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イギリスの食研究家、食の編集者/ライター、フードアドバイザー、情報発信サポーター“羽根則子”がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。


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カテゴリ:英語でレシピを読む!( 68 )



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仕上げにハーブを散らしたり、途中で調味料をふりかけたり、ってときに使う言葉は、前回の“英語でレシピを読む! ~単位 37:散らす~”でご紹介した
散らす/sprinkle

今回はこれをちょっと押し進めた言葉をみます。
英語ビギナー向けではなく中級者用なので、「頭痛くなりそうで、関係ないわ!」って向きは、すっ飛ばしてください(笑)。

今回取り上げる言葉は、
scatter/スカッター

例をみてみましょう。

scatter over the small basil leaves
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これ、
小さなバジルの葉を散らす
という意味。

ん? じゃあ、前回の散らす/sprinkleとどう違うの?という声が当然きこえてきそうですね。

明確な差というのはありません。

ただ、散らす/sprinkleが“散らす”という行為そのものに重きをおいているのに対し、
scatter/スカッターの場合は、同じ“散らす”でも広い範囲に、を主眼にしているように思えます。
空間とか広がりを伴う、“散らす”といえばいいのでしょうか。
レシピの場合にふさわしい日本語かどうかわかりませんが、“まき散らす” “ふりまく” “ばらまく”といった感じです。

“散らす”よりも広い範囲に重きをおく、となると、先の例に出した
小さなバジルの葉を散らす(scatter over the small basil leaves)
であれば、バジルの葉を(料理)全体に散らす、といったところでしょうか。
なので、sprinkleとの違いを明瞭にするなら、日本語として若干こなれていないものの、

小さなバジルの葉をふりまいたふりまく/まち散らす

と捉えるのがいいでしょうね。


何に対してふりまいたりまき散らしたりするかをはっきりさせたい場合は、
overのあとに、その対象を示します。こんな具合に。

サラダにそれらをふりまく/まき散らす(scatter them over the salad)
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文法的なことを言うと、前回の散らす/sprinkle
sprinkle A over B
の構造と同じく、
scatter A over B
で、
AをBにふりまく/まき散らす
となります。


そこまで、広範囲に“ふりまく/まき散らす”を強調しない場合は、
これまた散らす/sprinkleと同様、withを使います。
こんな風に。
残りの刻んだパセリをふりまく/まき散らす(scatter with the rest of the chopped parsely)
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さらに、この“ふりまく/まき散らす”という行為は仕上げにすることが多いので、scatteringと名詞化させてこんな使い方も。

コリアンダーをふりまいて/まき散らして仕上げる(finish by scattering over the coriander leaves)
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ふう、疲れましたね(笑)。


というわけで、
scatter → ふりまく/まき散らす
と覚えてくださいね。

ではでは~!


〜〜過去の関連記事も併せてどうぞ
○英語でレシピを読む! ~単位 37:散らす~ → http://ricorice.exblog.jp/25609410/
○英語でレシピを読む! ~単位 16:ドロップ~ → http://ricorice.exblog.jp/25518638/
○英語でレシピを読む! ~工程 12:ノブ~ → http://ricorice.exblog.jp/25227721/
○英語でレシピを読む! ~単位 13:ピンチ~ → http://ricorice.exblog.jp/25281992/
○英語でレシピを読む! ~単位 14:ダッシュ~ → http://ricorice.exblog.jp/25347251/
○英語でレシピを読む! ~単位 15:スプラッシュ~ → http://ricorice.exblog.jp/25422376/
○英語でレシピを読む! ~工程 19:刻む~ → http://ricorice.exblog.jp/24409518/




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by ricoricex | 2017-03-25 00:00 | 英語でレシピを読む!

