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イギリスの食研究家、食の編集者/ライター、フードアドバイザー、情報発信サポーター“羽根則子”がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。


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カテゴリ:英語でレシピを読む!( 85 )



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stickじゃないんだ〜、と言われて、はっとしました。
rolling pin
これ、英語で麺棒のことです。
棒状のものですから、ついstickと思いがちですが、
pinで表現するんですね。

そして、rollingとはroll + ingで、どんなpin/棒かを表すための言葉。
rollは転がるという意味ですから、
rolling pin → 転がる棒 → 麺棒
となります。

これまで、何の疑問も抱かず、こういうもんだ、と思っていましたが、
言われて、確かにそうだな、と。
麺棒、なんて道具は、レシピに、とりわけパイやタルト生地を作るときに頻繁に出てくる、ごく基本的な道具にして、ごく初歩的な言葉。
今まで見過ごしていたなんて、これは盲点でした!
伝えてくれた方、ありがとう!

例を出すまでもないような気はしますが、一応挙げておきますね。

麺棒を使う(use a rolling pin)
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小麦粉をまぶした麺棒(a rolling pin with flour)
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日本の麺棒は、木製でシンプルな細長い円柱のものが一般的で、
私が愛用しているのもこのタイプ。
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イギリスなどヨーロッパにいくと事情が異なり、両端に取っ手がついて、転がす部分の円柱は太いものが主流。
素材も木だけでなく、プラスティックや大理石などさまざまです。


ところで、私はず〜〜〜っと違和感があり、自分で表現するときは麺棒ではなく、のべ棒もしくはのし棒と呼んでいます。
というのも、麺棒と言うからには麺をのばすための道具。
実際そういう使い方もしますが、私、麺をのばしたこと、ほとんどありません。
先にも記したように、パイやタルト、ビスケットやパンなどの生地をのばすときに使っています。
なので、のべ棒、もしくはのし棒だと、違和感がないんですよね〜。
この感覚、私だけ、かな?


それはともかく、というわけで、
rolling pin → 麺棒
と覚えてくださいね。

ではでは〜!


〜〜過去の関連記事も併せてどうぞ
○英語でレシピを読む! ~道具 01:木べら~ → http://ricorice.exblog.jp/23524210/
○英語でレシピを読む! ~道具 02:ウィスク~ → http://ricorice.exblog.jp/23604607/
○英語でレシピを読む! ~道具 03:フライパン~ → http://ricorice.exblog.jp/24051577/
○英語でレシピを読む! ~道具 04:ふた~ → http://ricorice.exblog.jp/25169646//
○英語でレシピを読む! ~道具 05:刷毛~ → http://ricorice.exblog.jp/25996211/
○英語でレシピを読む! ~道具 06:おたま/レードル~ → http://ricorice.exblog.jp/26024011/




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by ricoricex | 2017-09-15 00:00 | 英語でレシピを読む!

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今ってどっちで呼ぶんですかね。
おたま? レードル?
嗚呼、わからない!

今回取り上げる言葉は、
ladle/レードル
そう、おたま/レードルです。
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このレードル、もちろん道具を表す名詞として使われます。こんな風に。
おたま/レードルを使って(using a ladle)
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これから派生し、fulをつけてladlefulで“おたま/レードルいっぱい”という表現も。
hand + ful = handful(手いっぱい → ひとにぎり
と同じ発想ですね。

で、こんな感じで使われます。
調理した水をおたま/レードルいっぱい(a ladleful of the cooking water)
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この“ladle”という言葉、“バター/butter”や“ブラッシュ/brush”同様、動詞としても使われます。
意味は“おたま/レードルですくう”。

例としては、こんな感じ。
スープを(おたま/レードルで)すくう(ladle the soup)
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というわけで、
ladle → おたま/レードル(名詞)/おたま/レードルですくう(動詞)
と覚えてくださいね。

ではでは〜!


