イギリスの食、イギリスの料理&菓子 ricorice.exblog.jp

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イギリスの食研究家、食の編集者/ライター、フードアドバイザー、情報発信サポーター“羽根則子”がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。


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カテゴリ:イギリス的表現( 21 )



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おなかがすいたはhunger。
ものすごくおなかがすいたは、I’m starving。starveは餓死する。その現在進行形、be 〜ingだから、餓死に向かっている、おなかがすいて死にそう!ってこと。

これに伴い、I could eat a horse。馬一頭をまるまる食べられそう。というのが例文で出てきます。
実際に食べるってわけじゃなくって、canの過去形のcouldってことは、実際にはできないけど、できそうなほど(おなかがすいている)ってこと。
ついでにいうと、冠詞にaがついていることもポイントで、このときのa horseは馬肉ってことじゃなくって、馬一頭丸ごとってこと。
馬のような大きな動物をまるごと食べられるほどの空腹感を表現しているんです。


で、ここまでは、日本でも見聞きしていたんだけど、
私が実際にイギリスで知った空腹を表現する言葉に
peckish
があります。

形容詞なので、I’m peckishとして使い、意味は“小腹がすいた”。
ペキッシュと読み、声に出すと、その音感が、小鳥がえさを食べている姿を想像させ、ちょっとついばみたい、そして、小腹がすいた、につながるように思えるのは、私だけ?

まあ、鳥の名前にpから始まるものが多いからから(ざっと思い浮かぶものだけでもこんな感じ)、
penguin, puffin(ヒナはpuffling), partridge, pigeon, pelican, peacock(メスはpeahen、ヒナはpeachick), parrot, parakeet
なのかもしれないけれど。


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by ricoricex | 2016-11-17 00:00 | イギリス的表現

リンゴ + 梨 = 階段?


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明日、10月21日はリンゴの日/Apple Day
https://www.commonground.org.uk/apple-day/
ということで、そーいえばと、こんなことを思い出しました。

それは、
apple and pears
という言い回し。
リンゴと梨でしょ、代表的な果物ってこと? それがどーしたの?って思うかもしれません。

でも、これ、
階段
って意味なんです。
東ロンドンのコックニー独特の韻を踏む、cockney rhyming slangと呼ばれる表現で、
階段は英語でstairs、
pearsとstairsが韻を踏んでいるんですよね〜。
それで、apple and pears(リンゴと梨)が、stairs(階段)となるわけです。

コックニーは東ロンドンの庶民というかワーキングクラスの言葉っていえばいうのかな、
江戸っ子言葉に近いかも。
ただ、江戸っ子に感じられる粋よりもぐっと泥臭い感じがするけれど。

困るのは、ときどき、and pearsを省略して、applesとなること
(この場合は、appleは複数形になりsを伴います)。
stairsとは、もはや韻を踏んでないわけで、知らないとなんのこっちゃ、になるわけです。
cockney rhyming slangではapple and pearsのように2つの言葉を組み合わせて使うことが多く、同様に略すのは韻を踏む方ってのが、なかなか手強い。


私は西っ子、厳密にいうと山の手の下町がしっくりくるので
(東京でいうと三軒茶屋、ロンドンだとアールズ・コート、最近だとシェパーズ・ブッシュあたり)、
今、ロンドンは東だ〜!と言われて久しいけれど、行くとアウェイ感に襲われ、あまり積極的に行かないんですよね〜。

だから、コックニーの言葉にほとんど接したことがないのですが、
ロンドンの中心部、ソーホーにあるBerwick Streetだったかな
(Oasisの2ndアルバム『(What's The Story) Morning Glory? 』のジャケットが撮影された場所です)、

ここは市が立つので、ここで魚だの野菜だのを買ったときだったか、
あ〜、これがコックニーなんだ〜!と思ったことがありました。
表現も、ですが、発音も独特で
hを発音しないこと、thは舌を上下の歯で挟むような発音をしないこと(f、もしくはvの音に変化します)が、脳天をかち割られたような衝撃でした。


実のところ、耳にすることが多いのかどうか、住んでいないと、また住んでいてもエリアによって違うのでしょうが、cockney rhyming slangは書き言葉としては健在。
apple and pearsはcockney rhyming slangのなかでもよく知られる表現で、新聞や雑誌の見出しをはじめ、文章のなかで使われることが少なくありません。
知っていると、あ〜、なるほどね〜、とにやにやしてしまいます。