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当連載「英語でレシピを読む!」の前回の記事、
~単位 16:ドロップ~
に関連するようなしないような、で、今回はこの言葉を取り上げます。

sprinkle/スプリンクル

聞いたことない?
では、この言葉は?

sprinkler/スプリンクラー

そう、芝生に水を散布するものなどに使われる言葉です。
スプリンクラーとは“スプリンクルする”もの。
もう、おわかりですね。
“スプリンクル”とは“散らす”という意味です。

この言葉、レシピの英語でも頻繁に登場します。
仕上げにハーブを散らしたり、途中で調味料をふりかけたり、ってとき。
最初に私が、“~単位 16:ドロップ~”に関連するようなしないような、と言ったのはこのことで、“ドロップ”は、仕上げにクリームを少量添えたりするときに用いられる言葉だからです(↓)。
http://ricorice.exblog.jp/25518638/


では、この“スプリンクル”という言葉、どう使われるのか、例をみてみましょう。

sprinkle with the chopped coriander leaves(刻んだコリアンダーの葉を散らす)
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※“chop/刻む”についてはこちら → http://ricorice.exblog.jp/24409518/

sprinkle over the almonds(アーモンドを散らす)
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ん? ここでお気づきになった方もいらっしゃるかもしれませんね。
同じsprinkleという言葉(動詞)ながら、片方はwithを、もう片方はoverを伴っていることに。

もう少し例をみるとしましょう。

sprinkle the trout fillets with some salt(マスの切り身に塩を適量散らす)
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※trout filletsはマス+切り身

sprinkle them over the potatoes(ジャガイモにそれらを散らす)
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ちょっと文法的な話になりますが、
sprinkle B with A

AをBに散らす
となります。

sprinkle the trout fillets with some saltの場合は
A = some salt、B = the trout fillets
となり、
マスの切り身に塩を適量散らす
という意味になるというわけです。

ここでくどく説明しているのは、AとBを逆に捉えがちなんですよ(まあ、ものをみれば間違えないとは思いますが)。
なので、ついつい。

一方のover。
こちらは広範囲にわたって、全体的に、といったニュアンスを伴うもの。

sprinkle A over B
は、AをBに(広く)散らす
という意味になります。

なので、
sprinkle them over the potatoes
の場合は、
A = them、B = the potatoes
となるのです。

そう、withを伴うときとAとBが逆になるんですよ〜。


で、sprinkle A over B
これと文法的に同じ使い方で、overではなくonを伴うこともあります。

sprinkle the flour on(小麦粉を散らす/まぶす)
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onの場合は、対象物にくっつける形で“散らす”ので、日本語としては“まぶす”と表現するのがふさわしいでしょう。


sprinkleにingをつけたsprinklingもレシピでは登場します。

with a sprinkling of salt and pepper(塩・コショウを散らして)
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もう少しこなれた表現をすると、“塩・コショウをパラパラふって”といったところです。


sprinkleは一見、レシピに登場する言葉とイメージできないかもしれませんが、
冒頭で記したように、スプリンクラーを思い出すとしめたもの。
水を散らしているなぁ、から推し量り、散らすにたどり着けるわけです。


というわけで、
sprinkle → 散らす
と覚えてくださいね。

ではでは~!


〜〜過去の関連記事も併せてどうぞ
○英語でレシピを読む! ~単位 16:ドロップ~ → http://ricorice.exblog.jp/25518638/
○英語でレシピを読む! ~工程 12:ノブ~ → http://ricorice.exblog.jp/25227721/
○英語でレシピを読む! ~単位 13:ピンチ~ → http://ricorice.exblog.jp/25281992/
○英語でレシピを読む! ~単位 14:ダッシュ~ → http://ricorice.exblog.jp/25347251/
○英語でレシピを読む! ~単位 15:スプラッシュ~ → http://ricorice.exblog.jp/25422376/
○英語でレシピを読む! ~工程 19:刻む~ → http://ricorice.exblog.jp/24409518/




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by ricoricex | 2017-03-16 00:00 | 英語でレシピを読む!

