。
エリアでいうと、チズィック。
このときに、そこまで洒落込まず、でも思いっきりカジュアルでもなく、ご近所にあったらうれしい(であろう)飲食店がちらほら見られ、このあたり、探検しがいがあるんじゃない?っと私のアンテナにピピッと引っかかったのです。
とはいえ、限られた滞在日数では、チズィックを訪ねるならチズィックだけになってしまい、その流れでどこぞに、とはならないので、なかなか行けずにいました。
2018年秋の日曜日、ハイストリートに出るとごった返して混んでいるよなぁ、あっ、今日こそチズィックへ行こう!となった次第。
天気がいいので、まずはぶらぶらしようと、チズィック・ハウス&ガーデンズ/Chiswick House & Gardensを目指しました。
ここ、イングリッシュ・ヘリテージが管理しているスポットで
(具体的にどんなところかは、ここでは割愛。日本語でも紹介しているサイトもあるので、検索してみてください)、
大きな幹線道路が近くにあるにも関わらず、別世界のように緑豊かな静かな時間が流れています。
小川も流れているほどだし。
愛犬を連れて、家族でお散歩をしている人が多いのも、納得です。
ひととおりぶらぶらしたら、すっかりお昼時。
外に出てランチをするには、30分ほど歩かないとむずかしそう。
っと、あっ、カフェがあるじゃない。
多少の行列ができているけれど、席はあいているし、ここで食べよう!
http://chiswickhouseandgardens.org.uk/visit/cafe-shop/
選んだのは、
本日のスープ、穀物パンとバター付き/Soup of the day, granary bread and butter £5.50
この日のスープはカボチャ。ハロウィーンが近いからか?
2018年秋のイギリス滞在では、期せずしてミュージアムカフェでランチを摂ることが多く、すでに寒い季節になっていることもあり、本日のスープばかりオーダーしちゃったな。
でも、体は温まるし、量もたっぷりだし、ポタージュ系なのでお腹にたまるし、£5前後で食べられるし、味も外れがないし、迷ったら本日のスープだな〜、と確信。
にしても、“クリーン・イーティング”というか、エシカルというか、な食への意識の高さの顕在化がみられ、
・パンはリクエストでグルテンフリーに対応
・お茶はフェアトレード
・コーヒーはハンドロースト
・デカフェもある
・チズィック・ハウス&ガーデンズ・プロデュースの食品がある
というね。
それとミュージアムカフェは居心地がいいんだなぁ。
特に、このチズィック・ハウス&ガーデンズのカフェは、都会のオアシス的な自然豊かな環境にあり、カフェの中もテラスも席数が多く、ぎちぎちな配置でないので、ゆったりでき、週末の解放感と開放感にいいなぁ、でした。テーブルは、チズィック・ハウス&ガーデンズゆかりの人物などのイラストがあるのも、茶目っ気があってかわいい。
説明書きもわかりやすくって、なるほど!
ん、ザ・ビートルズ?
1966年に「Paperback Writer」「Rain」のプロモーション・ビデオを撮影した場所なんですよね〜。
sun 04/11/18
~~これまでの関連記事も併せてどうぞ
○ランチ@ウェルカム・カフェ/Wellcome Café(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/27662978/
○ランチ@チャールズ・ディケンズ・ミュージアム・ガーデン・カフェ/Charles Dickens Museum Garden Cafe(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/28669700/
○ランチ@ギャラリー・カフェ、マンチェスター市立美術館/Gallery Café, Manchester Art Gallery(マンチェスター) → https://ricorice.exblog.jp/28576014/
○ランチ@カフェ・アット・テイト・リヴァプール/Café at Tate Liverpool(リヴァプール) → https://ricorice.exblog.jp/28749458/
○ビール醸造所ツアー@フラーズ・ブルワリー/Fuller's Brewery(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/25776949/
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揚げ物注意報! グラスゴー名物、ピザ・クランチを食べたよ!(スコットランド)
http://ricorice.exblog.jp/28891347/
2020-04-15T00:00:00+09:00
2020-04-14T22:14:16+09:00
2020-03-15T00:00:39+09:00
ricoricex
イギリスの飲食店レポート
持つべきものは、ローカルの友だちです。
2018年秋、20ン年ぶりにグラスゴーを訪ねた私。
旧友たちにも久々の再会を果たしました。
うち、ひとりがグラスゴー出身で、ギグが終わった後(そもそもの目的はこれだった!)、連日チップショップ(チップス(フライドポテト)などスナックを売るお店)に駆け込んで、「これ食べてみて」「あれ食べてみて」とデブまっしぐらなお誘い。
ありがたいじゃないの!
好奇心には勝てませんなぁ。
かの“揚げマーズバー”(↓)も食べたしね〜(これが激ウマだった!)。
ある夜は、「これも食べとかないとね!」と大推薦でもって試したのが、ピザ・クランチ/Pizza Crunch。
“バリバリ(クランチーな)ピザ”とはなんぞや。
答はピザに衣をつけて揚げたものです〜。
見た目は、まったくもって美しくない。グロテスクというかアグリーというか。。。
食べたら、これが、ジャンクなうまさ!なんだよなぁ。
イタリアには揚げ包みピザなるものがあり、日本で作っているお店があって、食べたことがあるけれど、グラスゴーのピザ・クランチはそんなグルメなもんじゃないぞ!(笑)
なんだろーなー。
おいしいかどーかと聞かれれば、別に、なんだけれど、妙にクセになる。
夜、わいわいした後(ギグとかクラブとか)にお腹を落ち着かせるのにちょうどいい、というか。
まったく上品さがなく、「はいはい、これも揚げちゃおうぜ、意外といけるじゃん」ぐらいのラフさがちょうどいい。
私はハーフサイズ(£3.80)を食べたけれど、ペロリ。
油っこいんだけど、バリバリのクランチーさが優っていて、あっという間に食べられちゃう、って感じ。
しっかし、グラスゴーではなんでもかんでも揚げるのね。
確かにそのようで、こんな記事を発見!