〜〜過去の関連記事も併せてどうぞ
○英語でレシピを読む! ~単位 07:ひとつかみ~ → http://ricorice.exblog.jp/23933872/
○英語でレシピを読む! ~工程 02:バター~ → http://ricorice.exblog.jp/23631569/
○英語でレシピを読む! ~道具 05:刷毛~ → http://ricorice.exblog.jp/25996211/
○英語でレシピを読む! ~道具 01:木べら~ → http://ricorice.exblog.jp/23524210/
○英語でレシピを読む! ~道具 02:ウィスク~ → http://ricorice.exblog.jp/23604607/




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by ricoricex | 2017-09-05 00:00 | 英語でレシピを読む!

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日本語だとブラシ、英語だとブラッシュで、綴りはbrush。
ブラッシュアップ/brush(-)upって言うでしょ、あのbrushです。
このブラッシュアップは、“勉強し直す”って意味ですね。

ブラシだと、どうしても髪をとかすためのブラシとか歯ブラシとかを想像しがち。
ブラシときくと、ピンとこないけれど、同じ形状のものを日本語の刷毛と表現してみたらどうでしょう。
これだと台所にもありますね。
そう、焼き色をよくするために卵液や牛乳をパンやパイの表面に塗ったりする時に使う、あの刷毛です。

この刷毛、おもに製菓・製パン用に使われるので、英語では
pastry brush
と呼びます。
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まあ、もっとも日本語でわざわざ製菓用刷毛と呼ばないように、
単にbrushとして登場することも珍しくないのですが、
道具としてきちんと紹介したいときは、pastry brushとされているかな〜。
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このbrush、動詞としても使われ、意味はそのまま“刷毛で塗る”。
レシピにはこんな感じで登場します。

表面を刷毛で塗る(brush the top)
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生地の端を刷毛で塗る(brush the edges of the pastry)
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当シリーズで以前、“バター/butter”を紹介したときにもお伝えしましたが(↓)、
http://ricorice.exblog.jp/23631569/
名詞としての印象が強いものがそのまま動詞としても使われるケースは少なくなく、
burshもその一例です。


というわけで、
brush → 刷毛(名詞)/刷毛で塗る(動詞)
と覚えてくださいね。

ではでは〜!


〜〜過去の関連記事も併せてどうぞ
○英語でレシピを読む! ~工程 02:バター~ → http://ricorice.exblog.jp/23631569/
○英語でレシピを読む! ~道具 01:木べら~ → http://ricorice.exblog.jp/23524210/
○英語でレシピを読む! ~道具 02:ウィスク~ → http://ricorice.exblog.jp/23604607/




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by ricoricex | 2017-08-26 00:00 | 英語でレシピを読む!

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このシリーズではここのところ、 “焼く”の英語表現を取り上げています。
今回ピックアップする言葉は、
flame/フレイム。

調理における工程としての言葉、というより、
“炎”“情熱”なんて意味で一般には知られているかな〜、と思います。
「エターナル・フレーム/Eternal Flame」(邦題:胸いっぱいの愛)なんて歌もありましたね〜。


この“flame/フレイム”という言葉、調理において“焼く”を意味する英単語のひとつとして登場するとは、すぐには考えにくいのではないでしょうか。私はそうでした。

では、“フランベ”では?
これだと、少しでもフランス料理に覚えがあれば、ふんふん、てなものかと。
そう、フレイムはフランス語のフランベ/flamberの英語表現なのです。
つまり、(仕上げに)炎で一気にブランデーなどのアルコール分を飛ばす、ときに使われます。

英語圏でも日常的にはともかくレストランなどでは、フランベ(された)/flambéという過去分詞でメニュー名などで、フランス語でそのまま登場することが多い。
英語のプロ用レシピでは、フランベ(された)/flambéを動詞として登場することもしばしば。
それぞれこんな感じです。