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by ricoricex | 2016-10-20 00:00 | イギリス的表現

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もう随分前だけれど、日本人とイギリス人のご夫婦が来日し、一緒にごはんを食べたときのこと。
私の仕事のこともあって(食の編集者/ディレクター/ライター、イギリスの食研究家)、日本の食シーンの変化についていろいろ話しているときに飛び出したのがこの言葉。

sweet tooth

「日本人はひと昔前に比べて、びっくりするほどsweet toothになったよ」と。

前後の文脈からすぐにその言葉の意味するところがわかり、
sweet toothとは、“甘党”の意味。

へええ〜!
sweet mouthなら、つまり、口/mouthを用いるのならわからでもないけれど、歯/toothなんだ〜!といたく感じ入ったのです。


しか〜し、そうではなかった!
ある日、あれ〜、なんで複数形のteethじゃなくって単数系のtoothなんだろう?と疑問に感じました。
そこで調べてみたら、驚愕の事実が発覚!(というより、私が単に無知なのですが。。。)

sweet toothのtoothは歯という意味じゃないんです。sweet toothのときのtoothは好み、嗜好、という意味。
とあらば、sweet tooth = 甘党 というのも大いに納得。

その後、幾度となくsweet toothという言葉を耳にしたり目にしたりして、ごく一般的な表現であることを認識しました。

こういういのって、やっぱりネイティブと喋ったり、話すことをきいたり、書いたものを読んだりして、初めて納得してストンと落ちる言い回しな気がします。
そして、こういうカラフルな表現を身につけるために大切なのは、“読むこと”であることも痛感するのです(英語に限らず、読み書きがあまり得意でないので。。。)。
目にして、へぇ〜っと思ってひっかかるのは、耳によりも目にする言葉なので。


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by ricoricex | 2016-10-10 00:00 | イギリス的表現

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Trees are green.
EU残留/離脱の国民投票の結果を受けて、デイヴィッド・キャメロンが首相を辞任。
そのあと、2016年7月11日、テリーザ・メイが首相に就任したときに真っ先に思い出したのがこのフレーズ。

これ、何かっていうと、
Trees areはTheresa/テレーザを上手に発音するために、こういえばいい、という文句で、私がイギリスでケンブリッジ英検のための(スパスタ)集中コースに通っていたとき、スピーキングの授業のなかで余談として教わったこと。
Theresa Greenという名前の人がいたら、ジョークみたいなもの、って言っていて、それはTrees are green(木々は緑)って聞こえるから。
そのとき私は、まさにこのTheresa Greenという名前の人を知っていたから、驚いてしまったのです。
授業のキーポイントだった、肝心の早口言葉(tangue twings)はほとんど忘れてしまったのだけれど、おまけに、と付け加えられたこのことは鮮明に覚えているなんて、記憶ってそんなものかもねぇ。

テレーザって名前、別段変わった名前ではないけれど、実際にこの名前を持っている人ってそれ以降お目にかかったことなくって、テリーザ・メイが首相として大きくクローズアップされたとき、そういえば、と記憶が呼び起こされた次第。

でもって、Trees are然り、Theresa然り、日本語にしてテレーザとするのは、近からず遠からずで、lost in translationな気分に陥ってしまう。
e0038047_12214915.jpgでも、この名前に限っては、ほかにうまくカタカナ表記できないかもなぁ。
スコットランドの国の花、アザミのthistleをシスルと表記するのも、スィスルの方が近いような気はするけれど、それも違うので、やむなし、か。。。
嗚呼、じれったい!


e0038047_1254913.jpgでも、明らかに、んんん?ってのがあって、まずは
blancmange/ブラマンジェ
これ、そのまま素直に読むとブラマンジュじゃないの? 
イギリス人もブラマンジュって発音していた、気がする。。。

同じ路線でいうと、Julian Assange/ジュリアン・アサンジも私の耳にはジュリアン・アサンジュだし、Nigel Farage/ナイジェル・ファラージもナイジェル・ファラージュに聞こえる。
車の修理工場/店を意味するgarageはガラージュだしなぁ。。。(ガレージ、とも読むのだろーか?)