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ここのところ、当連載「英語でレシピを読む!」では、
ピンチ/pinch(“ひとつまみの塩”などで使われます)
ダッシュ/dash(“オリーブオイルをひとふり”などで使われます)
スプラッシュ/splash(“オイルを少量”などで使われます)
と、少ない分量の表現の仕方をピックアップしてきました。


今回は、そこまで少ない量ではないけれど、でも仕上げにクリームやヨーグルトをのせるときに使う言葉を紹介します。

それは
dollop/ドロップ
という言葉。

pinchdashsplashなどと同様、
a dollop of
と使います。

a dollop of jam(ジャムを少量)
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a dollop of clotted cream(クロテッドクリームを少量)
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a dollop of natural yoghurt(ナチュラルヨーグルトを少量)
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a good dollop of the horse radish sauce(ホースラディッシュソースを少量)
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※この場合のgoodは“いい按配” “ちょうどいいぐらいの”といった意味。

これらの例で気づいた方もいらっしゃるかと思いますが、dollopを伴うのは、
“やわらかいもの”
液体ではないけれど、かといってがちがちの固体でもなく、
スプーンですくっておいたときに勢いよく流れ出ず、それとなく形をとどめているものになります。
上記にあげた、ジャムとかクリームとかヨーグルトとかソースとかがまさにそうですね。
なので、この少量は、ひとすくい、とおきかえてもいいかと。

そして、前回ご紹介した同じ少量を表す、splashが“液状”であるのに対し、dollopは“やわらかいもの”のときに使う、それが大きな違いです。


ちなみに、こういう言い方も。
another dollop of the dressing(ドレッシングをもう一度、少量)
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※anotherは“もう一回”“もうひとつの”といった意味。

dollopは動詞としても使われ、
a few spoonful of yoghurt dolloped on top(スプーンでふたすくいぐらいのヨーグルトを表面において)
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※dollopedはdollopの受け身で“おかれた” “塗った”といった意味に。


というわけで、
dollop → 少量
と覚えてくださいね。

ではでは~!


〜〜過去の関連記事も併せてどうぞ
○英語でレシピを読む! ~単位 06:山盛り~ → http://ricorice.exblog.jp/23902472/
○英語でレシピを読む! ~単位 07:ひとつかみ~ → http://ricorice.exblog.jp/23933872/
○英語でレシピを読む! ~工程 27:一口大~ → http://ricorice.exblog.jp/24593454/
○英語でレシピを読む! ~工程 12:ノブ~ → http://ricorice.exblog.jp/25227721/
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○英語でレシピを読む! ~単位 14:ダッシュ~ → http://ricorice.exblog.jp/25347251/
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by ricoricex | 2017-03-06 00:00 | 英語でレシピを読む!

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当連載「英語でレシピを読む!」ではここのところ、
ピンチ/pinch(“ひとつまみの塩”などで使われます)
ダッシュ/dash(“オリーブオイルをひとふり”などで使われます)
といった具合に少ない分量の表現の仕方をみてきました。

今回もそのひとつ。
ダッシュは“ひとふり”で量にして小さじ1/8程度ですが、
たとえば炒め物を刷る時にオリーブオイルを入れる場合。
さほど量はないとしても、さすがに、ダッシュほどの微量じゃあない。
大さじ1ぐらいでしょうか。
きっちり量ることもあるでしょうが、炒め物などの場合はフライパンにまんべんなくゆきわたるぐらいの、目分量ですよね。

こんなときに使われるのが
splash
です。“スプラッシュ”と読みます。

a splash of oil(オイルを少量)
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a splash of balsamic vinegar(バルサミコ酢を少量)
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などと使います。

そして、これらの例に見られるようにsplashは液体の少量を表すときに使います。


ここで、まとめ&おさらいを。
スプラッシュ/splash > ダッシュ/dashピンチ/pinch
量に換算すると、
大さじ1 > 小さじ1/8〜1/6 > 小さじ1/16〜1/8
となります。


というわけで、
splash → 少量
と覚えてくださいね。

ではでは~!


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by ricoricex | 2017-02-25 00:00 | 英語でレシピを読む!