クリスマス・プディングをフランベする(flame the Christmas pudding)
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パイナップル・タルト・フランベ(pineapple tart flambé)
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フランベ用を余分に(plus extra to flambé)
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フレイムとフランベ、文字にするとflameとflamber、
文字にすると似ているといえば似ていますが、音で耳にする印象がまったく違うので、
私は同じことを意味する言葉、というのがピンときませんでした。
ラズベリー/raspberryとフランボワーズ/framboiseも、
私にとっては音の感触から想起されるものがまったく違う、という。

直接的な物質名詞は英語とフランス語は違うものが多く
(象徴的、観念的なものになればなるほど言葉が近くなるのと違って)、
アップル/appleとポム/pommeのように、
たいがいのものはそういうもんだ、と認識しているのですが、
一部違和感が拭いきれぬもの、そのひとつが“フレイム/flame”だったりします。


ともあれ、というわけで、
flame → フランベする/炎を出す
と覚えてくださいね。

ではでは〜!


〜〜過去の関連記事も併せてどうぞ
○英語でレシピを読む! ~工程 39:焼く(まとめ) ~ → http://ricorice.exblog.jp/25673195/
○英語でレシピを読む! ~工程 44:こんがり焼く~ → http://ricorice.exblog.jp/25797848/
○英語でレシピを読む! ~工程 45:焼き色がつくまで焼く~ → http://ricorice.exblog.jp/25821667/
○英語でレシピを読む! ~工程 50:焦がす~ → http://ricorice.exblog.jp/25936301/
○英語でレシピを読む! ~工程 51:(表面を)焦がす~ → http://ricorice.exblog.jp/25959979/




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by ricoricex | 2017-08-17 00:00 | 英語でレシピを読む!

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このシリーズでここのところ取り上げてる、“焼く”の英語表現。
今回取り上げる言葉は、
scorch/スコーチ。

さほど頻繁に登場する言葉ではないのですが、
いきなり出てくるとちょっと戸惑ってしまうので、覚えておくとラクです。
意味は、“表面を焼く”“焦げる”。“焼け焦げ”という名詞でも使われます。
例を見て見ましょう。

表面を焦がす(scorch the tops)
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焦がしたトマト(the scorched tomatoes)
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※scorched はscorchの受け身

焼け焦げともみ殻(the scorch and chaff)
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ここで焦がしたトマトとありますが、それまでなんとなく認識し、
私がイギリスのクッカリースクールでそういうことか!と納得、今も積極的に実践していることに、
・ナス科の野菜は表面を焦がすほど焼くと、実がじんわりと甘くなる、
があります。
例にあげたトマトのほか、パプリカ然り、ナス然り、シシトウ然り。

当ブログでご紹介しているレシピにも、こういったのがあります。
○パプリカとオリーブのサラダ → http://ricorice.exblog.jp/10302935/
○タマネギとパプリカのサラダ → http://ricorice.exblog.jp/15121163/
○焼きナスのディップ → http://ricorice.exblog.jp/23265363/
○焼きナスのサラダ → http://ricorice.exblog.jp/24547394/
○シシトウとトマトの地中海風 → http://ricorice.exblog.jp/25868112/


以下、余談。
このscorchという言葉、料理や菓子だと“表面を焼く”“焦げる” “焼け焦げ”で、
これらの意味を自然現象にも広げると、
(太陽の力で)“枯らす” “しおれさせる” となり、
じりじりと太陽が照りつけ、暑いだけでは表現が足りない場合に、
a scorching hot day
とし、ひからびそうなほど暑い、猛暑日、と表現することも。

というわけで、
scorch → (表面を)焦がす
と覚えてくださいね。

ではでは〜!


〜〜過去の関連記事も併せてどうぞ
○英語でレシピを読む! ~工程 39:焼く(まとめ) ~ → http://ricorice.exblog.jp/25673195/
○英語でレシピを読む! ~工程 44:こんがり焼く~ → http://ricorice.exblog.jp/25797848/
○英語でレシピを読む! ~工程 45:焼き色がつくまで焼く~ → http://ricorice.exblog.jp/25821667/
○英語でレシピを読む! ~工程 50:焦がす~ → http://ricorice.exblog.jp/25936301/




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by ricoricex | 2017-08-07 00:00 | 英語でレシピを読む!