ブラマンジェで思い出したけれど、ワイン用ブドウ品種のソーヴィニヨン・ブラン/sauvingon blancはソーヴィニヨン・ブランク(このときのクは小さい。ラの発音はフランス語のそれと違う)ってイギリス人は発音する。
不思議に思って訊いたことがあって、イギリス社会のなかで一般化しているフランス語の言葉はそのまま発音するけれど、そこまで普及していなければ知らないが故に英語読みしちゃうかもね〜、らしいです。

e0038047_1214817.jpgロンドンにあって、日本でも知っている人が多い、フランス菓子店のMaison Bertauxは日本だと、メゾン・バトーって表記されているようだけれど、これ、メゾン・ベルトーじゃなかろーか?


e0038047_12262998.jpg日本で普及している言葉を思えば、半分仕方ないのかも、だけれど(事実、拙著『イギリス菓子図鑑』では、英語の音に倣った表記だとわかりづらいから変更して欲しいという要請があった)。
イギリスでの言葉は → 以降の音に私の耳には響くのだけれど、英語読みは一般的でないからってのがその理由。

e0038047_1215016.jpgtart/タルト → タート
sorbet/ソルベ → ソーベ(ィ)
cork/コルク → コーク

となると、ストロベリー・タルトなんていう、英語とフランス語のミックスになっちゃっう事態が発生し、これまた違和感。
でもって、corkはunが前についてuncork/アンコークは抜栓するって意味で、ワインを飲むときとかによく使うので、コルクという読み方でだけ記憶していると、すぐにアンコークにつながらないんじゃないかな。


そして、私がいつももぞもぞしてしまうのが、financialを日本だとフィナンシャルって読むこと。
アメリカ読みなんだろーか?
そして、いつから? ひと昔前はファイナンシャルって言っていたよーな気がするんだけど。

私は一度も、経済の授業を受講していたときも、イギリスでフィナンシャルって言ってるの、きいたことない(記憶にない、ひっかからない、ってことは違和感がないってことで、フィナンシャルって言っていないと思う)。
e0038047_12155354.jpg日本でのことは、アメリカ読みならそれはそれで仕方ないけれど、せめて日本経済新聞傘下となったイギリスの経済紙、the financial timesはファイナンシャル・タイムズって表記して欲しい。
the financial times側はよしと思っているのかなぁ。なんか気持ち悪い。


最初に人名の話をしたけれど、これも私の耳には → 以降に聞こえる。
Gary/ゲイリー → ギャリー
Sarah/サラ → セァラ/セーラ


私が英語習得にあたって(今も進行形です)、最初にとまどったのは、地名や人名の固有名詞を英語表記&読みすること。まあ、よその国のことは言えないけど、ね。
Paris/パリ → パリス
Firenze/フィレンツェ → Florence/フローレンス
ぐらいは知っていたけれど、

Gruziya/グルジア → Georgia/ジョージア(当時、日本ではグルジアと呼んでいた)
Köln/ケルン → Cologne/コロン(ってのもちょっと違うけど、これが近い、か)
にはまいった! まったくどこのことを指しているかわからなくって、説明されて、もしや!と思ったらそーだった、という。。。
こーゆーの、すごく多い。

イギリス人はほっとくとiをアイと発音する。
かの、Michelangelo/ミケランジェロは、彼らにかかると、マイケランジェロ。
一度授業で、イタリア出身の男性が挙手をして「マイケランジェロじゃないよ、ミケランジェロだよ」と言い出して、先生に発音を矯正させたってことがあり、そこは真剣にじゃなくってご陽気に、だったのだけど、彼にとってはやっぱり違和感があったって言ってた。

e0038047_12181615.jpgそんな具合で、伊勢もIseでアイセって読むし、それが顕著なのがスウェーデン発家具量販店のIkea。
イケアじゃなくって、イギリス人はアイケァって言うんだよね〜。
directorもディレクターじゃなくって、ダイレクターだし(となると、フィナンシャルはアメリカ読みってことか)。
あっ、でもprivacyはプライヴァシーじゃなくって、プリヴァシーなんだよねぇ。。。

そういえば、フランスから来ていたCharlesという男性は、授業の最初の日に、チャールズっって呼んでいいか?って訊かれていたなぁ(フランス語だとシャルル)。
今はそうでないケースも多いけれど、ヨーロッパ人の名前は聖書から引用される。
なので、同じ語源の名前、しかも同じ綴りってのが存在し、でも国によって発音が大きく違う一例がこのCharles。


以上に挙げたのはほんの一例で、ほかにもあるんだけど、普段もやもやっとしていることをつらつらと綴ってみました。


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○EU 離脱! これがイギリス国民が出した答 → http://ricorice.exblog.jp/24481123/
○モンブラン@メゾン・バトー → http://ricorice.exblog.jp/22514178/
○英語がストレートな表現って誰が言ったの? → http://ricorice.exblog.jp/22908676/
○私の英語学習のバイブル → http://ricorice.exblog.jp/24040928/
○英語のメニュー → http://ricorice.exblog.jp/23176042/