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当連載「英語でレシピを読む!」で前回お伝えしたのは、
“ひとつまみの塩”などで使われるピンチ/pinch
これ、粒子が細かくってさらさらしたもの、
塩を筆頭に、シナモンなどのスパイス類でも使われます。

同じように少し加える、
例えばオリーブオイルなどを“ひとふり”ってこともあり、
この場合、どう言うか、というと、

a dash of olive oil(オリーブオイルをひとふり)
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とdashを用います。
量にして小さじ1/8程度でしょうか。

ほかにも
a dash of cinammon(シナモンをひとふり)
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なんて使い方もします。

えっ、前回ご紹介したpinchでは
a pinch of cinnamon(シナモンをひとつまみ)
と使うとあって、同じスパイス、どう違うの?という声があがるかもしれませんね。

これ、シナモンという、モノ自体は同じ。
違うのは、
a pinch of cinnamon(シナモンをひとつまみ)
の場合は指でつまんだ場合(の量に重きをおいたとき)。一方、
a dash of cinammon(シナモンをひとふり)
は、ボトルに入った状態でさっとふりかけるとき(そのやり方に対して)使います。

ということは、
a dash of ○○
は液体にしろ粉状のものにしろ容れ物に入ったものをふりかける場合に用いるってことなんです。


というわけで、
dash → ひとふり
と覚えてくださいね。

ではでは~!


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○英語でレシピを読む! ~単位 07:ひとつかみ~ → http://ricorice.exblog.jp/23933872/
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by ricoricex | 2017-02-13 00:00 | 英語でレシピを読む!

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料理で、必ずと言っていいほど使う調味料といえば、塩。
塩釜焼きのようにたっぷり使う場合もあれば、大さじ、小さじなどできっちりとした分量がふさわしいこともあります。
が、なかでも一番使用頻度が高いのは、仕上げだったり下味をつけたりするのに、ちょっとだけ、というパターンではないでしょうか。

これ、日本語だと、
“ひとつまみの塩”

これに当てはまる言い方が英語にもありまして、
a pinch of salt
と表現されます。


そう、pinchとは“ひとつまみ”の意。
a pinch of salt(ひとつまみの塩)
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a pinch of sea salt(ひとつまみの海塩)
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a pinch of ○○
が適応されるのは、塩のように粒子が細かくってさらさらしたもの。
なので、スパイス類、たとえばシナモンで用いられたりもします。

ここで注意が必要ですが、
“ひとつまみ”は厳密には親指、人差し指、中指の3本の指先でつまんだ程度、分量にして小さじ1/5〜1/4。
しかし“pinch”の場合はもっと少なく、“ひとつまみ”の半量以下、小さじ1/16〜1/8ぐらいかなぁ、という印象です。
ということは“ひとつまみ”というよりは、親指と人差し指2本の指先でつまんだ分量、小さじ1/8〜1/6の“少々”の方が“pinch”に近い。

ただですね、“ひとつまみ”と“少々”の違いって、そんなに知られていないかな。
感覚として、“ひとつまみ”の方が“少々”より少ないんじゃないか、って思われがちではないでしょうか。
おまけに、単に言葉としてみた場合の“pinch”に該当する日本語は“ひとつまみ”になるわけですし。
そこまで厳密に考えなくてもいいのかもしれませんが、まあ、ズレがあるということで、補足です。


e0038047_22211336.jpgところで、このpinch、カタカナにするとピンチ。
つまむ、ってことで、ピンと来た方はいらっしゃるでしょうか?
洗濯バサミは英語でpinch。まさにつまむような恰好ではさみますよね。


以下、余談。
a pinch of saltを使った慣用句に、
take 〜 with a pinch of salt
というのがあります。
これ、“鵜呑みにしない”“疑ってかかる”“話半分できく”という意味。

take 〜 with a pinch of salt の“a pinch of salt”は“a grain of salt”に置き換えられることもあり、これ、ラテン語の“cum grano salis”を英語に訳したもの。

原典は大ブリニウスの『博物誌』。
塩粒を解毒剤として紹介 → 物事を塩粒1つ欠けたものとして受け入れる →物事を疑いを持って受け入れる
と意味が転じていったもですの。

なので、take 〜 with a pinch of saltは英語ですが、
同じ語源を持つ、同じ言い回しがヨーロッパ各国に存在します。


というわけで、
pinch → ひとつまみ
と覚えてくださいね。

ではでは~!


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by ricoricex | 2017-02-04 00:00 | 英語でレシピを読む!