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このシリーズではここのところ、“焼く”の英語表現にフォーカスを当ててみています
今回取り上げる言葉は、
burn/バーン。

日常的にちょくちょく出る言葉で、
“焦げる”“焦がす”“燃焼する”といった意味で知られているかな〜と思います。

実のところ、レシピに登場することはあまりなく、
というのも、“焦げる”“焦がす”というのは通常は失敗するパターンですから。
なので、焦がさないように注意!ってので出てくるか、と。

とはいえ、もちろんレシピにも登場することもあり、
その場合はoffを伴い、“燃焼する”の意味で使われます、こんな感じで。
アルコールを飛ばす(burn off the aicohol)
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ムール貝などの貝類にワインをふりかけて蒸す時、
アルコールをしっかりとばしたい、強調する意味でoffと一緒に使ったりします。

そして、このburnがついたデザート菓子(プディング)がイギリスにはあり、それは
バーント・クリーム/Burnt Cream
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burntはburnの受け身(過去分詞)で、直訳すると、“焦がしたクリーム”。
で、このBurnt Creamをフランス語にすると、Crème Brûlée。
そう、クレーム・ブリュレです。
表面にバリバリのカラメルがのっているカスタードプディングのような一品で、
イギリスのバーント・クリームでも、それは同じです。
“焦がしたクリーム”のとおり、表面をバーナーなどで焼いて焦がしてカラメルにします。

ちなみに、burntはイギリス英語の受け身(過去分詞)であり、過去形。
アメリカ英語では、burnの受け身(過去分詞)および過去形はburnedとなります。


というわけで、
burn → 焦がす
と覚えてくださいね。

ではでは〜!


〜〜過去の関連記事も併せてどうぞ
○英語でレシピを読む! ~工程 39:焼く(まとめ) ~ → http://ricorice.exblog.jp/25673195/
○英語でレシピを読む! ~工程 40:(ケーキやパンなどをオーブンで)焼く~ → http://ricorice.exblog.jp/25699521/
○英語でレシピを読む! ~工程 44:こんがり焼く~ → http://ricorice.exblog.jp/25797848/
○英語でレシピを読む! ~工程 45:焼き色がつくまで焼く~ → http://ricorice.exblog.jp/25821667/
○英語でレシピを読む! ~工程 49:キャラメリゼする/カラメルにする/(火にかけ)飴色にする~ → http://ricorice.exblog.jp/25910710/
○<イギリス菓子・レシピ> バーント・クリーム【Burnt Cream】 → http://ricorice.exblog.jp/22607825/




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by ricoricex | 2017-07-26 00:00 | 英語でレシピを読む!

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このシリーズで、ここ数回にわたってとりあげている “焼く”の英語表現。
今回は、
caramelise(米:caramelize)/カラメライズ
を取り上げます。

その言葉から想像できるように、カラメル(キャラメル)化するということ。
具体的にどういうことか、というと、
・カメラル状に煮詰める(カスタード・プリンのカラメルソースがそうですね)
・ナッツなどを砂糖やカラメルで衣がけする
・砂糖をバーナーなどで焦がす(クレーム・ブリュレの表面がこれ)
・飴色にする(までじっくり炒める)
といったもので、フランス語の“carameliser/カラメリゼ”に該当します。

フライパンのフチがカラメル状になる(caramelise around the edges of the pan)
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といった具合に、製菓の専門用語としてよく使われますが、
一般的なレシピ本では、登場頻度は高くありません。

通常の英語のレシピでは、先の例の一番最後に出した、
・飴色にする(までじっくり炒める)
がもっともよく見るパターンか、と。こんな感じで。

タマネギをじっくりと飴色になるまで炒める(cook the onions slowly to caramelise)
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料理の場合、素材としてはタマネギがダントツによく使われ、工程ではなく料理名で、
カラメライズしたタマネギ(caramelised onions)
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として見ることはよくあります。