一体、誰が始めたんだろう? 単に、チップショップが衣と揚げ油があるから、手持ちのものでやってみた、だけな気もするけれど、ね。
これ以上はないほど、ジャンクな味がグラスゴーでこんなに愛されてるなんて。おもしろいなぁ。
tue 30/10/18
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○君は“揚げマーズバー”を食べたことがあるか?(スコットランド) → https://ricorice.exblog.jp/27961084/
○アフタヌーンティー@ウィロー・ティールーム/The Willow Tea Rooms(グラスゴー) → https://ricorice.exblog.jp/28520453/
○追記:アフタヌーンティー@ウィロー・ティールーム/The Willow Tea Rooms(グラスゴー) → https://ricorice.exblog.jp/28517140/
○Songs From Teenage Fanclub - The Creation Records Years(グラスゴー) → https://ricorice.exblog.jp/28517138/
○バロウランドこそが夢の国/Barrowland is a Wonderland(グラスゴー) → https://ricorice.exblog.jp/28165843/
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ランチ@カフェ・アット・テイト・リヴァプール/Café at Tate Liverpool(リヴァプール)
http://ricorice.exblog.jp/28749458/
2020-01-15T00:00:00+09:00
2020-01-12T20:38:42+09:00
2019-12-15T00:00:36+09:00
ricoricex
イギリスの飲食店レポート
その日、マンチェスターに滞在していた私が向かったのはリヴァプール。
マンチェスターとリヴァプールは近いんですよね〜、電車で1時間ほどで本数も多い。
この時、ロンドンからマンチェスターで途中下車し、スコットランド・グラスゴーに行く計画だった私は、マンチェスター、リヴァプールで各1泊ずつするよりも、マンチェスターで2泊し、そこからリヴァプールに行く方が鉄道の動線はもちろん、荷物の移動や宿のチェックイン/アウトを考えると、ぐんとラクだったんですよね〜。
当初は、マンチェスターグラスゴーに行く途中でマンチェスターに立ち寄るのであれば、久しぶりにリヴァプールにも足をのばすか〜、ぐらいのものだったのですが、
リヴァプール博物館/Museum of Liverpoolで“Double Fantasy”展をやっていると知り、よっしゃ!行くか〜!(↓)
午前中に到着して、ひと通りさらっと見終わったら12時近く。
午後1時からは、無料のガイドツアーもあり、予約も必要なく、時間になったら集まってね!なノリだったので、それまでお昼でも食べるか〜。
リヴァプール博物館があるのは、湾岸地区のアルバート・ドック。
ランチスポットを探しがてら、歩いたら、すっかりきれいに再開発されていて、観光客も多くて、びっくりしちゃいましたよ。
テート・リヴァプール(現代美術館)/Tate Liverpoolも、前回訪問した2000年当時はくたびれていたのになぁ。
ピンと来るお店がなく、きれいになったことだし、困ったときのミュージアムカフェと入ったのは、テート・リヴァプールのカフェ、カフェ・アット・テイト・リヴァプール/Café at Tate Liverpool。
なになに、ランチ・ディールがあるじゃない。
ランチタイムにサンドイッチ類とスープを選ぶとセット割引が適用される、ってもので、私が注文したのは、
・ケイジャン・チキン・サンドイッチ/Cajun chicken sandwich
・ローストしたトマト、バジル、赤パプリカのスープ(本日のスープ)/A bowl of raost tomato basil & red pepper soup
で、£5.95。
ちなみにサンドイッチ類は、私のように冷蔵ショーケースのサンドイッチでも、パニーニでも。
味に関しては、まあ、こんなもん、です。
むしろオーダーカウンターの前に並べられていたケーキ類に心惹かれましたが、ごはんはごはんで食べて、あとで甘いものが食べたくなったら戻ろう、ぐらいの気持ちだったので(結局、戻らなかった。まあ、そんなもんよね〜。逆にいえば、旅行中なんかは次の機会はない!ので、どうしても買いたい!食べたい!が目の前に現れたら、それを行うと満足度が高い。本当は普段の生活でもそうなんだけれど、特に旅行中は、戻ろうと思って戻るなんてことはまずないので、やりたいときにやりたいことをするに限るのだ!)。
家族連れが多いこともあって、キッズメニューも充実。
充実どころじゃないというか、大人がメインメニューを注文した場合、連れの12歳以下の子供の食事は無料提供!(大人1人に対して子供1人)。
小さな子どものためにハイチェアやお絵かきグッズも用意されています。
屋内はもちろん禁煙。外の席はOKで、でもあらかじめ灰皿がおいてあるのも、今ではあまり見ないかもなぁ。
で、カフェ・アット・テイト・リヴァプールの店内ディスプレイが、
ポール・ウェラーのアルバム『スタンリー・ロード/Stanley Road』っぽいなぁ、と思ったら、
ビンゴ!
カフェ・アット・テイト・リヴァプールの店内デザインを手がけたのは、『スタンリー・ロード』のジャケットデザインを担当した、ポップアーティストのサー・ピーター・ブレイクでした。
ピーター・ブレイクはザ・ビートルズの『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド/Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』のアルバムジャケット・デザインを担当した人物でもあります。
sun 28/10/18
~~これまでの関連記事も併せてどうぞ
○夢の途中 〜ダブル・ファンタジー/Double Fantasy〜(リヴァプール) → https://ricorice.exblog.jp/28240848/
○ランチ@ギャラリー・カフェ、マンチェスター市立美術館/Gallery Café, Manchester Art Gallery(マンチェスター) → https://ricorice.exblog.jp/28576014/
○ランチ@ウェルカム・カフェ/Wellcome Café(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/27662978/
○ランチ@チャールズ・ディケンズ・ミュージアム・ガーデン・カフェ/Charles Dickens Museum Garden Cafe(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/28669700/
○お茶@ヴィクトリア&アルバート・ミュージアム・カフェ/V&A Café(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/26090115/
○ランチ@ディープ・ブルー/Deep Blue(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/28012525/
** 絶賛、発売中です! **
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朝食@ゲイルズ/Gail’s(ロンドン)
http://ricorice.exblog.jp/28720237/
2019-12-28T00:00:00+09:00
2019-12-26T20:46:54+09:00
2019-11-27T00:00:51+09:00
ricoricex
イギリスの飲食店レポート
その日の朝、ハムステッド集合の予定があり、最寄り駅は、ベルサイズ・パーク/Belsize Park駅。
早めに行って、現地のカフェかどこかで朝ごはんを食べよう、と駅を降りて目についたのは、イギリスのアルチザンベーカリーの先駆け(と言っていいでしょう)で、チェーン展開もしている、ゲイルズ/Gail’s。
https://gailsbread.co.uk
ゲイルズって、買うにしろイートインするにしろ、実はそんなに利用したことはなくって、でもあると安心する。
ここなら、あるレベル以上のパンが食べられる、ってね。
さて、何を食べよう、で、イングリッシュ・マフィンを使ったものやポリッジ(おかゆ、みたいなもの)、シャクシュカ(卵料理の一種)などの朝食メニューはメニューであったけれど、
そこまでお腹がすいていなかったので、販売しているパンを買って、カフェラテと一緒に食べることに。
食べたのは、ham & cheese croissant/ハムとチーズのクロワッサン。
イギリスのクロワッサンは日本のそれよりも大ぶり。
クロワッサンの派生形としてはクロワッサン・ザマンドが筆頭に上がるけれど、甘いベクトルに行くよりも、お惣菜っぽい方が私好みです。
クロワッサン自体は、私は、味云々ではなく、食べづらさ(口の周りがベタベタする、パン屑が散らかる)で好んでは食べないのだけれど、クロワッサンを土台にサンドイッチとかにすると、具が入るせいか、水分を吸収し、ややしなっとなって、結果食べやすくなる。
そして、クロワッサンの甘さは、塩気のあるチーズとかと合うんですね〜。
この日食べた、ハムとチーズのクロワッサン然り。
このハムとチーズのクロワッサンはハムをはさんで、チーズをのせて焼いたもの。
イギリスのハムは主張があり(というか、日本のハムやソーセージは味がしない、んですよね〜)、チーズのガリガリした部分もあり、クロワッサンのバターのコクと甘みによく合う。
感動するほど、とびっきりおいしい!ってわけじゃないけれど、素直にうん、いいね、というアイテムがラインアップされているお店はありがたいなぁ。
でもって、このくらいの、突出はしていないけれど、平均値が高いところて、日常的に利用するのにゲイルズはちょうどいい。
この日はご一緒だった方にいただきました(なので、値段の記録がなく、メモもしていなかった)。
ごちそーさまでした!