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by ricoricex | 2016-09-12 00:00 | イギリス的表現

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食事が済んだらスタッフが伝票を持って来て、それをエントランス近くのレジで会計する、というのは、日本の一般的な飲食店のシステム。
イギリスではテーブル会計が基本。日本でもファインダイニング系ではそういうお店がありますね。
食事が済んだら、テーブルでスタッフを呼んで、会計をお願いし、やがて伝票が運ばれて来たら、テーブルに着席したまま、支払いをするのが、イギリスでのやり方。
このスタイル、イギリスに限らずなので、よく知られている事項だと思います。

では、会計をお願いしたいときに何というか?
それは、
The bill, please.
billはお勘定という意味。
アメリカ英語だと、Check, please.
イギリスだとbillなんですよね〜。そして、イギリス連邦やかつての植民地だった国々でもそう言うかと(全部ではないでしょうが)。

もっとていねいにいえば
Can I have the bill, please?
ですが、まあ、旅行などであれば、The bill, please.でいいんじゃないかな。

これは私の見解ですが、変にきちんと話そうとすると、英語OKととらえれかねないので、が〜っと言ってくる。
でもたどたどしく、ゆっくり、シンプルな単語でしゃべると、向こうもそのレベルに合わせて答えてくれる。
なので、ビジネスでがっちり使う、しっかり英語をやるなどであれば別ですが、観光客であれば、無理しない方が結局賢明だと思うんですよね〜。
私は文法は骨格として大事という持論を持っていますが、それは状況によるし、旅行者であれば、明瞭に意思を伝えることが第一義かと。


さて、食事の会計をはじめ、依頼するときに忘れてならないのは、必ず、pleaseをつけること。たとえシンプルな言い回しでも。
これ、ものすごおおおおおおく大事。

とにかく、PleaseとThank youはマジックワード。
もいっこ付け加えるとExcuse meも。
これ、イギリスの学校で何度か言われたことあったし、ミドルクラスの家庭でホームステイしていたとき、ホストファミリーに幼稚園児がいて、よく両親に、Please, Thank you, Excuse meを付け加えるように訂正されていて、なるほどねぇと感心したものです。


あっ、もいっこ、ものすごおく大事なことを。
お会計をお願いします/The bill, please.
というのはスタッフが自分の席に来たときであって、その前段階として、スタッフにテーブルまで来てもらわないといけません。

このとき、そばをスタッフが通るときにExcuse meと言えばいいのですが、忙しいときや席の場所によってはなかなか近くに来てくれないときもあります。
そんなとき、Excuse meと叫ぶのはNG。絶対やっちゃダメ!
スタッフを目で追い、アイコンタクトがとれたら、自分の側に左手を広げ(相手に手の甲を見せる形)、その手の平に右手でペンを走らせるようなジェスチャーを見せれば、言葉で伝えなくても意味するところ、会計を依頼していることを理解してくれます。
(間違っても指でバッテンを作らないよーに!)
そして、スタッフがやって来て、初めて、
“お会計をお願いします/The bill, please. ”
と言うってわけ。

そのあと、伝票を持っていてくれ、そのあと支払いをして、という手順。
これがねぇ、日本の感覚からすると、時間がかかるんですよ!
次の予定が控えている場合は、急いでいるので、というか、あらかじめ時間にゆとりを持ってスケジュールを組むことをおすすめします。


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○結局、チップは誰の取り分になるのか? → http://ricorice.exblog.jp/23614370/
○Manner makes a man. →http://ricorice.exblog.jp/20954169/
○イギリス的表現 → http://ricorice.exblog.jp/i4
○イギリス社会 → http://ricorice.exblog.jp/i31/




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by ricoricex | 2016-02-02 12:00 | イギリス的表現

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ものすご〜〜〜い違和感がありました、最初きいたとき(見たときだったかな?)。

それは、○○サンド・ケーキという言い方。

一瞬、サンド=砂ってこと?、米粉とか使ってそういうざらっとした砂を思わせる食感にしているのかなぁと。
でも、しばらくして、それはサンドイッチの略だとわかりました。