このカラメライズしたタマネギ、素材の自然な甘さがじわりと出るので、
チャツネのようにパテやテリーヌに添えて食べたり、
タルトのフィリング(アパレイユ)に使ったり、
とさまざまに活躍してくれるので、
プリザーヴ(保存食にして常備菜)として多めに作っておいてもよし、と位置づけられています。


というわけで、
caramelise → キャラメリゼする/カラメルにする/(火にかけ)飴色にする
と覚えてくださいね。

ではでは〜!


〜〜過去の関連記事も併せてどうぞ
○英語でレシピを読む! ~工程 39:焼く(まとめ) ~ → http://ricorice.exblog.jp/25673195/
○英語でレシピを読む! ~工程 40:(ケーキやパンなどをオーブンで)焼く~ → http://ricorice.exblog.jp/25699521/
○英語でレシピを読む! ~工程 41:(肉や野菜などを)焼く/あぶる~ → http://ricorice.exblog.jp/25722294/
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○英語でレシピを読む! ~工程 43:直火で焼く~ → http://ricorice.exblog.jp/25773258/
○英語でレシピを読む! ~工程 44:こんがり焼く~ → http://ricorice.exblog.jp/25797848/
○英語でレシピを読む! ~工程 45:焼き色がつくまで焼く~ → http://ricorice.exblog.jp/25821667/
○英語でレシピを読む! ~工程 46:(少量の油で)炒める~ → http://ricorice.exblog.jp/25840531/
○英語でレシピを読む! ~工程 47:熱する~ → http://ricorice.exblog.jp/25865985/
○英語でレシピを読む! ~工程 48:蒸し焼きにする~ → http://ricorice.exblog.jp/25891089/




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by ricoricex | 2017-07-14 00:00 | 英語でレシピを読む!

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当シリーズではここのところ、 “焼く”の英語表現を取り上げてみています。
今回取り上げる言葉は、
braise/ブレイズ

フランス料理が好きな方は、braiser/ブレゼを思い出していただけると、話が早い。
“蒸し煮にする” “蒸し焼きにする”ことです。

ちなみに、よく似た言葉にétuver/エテュヴェがあり、その違いはこんな感じ。
braiser/ブレゼ……素材がかぶる程度の液体(出し汁や 水、酒類)を加えてふたをし、オーブンで時間をかけて加熱する。
étuver/エテュヴェ……少量の液体と素材そのものの水分で蒸すように煮込む。

で、英語のbraise/ブレイズ。
当然、フランス語語源の言葉で、イギリスに入ってきたのは18世紀半ば。
意味はbraiser/ブレゼと同じ。肉の場合は表面を焼いてから、煮込んだりもします。
こんな風に使われます。
肉を蒸し焼きにする(braised the meat)
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ただ、実のところ、レシピ本でそう頻繁に登場する言葉ではありません、調理法でも、料理名でも。
というのも、調理の場合は“○○℃のオーブンに○分入れる”といった説明がなされることが多いから。
また、料理名でも、“黒ビール煮込み”なら“○○ in Stout”とか、“○○ stew(シチュー)”とか“○○ casserole(キャセロール)”と呼ぶことが大半。

ですが、これは必ずbraiseを使うなぁ、と思い、おそらく私が最初に英語のレシピでbraiseを見たのは、
紫キャベツの蒸し煮(braised red cabbage)
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これ、ざく切りにした紫キャベツを酢も使って煮込んだ料理で、クリスマスメニューの定番。
ごちそうたっぷりの途中で、こういうものがあると口の中がさっぱりし、落ち着きます。

あとは、
牛肉の煮込み(braised beef)やオックステイルの煮込み(braised oxtail)
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で目にするかなぁ。