sat 27/09/14
~~これまでの関連記事も併せてどうぞ
○ブランチ@ゲイルズ/Gail’s(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/27595586/
○パン@ベイカー・アンド・スパイス/Baker & Spice(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/25675717/
○パン@E5ベイクハウス/E5 Bakehouse(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/27513246/
○朝食@セント・ジョン/St John(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/28626162/
○買ったもの ~食べもの 04~ → https://ricorice.exblog.jp/27608402/
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ランチ@チャールズ・ディケンズ・ミュージアム・ガーデン・カフェ/Charles Dickens Museum Garden Cafe(ロンドン)
http://ricorice.exblog.jp/28669700/
2019-11-27T00:00:00+09:00
2019-11-27T07:55:20+09:00
2019-10-29T00:00:33+09:00
ricoricex
イギリスの飲食店レポート
別段テーマを持って訪問しているわけではないのに、気がつけば、その手のところにばかり足が向いていた、ってのは、あること。
私にとって2018年秋のイギリス訪問がそうで、気がつけば、ミュージアムカフェでランチを摂ることが多かったな。
ミュージアム訪問が目的か、というとそんなことはなく、私にとっては“困ったときのミュージアムカフェ”という位置づけで、
・ヘタな飲食店で食べるより内容も値段もいい/ハズレがない(ただし、凝ったものは出していないので、軽食の場合に限る、ですが)
・トイレ利用ができる(イギリスでは、というか、日本以外の国では、トイレは行けるときに行くのが鉄則。チェーン店などの場合、スタッフの方に暗証番号を教えてもらってトイレのドアを開ける、ってこともありますが、ミュージアムではそんなことないのと、トイレが比較的きれいで、かつ混んでいない)
というのが大きな理由。
チャールズ・ディケンズ・ミュージアム・ガーデン・カフェ/Charles Dickens Museum Garden Cafe
この日、このミュージアムカフェでランチを食べたのは、それが目的だったわけでもチャールズ・ディケンズ・ミュージアム/Charles Dickens Museumを見学したかったわけでもなく、その日の午前と午後の動きからロンドン中心部を縦断するのがいいな、と考えたときに、その動線上にチャールズ・ディケンズ・ミュージアム・ガーデン・カフェが浮かび上がり、だったら、ここでお昼にしよう!となったわけです。
2012年にリノベーションされたこのミュージアムのカフェは、屋内でも、ですが、名前が示すように、中庭にも席があり、そこで軽食を食べたりお茶を飲んだりできます。
チャールズ・ディケンズ・ミュージアム自体が小ぢんまりとしていて、中庭についても高い壁に囲まれた小さなスペースですが、それでも、いや外界を遮断しているからこそか、静かで緑があって、なかなかに落ち着く場所です。
この日は寒かったけれど、お天気自体は悪くなかったので、新鮮な空気を吸いながら外で食べましょう!としました。
お茶はそこそこですが、ランチメニューには選択の余地がなく、選んだのは、
レンズ豆とトマトのスープ/Lentil and Tomato Soup(本日のスープ、といったところで、内容は日々違うでしょう)。パンとバターつきで、£5.80。
ちょっとスパイシーでコクがあって、いつも思うのですが、イギリスでこの手のスープを頼むと、なみなみたっぷり注いであって、そのなかにあっても、チャールズ・ディケンズ・ミュージアム・ガーデン・カフェは一段と量が多いな〜。
軽食とはいえ、これでお腹は満たされ、温かいもので心までぽかぽか。
ええと、ミュージアムそのものは見学しなくって、でも、ディケンズというのは、一種のきれいな英語のお手本みたいなところがあって(今は???ですが、かつてはイギリスの学校でディケンズの作品は必ず取り上げられていた、はず。。。)、確かに読んだことのある作品は少なくなく、でも、やっぱり原語で読んで、そのリズムとか表現とかを体感しないとなぁ、とは思っているのですが。。。(まだ、できていない。。。)
そんなディケンズの作品の代表作のひとつで、この季節の定番といえば、『クリスマス・キャロル/A Christmas Carol』。
1843年に刊行され、この頃に、たとえばクリスマスツリーを飾る、などといった現在まで続く、イギリスのクリスマスの習慣が、王室をお手本に一般庶民の間にも広まりました。
同年、世界初のクリスマスカードも製作され、1000枚印刷されたうちの1枚が、ちょうど今、チャールズ・ディケンズ・ミュージアムで展示されています(↓)。
‘Beautiful Books: Dickens and the Business of Christmas’という企画展(2019年11月20日(水)〜2020年4月19日(日))で展示されています(チャールズ・ディケンズ・ミュージアムの入場料は£9.50)。
せっかくの機会です、ご興味のある方はぜひ!
thu 06/11/18
~~これまでの関連記事も併せてどうぞ
○買ったもの 〜紙もの 08〜 → https://ricorice.exblog.jp/27426544/
○ランチ@ウェルカム・カフェ/Wellcome Café(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/27662978/
○お茶@ヴィクトリア&アルバート・ミュージアム・カフェ/V&A Café(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/26090115/
○ランチ@ディープ・ブルー/Deep Blue(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/28012525/
○ランチ@ギャラリー・カフェ、マンチェスター市立美術館/Gallery Café, Manchester Art Gallery(マンチェスター) → https://ricorice.exblog.jp/28576014/
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朝食@セント・ジョン/St John(ロンドン)
http://ricorice.exblog.jp/28626162/
2019-11-13T00:00:00+09:00
2019-12-31T17:00:30+09:00
2019-10-15T00:00:47+09:00
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イギリスの飲食店レポート
2018年8月に、ロンドンのモダンブリティッシュ(ヨーロピアン)・レストランの旗手、セント・ジョン/St. Johnのベーカリー部門が、2018年9月、ロンドン中心部に固定店をオープン、とのニュースを受け(↓)、
バーモンジーもスピタルフィールズもそこまで行きやすいわけではないので(わざわざ行く、だもんなぁ)、
それが、ニールズヤードとあらば、わ〜い、行っちゃう、行っちゃう! ついでに行けちゃう!
https://stjohnrestaurant.com/a/restaurants/bakery
で、2カ月半後、その日ソーホー方面に向かいたかったので、じゃあ、近いから、セント・ジョンに寄って朝ごはんを、と行きました。
お店に着いたら、9時ごろ。
ニールズヤードの奥の方、といえばいいのかな、にある小ぢんまりとしたお店。
店内に入ると正面のショーケースに、看板商品のドーナッツをはじめ、サワードウなどのリーン系食事パン(この手のパンが好き!)、クロワッサンなどヴィエノワズリーなどがずらり!