ずっとそのことを考えていたわけではないのだけれど、頭の片隅には常にあって、さくっと調べたところ、私が感じた違和感は、日本語圏以外では当てはまるよう。


そーだよね。
でも、あとひと押し、背中を押してくれる確証が欲しい。確信したいなぁ。

私は、イギリスに行くたびに、製菓や料理のコースに参加したり、食のプロのいる場所を訪問し、もちろん第一義はプログラムに参加することですが、同時に知識や疑問をぶつけるのにも最適なのです。

結局、私が抱いた違和感はその通り!ということで一件落着。
サンドはサンドイッチと略さない、と。
そして、実際に○○サンド・ケーキがあるというのも知りました。それは果たして、私がイメージしたように、米粉やコーンスターチを使うなどして、砂を思わせる食感に仕上げたケーキのこと、ぼろぼろこぼれるほどのものもあるとか。


では、間にクリームなどをはさむケーキを何と呼ぶのでしょうか?
別段サンドを意味する言葉を差し込む必要はなく、また入れるとしたら略さずにサンドイッチを使います。
これ、イギリスを代表するケーキの、ヴィクトリア・サンドイッチを思い起こせばわかりやすい。
ヴィクトリア・サンドイッチは、ヴィクトリア・サンドイッチ・ケーキだったり、ヴィクトリア・スポンジだったり、いくつか呼び方はあるものの、ヴィクトリア・サンド・ケーキということは断じて、ない。
それは、そう、サンドイッチを略して使わないからです。
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この○○サンドイッチ・ケーキとは、ケーキを横半分、つまり2層のケーキのこと。
2層以上、たとえば3層、4層など、複数の層を持つケーキの場合は、レイヤー/layer(層)という言葉を使って、○○レイヤー・ケーキと呼ばれます。
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そうは言っても、日本はサンドイッチをサンドって略すのが定着しちゃってるじゃない、という声がきこえてきそうですねぇ。。。
本当は略さずにサンドイッチをいう言葉を使って欲しいところだけれど、せめて英語表記の場合はサンドイッチ/sandwichとして欲しい、というのが私の願いです。
特にケーキの場合は、(クリームなどを)はさんだ、の意味でサンド/sandを使うと、砂のような食感と受け取られちゃいますよ。たとえ目の前にケーキがあっても、食感は見た目でわかんないですからね。

そう、英語で綴るとわかりやすいけれど、sand(サンド)をみて、それがsandwich(サンドイッチ)と推察するには無理がある、そういうことなのです。


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○<レシピ> ヴィクトリア・サンドイッチ【Victoria Sandwich】 → http://ricorice.exblog.jp/10474300/
○イギリス的表現 → http://ricorice.exblog.jp/i4//span>
○piece of cake(ピース・オブ・ケーキ)とslice of cake(スライス・オブ・ケーキ) → http://ricorice.exblog.jp/24060924/




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by ricoricex | 2016-01-30 00:00 | イギリス的表現

数日前、当ブログの“イギリスの鉄道ってこ〜んな感じ”の記事でお伝えしたように、イギリスの暮らしで大事なのは、“Keep Calm and Carry On(平静を保ち、いつものままで)”の精神。

このスローガン、言葉だけきいてもピンとこないかもしれませんが、このセリフをあしらったグッズをみたことはないですか?
たとえば、“イギリスで買ったもの ~ティータオル 05~”でも紹介したこれ。
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これ、もともとは第二次世界大戦中に、政府が人々に対して、何が起こっても慌てず冷静に、のメッセージを込めたポスターとして作られたもの。
この手のキャンペーンものはほかにもあったのですが、今ではこれだけが突出して有名です。

とはいえ、実際には第二次世界大戦中に制作はされたものの、人目にふれることはなかったんです。
それが、2000年に入って再発見され、メディアで紹介されると、著作権も消滅していたことから、マグカップだったり、クッションカバーだったり、それこそ上の写真でも紹介したティータオルだったり、とグッズがいろいろ作られ、おみやげ物屋さんをはじめ、イギリスらしいアイテムのモチーフとしてすっかりおなじみとなりました。
上の写真のように、赤い地に“Keep Calm and Carry On”を白であしらったものが基本ですが、色も文言もアレンジしたタイプもたくさん出ています。


イギリスは戦勝国のせいか、はたまたなんでもござれの国民性のせいか(まあ、両方でしょう)、戦争ものをコメディとして扱うことも珍しくなく、その最たるものがBBCで1960〜70年代にかけて制作・放送された「ダッズ・アーミー/Dad’s Army」。
第二次世界大戦を舞台としたコメディ番組で、今にいたるまで繰り返し、繰り返し放送されているほど、普遍的な人気を誇る番組です。