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日本語のレシピって便利だなぁ、と思うのが、
“適量”という言葉が使えること。

たとえば炒め物などでフライパンに油をひくとき。
きっちり“大さじ1”とかって記す場合もあるけれど、
“適量”や“適宜”としているレシピもよくみます。
これは、フライパンの性格によって必要な量が変わってくるし、
テフロン加工のものではサラダ油が必要でなかったりもするから。

では、“適量”や“適宜”に該当する簡潔な英語の言葉は、というとないんですよね。
あとは、特に分量を記さない、というやり方か。。。

では、分量を表記する場合、どういう表現の仕方をするのか、というと、
例えばバターの場合。
野菜炒めみたいな料理はイギリスの典型的な料理にはないけれど、
スープを作ったりするときに、タマネギのスライスをバターでじっくり火を通す、
という作業はしょっちゅう発生します。
また、仕上げにバターを少量落とすことも少なくない。

そんなときのバターはレシピの分量でどう表記されているか、っていうと

バターを適量(a knob of butter)
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と、knobを伴い、直訳すれば“小さなかたまりほどのバター”という言い方をします。
バターを少し切り取ったかたまりの状態、といえばいいのかな。
なので具体的な量にすると大さじ1ないかな〜、ぐらいのイメージです。

多めに欲しいときは、largeを伴い、こうなります。
バターを多めの適量(a large knob of butter)
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e0038047_0424813.jpgところで、このknob、ノブと読み、
そうドアノブなどのノブと同じです。
ノブはほかにも木のコブなんて意味があり、
そこに共通しているのは、小さな出っ張り。

この連載で何度か言っているように
ある程度英語ができる段階にきたら、
英語を直接日本語の単語に置き換えるのではなく、
その言葉の持つ概念を知ろうとすること。
すると、言葉のイメージがぐっと広がり、理解も深くなります。


というわけで、
knob → 小さなかたまり(の適量)
と覚えてくださいね。

ではでは~!


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○英語でレシピを読む! ~工程 02:バター~ → http://ricorice.exblog.jp/23631569/
○英語でレシピを読む! ~単位 01:大さじ小さじ~ → http://ricorice.exblog.jp/23158480/
○英語でレシピを読む! ~単位 06:山盛り~ → http://ricorice.exblog.jp/23902472/
○英語でレシピを読む! ~単位 07:ひとつかみ~ → http://ricorice.exblog.jp/23933872/
○英語でレシピを読む! ~工程 27:一口大~ → http://ricorice.exblog.jp/24593454/




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by ricoricex | 2017-01-25 00:00 | 英語でレシピを読む!

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机上で学ぶものと実践とでは往々にして隔たりがあるもの。
英語も然り。
「トイレットペーパーが切れちゃったんだけど」
「この洗濯機、どうやって使うの?」
「シャワーの調子が悪いみたい」

ねっ、こういうの日本語でも日常生活でちょくちょく出てくるけれど、教科書のサンプル文章ではないでしょ?

単語にもそういうのあって、普段気にしないけれど、意外と使うなぁ、って思った言葉が
ふた/lid(リッド)。
実際にイギリスに住むまで、私、lidって言葉、知らなかったし。

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というのもですね、レディミール(電子レンジでチン!)食品の温め方の説明で、lidという単語が頻繁に出てくるからです。
lidのほかにも、とても短い文章の中に、ええと、何コレ?って言葉がいくつも出てきて、もうね、こういうのでいきなりくじけそうになったわけですよ。
せいぜい、
“ふたを外して、フォークで穴を数カ所あけて、電子レンジで3分温める”
程度の文章なのよ、それが、ねぇ。

こういうのは、日本での経験値に照らし合わせて落ち着いて考えればすぐに察しがつくのですが、日常と机上の言葉との乖離を感じたわけです。


lidという言葉、レディミールで出てくるってことは、英語のレシピ本でも登場します、こんな感じで。

ふたを閉める(put the lid on)
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ふたをして(with the lid on)
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lidは名詞なので、これだけでは“ふたをする”という意味を持ちません。
なのでwithを伴って、“ふたをする”という状態を指します。
put the lidの場合は、“鍋などのふたをする”というよりも、“ジャムの瓶や箱などのふたをきっちり閉める”といったニュアンス。

じゃあ、“鍋などのふたをする”はどうなるか、というと、
(アルミフォイルか)ふたでお米の入ったコランダーを覆う(cover the rice in the colander with foil or a lid)
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putが“しっかりふたをする”のに対して、こっちは“覆う”の意味合い。

そうそう、鍋の中のものが吹きこぼれないように、ずらしてふたをすることありますよね。
そんなときは、“斜めに”という意味の“askew”を伴い、

ずらしてふたをして(with the lid askew)
e0038047_13122137.jpg
といった風に使います。


というわけで、
lid → ふた
と覚えてくださいね。

ではでは~!