以下、余談。
牛肉の煮込み(braised beef)の代表的なものに、赤ワインで作る“ブ(ッ)フ・ブルギニヨン”があります。
ブ(ッ)フはフランス語で牛の意。
フランス・ブルゴーニュの料理なので、“ブ(ッ)フ・ブルギニヨン”。
“Boeuf Bourguignon”と綴ります。

このまま、イギリスで使われることもありますが、その国の言葉に翻されることも。
ブルゴーニュは英語で“Burgundy/バーガンディ”。
ワインを語る時も、思いっきり“Burgundy/バーガンディ”が使われます。
となると、バーガンディ・ビーフとなるかと思いきや、
boeuf/ブ(ッ)フをbeef/ビーフに置き換えて
“Beef Bourguignon/ビーフ・ブルギニヨン”と!
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言いやすい、イメージしやすい、というのがその理由でしょう。
日本で、マロン・ケーキ
マロン(フランス語。英語ではチェスナット) + ケーキ(英語)
というのと同じ構造ですね。


というわけで、
braise → 蒸し焼きにする/蒸し煮にする
と覚えてくださいね。

ではでは〜!


〜〜過去の関連記事も併せてどうぞ
○英語でレシピを読む! ~工程 39:焼く(まとめ) ~ → http://ricorice.exblog.jp/25673195/
○英語でレシピを読む! ~工程 40:(ケーキやパンなどをオーブンで)焼く~ → http://ricorice.exblog.jp/25699521/
○英語でレシピを読む! ~工程 41:(肉や野菜などを)焼く/あぶる~ → http://ricorice.exblog.jp/25722294/
○英語でレシピを読む! ~工程 42:(直火に近いところで)焼く/網焼きにする~ → http://ricorice.exblog.jp/25744669/
○英語でレシピを読む! ~工程 43:直火で焼く~ → http://ricorice.exblog.jp/25773258/
○英語でレシピを読む! ~工程 44:こんがり焼く~ → http://ricorice.exblog.jp/25797848/
○英語でレシピを読む! ~工程 45:焼き色がつくまで焼く~ → http://ricorice.exblog.jp/25821667/
○英語でレシピを読む! ~工程 46:(少量の油で)炒める~ → http://ricorice.exblog.jp/25840531/
○英語でレシピを読む! ~工程 47:熱する~ → http://ricorice.exblog.jp/25865985/
○英語でレシピを読む! ~食材 04:栗~ → http://ricorice.exblog.jp/23675556/




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by ricoricex | 2017-07-05 00:00 | 英語でレシピを読む!

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ここのところ、当シリーズでは “焼く”の英語表現を取り上げています。
今回取り上げる言葉は、
heat/ヒート

ヒートアップとかヒートテックとかにも使われるので、なじみやすい言葉ですね。
レシピに出てくる場合は、“熱する/温める”という意味で使われます。

大きなフライパンを熱する(heat a large flying pan)
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heatの前に“あからじめ”を意味する“pre”をつけ、
“あらかじめ熱する/温める” “熱しておく/温めておく”を指すpreheatが登場することもしばしば。

オーブンをあらかじめ熱する/温める(preheat the oven)
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といった具合に。

このheatという言葉、“熱/火”という名詞で使われることもあります。

強火で(on a high heat)
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中火で(on a medium heat)
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弱火で(on a low heat)
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heatは熱なので、日本語で使われている強弱ではなく、高低で表すんですよね〜。
なので、high、low、そして中間にはmediumが使われるというわけです。

“火を強める/弱める”場合は、turnという動詞を伴い、あげる/さげるといったニュアンスで、up/downをくっつけます。こんな感じで。

火を強める(turn the heat up)
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火を弱める(turn the heat down)
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“火を強める”はheat up、ヒートアップです。
レシピでではないけれど、ヒートアップは日本語でも使われるから、なるほど〜!ですね。

また、 “火を弱める”場合は、turn downをひと言で表すreduceを使うことも可能です。

火を弱める(reduce the heat)
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というわけで、
heat → 熱する/温める、熱/火
と覚えてくださいね。

ではでは〜!