サワードウは買って帰るとして、朝ごはんに何食べようかなぁ。
店内の写真を自由に撮っていいですよ!と言ってくれたお兄さんに朝ごはん用におすすめを聞くと、
「アーモンド・クロワッサンはどうですか。私自身のお気に入りだし、朝の甘いものは元気が出ますよ」と。
確かに。
アーモンド・クロワッサン(£3)と、ペーパーフィルターのコーヒー(£1)もオーダーして、お店の外にあったベンチで食べることに。
にしても、イギリスだなぁ。英語圏だなぁ。
アーモンド・クロワッサンだもんなぁ。
日本だと、フランス風の言い方で、クロワッサン・ダマンドの方が通りがいいもんなぁ。
(そういえば、先日、アメリカ人を相手に、栗を「マロン、マロン」と一生懸命説明しているお店の方を見たなぁ。栗は英語でchestnut(チェスナット)なんだよなぁ)。
普段はクロワッサンも(口の周りと手がベタベタするので)、アーモンド・クロワッサンも(甘〜くて、これだけで満ち満ちてしまうので)、好んで食べないけれど、この日の外は寒く、甘さが心地よかった。
にしても、日本のクロワッサンに比べると、イギリスのクロワッサンは大きくって2倍あるかな、ってのはここでも健在。
セント・ジョンのは、甘いは甘いんだけれど、そこまでこってり、じゃない。
上面にクレーム・ダマンドはなかったし(と思う)、粉糖もアーモンドスライスもそこまでたっぷり、ってわけじゃない。
なので、比較的すっきり食べられた、のでした。
thu 06/11/18
~~これまでの関連記事も併せてどうぞ
○9月オープン! セント・ジョンの固定ベーカリーの場所はニールズ・ヤードに決定 → https://ricorice.exblog.jp/27426544/
○セント・ジョンがベーカリーを強化へ!(ロンドン中心部にベーカリー開業!) → https://ricorice.exblog.jp/27263965/
○ドーナッツ@セント・ジョン/St. John(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/27084901/
○モルトビー・ストリート・マーケット/Maltby Street Market(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/26209327/
○セント・ジョンがボロー(バラ)にベーカリーをオープン! → https://ricorice.exblog.jp/28380924/
○モダンブリティッシュの旗手、セント・ジョンがカリフォルニアに店舗をオープン! → https://ricorice.exblog.jp/28539825/
○英語でレシピを読む! ~食材 04:栗~ → https://ricorice.exblog.jp/23675556/
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朝食@ポール/Paul(ロンドン)
http://ricorice.exblog.jp/28607562/
2019-10-28T00:00:00+09:00
2019-10-29T20:32:23+09:00
2019-10-04T00:01:03+09:00
ricoricex
イギリスの飲食店レポート
2001年5月、イギリスでの生活を終えて帰国し、3カ月後の8月下旬に東京での生活を再び始めたとき、街を歩いて目についたのが、フランスのベーカリー、ポール/Paulがいくつもできてたこと。
いつの間に!
それまで名古屋にはお店はあったものの、2001年に本腰を入れて店舗を増やすまでは、東京にお店がなかったので、日本で行ったことがなかったんですよね〜。
そんな私がポールに初めて入ったのは、フランス・マルセイユ。
2001年4月から5月にかけて1カ月以上、フランスをぶらぶらしていた私は、前半は南仏、その後、リヨンを中心に数日、その後パリに入って10日ぐらい滞在して、イギリスに戻ったのでした。
南仏はマルセイユに友達の友達がいたので、そこを拠点に動きました。
そのアパルトマンに宿泊した日数は数えるほどでしたが、荷物をおいたり、洗濯したり、拠点があるってのは便利です。
私を泊まらせてくれた彼女は学生だったし、基本別行動でしたが、ときどきタイミングが合えば一緒に街歩きをしたことも。
そのときに、「ここ、チェーン展開していて、ちょっと高めだけれど、おいしーよ」と連れてってもらったのがポール。
うん、確かに!
ついでに、で買うスーパーマーケットのパンのまずさに怒りそうになり、ちょっと回り道になっても、やっぱパン屋はパン屋で買う!の心境になっていた私。
そんななか、知らない街でも知っているパン屋さんがあるってのは安心するってもんです。
困ったときのポールとばかりに、その後幾度か利用したのでした。
そのポールが、私が離れてる間に東京で本格始動して何軒もできていたとはね!
ポールはイギリスでも展開していて(パン屋だけでなく、レストランもある)、西っ子の私の場合、サウス・ケンジントンやキングス・ロード、ブロンプトン・ロードで店舗の前を幾度もなく通るものの、中に入ったことは数えるほどしかないんですよね〜。
なぜかっていうと、日本にもあるし、だったら他の行ったことないお店に行こう、って意識になっちゃうから
(同じ理由で、イギリスにあるル・パン・コティディアン/Le Pain Quotidienにも足を踏み入れたことがない、というね)。
近年、イギリスでは郵便局がどんどんなくなっていて、私が拠点とするアールズ・コートでも、駅を出てすぐ、アールズ・コート・ロードの信号を渡った、なんとも好立地な場所にあった郵便局がなくなり、
そこに何ができたかっていうと、ポールだったんですよね〜。
へえ〜、じゃあ、と訪ねたのが、2017年秋。
外から見るよりも中は広く、テーブル席がゆったりとおいてあります。人も多くない(たまたま、かな?)。
アールズ・コート駅近くのコーヒーショップは、この界隈に宿泊するツーリストが多いこともあって、座れないまでも、いつも人が多いんですよね〜。
そして、いちばんいい!と思ったのがトイレ。
(私はトイレスポッターです。日本と違ってどこでもトイレがあって利用できるわけではないので、どこのトイレが使えるかはすぐに情報としてインプットしちゃう)
きれいで、広め。
アールズ・コート駅至近で、トイレ目的なら、ポールにしよっと!
あっ、肝心の食べたものは、っていうと、
クロワッサンとカフェオレ(小)
です。
私、クロワッサンって、味よりも、手や口の周りがベタベタするので、さほど好んで食べないのですが(むしろ、リーンなバゲットやパン・ド・カンパーニュといったハード系の方がよっぽど好み)、
まあ、フランス系のパン屋さんで朝食、ってことで(笑)。
味は、まあ、こんなもんかな(笑)。
値段は、一緒に行った方にご馳走してもらったのだけれど、まあ、一般的な価格だった。かと。
それよりも、タルトとかフレジエとかエクレアとか、フランスっぽいお菓子を気軽に食べたいときに来たいかも、って思っちゃった。
イギリスのお菓子屋さんは、基本フランス菓子ベースじゃないし、食べたいと思ったら、きちんとそれとわかるように掲げている“パティスリー”に駆け込む(でも店舗数は多くない)という手をとっていたけれど、ポールを利用するってのはあるよな〜。
パティスリー・ヴァレリー/Patisserie Valerieはこうなっちゃったし(↓)。
それは、そこまで本格的じゃなくって、かといってスーパーマーケットやコンビニでもなくって、ちょっとケーキが食べたい、シュークリームが食べたいときに、不二家や銀座コージーコーナーといった店舗に行きたくなるのも同じかもしれない。
thu 02/11/17
~~これまでの関連記事も併せてどうぞ
○コーヒー@スターバックス、マンチェスター・ヴィクトリア駅/Starbucks, Manchester Victoria Station(マンチェスター) → https://ricorice.exblog.jp/28041594/
○ケーキ@パティスリー・ヴァレリー/Patisserie Valerie(マンチェスター) → https://ricorice.exblog.jp/27847050/
○コーヒー@オーヴァー・アンダー・コーヒー/Over Under Coffee(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/27456021/
○ブランチ@ゲイルズ/Gail’s(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/27595586/
○パン@ベイカー・アンド・スパイス/Baker & Spice(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/25675717/
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ランチ@ギャラリー・カフェ、マンチェスター市立美術館/Gallery Café, Manchester Art Gallery(マンチェスター)
http://ricorice.exblog.jp/28576014/
2019-10-15T00:00:00+09:00
2019-10-15T15:44:16+09:00
2019-09-16T00:01:06+09:00
ricoricex
イギリスの飲食店レポート
Time flies!