この番組にはキメぜりふがいくつかあり、そのひとつが“Don’t Panic!(慌てない!慌てない!)”。
これ、、“Keep Calm and Carry On(平静を保ち、いつものままで)”に通じるものがあると思いません? 意味するところは同じだし。
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“Keep Calm and Carry On(平静を保ち、いつものままで)”にしろ、“Don’t Panic!(慌てない!慌てない!)”にしろ、ここで言われていることって、イギリス人にとって然るべき態度なんだと思います。だからこそ、これらのセリフがいまだもって愛される。
同時にそこには、栄華を誇った過ぎ去りし日に対するノスタルジックな思いもあるのかもしれません。

さて、「ダッズ・アーミー」はなんと(本当に、なんと!ですよ)映画化され、今年2016年2月5日(金)にイギリスで封切りとなります。
う〜む、果たして、どんなもんでしょうか。
http://www.timeout.com/london/film/dads-army-2016


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○イギリスの鉄道ってこ〜んな感じ → http://ricorice.exblog.jp/24085489/
○イギリスで買ったもの ~ティータオル 05~ → http://ricorice.exblog.jp/18390308/
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by ricoricex | 2016-01-29 12:00 | イギリス的表現

解散騒動がBBCで報道されたのは知っていたけれど、とりあえずSMAPは現状維持で、っていう報道もされたのかなぁ。

そのあたりはよくわからないのですが、知り合いのイギリス人に、ニュースとして何が起こったのかは理解したけれど、本質的なところがつかめない、と言われまして。
(ちなみに、BBCが報道したのは、日本で大きなニュースになったから、ってのもあるけれど、むしろ別の意図があって取り上げたのでしょう)


ふ〜む。
私もよくは知らないし、さして興味があるわけじゃないけれど、あまりの過熱ぶりに、ほっておいても目から耳からどんどん情報が入ってくる。
なので、それらを統括し、何が問題になっているかを説明。時間にして1時間。


よく考えたら、ひとつのトピックについて、こういう風に延々と質疑応答するって滅多にないんだよねぇ。

で、気づいたこと。
報道されていること(一般論)と、自分の考えること(私見)、って明確に分けて話すよね〜、英語って。
なんでそう思ったかっていうと、
それらを意味する言葉を添えて話すから。
主だったものを分類すると、こ〜んな感じ。

<報道されていること(一般論)>
Generally speaking,
According to 〜
It is reported (that) 〜
It is said (that) 〜
be supposed to 〜

<報道されていること(一般論)>
In my opinion,
I reckon (that) 〜
I think (that) 〜
I suppose (that) 〜


で、私って、Generally speakingとIn my opinionを使う頻度が高いことがよおおおく分かった(笑)。


もいっこ思ったこと。
外国人にはわからない、って言う人いるでしょ。
私はそんなことないって思っていて、それって単に説明不足、もしくは説明するのが面倒くさいだけなんじゃないのかなぁ。
(基本的に、私は、人はわかりあえないと思っている、言葉の問題じゃなくってね。そもそも自分のことでさえわからないからねぇ。で、わかりあえないからって放棄するんじゃなくって、言ってもわかんないかもしれないけれど、言わないともっとわかんないんじゃないの?って考えているんだよね〜)

そりゃ共通認識や似たバックボーンがあれば、今回のように1時間も延々と話す必要はなく、一言二言で終わっちゃうし、それってラクよね。
それに慣れちゃうと、わかりきったこと、常識じゃん、ってこと質問されると、鬱陶しいかもしれないけれど、答えていくことで、自分の思考がピシッと整理されていくのが、よおおおく分かった。
話す、でも、書く、でも、いいんだけど、頭の中にもやっとあることをアウトプットするって、そういうことなんだよね。
だから、英語でそれが明確なように、報道されていること(一般論)と、自分の考えること(私見)、を分けて伝えるっていうのは論理的で合理的、な気がする。


でも、まあ、1時間も質疑応答をやると疲れるわな、実際のところ(笑)。
かくいう私もWhy?を連発して、相手がう〜ん、って考え込むことあるからねぇ。
ただ、ものすごおおく頭を使うのは確かです。
なので、私はものぐさなので、頻繁だと困っちゃうけど、たまにはいーかもね。