〜〜過去の関連記事も併せてどうぞ
○英語でレシピを読む! ~工程 39:焼く(まとめ) ~ → http://ricorice.exblog.jp/25673195/
○英語でレシピを読む! ~工程 40:(ケーキやパンなどをオーブンで)焼く~ → http://ricorice.exblog.jp/25699521/
○英語でレシピを読む! ~工程 41:(肉や野菜などを)焼く/あぶる~ → http://ricorice.exblog.jp/25722294/
○英語でレシピを読む! ~工程 42:(直火に近いところで)焼く/網焼きにする~ → http://ricorice.exblog.jp/25744669/
○英語でレシピを読む! ~工程 43:直火で焼く~ → http://ricorice.exblog.jp/25773258/
○英語でレシピを読む! ~工程 44:こんがり焼く~ → http://ricorice.exblog.jp/25797848/
○英語でレシピを読む! ~工程 45:焼き色がつくまで焼く~ → http://ricorice.exblog.jp/25821667/
○英語でレシピを読む! ~工程 46:(少量の油で)炒める~ → http://ricorice.exblog.jp/25840531/
○英語でレシピを読む! ~道具 03:フライパン~ → http://ricorice.exblog.jp/24051577/




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・『イギリスの食、イギリスの料理&菓子は“イギリスの食研究家”“食の編集者/ダイレクター/ライター”羽根則子のブログです。

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by ricoricex | 2017-06-24 00:00 | 英語でレシピを読む!

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ここのところ、当シリーズで “焼く”の英語表現にスポットを当ててみています。
今回取り上げる言葉は、
sauté/ソーテ

なんでeにアクサンが付いているかって?
これ、フランス語に由来する言葉だから。
イギリスでは、そのまま使われるフランス語をちょこちょこ見ることがあり、
なかでも食に関する言葉はその傾向が強い。

私は仕事柄もあり、メニューが読める、厨房で困らない、食関連のフランス語を習得しておいてよかったなぁ、と思うのはこんなとき、
と言いたいところですが、sautéについては、そこまでのもんじゃない(笑)。
というのも、ソーテというのは英語読みで、ソテーだとどうでしょう。
そう、sautéは日本語でもおなじみの“ソテーする”という意味です。

野菜を(少量の油で)炒める(sauté the vegetabls)
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5分ほど(少量の油で)炒める(sauté for about 5 minutes)
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さて、フランス語に覚えのある方は、んんん?と思われたかもしれませんが、
sautéというのは、jumpという意味のフランス語、sauterの受動態。そして同時に“ソテーしたもの”という名詞でもあります。
なので、“ホウレンソウのソテー”などというときはいいのですが、
“ホウレンソウをソテーする”を意味するときにsautéを使うのは、
フランス語の文法としては正しくない。

でも、英語ではこれがすっかり定着しちゃったわけで。
なので、例に出した、“sauté the vegetabls”も英語だとOKなわけです。


さて、先に記したように、sautéはjumpという意味のフランス語がベースになっています。
その意味合いを色濃く残しているのがソテーパン。
フライパンよりの側面に高さがあり、炒め物が飛び出さない、つまりジャンプしないようになっています。

そして、そこから考えると分かりやすく、sautéは厳密には、
“少ない油で、軽くすばやく、食材をふり動かしながら炒める”
という意味になります。


というわけで、
sauté →(少量の油で)炒める
と覚えてくださいね。

ではでは〜!


〜〜過去の関連記事も併せてどうぞ
○英語でレシピを読む! ~工程 39:焼く(まとめ) ~ → http://ricorice.exblog.jp/25673195/
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○英語でレシピを読む! ~工程 44:こんがり焼く~ → http://ricorice.exblog.jp/25797848/
○英語でレシピを読む! ~工程 45:焼き色がつくまで焼く~ → http://ricorice.exblog.jp/25821667/




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by ricoricex | 2017-06-13 00:00 | 英語でレシピを読む!