〜〜過去の関連記事も併せてどうぞ
○英語でレシピを読む! ~道具 01:木べら~ → http://ricorice.exblog.jp/23524210/
○英語でレシピを読む! ~道具 02:ウィスク~ → http://ricorice.exblog.jp/23604607/
○英語でレシピを読む! ~道具 03:フライパン~ → http://ricorice.exblog.jp/24051577/




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by ricoricex | 2017-01-16 00:00 | 英語でレシピを読む!

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英語のレシピ本のを眺めているとき、小麦粉などの粉ものや肉類は重さ(g)、牛乳などの液体は容積(ml)で、あとは野菜や果物は重さだったり○個/本だったりという、それに少量のものは大さじ/小さじなどが用いられ、これは日本語でも同じですね。
これに細かいところで、ハーブなどでは○枝とか、○房/束○茎などが加わります。

野菜や果物あどの数えられるものは、○個/本なのですが、単純に1とか3とかの個数だけでなく、単位(a piece of paperのpieceに該当するもの)を表す言葉を伴うものがあります。
これは、要は数えられない名詞ってことなのですが、日本語の感覚だと、えっ、これ、数えられるでしょ!って野菜にセロリ/celeryがあります。

なので、レシピの材料でセロリは、こんな風に登場します。

セロリ1本(1 stick of celery)
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セロリ2本(2 sticks of celery)
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そう、棒を意味するstickを使います。
セロリは、日本だと1本売りされることも多く、1本2本と数えられるイメージがあるけれど、英語の発想だと、茎から何本か茎が何本かまとまった状態を想起するのでしょう。
その何本かがある状態がベースになので、数えられない名詞なんだろうと推量できます。

日本では、まだあまりなじみがありませんが、よく似た形状のルバーブはどうか、っていうと、これもやはり、数えられない名詞、なので、重さ(g)だったり、セロリ同様、stickが使われます。

ルバーブ10本(10 sticks of rhubarb)
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ただ、ルバーブの場合は、stickだけでなく、茎/stalkや茎/stemも用いられるんですよね〜。


じゃあ、同じように細長い野菜のネギはどうかっていうと、これは数えられる名詞。
リーク/ポロネギは、

リーク(大)1本(1 large leek)
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スプリングオニオン(アメリカではscallion)(ネギの一種で、島らっきょうを思わせる形状。アサツキのように使われる)は、

スプリングオニオン2本(2 spring onions)
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もっとも、スプリングオニオンは、メイン食材、というよりは、アサツキのように彩りとかアクセントに使われることが多いので、ざっくりとした分量で表現されることもよくあります。


e0038047_16312.jpg以下、余談。
かつて私がホームステイをしていたときのこと。
その家庭はミドルクラスで、そのせいか、週末のランチにたま〜にバゲットが出されることがありました。
まあ、バゲットといっても、本格的なそれではなく、工場生産されスーパーマーケットとかで売っている山崎製パンのようなもの。
で、イギリス人がバゲットを何と呼んでいるのかというと、
フレンチスティック/French stick
日本語にするとフランスの棒。日本でバゲットをフランスパンと呼ぶのと同じですね。
そして、日本と同様、フーディーになればなるほど、ワーキングクラスはフレンチスティックだけれど、ミドルクラスの場合はバゲットと呼ぶ傾向にあります。


そういえば、以前、バラ(ボロー)・マーケットのパン屋さんで、これをもじって
イングリッシュスティック/English stick
なるものを売っていたなぁ〜。
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というわけで、セロリの数え方は
stick → 本
と覚えてくださいね。

ではでは~!