もう1年前になるのか。。。
約20年ぶりに、北の街、マンチェスター、リヴァプール、そしてグラスゴーを回ったのは。
この3つの街のうち、最初に訪問したのがマンチェスター。
ロンドンから列車でいちばん近いですからね。
できるだけ現地にいる時間を長くしたかったし、チケットも安かったし、で、ロンドン・ユーストンを6:30に出る列車で出発(この日は4:00に起きたよ。。。)。
車窓の向こうの田舎の風景を眺めながら、あ〜、イギリスだなぁ、と思いながら。
畑に霜が降りて朝の光を浴びてキラキラしているのと眺めながら、秋だなぁ〜、と思いながら。
マンチェスターにはターミナル駅がピカデリーとヴィクトリアの2つがあり、大きいのはピカデリー。
ロンドン間を走る列車もピカデリーが発着駅となります。
マンチェスター・ピカデリー駅に到着したときは10:06。
駅が変わったのか、それさえもわからないほど記憶がない。
おぼろげな菊を頼りにぼんやりと地図を思い描きながら、とりあえずツーリスト・インフォメーションに向かって地図をもらう(俯瞰で知るには、やっぱり紙の地図が1枚あると、一発で理解できて便利なんだよなぁ)。
荷物を抱えているし、まずはツーリスト・インフォメーション近くのチャイナタウン/Chinatownとか中央図書館/Central Libraryをならして、お昼でも食べて、宿にチェックインして(荷物をおいて、Airbnbを手配していて、午前中は対応できないけど、午後はいつでもいいですよ、と言われていたので)、それからちゃんと街に繰り出そう、というぼんやりとした予定を思い描きながら、ツーリスト・インフォメーションでもらった地図を片手に歩いていると、少しずつ記憶が、その引き出しが開かれる。
マンチェスター市立美術館/Manchester Art Galleryの前を通ったとき、「北欧デザイン展/Nordic Craft and Design」の案内が目に留まり、市立だし無料なんだよな〜、確か、と思いながら、中へ。
イギリスの公共の美術館や博物館は寄付のお願いこそあるものの、無料なので、ほんと、いいなぁ
(これを数日後、グラスゴーで合流したイギリス人の友人たちにいうと、当たり前だ! 何言ってんの? って顔をされた)。
御多分に漏れず、マンチェスター市立美術館はカフェを備えていまして、最近の私は、サクッと軽く食べるなら、ミュージアムカフェの利用率が高いんですよね〜。
業者が入っているところも多いし、下手に飲食スポットで食べるよりもコージーで、少なくとも居心地はよかったりする。
なので、この日も、ひととおり展示を見終わったら、マンチェスター市立美術館の1Fにあるギャラリー・カフェ/Gallery Caféへ(↓)。
ショーケースに並んだ、色とりどりのケーキ(焼きっぱなしのお菓子が多いイギリスでは、こんなカラフルなの、珍しいなぁ)を眺めながら、
コーヒーや紅茶も種類が多くて、気がきいているじゃない、なんて思いながら。
で、この日、朝早かったし、軽食にしましょう、と選んだのは、
本日のスープ/Soup of the Day。この日のスープは、 セルリアックとトリュフ。ブルーマー(パン)とバター付きで、£5.00。
基本的に根菜が好きで、しかも火を通したものが好きなので、こーゆーの、しみじみしちゃうな。
この、本日のスープが、ヴェジタリアン、グルテンフリー仕様、ってのも、すっかり今の時代だし、「マンチェスター、お前もか」な気分に。
トリュフはほのかに香るけれど、あってもなくても(私は、トリュフは重要視していないので、別になくてもいい。パンチが強いから、淡い食材だとその風味を打ち消しちゃうんだよね)。
少々お皿のふちにスープがかかろうと、そのあたりはファインダイイングではないし、まあ、こんなもんよね、なんて思いながら。
ミュージアムカフェのよさは、ふらっと入れる気軽さと居心地のよさにあると私は思っていて、紅茶をすすりながらのんびりしている人、ラップトップを持ち込んで作業している人の姿も。
私が食事を始めたのは、ランチには早い11:30で、そのときはカフェにいるお客さんはちらほらでしたが、ススープが運ばれてきて食事が運ばれた頃から、人がどんどんやってきて、ほぼ満席状態に。
“People are strange when you're a stranger.”って言ったのは、ジム・モリソンだったか。
賑わいのなかに、神経を弛緩させて、目の焦点を合わせず、耳をそばだてることもしないでいると、自分も風景の一部になったようで、ああ、今、よそにいるんだなぁ、さすらっているんだなぁ、という気分にしばし浸るのも、私の旅のひとときだったりします。
sat 27/10/18
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○消えない光があるのなら: There is a Light That Never Goes Out(マンチェスター) → https://ricorice.exblog.jp/28140864/
○ケーキ@パティスリー・ヴァレリー/Patisserie Valerie(マンチェスター) → https://ricorice.exblog.jp/27847050/
○コーヒー@スターバックス、マンチェスター・ヴィクトリア駅/Starbucks, Manchester Victoria Station(マンチェスター) → https://ricorice.exblog.jp/28041594/
○ランチ@ウェルカム・カフェ/Wellcome Café(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/27662978/
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ストリートフード@リアルフード・マーケット・アット・キングス・クロス/Real Food Market at Kings Cross(ロンドン)
http://ricorice.exblog.jp/28539826/
2019-09-26T00:00:00+09:00
2019-09-26T12:55:16+09:00
2019-08-26T00:00:53+09:00
ricoricex
イギリスの飲食店レポート
その日の午後、ウォーレン・ストリート駅界隈で見つけたカフェ、コーヒー、ケーキ&キス/Coffee Cake & Kissesでひと息ついて、外に出たら、秋のロンドンはすでに夕闇の中。
そのとき、小腹は満たされたけれど、就寝まで持つとは思えない。
でも、どっしり食べたいわけじゃない。
さて、どうしよう(食事が終わったら、すぐに次の食事のことを考えているようで、まったくどーかしてるなぁ)。
今すぐ食べるわけじゃないから、選択肢としてはファストフードでテイクアウェイかスーパーマーケットで何か買うか。
その日の私はどちらも食指が動かず。
はっ、と、そういえば、今日ってキングス・クロスの駅にフードマーケットが立っている日じゃなかったけ?
その日は水曜日。
チェックすると果たしてそうで、ウォーレン・ストリートからキングス・クロスに移動したのでした。
これ、2015年秋のこと。
2018年のコール・ドロップス・ヤード/Coal Drops Yardのオープン(↓)など、
すっかり再開発された2019年の今と違って、当時はまだ駅界隈は工事中。
ガラが悪い、というイメージを引きずっていました、少なくとも私は。
それもあって、縁遠いエリアだったんですよね〜。
まあ、とにかく、キングス・クロス駅に降り立ったら、ちゃんとフードマーケットは開催されていました。
マーケットの名前は、リアルフード・マーケット・アット・キングス・クロス/Real Food Market at Kings Cross。
https://www.realfoodfestival.co.uk/real-food-markets/kings-cross-market/
鉄道の駅の正面口の前に立っていて、いとも簡単に見つけられ、そしてアクセスのよさときたら!