ちなみに、この1時間の質疑応答の間、私の頭の後ろあたりでずううう〜っと広がっていたのは、『1984』(ハルキじゃないよ! ジョージ・オーウェルだよ!)のラストシーン。
ちょうど彼が亡くなって、66年経った日だったからなのかなぁ。

Nineteen Eighty-Four: The Annotated Edition (Penguin Modern Classics)


一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○バンドかグループか。SMAP解散騒動で思い出されたこと → http://ricorice.exblog.jp/24048723/
○私の英語学習のバイブル → http://ricorice.exblog.jp/24040928/
○イギリス的表現 → http://ricorice.exblog.jp/i4//span>




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by ricoricex | 2016-01-26 12:00 | イギリス的表現

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これ、学校で習ったよね〜。
a piece of cakeは、“ケーキを一切れ”の意味もあれば、慣用表現で“朝飯前” “お茶の子さいさい”つまり、“とっても簡単!”って意味もある、と。

確かに、a piece of cakeは“朝飯前” “とっても簡単!”って意味で使われるけど、イギリスで“ケーキを一切れ”を意味するときに使われるの、聞いたことないっっっ!
じゃあ、なんて言っているかっていうと、

a slice of cake

へっ、スライスって、薄く切る、例えば、ハムとか、同じケーキでも長方形のものはわかるけど、円形は違うんじゃない、って思いがちだけど、a slice of cakeって言うんだなぁ、これが。

数を数える時に使う助数詞は、日本語でもそうだけれど、理屈じゃなくって慣れという部分があり、このsliceについてもそうかも。

逆に助数詞が不明なときは、日本語だと個を使うように、英語だとpieceがそれに該当するので、使えるかどうかで言ったら、使えるとは思う。
“ケーキを一切れ”を意味したい時に、a piece of cakeと言っても、それまでの文脈から理解してもらえるとは思う。
でも、もしa piece of cakeが唐突に出て来たら、ケーキを一切れじゃなくって、ケーキをカットしたときに出るケーキくずをイメージする、ような気がする。。。


私なんぞ、80年代後半から90年代のポップミュージックをリアルタイムで謳歌した者としては、
piece of cakeと聞くと(冠詞のaはつかない)、グランジの雄、マッドハニーのアルバムを思い出しちゃうよ。
マッドハニー、好きだったなぁ。ライブもよかったなぁ。たかが音楽って感じがよかったんだよね。大学のサークルの先輩がデビューしちゃった。でも変わらずそのまんま、って感じで。
サブポップ組で、グランジで、メジャー一番乗りはマッドハニーだなっ!って思ってたらニルヴァーナにやられちゃった。

Piece of Cake


そうそう、a slice of cake、cakeの前にtheがついて、the slice of the cakeになったら意味がガラッと変わります(話の流れでリアルなケーキが既に出て来ているときは別ですよ〜)。
意味は“利益/利権の一部”。
オーストラリアで使われている慣用表現、らしい、です。
なんだかねぇ(笑)。


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○イギリス的表現→ http://ricorice.exblog.jp/i4/
○ケーキを食べる=特別なことは過去のものとなったのか?→ http://ricorice.exblog.jp/24019939/
○ロンドンで食すべきケーキ・ベスト10 → http://ricorice.exblog.jp/22815600/
○ロンドンのケーキ屋さん・ベスト5 → http://ricorice.exblog.jp/22726539
○ジャファケーキってケーキ? ビスケット? → http://ricorice.exblog.jp/22954872



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by ricoricex | 2016-01-19 00:00 | イギリス的表現

当記事は、SMAP解散について綴ったものではありません。あらかじめご了承ください。




ここ数日、日本でメディアを賑わせているニュースに「SMAP解散か?」ってことがあります。
このニュース、BBCでも報じられまして(なんでBBCが報じたかについては察するに余りあるのですが、それについてはここでは割愛)、FBに流れてきたヘッドラインを見た時に、はっと思い出したんです。

アイドルグループは、バンドか? グループか?