〜〜過去の関連記事も併せてどうぞ
○英語でレシピを読む! ~単位 08:(小)枝~ → http://ricorice.exblog.jp/24613688/
○英語でレシピを読む! ~単位 09:房/束~ → http://ricorice.exblog.jp/24636494/
○英語でレシピを読む! ~単位 10:茎〜 → http://ricorice.exblog.jp/24658570/
○英語でレシピを読む! ~単位 01:大さじ小さじ~ → http://ricorice.exblog.jp/23158480/
○英語でレシピを読む! ~単位 06:山盛り~ → http://ricorice.exblog.jp/23902472/
○英語でレシピを読む! → http://ricorice.exblog.jp/i33/




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by ricoricex | 2017-01-03 00:00 | 英語でレシピを読む!

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当ブログではイギリスのクッカリーコースで学んだり、イギリスで食べ歩いたりして舌の記憶にある料理やお菓子を私なりの解釈で再構築したレシピもご紹介しています( → http://ricorice.exblog.jp/i18/)。
私のモットーは、“日本で手に入る身近な材料で、簡単に作る”。

ただでさえ、同じ食材でも味が違うので、イギリスと同じように再現する事は不可能に近いですし、嗜好も違うので、アレンジも必要になり、“日本で手に入る身近な材料”というのは、なかなか高いハードルです。
それでも、これならこうして、というのがあり、それは、
セルフレイジング・フラワー → 薄力粉 + ベーキングパウダー
ゴールデンシロップ → ハチミツ
だったりします。

クリスマス・プディングでも、本来はケンネ脂(英語ではsuet/スエット)を使うのですが、同じ油脂ということで、なんとかバターで代替。

そもそもケンネ脂って何かって?
すき焼きで使う白い脂肪のかたまりがあるでしょ、あれです。
腎臓のまわりについている脂で、単に牛脂と呼ばれたりもします。
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しかし、しかしですね、どうにも代替がきなかい、ってものがあります。
先のケンネ脂。バターだとどうにも味が決まらない!ってことが。
バターは入れることによって食感が軽くなるけれど、牛脂の場合は重くなる。
クリスマス・プディングのようにいろんなものと混ぜ込んで使う場合は、なんとか、なレベルですが、生地に使うとなると完全にお手上げ。
ケンネ脂を使うレシピの生地でバターにすると軽い食感になり(しかも当然ながら、分量が多ければ多いほど、比率が高ければ高いほど、食感がまったく変わってくる)、だからといってオリーブオイルやラードでは代用できず、やっぱり牛脂が欲しくなるんです。

そんなの、お店で簡単に買えるじゃん!なのですが、すき焼きなど肉料理に使うのであれば気にならないのですが、生地に使い、さらに甘いものに応用する、となると、抵抗があるんです、私。
そんなわけで、イギリスで買ってくるのが、乾燥のケンネ脂。
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このATORAのケンネ脂、パラパラの米粒状になっていて、扱いもラクチン。
生地を作る場合など、あらかじめ粒が細かいのでまんべんなく混ぜることができます。
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(裏面のレトロなイラストがgood!)

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(生地のかたまりともいえる、ダンプリングに使うことも多いので、先の裏面のレシピ&側面のイラストは、ダンプリング)


これ、原材料のほとんどは、当然、ケンネ脂。
ということは動物性脂肪。
でも、世の中がヘルシー志向に向かっていたり、ヴェジタリアンやヴィーガンが多かったりで、ちゃんとヴェジタリアン用も販売されているので、ご安心を。


というわけで、
suet → ケンネ脂
と覚えてくださいね。

ではでは~!


〜〜過去の関連記事も併せてどうぞ
○英語でレシピを読む! → http://ricorice.exblog.jp/i33/
○英語でレシピを読む! ~食材 01:セルフレイジング・フラワー~→ http://ricorice.exblog.jp/23273881/
○ゴールデンシロップ【Golden Syrup】 → http://ricorice.exblog.jp/5555290/
○<イギリス・レシピ> クリスマス・プディング【Christmas Pudding】 → http://ricorice.exblog.jp/23889715/
○イギリス・レシピ → http://ricorice.exblog.jp/i18/



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