リアルフード・マーケット・アット・キングス・クロスは、水〜金曜の12.00〜19.00の開催。
ベンチというか、自由に座れるスペースがあるので、そこで買ってきたものを食べている人もいたけれど、まだそこまでお腹が空いていなかったのと、底冷えこそしないものの、頬を撫でる風がすっかり冷たいのは間違いないわけで、買って帰って食べよっと。
立っているストールは20軒ぐらいでしょうか。
焼き菓子やシャルキュトリーやパンやコーヒーや、もちろんスナック類も。
さして多い数ではないので、ひととおりぐるっと回って決めましょう。
目に留まったのは、セイヴォリー&スイーツのタルト類を売っていたPopinaというお店。
http://www.popina.co.uk
店頭を飾るアイテムも、ですが、卵や粉、野菜や果物、乳製品などの材料の出どころを紹介しているところに目を惹かれました。
グルテンフリー、デイリーフリー、ヴィーガン、ヴェジタリアンも掲げているあたり、時代だなぁと思いつつ。
私が購入したのは、
・ホウレンソウとトマトのキッシュ/Spinach and Tomato Quiche
・クルミとバーボンのタルト/Walnut Bourbon Tart
それぞれ£3.50、2個で£6。
直径12cmぐらい、だったかな〜。
普段私はタルト類ってそんなに好んで食べないんですよね〜。
バターの入った生地のぎとっとした感じがあまり好きじゃなくって。
でも、この日は珍しく食べたい気分に。
夜、温め直さず、そのままぱくついたけれど、
生地よりもフィリングの比重が高く、比較的あっさり目。
ぎとっ感はなく食べやすかったな〜。
リアルフード・マーケット・アット・キングス・クロスは19.00まで開催されているわけど、通常はランチタイムがメインだろうから、夕方まで、ってのはあんまりないんじゃないかな。
キングス・クロスというターミナル駅という立地ゆえ、オフィス帰りの人の夕食も視野に入れてる、ってことなのかな。
wed 11/11/15
~~これまでの関連記事も併せてどうぞ
○キングス・クロスにショッピング・コンプレックス「Coal Drops Yard」が本日オープン! → https://ricorice.exblog.jp/27566522/
○ケーキ@コーヒー、ケーキ&キス/Coffee Cake & Kisses(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/28492665/
○ランチ@デューク・オブ・ヨーク・スクウェア・ファインフード・マーケット/Duke of York Square Fine Food Market(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/27163178/
○モルトビー・ストリート・マーケット/Maltby Street Market(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/26209327/
○ブロードウェイ・マーケット/Broadway Market(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/25919385/
○ランチ@ホワイトクロス・ストリートフード・マーケット/Whitecross Street Food Market(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/25549377/
○ストリートフード@リアルフードマーケット・アット・ザ・サウスバンクセンター(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/22560842/
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追記:アフタヌーンティー@ウィロー・ティールーム/The Willow Tea Rooms(グラスゴー)
http://ricorice.exblog.jp/28517140/
2019-09-20T12:00:00+09:00
2024-03-05T09:47:59+09:00
2019-08-13T12:01:56+09:00
ricoricex
イギリスの店レポート
先日、22年ぶりにグラスゴーを訪ね、当時は行かなかった(行けなかった)ウィロー・ティールーム/The Willow Tea Roomsでアフタヌーンティーをしたことを綴りました(↓)。
そして、FBにも投稿し、チェックインしたところ、な、な、なんと、お店からコメントをいただきました!
いただいたコメントで、私の???が氷解!
どーゆーことか、っていうと、私が訪問したのはブキャナン・ストリートの店。
しかし、ブログ記事を書いているときに、ヒットしたのは、ソーキーホール・ストリートのお店の方(↓)。
あれ〜、ブキャナン・ストリートの方はなくなっちゃったのかなぁ、
もしくは(ちょうど、というべきか)ソーキーホール・ストリート改修のタイミングだったので、リオープンしたらソーキーホール・ストリートに統一したのかなぁ、
と考えたわけです。
そして、私が訪ねたのと随分変わって、別のお店みたいになっちゃったなぁ、とも感じたわけです。
で、FBに寄せていただいたブキャナン・ストリートのお店からのコメントで、そーゆーことだったのか!とようやく腑に落ちました。
どういうことか、っていうと、
もともと、今のブキャナン・ストリートで経営してらっしゃる方は、ソーキーホール・ストリートで営業してらしたそうです。
しかし3年前に契約終了となり、ブキャナン・ストリートに移った、と。
確かに、私が22年前に前を通ってお店の存在を確認したのは、ソーキーホール・ストリートだったわけで、それも私の誤解(移転か? etc)を招いた原因でもあります。
で、改めてサーチすると、ブキャナン・ストリートの方のお店のウェブサイト、ちゃんとあるじゃない。。。
https://www.willowtearooms.co.uk
メニューも、そうそう!(↓)。
現在のアフタヌーンティーは私が訪問したときよりも55pアップして、£13.50になっているけれど、それでも相当のお値打ち価格です。
スコットランドらしいメニューも多いし、ちょっとつまむにもたっぷり食べるにも満たしてくれるメニューが満載なんだよね〜。
で、ウェブサイトの中のニュースで、こんなのも見つけ(↓)、
あぁ、そういうことだったのか、と納得。
このニュースには日付けはないのだけれど、ブキャナン・ストリートのお店の方がFBに投稿してくださった内容から推量すると、ちょうどリース契約が切れるときの心情、ってことだったのでしょう。
いやぁ〜、結果としてそうなったのですが、発信してみるものですね。
ちゃんと本家に届き、事実を教えてもらえる、というね。
そして、もうひとつ。
人に任せていると(今回はグラスゴー出身の友人が予約して、連れて行ってくれたのだ)、こういうことって起こるよなぁ、ってこと。
決してどうのこうの言っているわけじゃないですよ。
全面的にお任せし、連れて行ってもらえるってのはありがたい!のですから。
(私の友人は事情を分かった上で、ブキャナン・ストリートの方に連れていってくれたのかもしれません)
でも、その店を知る、となると、これは別の次元の話でして。
普段私の仕事は、自分で調べて下見に行って、いざ取材となれば話を聞いて、ということをするので、すると、段階を追ってその店について理解するわけです。
しかし、人に任せていると、その途中の過程を経ないので、思い違いを生むのはこういうことからも発生するんだなぁ。
現場に行くとか、調べるとか、自分で確認するって、やっぱ大事だな、と痛感した出来事でした。
~~これまでの関連記事も併せてどうぞ
○アフタヌーンティー@ウィロー・ティールーム/The Willow Tea Rooms(グラスゴー) → https://ricorice.exblog.jp/28520453/
○君は“揚げマーズバー”を食べたことがあるか?(スコットランド) → https://ricorice.exblog.jp/27961084/
○バロウランドこそが夢の国/Barrowland is a Wonderland(グラスゴー) → https://ricorice.exblog.jp/28165843/
○セットティー@フレッチャーズ・ハウス/Fletcher’s House(ライ) → https://ricorice.exblog.jp/25989838/
○エキスパートが選ぶ、イギリスのアフタヌーンティー・スポット30選 → https://ricorice.exblog.jp/25875125/
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アフタヌーンティー@ウィロー・ティールーム/The Willow Tea Rooms(グラスゴー)
http://ricorice.exblog.jp/28520453/
2019-09-14T00:00:00+09:00
2024-03-05T10:03:20+09:00
2019-08-15T00:00:40+09:00
ricoricex
イギリスの店レポート
そもそもイギリスに住もう!と私が決心したのは、1996年6月グラスゴーを訪問したから。
訪ねたグラスゴーがあまりにもよくって、というと語弊があるかもしれないのですが、一言でいうと街との相性がよかったんですね。
それが証拠に(?)、グラスゴーからデイトリップで訪ねたエディンバラはダメで、サイズの合わない服をまとっているような感覚に襲われ、駅回りをぐるっと回って、すぐにグラスゴーに戻った、というね。
その時、2週間滞在の予定で格安航空券をとってイギリス入りして、当時はリコンファームなんてものがあって、その時にダメもとで延長を相談し交渉したら、条件付きでOKになって、イギリスに1カ月いたんだったな
(グラスゴーは最初、現地の友人が連れていってくれたのですが、もう少し滞在して、自分の足で歩きたくって、それで延長した次第)。
路線バスを利用して旅行中で、フォート・ウィリアムの公衆電話からコインを入れて、リコンファームの電話をしたんだった。
英語をほとんど解さなかった当時の私、でも願いがあまりに強いと、なんとでもなるものです(笑)。
グラスゴーはかつては造船で栄えた工業都市、今は、というと、お行儀のよくない街(はっきり言って、ガラのよろしくない)部類に入れられ、観光アトラクションが、しかも“おほほ〜”なものがあるわけでもなく。私は、グラスゴーの街の空気感がしっくりきて、落ち着く〜。ここに住みたい!と強く思ったのです。
その住みたい!の大きな要素となったひとつは、グラスゴー大学/The University of Glasgowとグラスゴー美術学校/The Glasgow School of Artが、学校や周辺の雰囲気含め、学校の建物などもあまりに素晴らしかったから。
(帰国後、東京・飯田橋のブリティッシュ・カウンシルなどに行ったりして情報を集め、結果、グラスゴーではなかったけれど、イギリスに住むことを敢行したのは4年後の2000年でした。)
グラスゴー大学とグラスゴー美術学校に行ったってことは、この街が生んだ建築家、チャールズ・レニー・マッキントッシュ/Charles Rennie Mackintoshにも触れた、ってことで、確かに自分の目で見たいな〜、ってのは、当時もありました。
私は、音楽オタクでもあり、建築(モダニズムの、主に住居)オタクでもあり、マッキントッシュのデザインはもろストライクゾーンではないのだけれど、それでも惹かれる部分や大きな興味はあって、なぜグラスゴーでこういうデザインが出てきたのか、100年以上も前に彼も含む4人、ザ・フォーは男女2人ずつの構成だったのか(まだ女性が働くのは珍しかった、はず)、さまざまな疑問がぐるぐるし、すでに論文などはあるのでしょうが、自分で実際に見て確かめて納得したいんですよね。
1996年当時、貧乏旅行をしていたので、この店の前までには来たのだけれど、中には入れなかったな。
そこまで敷居も値段も高いわけではないのだけれど、いつか必ず戻って来る!という思いを抱きながら、入り口から中を眺めたのでした。
2018年秋。
本当に戻って来ちゃったよ!