遡ること15年ほど前。
当時、私はイギリス南部のボーンマスという、超ミドルクラス・タウンにホームステイで住んでおりました。
その家も見事にミドルクラスで、いろいろ膝を打つことが多かったのであります(まあ、それはここではどうでもいいことですが)。

で、その家庭に18歳だったかなぁ、大学進学を控えた息子、バーナード(仮名)がいました。
その家では、小学生&幼稚園の小さい子供とホームステイで暮らしていた学生、おとなの家族メンバー(彼はこっち)とは基本食事の時間が別になっていたし、彼は外の付き合いが楽しいお年頃だしで、そんなに顔を合わせることがなかったんですね。
会えば一応二言三言交わす、そんな感じで、特によく喋るって間柄じゃなかった。

でも、一度、日曜日の午後だったかなぁ。
おそらく私は、お茶を入れようと台所に行ったときだったような(週末は遊びに出かけることもあったけれど、家にいたってことは籠って勉強してたんだと思う)。。。
すでにいたのか、後からきたのかは忘れちゃったんだけど、そこにはバーナードと彼の母親であるステラ(仮名)がいて、マグとビスケットで、他愛のない話を。

で、何がきっかけか忘れちゃったんだけど、スパイス・ガールズやテイク・ザット、S Club 7がバンドと呼ばれるのに違和感がある、英語だとそうなのかもしんないけど、みたいなことを言ったら、いつもは穏やかなバーナードがえらく興奮&同意して、そう!そう!そう!その通り!と。
で、ステラ(当時40歳ぐらい)は、あらっ?なんで、彼らはバンドじゃない?と不思議そうな顔。ビートルズもローリング・ストーンズもバンドでしょ、一緒よ。
で、バーナードが、違う!違う!全然違うよ!と。
ビートルズやローリング・ストーンズはバンド。ニルヴァーナもコールドプレイ(ちょうどYellowで大ブレイクした頃)もバンド。でも、スパイス・ガールズやテイク・ザット、S Club 7は違う!と。
私も、そんなバーナードにおおいに同意。

そのときバーナードと口を揃えて言ったこと。

・バンドは自分たちで曲をかき、自分たちで演奏する
・バンドはアイドルじゃない

特に、アイドルかどうかっていうのが、バンドと呼ぶかどうかの大きな境目になるんだなぁ(アイドルバンドが自分たちで曲をかき、自分たちで演奏することはあるからね)。

じゃあ、スパイス・ガールズやテイク・ザット、S Club 7(今ならワン・ダイレクションとかね)を何と呼ぶか。
グループ、せいぜいポップグループってのがしっくりくる。
ただ、単にバンドじゃなく、ガール・バンド、ボーイ・バンドと呼ばれると、少女隊とか少年隊(どっちも実在した/するから、例えとしてはややこしいけど)って感じのニュアンスに感じられなくもないんだけどね。





そんなことを、BBCニュースがFBでシェアしたヘッドライン
Is this the end of Japan’s biggest boy band?
を見て、そういえば!と、バンドかグループか論争を思い出した次第。
(ちなみに、記事のタイトルではポップグループとなっています)

で、はたと疑問に思ったこと。
このバンドという言葉に対する感覚って個人的なものなのか、世代的なものなのか。

手持ちの英英辞書によると、「ミュージシャンによるグループ、特にポップミュージックを演奏する場合を指す」とあります。
ってことは、バーナードと私の感覚は前者の「ミュージシャンによるグループ」で、ステラは後者の「ポップミュージックを演奏する」ってことでしょう。


今はいろいろ賑やかになっていますが、私が子どもだった頃、1970年代は歌謡曲に対してのニューミュージックやらロックやらという図式があり、それまでのニューミュージックやらロック畑の面々と違ってサザンオールスターズとか世良公則&ツイストとかゴダイゴとかが積極的にテレビに登場した時代で、歌謡曲のグループと区別するために、(無意識だったかもしれないけれど)バンドと呼び、それが続いているんだと思う。

イギリスの音楽シーンの動きは日本とは全然違って(当たり前ですね)、ボーカルグループがシーンを席巻するようになったのは1990年代以降。
だからそれまで複数人が集まったものとしては圧倒的にミュージシャンが集まったバンドであり、それと区別するために、アイドルグループを(ポップ)グループって呼びたいんじゃないかな。
だから、ステラは複数人が集まったものはいずれもバンドであるのに対し、バーナードの場合は区別したから(ポップ)グループって呼ぶ、と。
おそらくだけど。

なので、私の見解としては、個人差ではなく世代差だと思っているのですが、きちんと検証していないので、本当のところを探りたくてうずうずしています。


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○イギリス的表現 → http://ricorice.exblog.jp/i4//span>
○英語でレシピを読む! → http://ricorice.exblog.jp/i33/
○私の英語学習のバイブル → http://ricorice.exblog.jp/24040928/




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by ricoricex | 2016-01-15 00:00 | イギリス的表現