ウィロー・ティールーム/The Willow Tea Roomsに。
しかも、初めてグラスゴーを訪ねたときと一緒、グラスゴー出身の友人と!
人間、長く生きているといろんなことがあるよなぁ。
一緒にウィロー・ティールームに行くとはなぁ(それどころか、5日寝食を共にしたんだよなぁ)、感慨深い!
ウィロー・ティールームについては、あまりに有名なので、ちょっと検索すればた〜くさんの情報が出てくるでしょうから、ここでは割愛。
詳細が記載されたウェブ記事のリンクを貼っておきます(↓)。
ウィロー・ティールームで何を食べたか、は以下のとおりです。
注文したのは2人とも“アフタヌーンティー/Afternoon Tea”。
3段トレイで登場し、内容は以下のとおりです。
<上段/お菓子>
・本日のケーキから1つ/Choice of cake from today’s selection
(友人はレモン・メレンゲ・パイ、私はイチゴのタルトをチョイス)
・バター・ショートブレッド/Buttered shortbread
<中段/スコーン>
・スコーン1個 コーニッシュ・クローテッドクリームとイチゴジャム/Scone with clotted cream & jam
<下段/サンドイッチ>
・サンドイッチ4種/Selection of sandwiches
(ホワイトブレッドはトマト、ハム、ライ麦はスモークサーモン、卵)
お茶は、定番のブレックファスト・ブレンド・ティーをチョイス。
以上、サービス料込みで£12.95。
地方のアフタヌーンティーはラフで大ぶりなのは、ウィロー・ティールームでも同じ。
特にサンドイッチにその傾向がみてとれるんですよね〜、しかもラフなんだよなぁ。
しかも、この値段!(安い!ってことです)
が、が、が、どーやら改訂があったようで、2019年9月現在、
値段は£21、終日、いつでも注文可能だったのも、12:.00〜16.30になっているし、
おまけに、Elegant fnger sandwichesとして3種類、
Bite-siezed plainand fruit sconesと、スコーンがミニサイズで、プレーンとフルーツの2個になっていて、ポッシュ化しちゃったみたい。。。
いや、ウィロー・ティールームのウェブサイトを見ると、私が訪問したブキャナン・ストリートの方はなくって、ソーキーホール・ストリートのみが掲載されている。
改修はソーキーホール・ストリートの方で、移行期間を経て、1軒に統一したってことかしら(私が訪ねたブキャナン・ストリートは、ソーキーホール・ストリートの改修中で仮店舗だった、ってことなのかなぁ)。
よく、わからない。
それはそれとして、友人曰く、人気だから予約は必至!とのことで、実際に2〜3週間前に予約を入れてくれたのでした。
確かに、ほぼ満席で入れ替わり立ち替わりお客さんが入ってたもんなぁ。
ところで、遂に私がウィロー・ティールームを訪問した2018年は、マッキントッシュ生誕150周年という記念年であったからか、ウィロー・ティールームは改修を終えた後でした(↓)。
ヒル・ハウス/The Hill Houseはちょうど補修工事中で、訪ねるだけでも訪ねたかったけれど、建物全体をカバーしているような状態だから、行っても何も見られない、ってことで断念!
その補修工事も終わったようなので(↓)、次にグラスゴーに行く理由づけとしますかね。
tue 30/10/18
~~これまでの関連記事も併せてどうぞ
○君は“揚げマーズバー”を食べたことがあるか?(スコットランド) → https://ricorice.exblog.jp/27961084/
○バロウランドこそが夢の国/Barrowland is a Wonderland(グラスゴー) → https://ricorice.exblog.jp/28165843/
○セットティー@フレッチャーズ・ハウス/Fletcher’s House(ライ) → https://ricorice.exblog.jp/25989838/
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ケーキ@コーヒー、ケーキ&キス/Coffee Cake & Kisses(ロンドン)
http://ricorice.exblog.jp/28492665/
2019-08-31T00:00:00+09:00
2019-08-28T13:59:44+09:00
2019-07-31T00:00:27+09:00
ricoricex
イギリスの飲食店レポート
最寄駅で降りたことはある程度で、たとえば次の約束までちょっと時間がある、早く着いた、なんて理由でなじみのないエリアをあてどもなくぶらぶらするのは楽しい。
一度でも来たことがあれば、距離感や東西南北が把握できているので、自分が今どこにいるか、なんとなく地図が頭の中で描けるので、さして不安にならずとも、思うがままに歩けます。
ここも、ウォーレン・ストリート駅界隈をぶらぶら歩いている最中に、前を通って気になって立ち止まって、入ったお店。
コーヒー、ケーキ&キス/Coffee, Cake & Kisses
https://coffeecakekisses.com
それまで名前を聞いたこともないし、そもそもウォーレン・ストリート駅界隈のフィッツロヴィアはそんなに詳しくないし、前知識も予備知識もまったくのなく、よさそうだなぁ、の印象だけで吸い込まれるように入ったのだけれど、果たして、やっぱりよかったのです。
お店のよしあし、って個人差もあるし、相対的にこれ!というのはなかなかつらいところで、このコーヒー、ケーキ&キスはその代表。
ここよりおいしいコーヒーを淹れる店はあるでしょう、ここよりおいしいケーキを出す店もあるでしょう。
でも、なんだろうな、人と人、人と街に相性があるように、人とお店にも相性があるんだなぁ、と思わされた次第です
というのも、コーヒー、ケーキ&キスは、私にとって圧倒的に居心地がよかったから。
cosyっていうのはこういうことをいうのね。
著名なお菓子屋さんであれば、お菓子が作品のような佇まいがあるせいもあって、大なり小なりかしこまったところがあるし、研ぎ澄まされたコーヒー店であれば、どこか修行(〇〇道)みたいな空気感をまとう。
それはそれでいいのだけれど、どこか緊張感があるのも事実。
されどコーヒータイム、なんだよね。
でもね、たかがコーヒータイム、でもいいんじゃない。
毎度毎度“されど”は疲れちゃうよ。かといって、従来の“たかが”は安かろう悪かろうになっちゃうしね。
このあたりのバランスが絶妙で、実はされどコーヒータイム、なんだけど、アプローチはあくまでたかがコーヒータイムなのが、コーヒー、ケーキ&キスだったのです。
オーダーしたのは、
アメリカーノとアップル・パイ。合わせて、£6.35。
普段、私は好んでアップル・パイを食べません。
嫌いなわけじゃないんだけれど、食べ進めるうちに瞼がキュッと引き締まって汗をかくというか、なんだか途中で放棄したくなっちゃうんですよね〜。
でも、コーヒー、ケーキ&キスのアップル・パイは、ほわっとした表情で、あ〜、いけるかも!と感じたのです。
結果は大正解!
折り目正しい、かっちりとした、いかにもプロが作った、って見た目のパイじゃない。
でも、ラフで家庭感満載でもない。
小さなスライスに、温かみがぎゅっと詰まった、妙に背伸びも崩しもせず、取り繕ったところがなく等身大、って感じで、これに心落ち着く。
とにかく、押しつけがましくないんですよ、そこが気に入った!のです。
一口二口食べたときに、店員さんがやって来て、
「言うの忘れてたけど、温めてもおいしいんですよ。温めたの食べてみますか?」とニコニコしながら訊いてきて、「ああ、そうなの、じゃあ」とお願いすると、温めたほうがじわ〜感倍増でよかった!
しみじみしちゃうなぁ。
ちなみにコーヒーは、泣く子も黙るモンマス・コーヒーのものでした。
店内を見渡すと、ひとりで来て勉強したりラップトップで作業をしている人の姿が多い。2人連れや親子もいたな。
観光客がわざわざ来るところでもないだろうから、格好を見ても、学校やオフィスの近くで来ているんだろうな、って感じ。
店内には自由に読める本がおいてあり、ハガキサイズのショップカードも。
名前と、店名にちなんだ、favourite coffee(好きなコーヒー)、favourite cake(好きなケーキ)、perfect kiss(理想のキス)を書き込めるようになっていて、壁にペタペタ貼ってあるのはこれかぁ。
favourite coffee(好きなコーヒー)、favourite cake(好きなケーキ)はスラスラかけるにしても、perfect kiss(理想のキス)かぁ、そんなの考えたことなかったな。
それどころか、perfect kissときくと、ニュー・オーダーを思い出してしまうワタクシ。。。
(PV/MVの監督はジョナサン・デミでしたね)
で、お店を出る前にトイレを尋ねると(イギリスでは、というか、日本以外の国では、行ける時に行きたくなくてもトイレに行っておかないと大変な目(行きたい時にトイレはない!)に遭う可能性がおおいにあり)、「下の階ですよ。工事中だけど使えるのは使えますから」。
確かに。
でもね、使う方からいうと、工事途中でも解放してくれているのはありがたい!
上の階に戻って、会計を済ませがてら、
「トイレ、ありがとうございました」とか、「アップル・パイは最高においしかった! 温めてもらって正解で、これがperfect apple pieでした」みたいな他愛ない会話を交わし、
「気に入ったからまた来ます。でも、次はいつ来れるかわからないけど」と。
「あら、ご自宅は遠いの? ロンドン郊外?」
「郊外も郊外。日本からです。片道12時間はかかります」
「12時間なんてあっという間。近いものですよ。じゃあ、また明日お目にかかりましょう!」
と送り出してくれました。
「12時間なんて近いものですよ」が妙に心に響いて、
これってコップに半分水が残っているときに、もう半分しかない、と捉えるか、まだ半分ある、と捉えるか、に通じる物事の受け取り方の違いよねぇ。
もちろんリップサービスというか、会話の流れというか、なんだけれど、居心地のいいお店はこういうほがらかなキャラクターの人がいるから成立するんだよなぁ。
ロンドンの秋はもう日も短く、店に入るときは明るかった屋外も、日が暮れ風は冷たくなっていたけれど、納得と温かさとで、ぽかぽかした気持ちで帰路についたのでした。
wed 11/11/15
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○<イギリス菓子・レシピ> アップル・パイ【Apple Pie】 → https://ricorice.exblog.jp/24896535/
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夕食@ディシューム/Dishoom(ロンドン)
http://ricorice.exblog.jp/28488672/
2019-07-30T00:00:00+09:00
2019-07-30T01:09:30+09:00
2019-07-29T00:00:43+09:00
ricoricex
イギリスの飲食店レポート
はっきり言って、何を食べたか覚えていません(笑)。
ひとりで行くか、食べる目的で行くか、でないと、こんなにも記憶が残らないのか。。。
友人と話していたときのこと。
「ハイストリート・ケンジントンにいい店ができたんだ〜。いつも混んでいるけど、今日は月曜だから狙い目だと思う。一緒に行こう!」となり、店名を聞くと、
「忘れた。。。でも、場所わかってるから、大丈夫!」と。
で、お店に到着したら。なんと、ディシューム/Dishoomじゃなの!
http://www.dishoom.com/
しかも、何軒かある中で、次はここへ行こう!って思ってたとこだ〜(↓)。
20時過ぎ、お店に着いてドアを開けたら、熱気がすごい!
すでにたくさんの人が入っているのは、火を見るよりも明らか。
月曜日を狙ってきたのに、月曜日なのに、すごいねぇ。。。人気店の底力を見た!
肝心の席があるか。。。
しばらくして、ホールスタッフの人が戻ってきて、なんとか席があり、ほっ。
う〜ん! 広い店内ながら、満席じゃん!
で、何を食べたか覚えていないのか、っていうと、すっかりおしゃべりに夢中になっていた、のが理由としては大きいのだけれど、
居酒屋状態というか、周囲のがやがやがすごくって、話に集中しないと会話が続かない。それもあって意識はおしゃべりに向かっていて、食事にはいかなかったのだ。
とはいえ、とりあえず写真は掲載しておきます。
このケンジントン店が行きたい!と思っていた理由は、インテリア。
なるほど! 1930年代のアールデコ風で、でも敷居の高さはなくって、いい感じ。
このさじ加減がうまいね!
カジュアルデートで使いたい!ってなるだろなぁ〜。
それにしても、月曜日の夜から、飲食店がこんなにもワイワイガヤガヤ賑わっているとはね。
しかも、おそらく、(観光客ではなく)地元の人がほとんどっぽいし。
本当にロンドンはフーディーになったんだなぁ、としみじみした夜でした。
mon 05/11/18
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○朝食@ディシューム/Dishoom(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/27226476/
○カレーブッフェ@ライジング・サン/Rising Sun(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/25854367/
○カレー・ランチ@インディアン YMCA/Indian YMCA(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/25683596/
○夕食@オベイン/Aubaine(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/26068693/
○夕食@フランコ・マンカ/Franco Manca(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/28114686/
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